周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月17―23日

2019年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム

僕の甲状腺腫瘍が悪性でないようにとの願いを込め、小5の芽生(メイ)がメイビームを送ってくれていた。かわいいやっちゃ。褒美にまたお前の好物の回転寿司を食いに連れてってやるぞ。以前連れて行ってやった時に「ええか、20皿食わんと帰さんぞ」と言ったら結構マジでビビっていたのを思い出す。角田一家の末っ子。今年のキャンプは途中で帰るなよ!

 

2/17(日) 仕事を終えて午前2時に寝床に入ったところで思い出した。「あっ!作っとらん」。分区年度協議会で提出する書類を作り忘れとった。一度入った床を出る辛さを久しぶりに味わうことになる。作成&印刷の作業を終えて、再び床に入ったのは午前4時。でもよくぞ思い出したもんや。危うく分区長の麻ちゃんにどやされるとこやった。恐い恐い姉ちゃんやからな。

 

18(月) 油断は禁物。大島の町を歩きながら連発屁が出た。めったにない見事な連発で、10m四方にも轟く音量。誰も居ない生け垣が続く道やったので遠慮なく連屁って歩いていたら、生け垣の向こうでスクッと立ち上がった爺さんが(何の音か?)という驚き顔で僕を見た。お爺さん、今のは世にも珍しい連発屁と言います。冥途の土産にしていただけると幸いです。

 

19(火) 今日は大島教会の役員会。いつものように観光センターで『うずしお母さん弁当』を買う。この弁当はとても人気があって、たいてい午前中には売り切れているが、今日は朝から本降りの雨。やった!予想どおりまだ残っていた。弁当と言えば沖縄のオフィス街で路上販売されている弁当が美味い。24日はいよいよ県民投票。ンジクィミソーレ!(行ってね!)

 

20(水) 保育園の礼拝。ホールに入ると大きな雛人形が飾られていた。どなたかが寄贈されたとか。これだけの立派な雛壇「僕なら・・・売るけどなあ」と言ったら、さすがに園児たちは無反応やったが、先生たちの呆れ顔が視線の端に入った。いやいや、勘違いしないでくださいよ。全ての牧師がそんなこと言うわけではありませんから。(心の中でそう思ってはいてもな)

 

21(木) 今日はうちで事業団サービス向上委員会が開かれた。どこの施設も人手不足が深刻で、社会館では園児数を減らして対応しなければならないとか。園児不足の教会が聞いたら垂涎もんや。そう言えば前に滋賀の耕太が天語と帆波のメルアドを聞いてきた。保育士の引っこ抜きをするんだとか。あれ以来何の連絡も無い。どうやら失敗に終わったみたいやな。

 

22(金) 昨日、お隣の台湾が同性婚を認める法案を閣議決定した。先進国が偉い訳ではないが、G7の中で同性婚を認めとらんのは日本だけ。もちろん周りの顔色を伺う必要はないが、日本が尻尾を振って顔色を伺っているアメリカも合法化しとりまっせ。かく言うキリスト教界でも反対意見は多い。理由は聖書にダメって書いてあるからだってさ。そやから宗教は嫌や。

 

23(土) 広島の宇田川さんが最新型テレビ『SONY・BRAVIA/49型4K』が入っていた箱に入れた中古のTVを献品してくれた。まあ教会の和室にある、骨董品級のブラウン管テレビよりゃよっぽどええわい。一緒に来られたつねさんとしばし雑談して帰られる。しもた!お礼に和室のビンテージテレビをあげるのを忘れた。え?いらん?あっそう。誰か欲しい人はご連絡を。


2月10―16日

2019年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム

江戸の街を歩いていた時に偶然見つけた。突っ込みどころもありそうな言葉やが、今の時代ここまで言い切ることができるのはある意味で立派。末っ子の帆波に見せて、保育士としての感想を聞いてみたところ、こんな返事。「漢字が難しくて読めん」。そ、そこよ!最大の突っ込みどころは。この言葉を理解して入学する小学生って・・・どないやねん。

 

2/10(日) 東京に行った時、武道館の近くで中国人から道を尋ねられた。船のチケットに続いて中国人と間違われたのではなく、僕をちゃんと日本人と見て尋ねてきたようや。差し出されたスマホに書かれていたのは「靖国神社」。教えた通り行けるか心配でちょっと後をついてったが無事に見つけたようや。両親と娘の三人連れ。でも何しに行くのかな?興味津々。

 

11(月) この国では「建国記念日」ではなく「建国記念の日」と呼ばれているこの日を、僕らは「信教の自由を守る日」とか「思想と信教の自由を守る日」などと呼んでいる。僕がこの教区へ来た時は「自衛官合祀訴訟(俗に言う中谷訴訟)」の真っ只中やった。原告の中谷康子さんとホテルの喫茶室でお話しをしたことがある。この国と闘う、平凡で穏やかな女性やった。

 

12(火)「今日は教師会があるけえ遅くなるかも」と帆波に言われたので、園長に「今夜は帆波と食事をするので早く終えられることを希望します」とメールを出したら、「おとん!変なメール出したじゃろ!」と帆波に叱られた。会議の前に園長がそのことをみんなに公表して大恥をかいたそうな。やさしい園長さんやん。そのおかげ(かどうか)で、早く会えたではないか。

 

13(水) 昨夜は少し遅い誕生祝いということで夕食をごちそうになった。ステーキにエビ&ホタテのグリルなど二人で7148円。小中学校、不登校やった帆波が今では僕よりも稼ぎがええ。父は感無量や。さて昨日から広島での宣教協議会に出席しているが、稼ぎが少ない分、その会議で言いたい放題を言って、また嫌われ度を増して帰る。稼ぎとは関係ないけど。

 

14(木)「チョコはね、一番好きな人にあげるもんや」などとカッコイイことを言っていたのは高校生時代。今では「チョコはね、糖尿の人にもあげるもんや」と催促してしまう歳になってしまったが、今年の収穫は一個だけかよ!しかもそれは長女からや。みんな僕の病気のことを考慮してくれて優しいのう。なのに友佳はなんでくれたんや?義理ならぬ、トドメのチョコか?

 

15(金)「検査の結果が分かったら教えて」と、妹や娘たちから、僕ではなく妻にメールが入ったという。どうやら僕からの報告は信用できんらしい。その診断は「悪性ではありません」とのこと。腫瘍が見つかったのは去年の初秋やった。保険金欲しさのために今まで精密監査をしなかったが悪性ではなかったか。なんか高確率の宝くじが外れてしまったような気分や。

 

16(土) 精密監査をしなかった理由⇒それはガン保険に入った直後は保険が適用されないからや。もし早目に検査をして悪性と診断されても保険金がおりん。僕はまさにそんな状況だったので保険適応が開始される時期が来るまで精密検査をせんかった。ケチと言われようが、周囲の気持ち知らずと言われようが、これは庶民の知恵やと思うんやが。あかんか?


2月3―9日

2019年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム

携帯電話の万歩計は5日間で約40000歩を記録。毎日足が棒になるほど歩いた。どこに行くにしても車で移動する田舎で暮らすよりゃ、都会で暮らす方が絶対に健康にはええ。だが豊かな自然の中を歩くのとは違って、殺気立った人々の中を黙々と歩くのは精神的にはよろしくない。ところで1/16の万歩計の数字は42歩やった。インフルで寝込んでいた日や。

 

2/3(日) 意地でもここからは乗らん!と決めていた岩国錦帯橋空港から羽田に向かう。理由は新幹線よりも安かったから。所詮その程度の意地でしかない。しかしあの成田空港だけは未だに意地で利用していない!と言えば何となく聞こえはええが、所詮海外に行く用など無いだけ。自分の誕生日フライトにやや興奮しつつ、今夜から7日まで大江戸見物に行く。

 

4(月) お台場から水上バスなるものに乗って日之出桟橋で浅草行きに乗り換える時「Please show me the ticket」と係員に言われる。中国人観光客と間違われたらしい。僕って、服装にセンスありませんか?マナーが悪そうに見えますか?え、そんな言い方をすると中国人に失礼?すんまへん。8割が外国人でひしめいている浅草を彼らと同化してそぞろ歩く。

 

5(火) 義弟に借りた車に乗って創立70周年記念式に出るべく農村伝道神学校へ。学生時代にバイトで町の隅々まで走り回っていた風景はカーナビが無ければ辿り着けないほど様変わりしている。たまに記憶にある風景が37年前を思い出させてくれる。そして会場では懐かしい顔ぶれが待っていた。ところで、農伝の70年を祝いに来た人って・・・こんだけかい?

 

6(水) 雨の中を都心に向かう。まずは以前から行きたかった麻布十番へ。ここではハッピーエンドの歌に出て来る『暗闇坂』がお目当て。とは言ってもせいぜい200mほどで何の変哲もない坂道やったがとても満足。六本木⇒竹橋⇒武道館⇒飯田橋⇒市ヶ谷へ。歩きに歩いて、万歩計の数字は去年の天神祭りで記録した13000歩をあっさりと抜き去り、21800歩!

 

7(木) まだ新年が始まったばかりなのに東京に2019年は無かった。全てが2020年のために存在していてどこも工事だらけ。街中が大手術(もちろん整形)をしているようにしか見えない。この国は東京を中心に回っていることがよく分かる。散策の途中に何軒かあった教会はどれも見上げるほどデカかった。ここは僕が暮らしたい場所じゃない。山口に帰ろっと。

 

8(金) 甲状腺に腫瘍が認められるとの紹介状をたずさえて岩国医療センターへ。組織検査をするため首に針を刺すそうな。そこで思い出したのが、あの『必殺仕事人』の飾り職人の秀。でも彼は首の後ろから、ぶっとい針を突き刺す。いや、あれは針じゃなくって簪(かんざし)やね。「チクッとしますよ」と言われたが、僕には「ズブッ!」と聞こえた気が。チャラリ~ン♪

 

9(土) 今回の東京行きで長年の願いをひとつ叶えた。それは「東京の真っ黒な出汁のうどんなんか食えるかい!」と、主に関西人がバカにする、関東風出汁のうどんが食えたこと。大阪のうどん屋に生まれた僕ですが、学生時代に出会った関東のうどんが大好物。そんな中、駅の立ち食いが絶滅に瀕している。もしもオリンピックの影響なら・・・許せん。チャラリ~ン♪


1月27日―2月2日

2019年02月03日 | 日記・エッセイ・コラム

節分が僕の誕生日やが、その日から東京に行くので、上の娘たちが一日前倒しして誕生会を開いてくれた。目玉親父のケーキまで作ってくれた。下の娘は友達と遊ぶ方が当然楽しく、いちいち妖怪親父の誕生日どころではないらしい。そうよ、わしも人間と付き合うよりゃ妖怪の方が断然おもしろいわ。なんて言ったが・・・思えばうちの教会は妖怪だらけやな。

 

1/27(日) 映画好きな僕は講師のマニイ大橋さんと映画の話しに夢中になっていた。さすが映画評論家、エピソードから秘話まで話題は尽きない。サヨナラおじさん淀川長治もどんなつまらん映画でも名作のように語る名評論家やった。どんな人の人生でも名作として語れるような牧師になれたらなあ。などと夢中になり過ぎ、気づけば講演開始時間が過ぎとった。

 

28(月) 大島の隠れたそば処『うずしお亭』に行く。インフルで苦しんで以降めっきり食欲が失せてしまった僕は、少し迷ったが思い切って大盛りを注文。そして完食。ちなみに「完食」という言葉は近年つまらんTV番組で使われ出した表現で僕は好きではない。言葉に問題はない。むしろ言い得て妙。僕の大嫌いな大食い番組とかで好んで使っているのが悔しいだけ。

 

29(火) 今年に入ってからまだ行ってないので顔を出しに行く。「ああ、村田さん!今年もよろしくお願いしますね!」と満面の笑みのたこ焼き屋のおかみさん。その顔を見て「来て良かった」と思う。さっそく、たこ焼き4パックと焼きそば2パックを注文。しかも病み上がりなのに、それぞれ1パックを完食・・・じゃなく、全部平らげた!関西人の体力は粉もんで回復する。

 

30(水) いつも30分もあれば片付く回覧で思わぬ時間がかかってしまう。というのも途中で会ったお婆ちゃんに、反射的に「お変わりありませんか?」と挨拶をしたところ、「待ってました」とばかり僕の顔を覗き込んで「相談したいことがいっぱいあるんですよ」と真顔で言われてしまう。やってもた。自らクモの巣に飛び込んでしもた。さあ、どうぞ好きなだけお語り!

 

31(木) 真夜中のこと。礼拝堂に行こうとした時、犬とバッタリ出会った。野犬か?どこかの飼い犬か?子供の頃は野犬だらけやったが、この時代めったに見ることはない。犬も僕も思わず足を止めて見つめ合い「こんばんは」と挨拶を交わす。僕には犬もそう言ったように見えたのです。そう言えば最近タヌキもアナグマも見かけないけれど・・・あんた知りませんか?

 

1(金) 近所のディスカウントスーパーで買い物をしたら総額一万円を超えてしまった。自分で買い物をしたにもかかわらず「いったい何買うたんや?」と気になって、一度捨てたレシートを確認してみた。確かに必要な物は買っている。ま、不必要な物も何点か買っとるわい。ところで最近お菓子を買わなくなったことを知ってますか?そこんとこは褒めてもらいたいね。

 

2(土) 孫の幼稚園の節分行事に鬼が来たが、希与は全く動じなかったという。それもこれも常日頃、爺さんが恐がらせ続けてきたおかげだと娘が言った。幼い頃から少しずつ恐怖を与え続け、成長しても少々のオカルトなどには負けない強さを持つ子に育てる。名付けて『恐怖耐性減感作療法』。さて次は何をもって脅してやろうか。単なる悪趣味じゃないかって?ドキッ。