周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

11月17―23日

2013年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 突然祈り出した福ちゃんにさすがの僕も驚いた。十両取り組みで千代丸の必勝祈願だそうな。しかし祈り空しく千代丸は敗れた。「僕の祈りが悪かった」と、しきりに嘆く福ちゃん。そして次の千代鳳の時はゲンが悪いからと祈らなかったら見事勝利。大相撲を観戦するよりも隣で一喜一憂している福ちゃんを観ている方が断然おもしろい。

11/17(日) 天語が太鼓をたたいていることは知っていたが、今日初めて短大の学園祭でそれを観た。最後の代表挨拶で感極まる天語。まさか親への感謝まで語るとは思わんかった。先にそれを言えよ。寒風吹きすさぶ屋外演奏やったので、さっきあまりの寒さに舞台の天語に「寒いから早よ終われ!」と叫んでしもたがな。

18(月) 今日から松江で教区の牧師研修会。山陽は晴れていい天気やったのに、山を越えて山陰に近づくにつれ雲が垂れ込め雪まで舞う。「これが冬の山陰ですよ」と地元の鎌ちゃんが得意気に語る。出雲の神さんが怪しげな耶蘇集団を威嚇したのか、夜には風神が雷神を呼んだ。どうすんねん明日のソフトボール。

19(火) ソフトボールの中止が決まった瞬間から心はゲゲゲ。水木記念館に向かう。同行者を募ったが集まったのは福ちゃんと中山先生だけとは。みんな夢が無いなあ。なんとなくねずみ男と猫娘を連れて歩くような感じやが、きっと妖怪さんが三人を招いてくれたに違いない。着ぐるみさんとの記念写メも撮れたし。満足満足。

20(水) 研修を終えて帰路につく。冬用装備をしていなかったので松江自動車道をおろされ一般道へ。出雲大社ではなく、ゲゲゲに行ったから神さんが怒っておられるのかもしれん。でもなんと言っても一番恐いのは聖書の神さんやな。その神さんの信者たちが裁き合うとる。許してなんぼのキリスト教がすっかり鬼神と化しとるぞ。

21(木) 九州教区事務所に到着したのは夕方。駐車場に車を停め、九州教区を代表した書記長の新堀牧師がお出迎え下さった。西中国教区代表は僕と福ちゃん。三人で近くの居酒屋にて参謀会議。マンボウの天ぷらとハリハリ鍋はなかなか旨かった。明日は教団を代表して福岡国際センターに行くことになっている。

22(金) となりにいる福ちゃんの興奮には及ばないが福岡国際センターには活気がみなぎっていた。眼前の巨漢を見ると「ここでは病気のことを忘れて、なんでも好きなものを好きなだけ食べにゃ」という気分になってしまう。そして目的の一つ『幕の内の取り組みを観ながら幕の内弁当を食べるミッション』も遂行。満足満足。

23(土) 午前様で戻った玖珂は氷点下の町やった。寝る前に昨日録画した大相撲を観る。目的はただひとつ。全国放送に自分が映っていないかをチェックするため。調べると、なんと6回も出演していたのはええが全て福ちゃんだけ!主任を差し置いて無礼な奴や。こんな時、座高が高いと得なんやなあ。けど、超悔しい~。


11月10―16日

2013年11月17日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 中学生の頃、叔父さんに連れられて京都の高雄へ紅葉見物に行った。でも僕には紅葉よりも、あちこちに掲げられた『もみじ天ぷら』という旗の方が気になって仕方がなかった。今思うと何のことはない。もみじの葉を天ぷらにしただけの物。美しい紅葉の京都を歩きたいな。出来れば舞妓さんと。写真は錦帯橋・吉香公園のハゼ科の木。

11/10(日) 永眠者記念礼拝。会堂は折りたたみ椅子を出すほどのにぎわい。以前韓国から来た客が「私の教会は小さくて300名ほどです」と恥ずかしそうに言っていたのを思い出す。今日のうちの出席者数は大人子供で30名。なんと普段の倍。300で小さいならばこれをなんと称しますか?うちでは満員御礼と称します。

11(月) ボス親娘と福ちゃんとでデカマル君に蕎麦を食べに行った。デカマル君とは巨大水車のこと。ここの手打ち蕎麦はなかなか美味。せせらぎの上に建てられた食堂の床の隙間からは川の流れが見えて京都貴船の川床の食事処とまではゆかんが良い風情。まだストーブの出ていないこの季節、ちょっとした我慢大会やが。

12(火) 今年も広島女学院高校でキリスト教の話をする日がやってきた。かれこれ10年以上担当している。帰りにふと思った。教会で毎週15分程度の説教を30年以上も語っている。ざっと計算すると22500分。375時間にも上る計算。語るも語ったり!でも話す側で良かったわい。聞く側に立ったら、たまったもんやない。

13(水) 大島大橋を渡る手前に地元の物産商店がある。いつも売り切れの瀬戸貝ご飯が今日は運良く買えた。昼下がりの海岸で福ちゃんと食べる。瀬戸貝とは地方名。実はイガイのこと。こいつが海中でわらわらと足糸を出している写真をこっそり商店に貼っておきたい。たぶんいつ行っても買えるようになる気がする。

14(木) 右上の奥歯のブリッジが外れて久しいが、今度は左下の銀の詰め物まで外れてしまった。ポッカリ空いた穴に食べ物が入り込む。歯医者に行くのは嫌やから接着剤でくっつけてみたら、これが意外と大成功。こんなことならブリッジも接着しておけばよかったなあ。でもよい子はマネしない方がいいような気がするぞ。

15(金) そう言えば去年のこの時期、毎日カーステレオでハレルヤコーラスの練習をしていたなあ。娘たちからは「ハレルヤ父さん」などと呼ばれていた。もちろん揶揄である。今日、久しぶりに車のCDで歌った。去年のコンサートの興奮が蘇ってくる。思わず涙まで出てきた。帰ったらDVDを観て心ゆくまで泣いたんねん。

16(土) スーツを着た彩七の彼氏が言った「結婚させてください」。僕は応えた「許さん」。しかし二人には大した動揺はなかったみたいや。どうせ反対されても結婚するんやろ。ま、僕としては、とりあえず一度反対しておいたら場が盛り上がるような気がしたし、ダメと言われた時の反応も楽しみにしていたんやが。おめでとう。


11月3―9日

2013年11月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 生物好きの僕にとって、またとない場面に巡り合った。ヒキガエルがミミズをまさに呑みこまんとしている。冬眠前の最後の腹ごしらえか?餌食にならんとしているのは30cmをこえるシーボルトミミズに違いない。最後まで観ていたかったが、集会前でもあるし、こちらも腹が減っていたのであきらめた。ヒキちゃん。残さず最後まで食べるんよ。

11/3(日) 全ては「知ってますか?」とのベムからの電話で始まった。今夜楽天が優勝すれば星野監督の背番号77%オフの大バーゲンが始まるらしい。慌ててパソコンを開いたら何たること、確かにエゲツナイ価格での特売が予定されている。ただ一つだけ問題は「いつもニコニコ現金払い」が身上の僕が一番苦手なクレ

4(月) ジットカード決済。しかし阪神の優勝時はおろか、広島が優勝した時ですらこんなバーゲンの恩恵にはあずかれんかったぞ。えーい、ここぞ!と買いも買ったり13点。後でふりかえってみると安いという理由だけでロクな商品を買っとらん。人間欲に目がくらんだら簡単に理性を無くすんやな。これも全てベムのせいや。

5(火) 福ちゃんを連れて三丘温泉へ。リフトバスで行ったら見知らぬオッサンがしげしげとバスを見ながら色々と質問をしてきた。そして極めつけは、どうやら福ちゃんが施設利用者にでも見えたんやろか、僕にねぎらいの言葉をかけて下さった。ありがとう。分かってくれますかオッサン!実は彼はそういう福ちゃんなんです。

6(水) やってくれましたね官九郎。まさかこの僕が「わき毛ボウボウ、自由の女神」という吉本レベルのくだらないギャグで泣かされてしまうとは。カンヌ映画祭でもフランス人の二人に一人が泣いたということらしいが、分かってくれますかフランス人!今の日本社会を痛烈に風刺した『謝罪の王様』。分かる人には分かる。

7(木) 優勝セールで不正があったらしい。20店舗ほどが元々安い商品に高い定価を付け、いかにも大幅値引きをしたような価格で売りさばいていたという。あこぎなことを、と憤慨したが僕には実害が無さそう。でも考えたら実害を受けた方が因縁つけて、あわよくばタダで手に入れることも・・・。欲はとどまることを知らない。

8(金) 昨日今日と開かれた、うちの教区の某委員会主催のカルト問題対策会に700万人もの参加者が集まって研修を深めた。この国に巣食うカルト団体もいよいよ年貢の納め時やな。特に次世代を担う若い牧師が参加してくれたのが頼もしい。少し誤字があったような気もするけれど、数を誤魔化すのもカルトの常とう手段。

9(土) 共同墓地の掃除に行く。墓地の正面にある石版の裏表には地区4教会の信徒や牧師、計百名以上の名前が刻まれている。生前交流をもった懐かしい方々の名前も多い。その石版ももうすぐいっぱいになってしまう。残り先着7名様。今なら77%引き・・・。こんな場面でついふざけてしまう僕は、そういう牧ちゃんです。


10月27日―11月2日

2013年11月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo娘の彩七が僕の左足親指に描いためかり。大好きだった『あまちゃん』が終わって、今は『ごちそうさん』をぼそぼそ観ている。主人公の親父の演技は大時代的で観てられなかったのに何故か共感してしまう。それがまた悔しい。ドラマを観ていない人には何のことやら分からんやろが、そんなこと知っちゃいねえ。とにかく何やこの気分は!

10/27(日) 下松教会へパイプオルガンコンサートを聴きに行く。予想はしていたが最初の曲と最後の曲以外は夢の中やった。バッハよりも、いつか荒井由実の『翳りゆく部屋』をパイプオルガンで生で聴いてみたい・・というのが僕の夢。その後みんなですき家へ。この中の多くはおそらくオルガンよりも牛丼が目当て。

28(月) 先週の月曜「スッキリしない」と書いたが、今日その原因の一つでもある大きな出来事があった。今まで色んな客や相談者と面談をして来たが、言うまでもなく相手の目を見て話をするのが大原則。しかし彩七が連れてきた客と僕はまともに目が合わせられない。自分でも理由が分からない。まるで三文ドラマのように

29(火) 固まった。僕が現れるまで着座を勧めても座らなかったという今時にしては珍しい誠実な青年やった。手土産の菓子も大変うまかった。先週牧師会で「もし、祈が結婚相手を連れてきたらどうする?」と大川牧師に尋ねたらこんな回答。「そりゃあ殴る」。期待通りの返事やな。模範的な三文役者や。気をつけろよ、祈。

30(水) 悲しいくらいに固まっている。苦情を言いたかったが今回は我慢することにした。せっかく注文した鍋焼きうどんの命と言っても過言ではない卵が固くゆでられて出てきたのである。半熟よりもやや柔らかい仕上げでこそ鍋焼きうどんが成立する。文句が言えなかった理由は先日固まった自分を思い出してしまったから。

31(木) 虎さんの本こと『白色山塊』を読み終えた。何という読後感よ。すごいな戸川幸夫。これだけの動物文学を書ける作家はもう現れまい。後から読み始めた『ウェインカムイの爪』(熊谷達也)が三文小説としか思えない。ただ熊谷の『邂逅の森』は傑作なのでお奨め。ううう・・・無性に猛獣と対決したくなってきたぞ。

1(金) クリニックでまた褒められたので今日はお菓子の解禁日。机の前にズラリと並べて片っ端から食べた。そばにいた福ちゃんにもあげようかと思ったが、僕の本能が「おいしいのはやるな」と呼びかけるので素直に従って隠しておいた。だってこれは彩七の彼氏の土産。かと言って食い物くらいでOKなんか僕は出さんぞ!

2(土) ハヤブサのDNAが猛禽類ではなくスズメやインコと同じ種類と判明したのは今年の春。『みにくいアヒルの子』の逆版やな。だがハヤブサや白鳥が上で、スズメやアヒルは下なんて思う人間の感覚の方が問題。誰が誰の末裔とかは天皇の系図とマタイ伝の中だけに留めておきゃええんや。ちょっとだけスッキリしてきたかも。