周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月22―28日

2007年07月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_50 雨の『亀フェス』を救ってくれた瀬戸内京子さん。しかし、この名前は本人も知らないところで、わが分区のイベント男、K原Kぞう牧師が勝手に付けたもの。当の本人も困惑していたが、『亀の里慕情』のCDを買った客が彼女にサインを求めた時、即席サインで対応していた。さすがエンターテイナー!(画面をクリックして拡大すると、本物の演歌歌手に見えるよ。でも専門はオペラでパートはソプラノ!)

7/22(日) 去年に続き小雨まじりの天気の中《第8回亀の里フェスティバル》が開催された。売り上げは今ひとつやったが、盛り上がったのは瀬戸内京子リサイタル。歌謡曲,唱歌,讃美歌。そしてあの怪曲「亀の里慕情」!やっぱり買って聴かにゃ。青年達との「後夜祭」は延々と続くのでした。

23(月) 寝たのは午前4時やったやろか?しかし朝7時過ぎにはもうみんな始動しはじめていた。さすが若いのう。昨日と打って変わって晴天の夏空が広がる。しまった!青年らが帰る前にテントをたたんでもらうんやった。夕方、ガキ共に手伝ってもらって祭りの後始末を。中国地方は今日梅雨が明けた。

24(火) 今年もフェスタの後は忘れ物の山!特に買った品物の忘れ物が多い。それが食べ物の場合は「牧師一家でお食べ下さい」という流れになり、僕らの胃袋に有難く納まるはずなんやが、今年はわざわざ取りに来たり、届けたり、あてが外れた。250円の焼そばや寿司くらいあきらめろよな。

25(水) 30℃を超える日が続く。フェスタの日はサッパリ売れんかったカキ氷やが、梅雨明けからカキ氷機はフル活動。ただこのマシンには難点がある。氷をかく音がメチャ大きい。夜は亀の里アパートの住人を起こしてしまうので使えない。が…氷の誘惑に負けてガリガリガリガリ!

26(木) キャンプ地の下見に行く。帆波(ホナ)と友達(3人)を連れて行ったんやが、かわいそうなのは河原でデートを楽しんでいたカップル。お邪魔虫もええとこや。小5の娘らが「遠慮」なんて言葉を持ち合わせているはずもなく、河原は水しぶきと奇声の坩堝(ルツボ)と化したのでした。

27(金) 広島で『大阪万博』の展示会があり出かける。約40年前、キリスト教館出展をめぐり教団で大問題となったあの万博や。当時中学1年の僕はそんな問題を知る由もなく、地元の特権で何度も通った。人を惑わせるなんて簡単なことなんやな。当時のテーマ通り人類は「進歩」し「調和」できたか?

28(土) 朝から保男とゲーセンへ。客は若い連中ばかり。もし50代のオヤジがこんなとこに居るのを見たら、僕はきっと(この人はどういう人生を送ってるんやろ?)と思うに違いない。その点、来年50の僕は若い連中に溶け込んどるなあ!…偉大なる錯覚よ。夕方50嵐…いや、五十嵐神学生来山。


7月15―21日

2007年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_51 「え?これが自動?」と驚くほど手作りっぽいラーメンが出てくる販売機。味もなかなか。(怪しい…こいつは出来すぎや)。「中にパートのおばはんが入っている」という仮説を立てた。そう考えると全てつじつまが合う。横に立っている意味不明の看板も「蹴ったりしないで」という暗示なのは言うまでもない。見かけたら買って確かめてくれ。

7/15(日) ここ2~3年、やたらとクモが増えているのをみなさん、お気付きか?あちこちに巣を張りめぐらせて、うかつに歩くと顔や頭に糸が引っかかってしまう。いつか地球を乗っ取ろうと目論んでいるに違いない。まだ政府や国連,CIAも気付いてないが…僕の目はごまかせんぞ!

16(月) 徹夜をして、さあこれから寝ようという時に訃報が入った。大阪の従弟が亡くなった。去年の春、車の事故で植物状態になって1年4ケ月。ともし火は消えた。通夜の後、雷を伴って降り出した大雨は注意報から警報に発展。斎場の中まで水が押し寄せてきてエレベーターを

17(火) 止めた。空が悲しみに共感したわけではないが、そう思うことによって少しでも気が紛れるならそれもよい。従弟の名は光(ヒカル)。享年21。4人兄姉の末っ子。心停止し、医師があきらめた後も、父と二人の兄は2時間心臓マッサージを続けていたという。 知っていたか?光。

18(水) 夜遅く教会に戻ると顔なじみのホームレスのあんちゃんが来ていた。酒臭い。酒代にあげるお金は無いと断ったら、玄関先でおいおい泣き出した。泣き止んだタイミングで泊まるよう勧める。風呂と食事の後、すぐに眠ったようす。誰もすき好んで物乞いするわけやないよな。

19(木)「師匠!愛弟子のコンサートに来て」とのメールが大地から届きシンフォニア岩国へ。岩国高校の文化祭コンサートだという。僕も昔、友達の高校のコンサートに出演した。32年前の思い出。それにしても大地よ、お前のリードギターは超高校級。青春デンデケデケデケや!

20(金) 今日は奥歯の最終工程。銀歯を入れる日。「ちょっとレーザーで焼きますから、一瞬ガマンしてくださいね」。7/6にも書いたが(どこをなぜ焼くの?)イタタタ!長いよぉ!一瞬じゃないよぉ!頭の中で疑問と恐怖と痛さが頂点に達したころ、お肉の焦げる匂いがしてきた。

21(土) 明日のフェスティバルの最終準備。今年も一つを除いては何とかいけそうやな。その一つとは川原牧師…いや、畠山きよしが作詞したというCD『亀の里慕情』。歌う瀬戸内京子さんの歌唱力は文句無しやが…歌詞に笑い転げた。聴きたいでしょ?明日300円で売ってまっせ。


7月8―14日

2007年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_48 カブレかジンマシンに見えるが、実は姉(サイナ)の逆鱗に触れたため、痛恨の平手打ちを食らってしまった天語(テンゴ)の腹。確かによく見りゃ横になった右手の指の痕が見える。何を言ったのか知らんが天語よ、彩七のパンチにゃ気を付けろ。しかし、連戦連敗のテニス部員にしては、なかなかたくましい体になってきたのう。

7/8(日) 映画『力道山』のDVDを観た。僕の子供の頃のヒーローの知られざる事実の韓国映画や。激しい朝鮮人差別の中、懸命に耐える力道山。その力道山役を体重31kgも増やして演じたソル・ギョングも最高。彼の主演の『オアシス』もお薦め。次は大木金太郎の映画が出来んかな。

9(月) 牧師会。宴の後、柳井⇒光⇒下松⇒徳山と6人のトラたちを送り届ける。トラと言っても生態は色々。ネコのように大人しいトラも居れば、歌い出すトラ、二次会三次会へとくり出す徘徊トラ、時々咆哮する大トラまで。実に楽しい山口東動物園。そんなトラたちがとてもうらやましい下戸の僕。

10(火) 下松の『大城リゾート』で統一協会問題対策の研修会が開かれた。「温泉付きのリゾートで開きますよ!」と触れ込んでも、相変わらず集まりは悪く、参加者は委員4名を含めて8名。リゾートという名で宣伝したが、呼び名は「リゾート」でも実際はバスタオル無し,

11(水) 便所共同,門限10時 …という国民宿舎。その点、統一協会は本物の豪華リゾートホテルを借り切って集会を開いたりする。われわれは金では動かされんぞ!と決意を新たにしたまではええが、二日目は「今日は休業日ですので」と10時に追い出されてしまった。嗚呼…リゾート。

12(木) 川口君に会ったのは3年ぶりか。会ったとは言っても参院選に備えて佐賀から東京まで選挙カーを運ぶ途中の彼と、玖珂パーキングでほんの5分ほど話しをしただけ。この国に何の期待も持たん僕やが、彼を見ているとあきらめるなという勇気が出てくる!ただし…しらふの時の彼に限るけど。

13(金) 2週間前、寝ている間に足の爪にペディキュアを塗られたのが、まだしっかりと残っている。それを忘れてしまって外出をすると、時々妙な顔で僕を見る人の視線で思い出す。中年おやじのペディキュアは不気味やろなあ。しかも黒やし。特に先週の歯科衛生士が一番戸惑っていた。 診察台でモロやったし。

14(土) 台風4号が四国沖を通過。飛行機の欠航で呆然とする人を見ると「うひひ」という気持ちになる。たぶん昭和30~40年代の「飛行機=金持ちしか乗れん」という記憶と、昭和50年代以降の「飛行機=小金持ちが海外旅行に行く」という、二種類のひがみの記憶がそうさせるんやろ。


7月1―7日

2007年07月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_47 日曜の午後、礼拝堂の長椅子の上で眠っている間に、ある人にイタズラをされてしまった。ペディキュアとかいうらしい。やられた!って気分が何故か僕には快感。靴下を履きわすれて歯医者に行った時はさすがに恥ずかしかったけれど、今のところ自分で取る気は無い。(画像をクリックすると、かわいい足じゃなくなるぞ)

7/1(日) 今日の大島の礼拝説教担当はお休みなので、久しぶりに自分の教会の長椅子の上で昼寝をした。やっぱ大島の椅子の方が数段寝心地ええな。寝転びながら考えた。どの教会の椅子が一番寝心地ええか調べたいなあ。まあそんなことせんでも30分も牧師の説教を聴きゃ、どんな椅子でも眠れるやろ。

2(月) 大島にあるホテル大観荘が数年前、自らの温泉を『演歌風呂』と称した時、僕は「ついに事切れたか」と思った。今日、露天風呂に備え付けられているカラオケマシンで『港町ブルース』を歌った。海を見下ろして素っ裸で歌う演歌は最高や!と言いたいところやが…もし他に人がいたら、かなり勇気いるで。

3(火) 我が教団の総会議長が、最近すっかり保守新聞化してしまった教団新報に『家庭祭壇』という記事を書いとった。家族への信仰継承のため、次世代対応型(家電商品か?)として家庭に祭壇を置くべきとのこと。西洋坊主の西洋仏壇か?おもろいなあ。儲け話しやったら一口乗らせてもらいまっせ。

4(水) そう言えばこの議長《パワー・フォー・リビング》とかいう妖しげなテレビCM(ちなみにドイツでは放映禁止になった)を流していたキリスト教右派の公告に推薦文を書いとる。ちなみにこの団体は、反中絶,反同性愛,反進化論,死刑賛成,ブッシュの共和党も支持しとる。絶好調やな。議長はん。

5(木) 1972年にレコード制作された『山に祈る』という合唱組曲がある。学生時代によく聴いた曲や。最近そのレコードを手に入れて、宇部の徹さんにCD録音してもらった。山で遭難した大学生を偲んで作られた名曲で何度聴いても泣ける。…が、娘らがうしろで笑う。俺の生きた70年代は今じゃ笑いの対象か。

6(金) 歯医者へ。いつも思うんやが、口の中でどんな治療を施されているのか見えんだけに、通う度に不安とストレスがたまる。      「少しチクチクしますよ」(痛!今何したの?)「ちょっと熱いですよ」(何で熱いんや?)「だいぶ良くなりましたね」(そやから、どこがどう良くなったの?)

7(土) 彩七(サイナ)の左目にできた「めいぼ」は来月6日に切除予定。ちなみにめいぼの呼び名は全国色々。めいぼ⇒徳島,宮城,山口。めんぼ⇒中部。めばちこ⇒近畿地方。彩七よ。熊本に行きゃ「お姫さん」なんて呼んでくれるらしいぞ。でも宮城にゃ行かん方がええな。60.8%の割合で「ばか」と呼ばれる。


6月24―30日

2007年07月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_46 キムタクが出演している車のCMで放映されている図書館。しかし実体は教団本部の敷地内に建つ「早稲田教会」なんやなこれが。映像なんて何とでも誤魔化しがきくぞ。その点は牧師の説教とそっくりや。撮影当日は物々しい雰囲気やったとか。(クリックすると、階段に中国人留学生が立っているぞ。でも日本人にも韓国人にも見えるぞ)

6/24(日) 今日は『教団創立記念日』やが、この日を週報の礼拝式次第に書いていたのは、ずっとずっと昔の話し。今は書いていないし書く気もない。最近出来た『解放祈りの日』も掲載する気が無い。ついでに言うと『障害者の日』なんて書いた日にゃ「牧師さん大丈夫?」と言われるのがオチや。

25(月) 高田馬場駅にてバスに乗る。本に夢中になって終点まで行ってしまい、一汗かいて到着したのは教団本部。いわば「本山」や。でもいつ見てもキチャナイ本山やのう。これじゃ信徒が「お参り」に来る気にもならんで。今日の宿は本山から歩いて、ほんの30秒の古賀牧師(早稲田教会)宅。

26(火) おおきに古賀夫妻。また借りができたな。さて本山にて会議の続き。その会議というのは『統一原理問題全国連絡会』という長い名前の割には地味な会議。とにかく自らの教団までがカルト化し始めている中で開く会議。矛盾を抱きながら出席していたのは僕だけやないやろ。

27(水) 昨日、東京の帰りに大阪で途中下車したのは親父を耳鼻科に連れて行くため。親父の父=祖父も晩年耳が遠かった。今は耳と鼻だけが達者な僕もいつかはそうなる運命やろか?午前は耳鼻科、午後は透析。これの繰り返しじゃ付き添う母親が疲れるのも無理はない。山口へは明日帰ろう。

28(木) 新しい補聴器を作りに行く。料金表を見てビックリ!値段がひとケタ違う。「なにぶん老夫婦年金生活なもんで」と同情を買う。今回は古い補聴器が修理できて1260円で終わった。「あんたが居てくれたおかげやで」と喜ぶ母。それは関係ないけども…山口へは明日帰ろう。

29(金) 月水金が透析の日。歩くのも杖がたよりでおぼつかない親父を病院へ。「あんたの言うことやったら聞いてくれるんやけどなあ。また来てくれるか?」と、すっかり僕に依存してしまい弱気になってしまった母。う~ん…山口へは明日!と言いたいとこやけど、もう後が無い。

30(土) 分かってはいたが教会では朝から来客と仕事が待っていた。昔は忙しさがステータスやった。ほどなく『暇こそ、これ牧師』を開眼するまでに悟りを開いたが、さすがに長く留守すりゃ用事もたまるわい。よし、今日明日がんばろう!そうすりゃまた週休6日のリズムが戻る。