周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月24—30日

2021年10月31日 | 日記・エッセイ・コラム

漢字が書かれたシャツが外国人の間で人気らしいが、多くの人は何て書かれているか漢字の意味を知らないそうな。同じようにうちの孫もシールの言葉の意味を知らないで貼っている。姉が貼っていた傷テープを見て、マネをして自分で貼ったという。でもその傷テープはどこで見つけたんや?僕が隠していた宝物やぞ!

 

10/24(日) 午後から光教会の礼拝。本当はバイクで行きたいとこやが、いつもサクラを連れてくので車で行く。そう言えばまだ大島を走っていないな。ここは知る人ぞ知るツーリングのメッカ。ハレーやホンダなどの大型バイクと競い合うか。お互い親父ライダーであるという点だけはええ勝負なんやけどなあ。

 

25(月) 熊本の金聖孝(キム・ソンヒョ)牧師がうちで夏期伝道実習をしたのは35年も昔のことやが、あろうことか神聖なる実習期間中に彼は自動二輪の免許を取りに行った。しかも僕が行った教習所で。ということは、彼は僕の先輩になるわけか!それだけではない。息子も先輩になるぞ。先輩!あんたら何回転んだ?

 

26(火) ラスト教習で二度転倒した時に足を傷めてしまったが未だにその部分がうずく。でもこのうずきがあるからこそ、今でも教習訓を忘れてはいない。逆に言えば、この痛みが無くなった頃が危ないなあ。友人がええことを教えてくれた。「そんな時はもう一回教習所に行って転ばせてもらったらええねん」。

 

27(水) 今日は高校創立記念日礼拝。久しぶりに全校生徒が体育館にビッシリ集まった。話は約10分。なんて気が楽なんや。というのも午前中は保育園児相手に規定時間半時間のお話をしてきたばかり。しかも会衆(園児)からは早く紙芝居やってコール。汗をかきかき半時間。礼拝というよりゃほぼほぼ試練。

 

28(木) 学校に行くと何やら駐車場の車がやけに少ない。校舎に向かうと少数の生徒たちが妙な時間に掃除をしていた。「君ら授業は?」「創立記念日で休校ですよ」。またやっちまった。まあ今日は天気もええし、瀬戸内海を右に見ながら国道188号を走って帰ることにしようっと。やっぱバイクは快適やなあ。

 

29(金) 金曜の午後の授業はいつも音楽室で行なう。この教室だけ床が布張りになっている。ええ天気やし、早めに行って昼寝でもするか。床で寝ころんでいる僕を見た生徒が「倒れている」と勘違いした。生徒も僕の健康を気遣ってくれる。ありがたい。でも教師が床で寝ていることの方が驚きやったそうな。

 

30(土) 昨日の授業は実質1クラスだけやったので「宗教改革」の話と「ハロウィン」の話をした。もちろんハロウィンの話の方がウケたのは間違いない。明日は総選挙の投票日。またしてもハロウィンに出て来るようなモンスターが選ばれるような気がしてならん。悪霊退散!アブラケンソワカ~!アーメン!


10月17—23日

2021年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム

左は今まで乗っていた原付一種のホンダトゥデイ50cc。2枚目からが今回奇跡的に手に入れた原付二種のスズキスウィッシュ125cc。25000km走っている中古やけど新車のようにキレイや。グリップとシートはヒーター付きでぬくぬく。スタートダッシュがずば抜けて早い。車はもちろん750バイクにだって楽勝。ああ血が沸く!肉躍る!暴走牧師の誕生か。

 

10/17(日) 期待していたのは「お世話になっております牧師様から頂くことはできません」という言葉やった。しかし現実は銭を取られてしまった。しかも一般料金。コロナやからしょうがないけど、このホテルの結婚式を手伝ってるんや。負けてくれてもええやん。え?年に数回程度じゃ手伝いとは言えない?

 

18(月) 受付は早朝の1時間だけというので無理して昨日から近くのホテルに泊まった。今日は二輪免許証の交付。夢にまで見た(実際の夢では見たこと無いが)バイクに乗れる。初乗りは柳井へ。原付一種と違って他車に道を譲らず走れる。これが最大の目的や!晴~れた空~♪でも今日は曇り。さ、さぶ~!

 

19(火) 先日2歳の孫を肩車しようとした時のこと。う…腕が上がらん。そんなアホな。そこで初めて気が付く。筋力も体力もメッチャ落ちとる。バイクの教習で指導員が首をひねるほどこけた。バランスの問題だけではなかった。立っているのも辛かった日々。痩せて力も無くなっていた。あれでよく試験に受

 

20(水) かったもんや。『たはむれに母を背負ひてそのあまり軽きに泣きて三歩あゆまず』(啄木)という句があるが、このままじゃ孫の重さに三歩あゆめずになってしまう。バイクに乗るためにも体力をつけにゃいけん。でもバイクに夢中になっていたらますます運動せんかも。まあそのうちバイクも飽きるやろ。

 

21(木) バイク通勤。授業で二輪の免許を取ったことを言うと爺さんライダーの快挙に生徒らが拍手をしてくれた。なんと素直で気の利く生徒たちなんや。君らの二学期評価は全員に満点あげちゃおうかな。いやね、マジで聖書の授業なんて知識よりもマインドでしょ?ましてや知識の無い僕の授業やからなあ。

 

22(金) 鹿児島の坂田牧師からフェイスマスクが届いた。実にタイムリー!防寒に買わにゃいけんと思っていたとこや。坂田さんおおきに!この紙面でお礼申し上げます。彼もライダーでハンターカブの入荷待ちらしい。しかし次々と付属品が欲しくなる。教習地獄の次は借金地獄。こりゃ飽きる前にガス(金)欠や。

 

23(土) 最近よく足が細いと言われる。そう言われて嬉しい人は多いかも知れないが、自分史上「太い」と言われ嬉しかったことはあったが「細い」なんて言われると戸惑う。すなわち衰えや。そう言えば白髪の無い僕の頭髪を見た大阪の友人(彼はやや…いやかなり薄い)がこう言った「卑怯や!」。知らんがな。

 

 


10月10—16日

2021年10月17日 | 日記・エッセイ・コラム

ごめんね1号車。最初は数えていたけれど、途中で何回転んだか分からなくなった教習転倒。その度に安全枠が車体部分を守ってくれたけれど、標識にぶつかってランプ類をぶっ壊したことも。でもおかげで卵は孵化し、ヒヨコは幼鳥に、そして若鳥へと育ち、ついに大空へと舞う!はずなんやがなあ・・・。

 

10/10(日) 夏のキャンプの助っ人に来てくれた大阪の竹内君がバイクのコツを伝授してくれた。教習には一本橋走行という幅30cm長さ15mの鉄板の上を通過せよというのがある。しかも低速で。落ちたら失格。サーカスかよ。僕が卒業検定で落ちるならこれやろなあ。ロンドン橋落ちた~♪か。ヤな歌やで。

 

11(月) 久しぶりに大島の蕎麦屋へ。そこに角田夫妻と昇平がやってきた。ここはあんたたちの来る店やない。何故なら角ちゃんや柔道青年の昇平が蕎麦の一杯や二杯や三杯くらいで満足するはずが無いからや。そこで「後で柳井教会に寄る」と言い残しタコ焼きを買って行った。こういう心配りが大事なんよ。

 

12(火) え?僕が脳梗塞で倒れたって?まだそういう情報が流れているとは!確かに大病後、村田死亡説(多くの人の願望かも知れんが)まで出たのは知っているから脳梗塞はさもありなん。今回は千葉の板垣さんからのお見舞いメールやった。情報というのはええ加減なもんや。そのうちバイク死亡説も出そう。

 

13(水) 中光弁護士からバイク教習に関してのメールが届いた。「教会の敷地内でゆっくりと小さく8の字回転の練習をすべし。私有地ゆえ道路交通法の適用は無い」と弁護士らしい伝授。さっそくやってみた。こ、こわ~!バイクと違いスクーターの方が難しい!おかげでまた自信を喪失したがな。訴えてやる!

 

14(木) バイクの最終教習。苦手な一本橋は連続でロンドン橋。クランクでは脱輪。おまけにこの期に及んで二度も転倒。8針縫った左足の少し下を強打。内出血して腫れあがり激痛が止まらん。鎮痛剤を飲んでも痛くて眠れん。こんな状態で明日卒業検定試験。もはや自信喪失レベルではない。阿鼻叫喚状態。

 

15(金) 卒検。出だしからスタンドの払い忘れ。ギアアップに手間取り法定速度不足。道路の大回り。セカンドに入れたつもりがニュートラル。こうなりゃ奥義開き直り!トトロの『さんぽ』を歌い一本橋ぶるぶる通過!♪歩こう~歩こう~私は病気~♪よっぽど追い出したい生徒やったんやろなあ。合格した。

 

16(土) 長い間乗った原付ホンダトゥデイをきれいに磨いた。このスクーターは義理の息子にもらわれて行く。しかし昨日のことが夢のよう。色んな人が僕の教習を心配(よりもハプニングを楽しみに)してくれていた。補習7時間。63歳での普通二輪免許取得。小型二輪免許にしておきゃ良かったと思う今日この頃。


10月3—9日

2021年10月10日 | 日記・エッセイ・コラム

食べ物の味が変わったのは5月に手術を受けた直後から。何を食べても苦味を伴い、薬を疑ったが医師は「これらの薬にはそんな副作用報告はない」と言われ続けてきた。でもそれがやっぱり薬の副作用だと自分で気づいたのは先月のこと。これが一生続くなら辛いなあ。こんな食事がまた美味しく食べられる日は来るんかなあ。

 

10/3(日) 午後からの礼拝のため大島教会へ。大島の海岸通りはツーリングバイクのメッカ。以前は気にもしなかったけれど、今は次々と目に入って仕方がない。今日は秋晴れで季節も最高。どのライダーも気持ちよさそうに颯爽と走っているぞ。一方、僕は未だにシャツが絞れるくらい汗だくになって教習中。

 

4(月) さて本日も教習でスッ転んでしまった。この段になっての転倒は僕よりも指導員の方が落ち込んでいるようにも見えるけれどご安心ください。最近はいよいよ転び方が板に付き、ケガをしないで済んでいる。「転び方なら僕に学べ!」と言いたいところや。もしかしたらこの教習所での転び記録更新かも。

 

5(火) 今日は高校の授業で用いるパソコン講座を受けた。いつも学校に持って行くバッグから筆記用具を取り出そうとした段階で気が付く。これは教習所に持って行くバッグやがな!もはや僕の頭ん中はバイクのことで一杯や。それにしても今日で良かったわい。これがもし授業のある日やったらアジャパーや。

 

6(水) 定期検診でドクターに訴える。「前回、新しい薬を出してもらいましたが、あれから食べ物の苦味が倍増して何も食べられません。今食べられるのはバナナとヨーグルトと牛乳だけ。6kg痩せ、15分も立っていると倒れそうになり、目まいも激しいです」。全て事実やが、何故かバイク教習中だけは元気。

 

7(木) 授業で黒板に字を書いていたら手に力が入らなくなってチョークを落としてしまった。(松田優作風に)「なんじゃこりゃあ!」。そこでふと脳裏をよぎったことがある。もしかして教習中は緊張で気がつかんけど、僕があんなに転ぶのは絶対的体力不足のせい?まあ、単にセンスが無いだけかもしれんが。

 

8(金) ドクターに強く直訴した甲斐があった?確定ではないが再度薬を変えてもらった結果、あの激しい苦味が薄らいできている気がする。二日目なので何とも言えんが、全ての食べ物・飲み物が苦い漢方薬を飲んだような味しかせんかったのに少しだけ緩和されている。嬉しさのあまり今日も転倒しました。

 

9(土) 今まで5分の1も食べられなかったのに今日は半チャーハンを完食。ちなみに「完食」は現代の造語。特に大食い番組などで用いられているがあまり良い表現ではない。食品ロスが問題になっている時代、中国では大食い番組を禁止。その点は見習ってもええな。さて次なる目標は吉野家の並盛りの完食。


9月26日—10月2日

2021年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム

こいつや!50数年前、僕は小学生やった。夏休みの自由研究で昆虫の生育記録を作ろうとこの幼虫を飼うことにした。色からして「アゲハチョウの幼虫やな」とその頃の僕は信じて疑わなかった。が、サナギから孵ったのは僕の大嫌いな蛾。スズメ蛾の一種でセスジスズメ。箱を開けて叫んだのを覚えている。以来、蝶まで恐くなってしまった。

 

9/26(日) トラに襲われる夢を見て目が覚めた。とは言え、トラそのものは登場してこない。吠える声もない。ただただトラが現れた!逃げろ!という夢やった。僕は建物のトイレの中に逃げ込んだ。自分が助かりたい一心で他の人のことなど眼中にない。もし現実でもこんなんやったら…牧師としてどやねん。

 

27(月) 早くもバイクのナンバープレートを取りに行った。やった!憧れのピンクナンバーや。もっともバイク乗りにはピンクじゃ物足りない人も多いらしいけど。なぜピンクかの理由は一つ。車検は無いし、保険も車の特約でまかなえるし、ピンクナンバーなので高速道路は走れないけどやっぱ経費が最優先。

 

28(火) ネットでバイクの動画を観ていたら気付きゃ真夜中。免許を取得して自分のバイクで街中や山野を疾走する姿を思い浮かべながら観ているとついつい時間を忘れてしまう。山口は山道や海沿い、魅力ある道路であふれとる。学校の通勤も楽しみやなあ。それはそうと、ぼちぼち夜が明けてきてまっせ。

 

29(水) 二輪教習の第一段階がやっと終了。当初はチョチョイと乗ってスイスイと終わると思っていたのに、追加教習4時間。長い道程やがまだ半分。歳を取ると頭の中のイメージと現実のギャップの差が凄まじい。運動神経には自信があると自覚していた僕の根拠は45年前の記憶。向こう意気だけは高校生。

 

30(木) 最近食欲が無いせいか体力までが衰退している。授業中でも立っているのが辛いことがしばしば。昼休みベンチでへたっている僕を見て女子生徒が「教室までカバン持ちます」と言ってくれた。おおありがたい!でもその本音は機械科男子のクラスを見たいから。きっちり利用されてまっせ、爺ちゃん。

 

1(金) コーヒー牛乳を買おうと思ったら10円足りん。側にいた生徒が「あげます」と言ってくれたので5円だけ手渡した。教師の立場を利用した搾取や!などと言うなかれ。その5円には穴が無い。すなわち昭和23~24年に製造された貴重品。もちろん生徒は初めて見たと言う。では交渉成立ということで。

 

2(土) 真夜中にスマホがピンコロ鳴った。今ごろ誰や。眠いので無視しようと思ったが気になって眠れないので確かめた。《電池の残量がありません》とかいうお知らせ。それはまあご親切に。でもなあ、やっと眠りに入ったのを起こされて目が覚めてしもたがな。こういうのを小さな親切大きなお世話という。