「バナナ・ロイヤルをバニラで。トッピングはチョコレート」。この程度のセリフくらいサラッと言えるんやが、本番になるとどうしても言えん。いちいち店員に聞かれながら応えるのが関の山。理由はプライド。ええ大人がこんなセリフをスラスラ言うのは恥ずかしい。いつも「こんなの食べるの初めてや」という顔をしながらポイントカードを差し出す。
12/23(日) 大島教会のクリスマスを盛り上げよう!と宣伝したら、なんと周防から16人も参加。聖餐式のパンが足りず分け合う始末。ケーキもギリギリやった。もし信徒にだけパンを配っていたら充分足りていた。でも不足を分かち合って歩んでゆくのが教会の本来の姿なんよね。
24(月) イブの今夜はロウソク点してキャンドル礼拝。毎年思うことやが「主催ではなく参加するだけ」のクリスマスを迎えたい。たぶん現役で牧師をしている間はかなわぬ夢に終わるやろ。ただ考えようによれば毎年色んな人に囲まれるクリスマス。めっちゃぜいたくなことやなあ。
25(火) 最近の子供らはサンタが来る日だと思っていて、救い主の誕生を祝う日なんて知らないこの日。あと何年かすりゃ「クリスマスはキリストの誕生日だった」「へえぇぇぇ~!」ってな風にクイズに出題されるかもしれん。しかしそれで平和が保たれるならばイエスも本望に違いないクリスマス。
26(水) 以前ある牧師に「君の真剣な顔を初めて見た」と言われた。どうやらカルト被害家族の相談を受けている僕の姿を遠目で見ておられたらしい。家族はワラをもつかむ思いゆえ、こちらも真剣になるのは当然やが…その言い方って、普段の僕はいつもふざけてるように見えるってことよね。
27(木) 次男と僕はどうやら風邪を引いてしまったらしい。のどの痛みと咳だけで熱がないのがラッキーやが、今は寝込むわけにゃいかん。やることがいっぱいある。予定ではクリスマスが終わって、今週はゲーム三昧の時を過ごそうと思ってたんやがなあ…。今朝、妻・次女・三女が帰京。
28(金) 食卓の上に手紙と2万円。長女が我が家の窮状を気遣ってくれたのだ。そんな娘にメールを送る「小遣いの一部はもらった。残りの8万円は正月明けでええぞ」。とことん素直じゃない父親やのう。でも幸いなことにこの遺伝子は今のところ子供らの上には現れていないみたいや。
29(土) 長女も帰京。僕はすっかりのどがガラガラ。夜、保男が来てビール飲んで奇声を上げている。無理もない。大晦日も出勤やそうな。ご苦労やのう。しかし保男よ。せめて「うお~」とか「ギャオ~」とか理解できる範囲の奇声を上げろよな。お前の奇声はどう文字で表現してええか分からんぞ。