周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月23—29日

2023年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム

コロナの頃の新幹線と柳井の白壁の町並み。今回のゴールデンウィークは4年ぶりに混雑しそうや。「また、緊急事態宣言が出んかのう」と危ないことを言っていたつねさん。理由は補償金の方が売り上げよりも多かったからや。吹けば飛ぶよな店やからな。つねさん、また行くから、焦がした焼き鳥は出さんでね。

 

4/23(日) 大島でマラソンとピクニックを兼ねた『マラニック』が行なわれていて沿道をランナーが走っている。メイド服にチョンマゲ姿というコスプレで走っているランナーを見た瞬間、車酔いでグッタリしていた孫が大復活。脳内で何が起きたのかは分からんが、僕も眠い運転から瞬時に覚醒したのは事実。

 

24(月) 昨夜は長男の走野が大阪から帰っていたので角田一家をお招きしての夕食会。料理はもちろん走野に任せたが、鼻かぜを引いているそうで味が分からないという。まあ食べる側も食通などおらんから大丈夫やろ。しかしいつも思うが食通の人って気の毒や。何を食っても美味いと思える人が子孫を残す。

 

25(火) 心臓リハビリへ。運動前に測った血圧は160近かった。看護師さんが「高いですねえ。もう一度測り直しましょうか?」と言われたので「あなたに測られたから興奮したのかも」と言いたかったが我慢した。昭和のセクハラおやじ!なんて思われたら困るからな。ちなみに運動後は120に下がっていた。

 

26(水) 先輩のK牧師に言われるまま、内容をちゃんと理解しないまま行った広島弁護士会館。弁護士有志のカルト問題に関しての勉強会やった。そんなことならK牧師一人で良かったやんと思いつつも、久しぶりに夜の都会をバイクで走れたし、夕食までごちそうになったし、来てよかったと損得で勘定する。

 

27(木) 学校に着いたと同時に弁当を牧師室の机に忘れたことを思い出し、妻に持ってきてもらうことに。授業中の教室の窓から弁当を受け取った。生徒たちがこぞって立ち上がり妻を見ようとする。カッコイイ牧師の妻がどんな人か見たかった?変な牧師の妻がどんなもの好きか見たかった?ま、後者でしょ。

 

28(金) 会食=会話をしながらの弁当が解禁になったので各教室をランダムに訪れての昼食を再開した。ところで最近は生徒の弁当箱にドカ弁が見当たらんな。僕の場合、弁当は2時間目までに食って、昼は食堂で定食を食べるのが高校時代の日課やったが、今の子は小食なんかなあ。単に僕が大食漢なだけか。

 

29(土) 時は丑三つを回って寅の刻。すなわち午前3時。牧師室で仕事をしていたらガタっと戸が開く音。誰も入って来んので見に行くと2cmほど開いていた。部屋を出たら自動ドアが作動していた。追いかけて外に出たが気配なし。こんな時間に来るのは正代さんだけやったが先月引っ越されている。生霊?


4月16—22日

2023年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム

「キナコ」と名付けたのは末っ子の帆波(ホナ)。茶トラはオスが多いと聞くがこいつはメスで専門用語ではレッド・マッカレル・タビー。直訳すると「赤い鯖の縞模様」?。性格は甘えん坊で欲求にストレートだとか。どうでもええが、長女は餌をやる時「キナちゃ~ん」と言うが、僕に出す時「ほれ!」というのはやめてほしい。

 

4/16(日) 光教会に行く度に思う。リニューアルした立派な礼拝堂。二階建ての牧師館。駐車場もそこそこ広い、中庭があるので子供も遊べるし、僕の好きなカタバミや秋にはヒガン花が咲き誇る。どなたか来てくれんかなあ。給金?そんなことなど気にしない牧師は、今ではどうやら絶滅危惧種なんやろなあ。

 

17(月) 学校の式典に遅れた夢を見て飛び起きた。心臓がドキドキ。外はもう明るい。壁の時計は2時過ぎ。今日は予定が無いはずやが。再び心臓がバクバク。あわてて寝ぼけた頭でスマホを確認。あれ、まだ朝の6時やん。壁の時計は止まっていた。病院で自転車をこぐよりも良い心臓のリハビリになったぜ。

 

18(火) 診療所に行くとドクターの息子さんが診察しておられた。いよいよ世代交代か。そばにおられた父ドクターに「お体を大事に。僕よりはお元気でしょうけど」と言うと「あなたほど病気の多い人はいませんよ」とのこと。『彼が担ったのは私たちの病…私たちの痛み』と聖書にあるが、僕のことかなあ。

 

19(水) 神学生時代に知り合った太田さんは青学の神学部を出て、短期間ではあったが農伝の授業の聴講者として寮生活を共にした仲。今日、そんな彼から70になったので隠退しましたというハガキが届く。もったいないなあ!早よ隠退せい!と言いたくなるような牧師もおるのになあ。え、僕もその一人?

 

20(木) そろそろ花粉も終息期に入っているというのに、なぜかクシャミが止まらない。鼻水も止まらん。どうやら風邪を引いたらしい。熱は無い。食欲はある。元気なのでコロナではないことにしよう。心当たりはパンツとシャツで寝て寒かったこと。今日が休校やったのは運か?神の導きか?とにかく寝よ。

 

21(金) 元気ハツラツバイク登校。職員室の席替えで今回の僕の席は偉い先生方(教頭や教務部長)の正面。元気が急速にしぼむ。4年目ともなればさすがに慣れるやろと踏んでいたが、小中高と職員室で絞られた記憶を例えて言うと、狼の中の鹿、シャチの中のクジラ、自動車専用道路に迷いこんだ原付オヤジ。

 

22(土) 長男が大阪から帰省したので次女一家もやってきた。先日僕が買った『もうじきたべられるぼく』という子牛の絵本を孫が見つけて、それを読みながら母子で大泣きしたそうな。そうか、そんなに感動したのか。感受性豊かに育って嬉しいぞ。よし今夜は焼き肉にするか!僕は感受性のカケラも無い爺。


4月9-15日

2023年04月16日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりに冷や汗というものをかいた。知らぬ間に小3の孫が僕の背中に貼り付けていたガムテープ。もしも妻が見つけてくれなかったらこのままコンビニに行くところやった。普段あの手この手で孫いびりをする僕への強烈な報復である。しかし背中に張り紙なんて僕の幼少期からのいたずらや。時代を越えて継承されるんやなあ。

 

4/9(日) イースターは早朝の天神境内から始まった。泊りに来ている孫らも遊べると思ってついて来たが草刈り作業だと知ると「帰りたい」を連発。ひと汗かいてイースター礼拝⇒祝会と進み、午後から大島教会の礼拝を行ない、目まぐるしい一日も終わりと思いきや、つねさん登場で延長戦。午前2時半終了。

 

10(月) 聖光高校の入学式。新入生は約190名。体育館にズラリと並ぶ生徒を眺めた時、頭の中をよぎったのは「またこれだけの人数のテスト採点や成績評価をすることになるのか」ということ。こんな時はヤノイチのことを思い浮かべる。とは言っても彼は見事に勤めた。僕との共通点は破天荒な授業だけや。

 

11(火) 心臓リハビリの自転車こぎでの楽しみは看護師さんが「大丈夫ですか?」「息切れは無いですか?」「痛みは無いですか?」と5分ごとに尋ねてくれること。人間、優しい言葉を受けると元気が出る。少々キツくても「大丈夫です」と応えてしまう。もしかして爺ちゃん扱いされているのかも知れんが。

 

12(水) 何も用事が無い日が僕の休日となる。今日がそうやった。ちょこっと愚痴ります。色々と仕事を安請け合いして、自分の首を絞め始めたのが還暦を過ぎてから。しかしその収入分から教区の援助金を減らされるので、ある意味働き損。働けど働けど、なお我が暮らし楽にならざり…か。以上、愚痴でした。

 

13(木) 意気揚々新学期の教室に行くと「誰もおらんがな!」。いきなりボイコットか?それともまた僕の勘違いか?職員室で聞くと「写真撮影です。そのうち戻って来ます」と。この学校に来て4年目。僕が若い教師なら「ええ加減に覚えろ!」と叱られるとこやが誰にも叱られない幸いな年齢。でも笑われた。

 

14(金) 朝6時半に職場に向かう。今日の職場は幼稚園。急な要請が来て園バスの運転や。それが終わると高校の授業。それが終わると今度はお帰りのバス運転やが、ひと雨来そうなので一端教会に戻って、バイクから車に乗り換えて幼稚園へ。案の定、降り始めた。好判断に満足しニコニコ顔で発車オーライ。

 

15(土) 今日は高校の通信制入学式。本当は数少ない結婚式のバイトが入っていたんやが泣きながらキャンセルした。そのバイト収入を当てにして、バイク用のジャンパーやCDや本を買い込んだり、やたらとPaypayで支払いをしていたので惨憺たる大誤算や。通帳の残金を心配しながらのおめでたい入学式。


4月2-8日

2023年04月09日 | 日記・エッセイ・コラム

僕が大好物なのを知っていた友人が岡山県で見つけて買ってきてくれた。大きなもので8cm程度の小ぶりシャコやが嬉しかった。昔、親父がよくタライ一杯買ってきてくれた。あの頃のような10cm以上の子持ちシャコが食べられる日はもう来んのかなあ。ちなみに写真のシャコで800円近い。もしデカいのが手に入ったとしても買えんで。

 

4/2(日) 新年度の教会総会を開催。大教会も小教会も議題数はほぼ同じなのに東京の某教会では総会は二日に分けて開催されていた。議員(信徒)が多いので議論も尽きんのやろな。一方、大教会(ここで言う大とは大いなるの意)である周防は二日以上かかるであろう議論を23分で終わらせたのは大牧師の采配。

 

3(月) まだほとんどの人がマスクを着用している中、僕は外している。スーパーなどで、まれに外している人などを見ると、まるで同志に会ったような親近感を覚える。しかし時期が悪い。今は花粉飛散の真っ盛り。本当はマスクをすべきところを我慢してまで外している僕は天邪鬼と呼ばれても反論できない。

 

4(火) 心臓リハビリへ。普段運動などしない僕にとってこの自転車こぎは唯一の運動と言える。他に運動と言えば、毎日数回程度2階の牧師館に上がる21段の階段くらいか。もしそれを運動として数えるならば毎晩の寝返りや風呂で体を洗ったりトイレでキバルのも立派な運動や。室内アスリートって呼んで。

 

5(水) 二回目の聖書販売。再び本屋のオッサンとなって売り場に立つ。途中でおつりを10円渡し忘れたことに気付いた。手がかり①思い当たる人物は12人にしぼれる。手がかり②封筒の文字から筆跡をたどれる。授業が始まったら対象者を探そう。うまくいったらこれで一コマ分の授業の時間稼ぎができる。

 

6(木) 県議会選挙の期日前投票に行く。超保守大国である山口県ゆえ、最初から負け戦になることは分かっている戦場に犬死に行くような気分にもなる。子供の頃の学級委員選挙が懐かしい。大抵は成績の良い生徒が選ばれたが、例外もある。高校時代に最も成績が悪かった奴が学級委員長に選ばれた。僕です。

 

7(金) 次女が子連れで泊まりに来た。春休み最後の家族サービスとの名目やが実は子守り分業が目的。哺乳類の中には自分の子の面倒を仲間に見てもらうケースがある。驚くことに鳥類や昆虫の中にもある。スズメバチなどは子供(幼虫)から大人が餌をもらう。僕も時々子供から小遣いをもらう。昆虫並みやな。

 

8(土) 向こう脛を弁慶の泣き所と言うが、二週間前に坂道でバイクの方向転換をした時、転倒させないよう必死になり、向こう脛を打ってしまった。スタンド部分にぶつけたのである。その時の尋常ならぬ痛さは今日まで続いた。確かに弁慶も泣くはずやで。でももしバイクを倒していたらもっと泣いたかもな。


3月26日—4月1日

2023年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム

誰も来ない秘密の花見場所に行った。昼間はもちろん、夜になってもすぐ側に外灯があって夜桜が楽しめる。しかし僕の目的は実は桜ではない。以前ここで聴いたゴロスケホッホ~の鳴き声、フクロウである。今年も聴こえんかったなあ。もう少し遅い時間の方がよかったか。花より団子、団子より鳥。

 

3/26(日) 昼からの大島教会の礼拝には僕だけバイクで行った。理由は礼拝後すぐに自宅に戻ってリモート会議に出なければならないからや。とは言いつつ本音はバイクで走るのが嬉しくて仕方がない。信号機の無い里山や海岸通りを走る気持ち良さよ。明後日は広島市内で会議。市電と並走するのも楽しみや。

 

27(月) 新入生への聖書販売。今年で4回目やが、今もって聖書と讃美歌で6000円以上もする代金をいただく心苦しさよ。それに見合った授業をしているのか?と自問してしまう。今日は素性を隠して本屋のオヤジとして「まいどおおきに!」などと笑顔で売ってはいるが、本音は「堪忍やで」と言いたい。

 

28(火) いざ広島へ!が、出発前に妻が言う。僕の会議中に観たい映画があるから広島まで乗せてってと。ただし、バイクはヤダと。ぶっ飛ばそうと思っていた西広島バイパスが…。路面電車との並走が…。仕方なく観光渋滞の中を車でトロトロ広島へ。おかげで飯食う時間も無く、コンビニ弁当買って会場へ。

 

29(水) 今日は大阪から友人が遊びに来る!はずやった。でもなんとなく不安が頭をよぎり電話「今どのへん?」「家におるけど?」。アジャパ~!こっちは週報の予定に「友人来会」とまで書いたのに。原因はラインの読み間違い。年寄りの間で時々起こる珍事。若者ぶってラインに頼りゃこういうことになる。

 

30(木) まあいずれにせよ今週は教会総会の資料作りで客を迎えるどころではなかったのでホッとした。それとは別に嬉しい出会いを報告。教会の前に数年ぶりに姿を見せたのは2匹のアナグマ。まだおったんや!どこで暮らしとったねん!悪いけれど、友人の来訪よりも君たちとの再会の方がずっと嬉しいぞ!

 

31(金) 総会資料も目途がついたので夜桜見物に行く。桜の名勝「錦帯橋」になど足を踏み入れるとエライ目に遭うから向かったのは誰も知らない秘密の花園。ただ一点だけ不満がある。誰もいないとなると逆に気分が乗らん。独身時代に戻り彼女と一緒なら最高やろな~なんて思いつつ弁当食ってすぐ帰る。

 

1(土) 総会資料を見た孫が尋ねる。「これ何?」。「明日の会議で使うんよ」と答えたが、怪訝な顔をしてそれ以上尋ねてこんかった。おとなしい挿絵ならまだしも、漫画やパロディー写真をふんだんに取り入れている資料など子供から見ても会議と結びつかんのやろ。大人にはまだまだ不思議な世界があるんだよ。