この乗り物は『野猿』(ヤエン)という。猿が谷にかかった蔓を渡る姿から名付けられたとは言うが、どう見ても宙に浮かぶ夜鳴きそば屋台にしか見えん。自分の力でロープを引いて渡るんやが物理的にも自分の体重を移動するにはかなりの力を要する。野猿と聞くと東京郊外にあった某ホテルを思い出す。写真は十津川温泉の野猿。このおサルは帆波。
2/17(日) 店の商品で『お一人様一個限り』の品を買う時は、服を変え、眼鏡をかけ、マスクをして行く。念のためレジも変えて別のレジに並ぶのも大事。しかし今回は「こちらへどうぞ」とさっき買ったレジのおばちゃんに呼ばれた。まるで不正がバレたような緊張感が走る。しかし何で買い物ごときで手に汗握らにゃいけんのや。
18(月) 牧師会後の夕食は食べ放題/飲み放題の店。こんな時は必ず、「がんばってますね」「いい数値ですよ」「いやあご立派です」「大変よろしい」と言うクリニックのドクターの顔が浮かんでくる。これは試練や。ドクターの声と悪魔の囁きの狭間で闘う。でもその決着はとても簡単。「明日からまたがんばろっと」ちゅうことで。
19(火) 園児礼拝。今日、与えられたお題は『モーセの十戒』より「殺してはならない」。言わずもがな人を殺すことへの戒めゆえ、だとえばその筋のお兄ぃさんに「オイおめえら、人殺しはなんねえぞ」と語るならまだしも、3~5歳の幼児相手に教えたところでなあ。とにかく殺すなら最後まで食べましょう!とでも言っとくか。なんか違うな。
20(水) 広島社会館にて事業団サービス向上委員会。昼食に法事の精進落としかと思うほど豪華な弁当が出された。これも食い放題と同じく僕のウイークポイントのひとつ。食いかけた弁当は残せない主義なのである。子供のころから「食べ物は残すな」と教えられた教育の結果やな。「う~ん・・明日からまたがんばろう」ちゅうことで。
21(木) 腹部のCTスキャンを受ける。ところで僕は去年安いガン保険に入ったんやが、その保険の適用は4月以降に発見されたガンに対して。万が一、今ガンが発見された日にゃえらいこっちゃ。その時はドクターに「4月に見つけた」ってことにしてもらおうなどと考えながら検査台に横たわった。きっと腹黒い映像が映るやろ。
22(金) 帆波の彼氏がデートのあとで「遅くなってすみませんでした」と謝罪の挨拶をしてきた。詫びるのにさぞかし勇気がいったやろ。その姿は高校生時代の僕に似ている。自慢じゃないが「村田君となら安心や」と言われるほど僕は礼儀正しい男で通っていた。待てよ。それって見かたを変えると子供扱いされていたってことか!
23(土) 交通事故から一ヶ月半。桝田牧師は歩行のリハビリができるまで回復された。高齢でもあり、一時は枕元に身内を集める状態もあっただけに驚くべき回復力と言える。僕もやっと安心してジャーナルのネタでイジくれるってもんよ。この様子じゃ3/31のイースターまでに完全復活するかも知れん。くれぐれも復活し過ぎませんように。