周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月17―23日

2008年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo キツネコ。リドが死んで間もないころ、天語が寂しさのあまりに友達んちのネコを借りてきた。それが思わず「お…おキツネ様の化身じゃ!」と平伏して、油揚げを供えたくなるようなキツネ顔の猫やった。NHKの人形劇『チロリン村とくるみの木』に出でいた「イタチのプー助」にもそっくりや!「そう!そう!」と思ったあんたは…50歳前後やな?

2/17(日) 最近『笑点』を見とらんなあ。日曜の夕方、ソファーに座ってテレビを見る至福の時。つまらない説教をしてしまい落ち込んだ時など、しばし現実逃避をさせてくれる。みなさんもつまらん説教を聴かされた後『笑点』でお口直しはいかが?え?すぐに忘れるからその必要はないって?

18(月) 牧師会の後、有志3人で岩国のスナックに行ってカラオケを歌った。ほんとに久しぶりや。思い出すことがある。あれは確か2年前のこと。夜中の1時過ぎまでスナックでカラオケを歌い盛り上がる若手牧師に混じって岡山好江牧師がいた。あの当時83歳。青春真っ盛りや。

19(火) 牧師数人で岡山牧師の遺品となった本をいただきに行く。ただ残念なことに行った連中が悪かった。本のレベルが高く、誰も手に取らないのだ。何巻もある全集を見ながら「死ぬまでに読めんなあ」などと辞退する牧師もおったが、それを言うなら「生きていても読めん」でしょ。

20(水) 大島教会の法務手続きを松本君(ブッチャケ君)に頼んだ。手際がええ。口は昔から達者やが法務局の職員に突っ込みを入れるタイミングも見事や。「大島や周防から謝礼など受け取れん」という気風(キップ)のよいところも感心する。まあ、こちらも謝礼出す余裕なんかないので言うてみただけやけどな。

21(木) 走野が県庁までフグ調理師免許の筆記試験を受けに行った。帰ってきて開口一番「簡単過ぎて気が抜けたでよ」などという。これに合格すると3月に実技試験。あなどるなよ。実技が勝負やぞ。それまで教会のみんなを相手に練習しなさい。父さんはお祈りだけしておいてあげる。

22(金) いまいちよく分からんのやが、在日米軍が頻発する兵士による犯罪に対して、今日を「反省の日」と定めて「外出禁止」にしたというニュースを見たんやけど…それはマジなのか?反省の日ねえ。外出禁止ねえ。確認するんやが、米兵ってのは小学生で構成されてたんやったっけ?

23(土) 朝から嵐のような強風が吹き荒れたかと思うと、夕方にピタリと止んで、今度は雪が降り出した。小雪が舞う中、大分から講師が車で来会。ようこそホーンテッドマンションのような周防教会へ!青年~中年~初老たちが集まって、にぎやかに今週末も不夜城の開城!開城~!


2月10―16日

2008年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_3 ここは『カモンワーフ』と名付けられた下関の港。関門海峡とCome on とをかけてるんやろ。隣にトラフグの競りで有名な唐戸市場があり、シロナガスクジラの見事な標本が展示してある海峡館(水族館)もある。対岸の『門司レトロ』には連絡船に乗れば5分。そこは映画「プルコギ」の舞台にもなった北九州や。ぼやけたモデルは僕の家族。

2/10(日) 去年の上関町長選挙の時はへこんだ。先日の大阪府知事選挙も故郷だけにガックリした。そして今回の岩国市長選挙で気分はドン底や。思えば最近選挙でスカッとした記憶が無い。そう言えば教団議長選挙の時も落ち込んだなあ。選挙アレルギーになってしまいそうや。しかし

11(月) ここでやる気まで失ってしまったらホンマに負けてしまう。保守化・右傾化の波にさらされるこの時代やからこそ、やる気だけは失わんようにせにゃ。こんな時は頭のスイッチを切り替えるため、とりあえず風呂入って芋食うて屁こいて寝るに限る。闘いはまだまだ続くからな。

12(火) 広島の山間部、甲山の温泉で教区初の『農』に関する集会が開かれた。「タオル,歯ブラシ,寝間着の持参を」という知らせで覚悟はしていたが、宿舎はまるでスキー場ロッジのごとく冷蔵庫さながらやった。まあそれはそれとして、米や野菜はもとより、ナシ,ブドウ,リンゴ,カキ,

13(水) クリに乳牛,その他…この教区にこんなに色んな農業従事者がおったんやな。それが分かっただけでも大きな収穫なのに、ここだけの話し、お茶を買おうと思って夜中に外に出て行ったんやが、300円しか入れてないのに9本も出してくれた自動販売機からも「大きな収穫」を得た。

14(木) 風呂ボイラーから熱い湯が出ん。牧師室のエアコンもおかしい。冷蔵庫も洗濯機もだましだまし使用。車もガタが出はじめた。讃美歌自動演奏器も修理中。牧師もだいぶ中古品化しているしなあ。でも品物なら修理はきくが、牧師の修理は難しいで。換えたくても引き取り先も無いしな。

15(金) 今朝は-5℃。脱衣場で裸になって失神しそうになっても、お湯につかると瞬時に生き返る。熱い湯ならこうはいかん。水で温度調節している間が辛い「うひ!あは!おへ!」と意味不明の言葉が飛び出る。ただ、ぬるま湯の場合は最初はええが後から寒くて出るに出られんようになるぞ。

16(土) あまり観ないのにこう言うのもおかしいが、落語家が主人公の連ドラ『ちりとてちん』が面白い。思うんやが、聖書も落語も同じ話を繰り返して語り継ぐ点においては実によく似ているのに、聖書の話しはちっとも面白くない。僕の場合は説教聴くより落語を聴く方が何倍も元気が出る。


2月3―9日

2008年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo ゆ~きやコンコ、あられやコンコ~♪ここは広島の中東部山間地帯。土曜の午後から降り始めた雪はあたり一面を雪景色に変えた。でもこの雪のせいで夜の特別集会を楽しみにしていた信徒が来れなくなったという。しかし僕の話を無理して聴きに来るよりゃ、ゆっくり風呂に入って、雪を見ながらコタツでうどんでもすすっといた方がええで。

2/3(日) 日曜の朝。50歳の朝。僕は雪見露天風呂にいる。これを極楽と言わずして何が極楽か。油木教会のおかげで楽しい体験と思い出を残せました。呼んでくださってありがとう!夜、周防に帰ったら青年達が僕の誕生祝いをするため待っててくれた。僕よりも先に飯を食いながらね。

4(月) 月曜がヒマな青年たち(ちなみに僕はいつでもヒマ)と一緒に広島名物ホルモンうどんを食べに行く。そのあと僕は尊(ミコト)を抱っこしながらショッピングモールの中をうろうろする。うちの子もこんな時があったなあ。今は大きくなるわ、親には逆らうわ。ガキが可愛いのは5歳までやで。

5(火) 食堂のおばちゃんが「何かありましたか…」と心配そうに尋ねてきた。帆波(ホナ)と走野と僕とでうどんの奪い合いをしていた騒ぎを見て、調理にトラブルがあったと勘違いされたのだ。前にも中華料理屋で「仲良く食べなさいね」と注意された。うちは食べ物を前にしたら親も子もなくなる。

6(水) 大島教会のおばあちゃんが転んで腰を痛めたと聞いて、入所ホームまでお見舞いに行く。先週、教会の帰りに車から降りぎわ尻もちをついたらしい。あきまへんで!そこまでやで!80代~102歳までの大島のジイちゃんバアちゃんに告ぐ!僕が代務牧師をしている間は他界厳禁です。

7(木) 夫婦どちらかが50才になれば二人2000円で映画が観れる。窓口で「あのう夫婦割引があると聞いて…」と告げると僕の年齢証明を求められた。念のため「夫婦である証明は?」と問うてみたら「いりません」とのこと。考えてみりゃ戸籍抄本以外で夫婦の証明をするのって…意外と難しい。

8(金) 4日連続の氷点下。今朝は-4.1℃。凍てつく中を、まず彩七(サイナ)が6時半に駅に向かう。次に天語(テンゴ)が7時半に学校へ。友佳(ユウカ)が8時半にチャリで出勤。最後は走野(ソウヤ)が9時半に店へ。僕は窓ガラス越しに子供らの出かける姿を見送るが、再びぬくい布団に潜り込む。不登校の帆波(ホナ)は爆睡中。

9(土) ドクターからの召喚メッセージが届いたので、今日おそるおそる病院に行く。「しばらくでしたね」と言われ、高い血圧数値と同時に情けない血糖値を告げられ、薬をパワーアップされ、次の受診を約束させられ、悪い知らせだけ携えてスゴスゴと帰る。受診する前までは幸せに暮らしていたのになあ。


1月27日―2月2日

2008年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 唇よ~熱く~君を語れ~♪は1980年にヒットした渡辺真知子の名曲。ひょんなことで唇をヤケドしてしまった。実はね、燃えるような口づけを交わしたんや。と言いたいとこやが、もっと別な深い理由がある。とにかくメッチャ熱かった。こんな唇でキスをせまられたら…逃げるしかないな。(場面をクリックしたらヒゲもなかなかキモいぜ)

1/27(日) 今日の大島教会の礼拝は大人子供合わせ15人以上の出席。冬期限定台所チャペルは満員御礼。最初から分かっていれば広い礼拝堂を使ったが、今から暖房しても間に合わん。だけど広い会堂でゆったり座るのと、狭い部屋でひしめき合うのと、同じ人数なのに断然狭い方が活気づくなあ。

28(月) 唇をヤケドしてしまった理由。今でもなんであんなことをしたのか自問自答を繰り返している。魔がさしたんやなあ。炒飯を作って皿に盛った時、フライパンの底に10粒ほどくっ付いてしまった。両手はふさがっている。そんな事したらあかんと思いながらも咄嗟に口で。結果は「ジュッ!」

29(火) 下関の水族館『海峡館』へ。間もなくフグ調理師の試験を受ける走野に100種類以上のフグ展示を見せるのが目的。フグの種類の識別も大事な問題や。もしも無事に合格した暁には、うちの家族よりも先に周防教会の皆様を最初の客として招待しますので、お覚悟…いやお楽しみに。

30(水) 帆波(ホナ)の夢は「嫌と言うほどたこ焼きを食べてみたい」で、天語は「嫌と言うほどヤクルトを飲んでみたい」だそうな。自分の力でいつかきっと叶えなさい。ちなみに僕の夢は「嫌と言うほど日清焼きそばを食べてみたい」やった。その夢は24歳の夏に叶えた。もちろん自分の力でや。

31(木) 先週24日の夜、リド(猫)を教会の庭に埋葬。その時、僕たち夫婦は留守やった。目撃者の話によると「闇の中、教会の庭で号泣している子供らの姿」があったという。そして運悪くその時、相談客が来会。初めて来た教会でその異様な光景を見たわけや。普通の神経やったら…どん引きやろ。

1(金) 深夜、激しい腹痛に見まわれる。昨夜、青年らと行った居酒屋で食べ過ぎたようや。便器に顔を突っ込み、なさけない格好で胃液に染まったゲロを吐いたらスーッと楽になった。吐くという行為は偉大なり。胃のモヤモヤも、心のモヤモヤも、吐けば楽になる。教会は心の便器たるべし。

2(土) 今日は広島の山間部にある教会の特別集会。講師の依頼を受けたのは去年やったが、その時「どうせあちこち講師を探したけれど全部断られた末に僕なんでしょ?」と尋ねた。まさか「はい」という返事が返ってくるとは思わんかったが「ありがたく、喜んで」お引き受けいたしました。