真冬に載せるのもなんやが、去年の夏、吉祥寺にあるこんな店に行った。たしか『幽霊酒場』やったかな?手錠をかけられて牢屋に案内される監獄居酒屋にも行ったことがあるが、この店では棺桶に入って弔ってくれる体験ができる。僕もやりたかったが、女子大生らしき一行の葬儀が先約なのであきらめた。次の機会があったら弔ってもらいたい。
1/24(日) 記録的な大雪予報に反して玖珂の雪は少なかった。でも気温は-6℃まで下がり、道路は「走りごろ」に凍結したのでスタッドレスタイヤの感触を確かめるためイソイソと出かける。世界は僕だけになったのかと思うほど人っ子ひとりいない。それもそのはず。草木も眠る丑三つ時に雪道走って喜ぶ人間なんざ、そうざらにはおらんやろ。
25(月) 水は出るけれど温水器が凍ってしまいお湯が出ない。手が切れそうな冷たさ(水で手を切った人に僕は未だかつて会ったことはないが)。思えばまだ温水器など無かった時代、朝起きて顔を洗うのには勇気が要った。布団から出るにも勇気が要った。着替えるにも勇気が要った。昔の冬の朝は勇気無き者は起きれんかった!んなアホな。
26(火) 子供の頃に観た映画『野生のエルザ』はとても印象的やった。しかし今読んでいる『世界動物文学』でエルザの著者夫婦のイメージが一変。いくらハンティング全盛期とは言え、こいつらライオンも象も他の色んな野生動物までも撃ちまくっとるがな!夫婦してトンデモ人間やで!許せん奴らやが、僕もそんな時代に生きたかったかも。
27(水) 一体この教会には何個ほど時計があるねん。数えてみると、牧師室に4個。礼拝堂に3個。和室に2個。トイレに1個。屋外に2個。その中で正しい時刻を指しているであろう時計は牧師室の電波時計のみ。他は周防の連中みたいに好き勝手な時刻を表示しとる。今日、よりによって最も遅れた時計を見て出発し、危うく約束に遅れるとこやった。
28(木) 教団年鑑を調べていて気がついた。教師名簿の住所欄で四角印が付いている人は「本人の希望により不掲載」ということらしい。結構な数おるで。僕のよく知っている人までおる。なんでやろ?最初に思いつくのが「サラ金のがれ」。次に「渦巻く愛憎問題」。よもや「闇の仕事人なのか?」。単に「ほっといてくれ!」かな。僕も四角印にしよかな。
29(金) ついに部分入れ歯が入った。これで僕も爺の仲間入りか!でもさすがにこの歳でポリデントを買うのは恥ずかしい。店員に「父に部分入れ歯のケア用品を買ってくるよう頼まれて」と話し、より信憑性を持たせるため父に確認の電話をする(僕の親父はもう死んでるので)フリをする。でも電話のフリしている最中に着信があったらアワワワやで。
30(土) ん?待てよ。よく考えてみれば僕は100万円近くも得したということになる。これは莫大な臨時収入ではないか。本来ならばインプラントにした方が良いところを部分入れ歯にしたんやから、空前の節約を果たしたというわけや。ただ、ここでひとつだけ疑問が残る。どこを探しても、その「浮いた100万円」ちゅうのが見当たらんのやけど・・・。