周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月16―22日

2020年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

ある青年から「おっちゃんや!」と、こんな写真が送られてきた。確かに似ている。20年前の僕やと言えば誰もが見間違うほど。こんなポスターになるくらいやから有名人なんやろうが残念ながら僕は知らない。時たま「あなたは〇〇にそっくり」とか言われることがあるが、その〇〇が僕よりも年下やったら「そいつが僕にそっくりなんや」と必ず修正をする。

 

2/16(日) 礼拝中に妻の携帯が鳴った。基本的なマナーを怠った妻も妻やが、礼拝中に電話をしてくるのは「誰や?」と妻に問うたが黙秘。「彩七か?」「・・・」「天語か?」「・・・」「大阪のオカンか?」「・・・」。結局犯人は帆波やった。「荷物が届いた」と知らせてきたという。お前は一体どこで生まれ育ったんや?でも疑った連中は全て身内。僕の教育が悪かったんやろな。

 

17(月) 中国同信会の有志6名が来訪。昨日の礼拝後に「明日は中国からお客が来るので久しぶりに僕が中国語で応対します」と言ったら、某信徒が目を丸くしていた。こうして冗談を本気にしてもらえる時って「やった!」と嬉しいが、場合によって冗談ではなくなることもしばしばあり、ヒンシュクを買うこともある。だけどそんな時も僕は何故か嬉しいという曲がった性格。

 

18(火) 愛隣幼児学園の礼拝。なんやらいつもと違うぞ。礼拝は10:15~45なのに、10時にもう園児がホールに集まっているではないか。このままじゃいつもより早く始まってしまう。すなわち礼拝終了まで45分間!オーマイガー!(おお我が神よ)。僕は月に一度3~6歳児相手に30分の説教というミラクルな試練を味わっているが、15分延長は労災認定もんやで。

 

19(水) うちで事業団のサービス向上委員会。今日は新理事長が広島からJRで岩国に来て、岩国からなんと路線バスでうちの町まで来るというミラクルを見せてくれた。確かにローカルな岩徳線は1~2時間に1本しか無いけれど、バスに至っては日に4本しか無い。どこで調べたのか新理事長の意気込みは半端やない。いや・・・ここまでされたら半端の方がマシかも。

 

20(木) 今日も今日とてミラクルが続く。夜、B君が35個もの太鼓饅頭を手土産に持ってやってきた。土産と言えば聞こえはええかも知れんが、ここまでやられると、もはや嫌がらせの域にすら達しとるぞ。子供の頃、怖い耳鼻科に我慢して通った後、母が褒美にと買ってくれた太鼓饅頭。確かに僕の好物やが、これを食うたら通院どころか入院せにゃいけんようになる。

 

21(金) 入院は御免こうむりたいので、岩国東教会で開かれる牧師会に昨夜もらった太鼓饅頭を持っていくことにした。ところで僕は太鼓饅頭と呼ぶけれど、回転焼きとも、二重焼きとも、大判焼きとも、今川焼きとも呼ばれる。全国的にはもっと色んな名がある。それは僕が、さとべえ、さとっさん、師匠、山賊王、おっちゃん、ジジイ(子や孫から)!などと呼ばれるが如し。

 

22(土) 大阪から帰山した智君にまたぞろパソコンを見てもらった。まさに定期健診と言ってもよいレベルや。今回は画面に「このページは表示できません」とかいうエラー警告がひんぱんに出るので、それを解除してもらうのが目的。勘違いしてはいけない「いやらしいサイト」など見ない。たぶん見ないと思う。見ないんじゃないかな?ま、ちょっと覚悟はしておけ。牧師宣言。


2月9―15日

2020年02月16日 | 日記・エッセイ・コラム

柳井教会の啓ちゃんは僕のことを「河童さま」と呼ぶ。それは今から18年ほど前、僕が黄疸で入院した時、体が黄色っぽくなったのが理由。僕のイメージでは河童は緑色やが、なぜか啓ちゃんは黄色=河童と判断したらしい。ところで僕は鬼太郎の常連仲間の中に、なぜ河童が居ないのかと悔しがるほど河童好き。障害者芸人あそどっぐの河童ネタも大好き。

 

2/9(日) 礼拝が始まる前に矢野夫妻は発たれた。「泊まるだけ泊まって礼拝にも出ずに去るのは心苦しい」と言われていたが、あいにくとうちの教会は「心苦しくなる」ような礼拝はしていない。行ってらっしゃいませ。お気をつけて~。とお見送りした後、ふと出席者名簿を見たら矢野夫妻の名前がしっかり書かれてあった。どうやら心だけは出席されて行かれたようや。

 

10(月) ん!タッチパネル式になっとる。時代の流れとは言え、すき家、お前もか!以前クロネコの宅急便で屈辱を味わった記憶が頭をよぎる。ここでモタつく訳にいかん。今の時代タッチパネルなど常識。還暦を過ぎてもチョチョイのチョイやという慣れた手付きを装って注文を送信。でも今日はおしんこはあきらめた。悔しいけど注文の仕方が分からんかったからや。

 

11(火) 先日からモヤモヤした感覚がずっとぬぐえなかった。そこでもう一度チラシを確認したら15時と思っていた開会時間が14時の勘違いだったことに気付く。慌てて下松教会へ。ギリギリセーフ。ブルースリーの名言「考えるな!感じろ」や。さすが僕。どうも何か怪しいと感じたからなあ。凡人には出来んことや。え?その前に「思い込むな!確かめろ」ってか?

 

12(水) 中華料理屋の窓の外に小鳥がいる。最初はウグイスかと思ったがウグイスは警戒心が強く、なかなか人前に姿を現さないはず。でも姿形はウグイスに似ている。特徴を覚えて帰って、パソコンで調べたらジョウビタキのメス説が浮上してきた。こんな時、調べずにはいられん性格も困ったもんで、結局どっちか判断がつかぬまま無駄に半日を費やしてしまった。

 

13(木) 国会中継を観ているとつくづく思う「あんなんでええなら僕でも大臣くらいできるで」と。要するにこういうことやろ?受けた質問には決して答えず、的外れな発言をするか、秘書の言うセリフをそのまま繰り返したらええだけや。今、イライラしている人はぜひ国会中継を観ることをお勧めいたします。なぜならそのイライラを忘れられる点ではとても役に立ちますよ。

 

14(金) バレンタインデー。もらったチョコレートの数は家族も含めて5つ。下さった方々の年齢を平均すると59歳。なんとか僕の年齢よりは下回ったのが嬉しい。しかし家族を除いた純粋な(何をもって純粋と言うのかは説明しにくいが)平均年齢は84歳。僕個人のギネス新記録を叩き出した。それはそうと、糖尿の僕にチョコレートをくださる愛と勇気に感服しました。

 

15(土) 先日ここしばらく顔を見せなかった常連のホームレス青年がフラリと現れた。思わず「死んだとばかり思ってた」と口に出してしまったのは、実際に路上死する人が多いからや。そんな彼が開口一番言った「お金ください」。こら!長いブランクでルールを忘れたんか。うちの教会は泊まりと飯と風呂は何日でもOKやが、銭だけNGや。でも生きててくれて嬉しいで。


2月2―8日

2020年02月09日 | 日記・エッセイ・コラム

複数のリクエストにお応えして紹介します。これが孫に笑われてしまったガイコツのお面アイテムです。どうですか?そこそこ不気味でしょ?少なくとも「なまはげ」よりは迫力もあると思うので3~5歳児であれば十分に泣かせる勢いがあると思います。それゆえ「なまはげ」が「幼児教育に悪影響を及ぼす」というのはいかがなものか?負けるな!なまはげ文化!

 

2/2(日) 僕の至福の時間「寝床読書」で『世界動物文学全集/30巻』は間もなく27巻を読み終える。今読んでいるのは絶滅の危機に瀕したアメリカシロヅルを守ろうとする人々の物語やが、日米が戦争をしている最中にアメリカではシロヅルの保護に必死やったという内容に驚かされる。だったら言わせてもらうが、辺野古の埋め立てを中止させてジュゴンも保護しろ。

 

3(月) 結婚式ではライスシャワーや花吹雪などを撒いて新郎新婦を祝福する。誕生日にはクラッカーや紙テープなどでお祝いする。それは深夜の出来事。教会の小便器の水流が悪いので調整することにした。9/16の惨事は再び繰り返すまいと用心しつつバルブを緩めた途端に大噴水!Happy Birthday!62歳。深夜に水を浴びて自らを祝う、おめでたい男。

 

4(火) -3.8℃。やっと例年並みの玖珂盆地の寒い朝を迎えた。それでも平年の-5℃には届いていない。いずれにせよ昨日水浴びをした時に氷点下じゃなくて助かったわい。しかし夜が更けると急に行動を起こしたくなるのはなんでやろ?ふり返れば子供の頃からの習性やった。これはもしかしたら、古いご先祖さまの中に泥棒かドラキュラがいたのかも知れない。

 

5(水) 孫のお守りで徳山へ。とは言えほとんどの時間、娘の家のソファーで昼寝をしていた。ついでに晩ご飯もいただいて帰る。これじゃ何をしに行ったのか分からん。それもこれもこの家が床暖房でポカポカなのがいけんのや。ちなみに牧師室にも床暖房がある。僕の仕事机の下。ただし40cm四方ほど。え?それは床暖房などと言う代物ではなく、単なる温熱マット?

 

6(木) 診療所へ。やった!血糖の数値が少しだけ下がっていた。お医者さまが言う。「結婚式もクリスマスも正月も終わりましたからね」。よくご存知で。でもその言葉を言い換えると、おそらくこういう表現になる「自助努力は何もしていませんね」。さすが名医!ご明察!と言うか、努力ができるような人間ならば、好き好んで牧師なんてヤクザな商売などしとりませんぜ。

 

7(金) 所用で広島に出かけたがカーナビがスカタンばかり指し示して難儀した。十年以上前に買ったものゆえ致し方ない。こんな時スマホがあればカーナビなど不要になるという。先週の教区の集まりでもスマホ会議が提唱されていた。スマホは便利。スマホは常識。スマホは地球を救う。「そんな誘惑に負けるか」と天邪鬼な性格が抵抗する。それはそれで難儀や。

 

8(土) 矢野牧師夫妻が来泊。夜、牧師室のストーブを使って殻つき牡蠣を焼いて食べた。火でハジケた牡蠣の殻が周囲に飛び散る。モクモクと煙も立ち上る。その光景を見ていたマダム矢野が目を丸くしてつぶやかれた。「牧師室で焼き牡蠣するなんて・・・」。え?みんな焼かないの?全国どの教会でもこの時期には牧師室で牡蠣を焼くでしょ?もしかして・・・うちだけ?


1月26日―2月1日

2020年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりに人気のラーメン屋『彩竜』に行った。相変わらず入り口には、やや表現が変わってはいるが「チャーハン注文するな」の貼り紙がある。どないやねん?とは思うが、この貼り紙はある意味での「客寄せ」になっているのも事実や。ええこと考えた。教会でも真似よかな?「もう説教聞くのやめようぜ。作るのにあきた。頭もいたいし。牧師」・・・てな具合にね。

 

1/26(日) 今年の『周防教会研修会』講師の濱田牧師はバイトをするために某宅配便会社に面接に行ったらしい。過去にその仕事をした経験もあるので大歓迎されると思っていたのに落とされたという。ただですら宅配業界は人手不足なのに何故でしょうか?答えを聞いて笑いこけた。髭のせいやったとか。おもしろい!次の研修会テーマは『髭差別問題』で決まりや。

 

27(月) 今年初めての蕎麦屋。相変わらず安くて美味い。ここのご夫妻がビニルハウスで作っておられるというイチゴもいただいたが、なんとその甘いこと!え~っと何ていう名前やったかなあ。『恋ごころ』ではない、『恋しぐれ』でもない、『恋疲れ』・・・。聞いたのに忘れた。まあ美味しかったら名前なんてどうでもええわ。あ!思い出した『恋がたき!』んな訳ないわな。

 

28(火) 出ましたリフトバスの修理代。請求書を見る時の気分は通信簿を見た時の気分と酷似している。嬉しいことに「ホッ」の範囲で仕上がった。それでも8万円近くかかったので「ホッ」と「ヘナヘナ」の中間ってとこか(1/25のジャーナル参照)。修理屋さん曰く「発電機が故障。塩害のせい」とのこと。日本海の側で走っていたからなあ。地の塩となれ!は考えもんや。

 

29(水) 「もうすぐバレンタインデーなので」と言われ、チョコレートを差し出された。「いや、こんなの頂けませんよ」とお断りしたが、僕の手に強引に押し付けられてしまった。困った思いとは裏腹にルンルン気分でバイクにまたがって帰る。僕もまだ捨てたもんじゃないな。しかし過去最高やろな。九十近い独身女性からチョコをもらったのなんて。福祉訪問での一幕。

 

30(木) 教区の会議の後、帆波を誘い出して食事へ出かけた。餃子屋を見つけ入ろうとしたら「どこ行くん」と引き止められた。よく見ると美容院やった。餃子屋は二階。「紛らわしい所に看板を付ける方が悪いんや!」というのはどうもオヤジ側の言い分で、帆波は「間違いようが無い」と言う。ほんまやろな!過去に何人のオヤジが間違って入ったか美容院に聞こか?

 

31(金) 一泊二日の会議を終えて、ゴブちゃんこと光教会の橋本牧師の車で帰路へ。途中ゴブちゃんお薦めのラーメン屋へ。期間限定ラーメンとやらを注文した。ええ加減に卒業せにゃあかん。こういう言葉に惑わされるのは。関西人は「損得」を基準に考えてしまうので「限定」とか「特別」とか「割引」とかいう言葉に無条件に反応する。しょうゆラーメンにすりゃよかった。

 

1(土) 秋田のなまはげは「幼児に悪影響を及ぼす」との理由で昨今危惧されているが、今日結構リアルな骸骨のお面をかぶって孫たちを驚かせた。きっと大泣きをするに違いないと期待していたのに、逆に大笑いされてしまう。遂に免疫が出来たようや。ところが数種類のケーキの中で一つしかないチョコを取ろうとしたら大泣きされた。欲望には免疫が通じんみたいやな。