周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

3月25―31日

2007年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_32 鳥取砂丘の「馬の背」に登る我が子たち。下から、彩七(サイナ),帆波(ホナ),友佳(ユウカ),走野(ソウヤ),そして最初に登頂したのは、朝38.4度の熱があった天語(テンゴ)。命を削ってでも遊ぶ天語を見て僕はつくづく「血は争えん…」と思った。砂丘の向こう側は怒涛の日本海や。クリックしても誰が誰やら判らんぞ。

3/25(日) 夜になって天語(テンゴ)が38.5度を超す熱を出した。明日は8年ぶり2度目の家族旅行やというのに。もしも熱が下がらんかったら天語だけ残して行くか?一人分浮くから誰かを誘うか?とにかく天語のことよりも旅行を決行できるかどうかの方がみんなには気がかりや。

26(月) 何事もなかったように旅行に出発。決行できて良かった。目指すは鳥取砂丘~皆生温泉。約7時間のドライブ。ところで天語の熱は今朝の時点で38.4度。家で寝ても宿で寝ても同じやろ…という強引な結論。行きたい一心で「何事もなかった」ことにして出発した鬼の家族。

27(火) 彩七(サイナ)の一言で旅程変更。サンドミュージアムをキャンセルしてゲゲゲの鬼太郎に会いに境港へ。なんとそこでバッタリ会ったのは妖怪川原小僧(K牧師一行)。次に松江堀川遊覧船へ。今度は友佳(ユウカ)がダウン。もちろん友佳だけ車に残し船に乗る。こんな鬼の旅でした。

28(水) 出勤した友佳と走野(ソウヤ)以外、朝から旅の余韻に浸っている。思えば82年3月26日に周防に着任して25年。教会から慰労の海外旅行を勧められたが丁重にお断りした。え?そんなこと勧めた覚えなどない?それよりも25年我慢した信徒をねぎらえって?えらいすんまへん。

29(木) 彩七の友達らを連れてランチへ。間もなく彼女らは玖珂の町を離れてゆく。ほとんどの子どもたちは、高校卒業と共に就職や進学で町を出る。町で出会ったら「牧師~!」と、こっちが恥ずかしくなるほど大声で呼ばれた。その声も聞けなくなるのか。田舎の春は別れの季節。

30(金) 午前2時過ぎ、遠かった稲光が次第に玖珂に接近。そして遂に落雷と叩きつける豪雨。牧師室から外に出た時バリバリバリッと近くに落ちた。すさまじいエネルギー。2階に行ったら帆波(ホナ)以外、みんな目を覚ましとる。こやつ…できるな。ただの不登校児ではないと見た。

31(土) 明日の教会総会を前に資料作りの大詰め。資料自体は出来てるんやけど、いつものように資料を楽しくする挿絵を決めるのに時間がかかっている。以前、教区の資料審査員からこの挿絵が「ふざけている」と指摘されたことがある。そうかなあ?僕はいつも大真面目なんやが。


3月18―24日

2007年03月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_31 僕を激しい歯痛から何度も助けてくれた頼もしい友、『座薬』ちゃん。病み付きになったら困るけれど、冷蔵庫に常備しておきたい代物。残り6発!いや、6錠?6剤?座薬を数える単位は何かな?どうしても弾丸に見えてしまう。とにかく、良い子は医師の診断無しに、むやみにお尻に入れてはいけないぞ!

3/18(日) 午後から広島で死刑制度に関しての学習会。光市母子殺人事件の弁護士が講師。しかし僕が面白かったのはK牧師の問題提起的発題。「死刑は廃止して、その代わりに被害者(家族)の溜飲をさげるため、加害者に直接報復させる…って方法の可能性は?」という内容。誤解を

19(月) 恐れず語ったK牧師の視点は無視できない。こういう発言をすると反論が出るのは必至。人を許してなんぼのキリスト教。報復の提案など考えられん。でも信仰を持たぬ人をどう説得するかの案外そこは盲点かも。人の命がかかっている問題ゆえ、発想の転換も大いに必要。

20(火) 保男にもらったCDの1曲目が終わったところでカーステが突然止まった。そしてディスクまで取り出せなくなってしまった!その曲というのがここでは書けん下品な曲で、プライドを傷つけられたカーステがストライキを起こしたとしか考えられん。どないしてくれるねん!

21(水) 2年前の夏期実習生のエビラが今日結婚式を挙げた!だが快挙はそれではない。保男が出席したのだ!会場は遠く神戸なのに、なんと義理堅い奴や。僕は深く感動した。あなたの(カーステの)罪は許された。ホンマは大阪で遊ぶのが目的やったんやとは思うが…僕はうれしいぞ。

22(木) その保男が帰ってきた。しっかり土産まで買ってきとる。成長したなあ。僕もここまで育てるのに苦労した甲斐があるというものよ。と…そこまでは良かったんやが「自分の土産を買い忘れた」とか言って慎に買った土産を自分のものに変更する保男。だがそれでこそ保男よ。

23(金) 久しぶりに天語(テンゴ)と温泉に行く。その天語が言う「父さん。僕を温泉に誘ったのは、あそこに毛が生えたか確かめるためじゃろ?」天語よ。過敏になるお前の気持ちはよく分かる。父さんも中学生時代に経験したからな。でもな…お前の言う通り興味珍々、いや興味津々や。

24(土) 大相撲が始まるたびにある牧師が「優勝力士を賭けよう」と挑発してくる。彼は賭け事はよくないことを知っていてそんな誘いをしてくるのだろうか?え~と…僕は朝ちゃんに一票。負けた方が飯おごるんやで。今日、朝青龍が白鵬を倒し12勝2敗で並んだ。興奮するなあ。


3月11―17日

2007年03月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_30

長男の走野(ソウヤ)が働く『小料理なかの』に、突然、俳優の柳沢慎吾が来店。しかし、その時の写真を店に飾るのはやめろよな。店の風格が落ちるぞ。…などと言いながら、こうしてブログに載せている僕はいったい何者よのう。

(写真左より2番目が走野。左が板前さん)

3/11(日) 歯痛が取れん。医者からもらった薬はすでに切れている。市販の鎮痛剤は全く効かん。最後の手段。あるお客が忘れてった座薬を投入?挿入?とにかくブチ込んだが2時間しか効かん。拳銃みたいに何発かケツに装填しておけんやろか。ああ…痛みで文章までが下品になる。

12(月) 深夜のこと。妻が激しい胸の動悸を覚え「救急車を呼んでほしい」と言う。しかし救急車が到着するまでに動悸が治まってしまった。なんと気まずいことよ。本当は喜ぶべきことなんやろが、立って車を待つ妻にせめてうずくまっているよう指示する。この期に及んで見栄や、

13(火) 恥、外聞が気になる情けなさ。そのまま周東町の藤政病院に搬送されて「念のため」と一晩入院することに。翌日精密検査を受けに柳井の総合病院へ。ところで僕の歯痛ですが、月曜に歯医者に行ったら嘘のように消えました。え?僕の虫歯なんかより雅子さんが心配だって?

14(水) 2/14にチョコをもらったお返しをせにゃいけん。身内には焼肉をごちそうしたが、問題は彩七(サイナ)の友達。日曜礼拝への『招待券』ってのはどや?嫌がられるのが目に見えとるわい。だけど『招待券』が無いと入れない『プレミア礼拝』っての…一度くらいやってみたいな。

15(木) 先日ネットショップで都々逸(どどいつ)の本を買った。有名なところでは『恋に焦がれて鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす』ブラボー!僕のいち押しはこれ『白だ黒だと喧嘩はおよし、白という字も墨で書く』。もう一発『ほれた数から振られた数を引けば女房が残るだけ』

16(金) 未明に雪が降った寒い一日。前から一度行きたかった大島の大観荘の風呂に入る。寒風が吹きつける中の露天風呂は気持ちがいい。目の前に大島大橋。眼下にゃ大島名物の激しい潮流。なかなかの絶景やがな!旅番組に出てくるみたいや。そうそう、雅子は元気になりました。

17(土) 彩七が徳山看護専門学校に合格した。実は先月の初めに、第一志望の岩国看護を落っこちていたのだ。本人は内緒にしといてと言っとったがもうええやろ。一方的報道協定解除や。しかし彩七よ。入試なんてガキのレベル。本番は国家試験!そして実践で勝負や!格闘技かいな。


3月4―10日

2007年03月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_29 左下の奥歯。かぶせてあった銀歯を取り除いて、ギュイィィィィ~ン!と削られたところ。痛さと恐さで涙がこぼれました。無痛治療をしてくれる歯科医は町内に一軒しかなく、超混み混みなので断念しました。

(写真をクリックすると、デッカくなってキモいよ!)

3/4(日) 2~3日前から奥歯に鈍痛が起こっている。過去こういう痛みがした時は、ひんぱんに歯みがきをすると治まったので、とにかくゴシゴシ磨いてみた。やはりそれなりに効果はあり鈍い痛みは消え始めた。しかしそれは消えたのではなく、爆発のチャンスを待っていたのだった。

5(月) 低気圧の通過で台風並みの大風が吹いた一日。また見に行きたいなあ…日本海。荒れ狂う大波。吹きすさぶ寒風に逆らうかのように飛ぶ海鳥。超自然的な光景は人を魅了してやまない。そういう意味で言うたら、うちの教会も超自然的な人々であふれとる。魅了してやまんなあ。

6(火) 爆発!痛さで眠れんかった。歯痛というのは何故泣きたいくらいの痛さを伴うんやろ?歯が痛いのに頭や肩まで痛い。僕の場合、ここまで痛くなってはじめて勇気が出てくる。「この痛みを我慢するよりゃ治療を受ける方がマシ」と、怖いけれど歯科医に通う決断をする勇気が。

7(水) 昨日『啓蟄』を迎えたばかりなのに今朝の玖珂は-3.1度。生き物たちも困惑していることやろ…と思うなかれ。ヘビなどは北側の斜面に冬眠する。南側だとポカポカ陽気にだまされて早く穴から出てしまう怖れがあるからや。人が何と言おうと啓蟄の日は生き物自身が決める。

8(木) 一昨日歯医者に行ったが、まだ鈍痛が残っている。医師に治療の希望を聞かれたので「この際、全歯を徹底的に治してほしい」と言ったら、治療は約30回で半年以上かかると告げられた。子供の頃、死ぬほど怖かった歯医者に30回も挑戦するとは!僕も大人になったもんやな。

9(金) 転職先を探していた大阪の友人が5件目の面接で就職が決まった。資格や手に職がある人間は強いな。それに比べると牧師なんて潰しがきかんから50で転職ちゅうのは至難の業やで。履歴は…世間知らず,プライド高し,特技は説教…いかがでっか?そんなやつ誰が雇うねん。

10(土) 吉野家の牛丼を買って帰る。牛皿(肉のみ)を注文した。牛丼を持って帰る場合はすぐに食べんと飯が汁を吸い食感が落ちるので牛皿を持ち帰るのが通。いざ夕食時、子供らが丼飯に肉を山盛りかけたので怒った。大人気ないとは思ったが…こと牛丼に関しては僕は譲れない。


2月25日―3月3日

2007年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_28 昔、オレが夕焼けだったころ、弟は小焼けだった。お袋が霜焼けで、おやじは胸焼けだった…。わっかるかなあ?わかんねえだろうなあ…。キリスト教界の松鶴家千とせ、ことY山J牧師の説教は大変よくわかる。今度またいつ、あの漫談説教が聴けるやろか。【クリックすると超デカになるよ!】

2/25(日) 任地が決まった横山牧師に最後の説教奉仕をしてもらう。とは言ってもお願いしたのは二日前の金曜。本人はまた僕の冗談やとばかり思っていたらしい。うちに来る牧師は『突然説教依頼』に出食わすのでみんな気が抜けんと言う。牧師なら覚悟せよ!ちなみに謝礼は無し。

26(月) 運転免許の更新に行く。手数料は2800円。他に交通安全協会費が任意で2500円だという。「ああ…今持ち合わせが2800円しか無いんです」と断った。ほんまは「しょうもない事に銭を使う協会になんか払えるかい!」と言いたかったが、せこい手を使わせていただきました。

27(火) 校長が教員に君が代演奏を命じたのは合憲だという最高裁判決が出された。思想・良心の自由の憲法19条には反しないらしい。ここまでする意味がわからん。得体の知れん国家という名の化け物が見え隠れする。この国は強制しなければ誰も従わないし誰にも愛されんのやな。

28(水) イチョウの真下。決して張り出している枝の範囲に立ったり車を停めてはいけない。ヒヨドリの糞の標的になっちまう。昔パチンコを作ってカエルや鳥を狙ったがその頃の猟奇的な感情が湧きあがってくる。ヒヨよ。今度オレを怒らせりゃ…中学時代に戻った僕が現れるぞ!

1(木) 彩七(サイナ)の高校卒業式。蚊の鳴くような声で歌わされている君が代の間、いつものように着席していた。ここには500人以上もおるんやぞ。せめて教員はもっと大きな声出して生徒をリードせんかい!愛国心をみせてやれよ!「小声で歌え」という業務命令なら仕方ないけどね。

2(金) 2年前の夏期伝生エビラが今春広島の教会に赴任することになった。正確に言うと今月21日に結婚する彼女が赴任する。エビラはルーテル教会の出身ゆえ教団の牧師になるためにまだ猶予がいるらしい。しかし彼は知るやろ。そこまでもったいぶるほどの教団やないことに。

3(土) ♪灯かりを点けましょ爆弾に、ドカンと一発ハゲ頭、五人囃子の愚連隊、今日は楽しい便所掃除♪灯かりを点けたら消えちゃった、お花をあげたら枯れちゃった、五人囃子は死んじゃった、今日は悲しいお葬式♪…こんな替え歌を作る奴らがまだ居ることに救いを感じる雛祭り。