周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月5―11日

2020年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

確かにアマゾンに注文はしたが、この大きな箱が届いた時は「誤配達やろ」と思っていた。それにしても軽い。まさかと開けてみたら、中から出てきたのは間違いなく注文通りの特務機関NERV(ネルフ)の碇(イカリ)ゲンドウのフィギア。さすが最高司令長官ともなると配送の箱から違うんやなと感心している場合やない。こういうのを過剰包装って言うんちゃうの?

 

7/5(日) 毎週月~金曜に再放送されていた『水戸黄門』が終わってしまい意気消沈していた矢先、気がつくと『江戸を斬る』までが終了してしまっているではないか!京都太秦映画村で奉行姿にまで変身して時代劇を堪能していた僕には大打撃や。土曜の『雲霧仁左衛門』もそろそろ終わる。「苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし」梅里。知らん?控えおろう!この紋所が!の人や。

 

6(月) NTTの関連業者が帰り際に「エヴァの教会」と言った。え?今何て言った?ここはエヴァ教会とまで呼ばれてるの?僕がエヴァ授業をしていることをどこで知ったの?高校の生徒から漏れ伝わったの?もしかして「読みすぎると心身に良くない」うちの牧会ジャーナルを読んだの?あまりの驚きに、もう一度聞き直したら「次は江波の教会に行きます」と言ったのでした。

 

7(火) 今年の七夕は雨どころか大雨となった。九州では大きな被害まで出ている。この町でも大雨に見舞われているので、念のため危うい場所で暮らしている、危うい教会関係者の家のようすを見に行く。どうやら今のところは大丈夫そうや。その昔、台風の時に見回った後、教会に帰って来たら屋根が吹っ飛んでいたということがあった。この教会自体が色んな意味で危ういけど。

 

8(水) まだ夏のお中元を手配していなかったので柳井まで出かける。交付金が入ったことでいつもより千円ほど奮発した品を送った。人間って、どうしてこれほど単純な生き物なんやろ。そもそもその交付金っていうのは、元をただせばわしらの銭(税金)やがな!まあ、うちの納税貢献度はメッチャ低いけれど。中国のことわざ、「朝三暮四」という言葉が頭をよぎる今日この頃。

 

9(木) それは真夜中の1時過ぎのこと。ぼちぼち寝るかと床に入って本を読んでいた時やった。え?まさか?あわてて起き上がり、窓を開けて確かめた。鳴いた!間違いない。アオバズクや。天神様の樅ノ木の方から聞こえてくる。ホーホー、ホーホー。ああ感無量。今年も帰ってきてくれたんやな。すっかり興奮してしまった僕は、その後3時間近くも眠れなかったのでした。

 

10(金) 昨日は予期せぬ寝不足で授業に行くハメとなったが、アオバズクがくれたパワーでなんとか乗り切った。ところで僕が作ったテストやが、念のため教務部長さんに見ていただくと「これじゃ採点に手間取りますよ」と言われてしまう。そこで「痛い目に遭わんと分からん性格なので、今回はこれでやります」と返答した。三日で200人以上の採点か。どんな痛い目か楽しみ。

 

11(土) 僕が作ったテストをキリスト教主義学校の大先輩である矢野先生にも見て頂く。やはり教務部長と同じような点を指摘して下さった。矢野先生からは主に「生徒の習性」「教員の習性」「授業の手抜き方法」等の秘儀を中心に学んでいる。すなわち「ろくでもないこと」を重点的にご指導頂いている訳。でも、学ぶ前からどうも僕はろくでもない授業をしている気がする。


6月28日―7月4日

2020年07月05日 | 日記・エッセイ・コラム

誰にもらったかは忘れたが中学時代に手に入れた日めくり型貯金箱。一円玉の絵は自作。小学生の頃の一ケ月の小遣いは五百円時代やったので、今と違って一円貯金でもバカには出来なかった。「一円を笑うものは一円に泣く」という言葉があるが、「一円を笑うものは十円で号泣する」というパロディーも聞いたことがある。ちなみに今この中には一円も入ってまへん。

 

6/28(日) 早朝から天神様の境内掃除。前回は中止になったので、草が伸び放題。教会や亀の里の行事がある度に境内を駐車場としてお借りしているので、僕も一汗かきながら草刈りを手伝う。ところで、今年の秋の天神祭りは開催するんかな?2年前、僕が祭りの実行委員長をした時にコロナ騒動が無くてよかったわい・・・なんてこと言ったら、天神さんのバチが当たるやろな。

 

29(月) 保育園の評議員会へ。映画評論家のマニー大橋さんが30分遅れでやって来て言った「寝ていました」いさぎよい!以前、教区総会補助書記なのに遅刻してきた若手牧師もみんなの前で「寝ていました」と告白した。なかなか言えん。僕も何度寝坊の嘘の言い訳をしてきたことか。「腹が痛くて」「急な来客があって」「渋滞で」。定番「親が死にまして」はまだ使ってない。

 

30(火) 高校で職員の身体測定。思わず「ええ!」っと、声を出したので保健の先生に「もう一度測りましょうか?」と言われ、慌てて断った。しかし驚いたなあ。身長が伸びていたなんて。とは言っても前に測った時、1cm以上縮んでいたのが、なぜか今回は元に戻っていたということなんやが。おそらく梅雨時に膨張したのかも知れんな。ゆえに夏の日照りでまた縮んだりして。

 

1(水) この時が来るのは分かっていた。コロナで延び延びになっていた授業やが、一学期のテストが間近に迫っている。この僕が人を採点するなんて。まるで人を裁くような気分や。とにかく聖書の授業などで落第させるわけにはいかない。何としてでも及第点を取ってもらわなければ。人をテストするなんて僕の主義ではない!と言いつつ・・・どこかワクワクしている自分もいる。

 

2(木) 生徒の顔を見ているとエヴァンゲリオンの主題歌『残酷な天使のテーゼ』の歌詞が浮かんでくる。♪運命さえまだ知らない、いたいけな瞳♪の生徒たちに、僕は二週間後テストを出そうとしている。まさに残酷な牧師のテーゼ。♪だけ~ど、いつ~か気付くでしょう、その~には~遙~か未来つぶ~すため~の角~がある~こと~♪とりあえず替え歌で自分を正当化しとこ。

 

3(金) 用もなく友人のあんま屋さんに立ち寄っただけやのに、あれよあれよとマッサージ台に寝かされた。気持ちええ。だからつい眠くなる。ところが話がだんだん深刻な内容になってゆく。あかん、寝てしまいそうや。でも話を聴かぬわけにはいかない。神様!もう意識が飛びそうです。寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ!エヴァ好きな人には分かってもらえると思う。

 

4(土) 昨夜「遅い父の日のプレゼント」と言って、帆波が僕にくれたエヴァのシャツが悲劇を巻き起こす。そのシャツは既に僕が持っていたのだ。思い出すのは子供の頃、誕生日に二人の友達が同じザ・タイガースのレコード『C・C・C』をプレゼントしてくれた時のこと。でも帆波よ、ガッカリするな。僕には予備のパイロットが必要なんや。エヴァ好きな人はきっと分かるはず。