周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

11月23―29日

2014年11月30日 | 日記

尾道で見つけた『猫の小径』。たしかに径のあちこちに猫がいて、ほとんどの猫が無防備に寝転んでいる。よほど居心地がええのやろ。猫好きにはたまらん径かも知れんが、おそらく夜ともなると一転して狐狸妖怪が出そうなほど不気味な径になることやろな。うう・・夜来てみたい!そして狐狸妖怪に騙されたい。夜の蝶でもええ。

 

 

 

 

11/23(日) 知る人ぞ知る、あの『劇団のんた』の芝居がなんと無料で観られるとのことで岩国市民館に出かけた。駐車券までが無料。サービス良過ぎや。なんか魂胆があるのか?外国人が日本に漂流してきて大騒動という劇。面白い芝居やったがこれって米軍を意識してか?基地がある町で暮らすとどうしても疑り深くなる。

24(月) 下松&柳井教会が主催する教会学校イベントに参加した。最近は体力もめっきり低下して、本音は家でのんびりしていたかったんやが、開催地が地元でもあるし渋々参加する。相撲を取り合い、焼肉を奪い合い、チビどもをからかいながら半日を過ごすうちに、若かった時代が懐かしくよみがえった。来年も企画してね。

25(火) 亀の里募金依頼書の発送作業に分区内の有志が集まってくださった。少し残念なのは、ほぼ全員が指をペロッとなめながら趣意書を数えたり封筒に入れたりする年齢の方々ばかり。こうして奉仕者たちの間接キス付き封筒が全国に配られる。でもそこには熱い思いが込められとる!運よく受け取った人は宜しく。

26(水) 料理中にコンロの火が服に引火するという事故が多発していると聞いて、明日誕生日を迎える大阪の母に防火割烹着を送った。とにかくそそっかしい母なので事故は大いに考えられる。問題はそれを着忘れるのではないかということ。おそらく80%の確率で忘れるやろなあ。やっぱ消火器にすりゃ良かったかなあ。

27(木) 自分の夫をポリ公などと呼ぶ不謹慎な駐在夫人が遠路はるばる来会。もちろん珠実のことです。娘の穂なみも同行。ポリ公はお仕事。そのポリ公は僕が牧師になって最初の洗礼者という栄誉あるポリ公。今は畳回しに命をかけているというポリ公。こういう警察官ばかりならば日本の安泰は保障されるというポリ公。

28(金) ゆうべはポリ夫人らにも手伝ってもらいツリーを出した。世間ではもうとっくにクリスマスシーズンが始まっているが、教会ではアドベント(クリスマスの4週前)が来るまで待っている。飾り付けが遅い分、片付けも遅く(どういう脈絡や)、春までツリーが出しっぱなしという事も。てなわけで珠さん、また片付けに来てね。

29(土) 明日は三次教会との交換講壇の日。信徒に耳が不自由な方がおられるということなので二十数年ぶりで説教のフル原稿を準備した。原稿は後々まで残るから注意せにゃ。自分が語ったことに責任を持たねばならんからな。あんた・・普段どんなこと語っているのかって?もちろん聞き捨てならぬことばかりですいね。


11月16―22日

2014年11月23日 | 日記

 紅葉・・ではなくこれは黄葉。家の中に居て観賞できるのはありがたいが、大量の落ち葉が毎年教会の樋を詰まらせる。ゆえに階段の手すりの上に立って樋に手を突っ込んで取り除かなくてはならない。子供のころから高い所が好きでよかった。ここから落ちたら痛いじゃ済まんやろなあ。でもこのスリルがまたたまらんのよね。

 

 

11/16(日) 僕が周防に来た頃の事。天神祭りが近づくと紙垂(シデ)が付けられた縄が家々を取り囲むように張られていたが教会の前だけその縄が途切れていた。遠慮されたのかもしれない。それともキリストさんを避けたのか?あれから三十数年。昨日今日と妻は祭りの手伝いへ行った。僕も来年は露店でも出そかな。

17(月) 尾道にて教区の牧師研修会。そこで教団総会の議場でおきた衝撃的な事実を知らされた。特定の議員に配られたメモの存在や。そこには「選挙投票時の議員指定名」「各議案に対する賛否の指示」「くれぐれもこのメモを他人に知られず極秘に」という注意書き。それがバレたんか。あんたらもっと注意せにゃ。

18(火) この研修会で最も重要なプログラム(ソフトボール)の時間に僕は抜けて広島に行かねばならなかった。年一度の広島女学院高校の授業である。もっとも約束を重複させてしまったのは僕のミスや。帰ってから結果を聞いたら今年も山口が勝ったらしい。いやあ~ここは負けてほしかったなあ。僕の存在意味が薄れるやん。

19(水) 研修会終了後「まだ帰りたくない」と某牧師が訴えた。僕もこの町をゆっくり見たことがなかったので観光することにする。大林監督映画の尾道三部作で名をはせた町だけあってなかなか風情がある。でも観光客はカップルだらけ。さしずめ親父三人、尾道三不細工ちゅうとこか。我ながらうまいこと言うなあ。

20(木) 明朝、締め切りの原稿がまだ煮詰まっとらん。そういえば時たま「煮詰まる」を「考えがまとまらず飽和状態になった状況」と解釈する人がおる。たぶん煮過ぎた料理をイメージしたんやろがそれは間違い。考えを出し切り結論に入る時に用いるのです。こんな薀蓄ばっかり言うとるから自分の原稿が煮詰まらんのや。

21(金) 教区事務所で印刷をしていたらどうも機械の調子が悪い。職員の久美ちゃんが「さっきまで調子良かったんですけどねえ・・・カマイタチかも知れませんよ」と。ピクッ!あんた・・・ジャーナル読んだね?だったらもうちょっと書かせていただきますよ。「鎌鼬(カマイタチ)は三位一体」と書いたが、岐阜県の山間部あたりで

22(土) 鎌鼬は「三人の神」と考えられていた。一人目が相手の気を引き、二人目が切り付け、三人目が薬を付けて去るという、まるで立木大和級の三位一体攻撃(知る人ぞ知る)をする妖怪。気付いたらケガをしていたというのが特徴。よくキリスト教界で言われるところの三位一体よりも、ず~っと分かり易くてええでしょ?

※すんまへん。三位一体攻撃は寺堂院高校の八木沢三姉妹でした。きっと師匠は鎌鼬やったんやと思います。


11月9―15日

2014年11月16日 | 日記

横綱鶴竜に敗れて心なしかションボリした姿で花道を退場する逸ノ城。怪物とまで評されたモンゴル遊牧民出身の力士。彼の親はええ息子を持ったなあ。実は僕には壮大な野心がある。角ちゃんの息子の昇平を柔道から相撲に変更させる計画や。十両に上がれば月給百万。角田夫婦も安泰やし。僕にも小遣いくれる筈やし。

 

 

11/9(日) 役員会のため大島教会へ。沿道に何やら人が大勢出ている。今日はサザンセト・ロングライドと言って柳井をスタートし大島を回る自転車レースらしい。往復で150km。大島をグルッと一周するという。ちなみにバイクで一周したらケツの感覚がほぼ無くなる。とにかくご苦労さんです。おしりをお大事に。

10(月) 下松教会にて牧師会。なんと10分も遅刻してしまった。玖珂から下松までは30~35分あれば着く。それが45分もかかった。渋滞も工事も無かったのになんで?もちろんいつもの道。これは大きな謎や。色々考えたが結局事件は迷宮入りとなる。僕はこういうのってスッキリするまで気持ちが悪い性分です。

11(火) 下手さんちに書類を持って行って渡そうとしたら血だらけ。知らぬ間に右手の親指が切れていた。昨日は知らぬ間に左腕が切れていたぞ。そうか!そういう訳やったんか!これで昨日の迷宮が解けた。犯人は鎌鼬(カマイタチ)や。知らぬ間に鎌鼬に憑りつかれていたんやな。くわばらくわばら。でもこれでスッキリした。

12(水) なぜ鎌鼬でスッキリかって?それはまた別の機会に説明するとして、今日はねむの家でサービス向上委員会。益田まで国道187号線をひたすら北上する。山間を川に沿って走る片道二時間半のコースは僕のお気に入り。紅葉もぼちぼち始まっている。なぜ鎌鼬かって?しつこいなあ。それは鎌鼬やからや。

13(木) 九州は博多へ。片道約250キロはなかなかしんどいが、高速道路代をケチって一般道を走って行った。目的は大相撲九州場所6日目観戦。今年も香住の新堀牧師に袖の下を手渡して九州教区事務所の駐車場を予約しておいたら、「相撲協会・村田様」と貼り紙をしたコーンが用意されていた。ごっつぁんです。

14(金) 朝八時半から入場して午後六時の打ち止めまで大相撲を観戦。自分で勝手に摂取解禁をして今回も「幕内取組を観戦しながら心置きなく幕内弁当を食べるぞ!」と楽しみにしていたが、お菓子を食い過ぎて果たせんかった。折しも今日は世界糖尿病デー。力士諸君!君らも気をつけたまえ。特に引退後はな。

15(土) 朝、柳井のケイちゃんから電話「バザーに来ないの?」。時計を見たら十時や。目覚ましをかけなくても充分起きられると思っていたが泥のように眠ってしまっていたらしい。今週は運転ばかりしとったからなあ。え?鎌鼬の件?あのな、鎌鼬というのは三位一体の妖怪。キリスト教は三位一体やろ?とにかくおしまい。


11月2―8日

2014年11月09日 | 日記

夏に広島を襲った豪雨はここ岩国にも爪あとを残した。4教会の共同納骨堂がある墓地の一角が大きく崩れ落ちている。もともと山の斜面を利用した場所ゆえ、未だ手が付けられない状態。ビニールシートの下では墓石と墓石が重なり、遺灰と遺灰が混ざっている。でも死者の魂たちは案外喜んでいたりして。罰当たりですか?

 

 

11/2(日) 真夜中1時の大島教会に忍び込みビールサーバーを持って逃げたのは僕です。注:「持って逃げる」とは「持って行く」の方言。先月ここで牧師会をした時に置いて帰ったのを今になって引き上げに来たわけ。今日は永眠者記念日。サーバーを横に置いて礼拝するのはちょっとねぇ。周防教会だけにしてもらいたい。

3(月) やぼ用で書記の太作ちゃんに電話。先週の教団総会のようすを聴こうと思ったがやめた。理由は土~日と、僕にしては珍しくドタマに来ることが続いたから。注:「ドタマに来る」とは「頭に来る」の最上級。その怒りが未だ鎮まっていない状態で総会の話なんぞ聴いた日にゃ血管が切れてしまいかねんからな。

4(火) この度の『亀の里ニュース』編集作業は無理言ってベムベラ夫婦に依頼したが、もうほとんど入稿しても良い状態にまで完成している。すご!いつも仕事が早いねえ。牧師って、み~んな仕事が遅いというイメージがあるがこの二人は別格。ありがとね。でも、もったいない。なんで牧師になんかなったんかねえ。

5(水) 今黙々と読み進めている動物小説やが、作品のほとんどが五十年近く昔に書かれた(訳された)本やから懐かしくってしょうがない。何が懐かしいかってあんた、いわゆる不快語・差別語が満載やからや。しかし時代は変わり今ではこのような表現はことごとく削除されちまった。で、それで問題は解決したんかね?

6(木) 用事のついでに立ち寄った酒屋で獺祭を見つけた。誰かにあげるわけでなし。うちで飲むわけでもなし。全国的に入手が困難な日本酒というだけの理由でとりあえず買ってしまった。てなわけで今うちには、いつか誰かに自慢する日を待っている、5種類5本の誰も飲まない獺祭のストックが無意味に並んどる。

7(金) 今年も岩国幼稚園児が亀の里訪問に来た。まずは歓迎。急に戸を開けて「ガオー!」と驚かせてやった。全身に快感がほとばしる。以前、柳井の幼稚園で指に釘が刺さって血が流れているように見えるサンタを演じて驚かせてやったら、数名が泣き出してしまいクリスマス会がワヤになった。その時に似た快感や。

8(土) 共同墓地掃除へ。納骨堂を開けた時、目に止まったのは小さな黒いクモ。もしやセアカゴケグモ?まさかクロゴケグモではあるまいな!緊張が走る。捕まえたら違っていた。持って帰って詳しく調べたかったが昆虫ケースは車ん中。高齢者をして「死なんと行けん」とまで言わしめた急坂の上の墓地。往復する元気はない。


10月26日―11月1日

2014年11月02日 | 日記

誰でも記憶にあるはず。教科書への落書き。おでこを見るまで何の落書きか分からんかった。ポンデライオンらしい。高3の末っ子の教科書や。世が世ならマルクス主義者から糾弾されるぞ。ちなみに僕が高3の時は、関西人としては残念なくらいにベタやけど、灯篭流しをするためにかがんでいる人のお尻に「プー」と書いた。

 

 

10/26(日) 市議会選挙投票日。市長選しかり、県議会選しかり、衆参両院選もしかりしかり。今までに僕が投票した候補者で当選した人はほとんどいない。今回もご本人には申し訳ないが「あかんやろなあ」と思っていたのに何と見事に当選!落選者と6票差。僕がスピーチをせんかったのが良かったんやろな。

27(月) 今日から彩七と赤子がうちで療養をすることになった。モンゴル人力士の逸ノ城の面影は残っているものの、今ではむしろ朝青龍に似はじめた赤子。そして彩七は僕がスキを見て空中一回転(うちの子らが赤子時代に全員受けた洗礼)をするのではないかと警戒している。大丈夫。もうちょっと大きくなってからや。

28(火) 国病へ知人のお見舞いに行った。たまたま来られていた知人の友人が9階から下を見て「あれは何を建てているのですか?」と質問されたのが命取り!「この場所は以前、愛宕山という鎮守の山でして・・」から始まり、アジア最大の米軍基地が出来るという岩国悲劇の一席を長々と「お見舞い」してしまった。

29(水) 次の紙芝居の仕入れに柳美幼稚園へ。紙芝居の棚の前で座り込んで色々と物色していたが、園児礼拝でのお話に用いるのが目的なのに聖書物語で使える作品のほとんどが子供向きではない。あれこれ見ていてふと思った。これを大人の礼拝で使うことはできんかな?実行するのではないかと思う自分が怖い。

30(木) プリペイドカードを常に満額にしておかないと安心しないという変なこだわりが僕にはある。減れば足す、減れば足すを繰り返している内に気付いたんやが、微々たるポイントこそ付くけれど、これって常に現金で払っているのと同じことではないか。確かにそうや!なぜか妙に納得して気分がスッキリしたのでした。

31(金) 時代劇『柘榴坂の仇討』を観に行く。ポップコーンを買って席に着いたのはええが周囲をお客に囲まれてしまった。席は他にもいっぱい空いてるがな。もっと散らばって座れよ!静かな映画ゆえ食べどころがない。立ち回りシーンでポリポリ。居酒屋シーンでカリカリ。市街地シーンでボソボソ。食べた気が全くせんぞ。

1(土) 風呂屋に行くと僕は必ずゴミ箱をあさって髭剃りを見つけて使うという話を、赤ん坊を見に来た彩七の義理の母に話したら、どん引きされてしまったかも。僕としては「それは賢いですね」と感心される計算やったんやが、どうもそんな雰囲気ではない。おかしいなあ。うちの教会の連中なら共感してくれるんやがなあ。