死ぬまでに聞きたい鳥の声はコノハズク。今回、西表島でリュウキュウコノハズクの鳴き声を聞いた。鳴き声は少し違うが、それが一番嬉しかった出来事。それからリュウキュウイノシシも見た。檻の中やがカンムリワシにも会えた。観光名所にゃ興味が無い。生き物に出会うとそれだけで幸せ。
11/17(日) 石垣島の平真教会で説教奉仕。やはり気がかりなのは我がゲゲゲの教会のこと。周防教会の礼拝を任せた矢野牧師は、混乱したり、叫び出したり、泣き出したり、気を失ったりなどしていないだろうか?まあ今となっては思い悩んでも仕方あるめえ。後は野となれ山となれ。と思いながら川平湾のグラスボートに乗って眺めるサンゴの海底。あ!ウミガメ!
18(月) 石垣島を去って那覇空港へ。家族はここで山口に帰る。僕はこれから本島を旅する。那覇空港での分かれ際、「じいちゃんはね、これからもっと楽しい所に行くんだよ」と言うと、大泣きをして娘夫婦に両手を引っ張られながら去って行く孫を見送りつつ、レンタカーを借りに行く鬼爺。軽自動車を予約していたが普通車にグレードアップしてくれた。こりゃ幸先ええぞ。
19(火) 南部戦跡の沖縄平和祈念資料館へ。ここに来るのは何度目かな?来る度に様変わりしているような気もするが、戦争時の証言集を読むといつも泣けて仕方がない。修学旅行らしい高校生が試験にでも出されるのか、みんな一生懸命にメモを取っていた。「まだそんな教育をしてくれる学校もあるんやな」と嬉しくなる。体に妙な異変を感じ出したのはこの辺りから。
20(水) 幸先が良かったはずなんやが体調が今いち。もしかして風邪か?そう言えば足もむくんでいる。しかしここでダウンする訳にゆかん。辺野古を埋める土砂の搬出現場を通る。昨日高校生を見て嬉しくなったのに、その光景に落ち込む。反対住民が手を振ってくれた。こんな理不尽なことを平気で行なう国。やはり正気を失っている。この現状も生徒に見せるべきや。
21(木) やちむん(焼物)の里へ。「まらなた」というクリスチャンなら気付くであろう店に入る。店員さんに自己紹介をすると「そういう人が来たらサービスするように店主から言われています」と陶器を一つプレゼントして下さった。まるで隠れキリシタンの合図やな。ここに来たらクリスチャンであることを示そう。さて沖縄の旅もアッという間に終わり、大風邪を土産に帰山。
22(金) 亀の里ニュース&募金依頼書の発送作業。大川牧師の名言「今日が昨日ならええのになあ」(牧師会旅行の二日目にしみじみ語っておられた言葉)を借りると、「今日が先週ならええのになあ」と心の底から思う。しかし、風邪をひき、金銭感覚を失い、そのくせ体重が4kgも増えて帰った今、残る悔いと言えば、最後に空港食堂のソーキそばを食べ逃したこと。
23(土) まだ寝込むわけにはいかん。明後日から牧師会の1泊2日チンドン旅行が待っている。それを加えると今月は実に半分の14泊15日をよそで過ごすことになる。寝込むなら27日以降や。今のところ風邪薬を葛根湯で飲みながら無理やり症状を抑えているが。頭はボ~っとしたまま。いかん!下痢まで始まった!久しぶりに命を削りながら遊んでいる自分を感じる。