周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月18—24日

2021年07月25日 | 日記・エッセイ・コラム

またログイン問題が発生してジャーナル更新が出来なかった。マギシステムが僕とパソコンのシンクロを拒絶しているのかもしれない。なんてヱヴァ的表現をしてみたが、結局日曜の朝早くから大阪の智光君の助けを借りることになってしまった。さて、写メは帆波が父の日にくれた《ヱヴァ暖簾》。どこで見つけてきたのやら。でも、ええやん。

 

7/18(日) いつかは訪ねて来るやろうと思っていたつねさんが今夜来会。ちょっと前なら深夜1時まで付き合うのは辛かったと思うが、今はもう体調も回復したので大丈夫。つねさんもそのことを心得て来てくださった。さすがやな!あの風貌から見ても、そんな配慮が出来るような人物には見えないのになあ。

 

19(月) 駐車場のイチョウの木はセミのコンサートホールと化している。どこで鳴きよるんか?声はすれども姿は見えず、ほんにあんたは屁のような。毎日セミ採りに行った子供の頃はすぐに見つけたけれど、大人になった今、探しても探しても見つからない。そのかわり早くも実を付け始めたギンナン見っけ。

 

20(火) キャンプ場の下見へ。毎年のことやが河川敷はその年に降った雨の量次第で地形が変わる。今年もやや変わっていた。テントはなんとか3張は設置できそうやが整地が必要。ただ僕が動けないゆえ、整地要員と荷物の運搬要員を確保しなければならん。ということで今年のキャンプ参加者は覚悟が条件。

 

21(水) 今日が『シンヱヴァ』の上映最終日。行かいでか(行かずにおられるかという関西弁)。生涯で初めて同じ映画を映画館で三度も観た。観る度に違う感動がある。しかし映画が終わった後、自分の席の足元を見てビックリ。周防の食べこぼし王、晋作さんや栗栖さん並みにポップコーンが散らばっていた。

 

22(木) キャンプに備えて発電機のメンテナンスをする。とは言え、あんな重たいマシンを今の僕は持てないので、助っ人としてB君を呼ぶ。30℃を超える猛暑の中、オイル交換や部品の掃除をしてもらった。これで安心や。お礼として焼き肉の夕食に招待。安い肉の上、二割引きやが心だけはこもってるで。

 

23(金) 以前、帆波が「GUに行きたい」と言った言葉を「自由に生きたい」と聞き間違え、しばし考えこんだGUに帆波を連れて行く。昨日が誕生日やったので服を買ってやった。そこで見つけたのは定価2500円が190円になっていたポーチ。必要無いのに買ってしまったのは、安さに反応する関西人気質。

 

24(土) 国民の半数以上が開催中止を求めていたオリンピックが昨日開幕した。金金金とゴールドラッシュに狂った時代の如く金以外は無価値と言わんばかりにオリンピック憲章無視の戦いが始まる。優勝すりゃ世界一なんて錯覚するなかれ。何度も言うがここで勝つ国はほとんどが超金持ち大国や。超白ける。


7月11—17日

2021年07月18日 | 日記・エッセイ・コラム

ある満月の夜の写メ。場所は教会の玄関前。先日この道をキツネが通って左の方へ去って行った。以前はタヌキやアナグマもよく現れたが最近はとんと姿を見せん。ここは絶好の自然観察場所。しかもモンスターまで出没する!ポケモンスタジアムがあるからや。しかしモンスターよりもゲームをしに来る人間を見ている方が面白い。

 

7/11(日) 午前0時過ぎ、礼拝準備を終えて寝ようと教会の玄関を出たところ、獲物(大きめのネズミかイタチ)をくわえたキツネに出くわした。前に見たのは数年前やから、まだこの辺を縄張りにしていたのか。野生に生きる動物を見ると僕は元気がみなぎる。一方、キツネの方はきっと寿命が縮んだに違いない。

 

12(月) テストに採点ミスがあった人は図書室まで来てください!と掲示して待機していた。それよか昨日のキツネの話を誰かにしたくて仕方がない。でも生徒が来ない。おかしいな。僕の採点にミスが無い筈がない。誰か来るやろと待っていたが結局誰も来んかった。こんな時に限って採点ミスは無いのかい!

 

13(火) 学校から「受けた方がいいでしょう」という呼びかけもあり、生徒の列に交ざってワクチンを接種する。小学校の頃に受けた集団予防接種を思い出す。高学年になって泣く生徒は「軟弱者」の称号が授けられた。声を出して泣かずとも、涙目はなかなか隠せず「あくびをした」と誤魔化してもほぼ却下された。

 

14(水) 昨日、中国地方の梅雨明けが宣言された。蒸し暑い中、亀の里委員会を開いていると突然中学生の男の子が入ってきて「スイッチ忘れていませんか?」と言う。電気を点けっぱなしで帰っていないかを確かめに来たんやな。悪ガキにしては感心や!と思ったらスイッチという名のゲームのことかよ。

 

15(木) 午後になって激しい雷雨。子供の頃、遊んでいて雷雨に見舞われた時、よく玉ねぎ小屋で雨宿りした。岸和田は玉ねぎ栽培が盛んやったからや。進駐軍の兵士が小屋の玉ねぎをもぎ取って食べていたという話を、玉ねぎを食べ残した僕に母は何度も聞かせた。兵士の味覚がおかしいんやと思いつつ聞いた。

 

16(金) 出席数不足の生徒がいたので補習授業に行く。自慢じゃないが高校生時代精勤生徒やった僕は一度も補習を受けたことが無い。ただし授業中はほとんど寝ていて、それに追試験は毎度のことで追試の追試まで受けた。今思うとよく進級できたもんや。こんな生徒を留年させると教師も面倒やったからやろ。

 

17(土) テレビをつけたら夏の高校野球山口県大会がライブ放送されていた。さすが山口朝日放送や!今日は聖光高校野球部の試合がある。僕の教え子も出場する。ワクワクしながらテレビ中継を観ていた。第2試合が終わりいよいよ第3試合という時に中継が終了。おい!何してくれとんねん!山口朝日放送!

    ※試合は4―3。延長11回裏、防府高校に逆転サヨナラ勝ち。


7月4—10日

2021年07月11日 | 日記・エッセイ・コラム

左は僕が入院していた広島市民病院。真ん中のICUがある病棟で呼吸器を付けられ記憶に無い一週間、そして気が付いたあと、幻覚幻聴体験を一週間、最後は奥のヘリポートがある一般病棟でほとんど寝つけぬ一週間を過ごした。今思えば夢のよう。右は広島平和公園。

 

7/4(日) 夏の渡り鳥のことをすっかり忘れていた。特に今年は天神さんのモミの木をバッサリ切ったので、アオバズクがやって来なくなるのではないかと心配していたが6月27日の夜に友佳が声を聴いたと言う。今回はその証言を採用することにした。東南アジアからの長旅だったろうに。おいでませ山口へ。

 

5(月) 生徒たちに公言したことを守りに行く。テストの前に配ったプリントに「みんなが学期末試験で苦しんでる間に、もう一回『シン・エヴァ』をポップコーン(キャラメル味)でも食べながら観に行こっと」と書いておいたからや。ろくでもない非常勤やな。それはそれとして二回目も最高やった。また行こ。

 

6(火) 映画を堪能した後は最も大変な作業=テストの採点がある。これをするたびに目がチカチカしてくる。頭の回転がにぶくなる。肩が凝る。腰もケツも痛くなる。そんな採点をなんとか終えた。問題は成績評価や。実はこれが僕の思考を壊しにかかる。もう遅いので今日はもう寝よっと!と、現実逃避する。

 

7(水) 今年の七夕も雨やった。そもそも梅雨の真っただ中に七夕をもってくるなんて誰が考えたんや。コロナの真っただ中でオリンピックを決行しようとしたり、雷雨の真っただ中でシャンプーするのと同じ位バカげた行為や。雨空を眺めつつそんなことを考えた。今は還暦過ぎたのでシャンプーはやめました。

 

8(木) 今日でテスト期間が終了。僕の高校時代は「やった!」とばかりに友達と天王寺や難波に出かけて遊んだがここの高校はいきなり授業や。へろへろになっている生徒を前に「はい、聖書を出して。今日は創世記の・・・」なんて言えんで。動画でお茶をにごす。これって一見配慮のようで・・・手抜きのようで・・・。

 

9(金) すさまじい豪雨。学校から電話があって「今日は臨時休校です」とのこと。わ~い!高校時代なら間違いなく天王寺や難波に遊びに行ったところやけど、僕は成績評価を打ち込むために登校せにゃならん。下校する生徒に「先生何しに来たん?」と尋ねられた。「君たちに引導を渡しに来たんや」と応える。

 

10(土) 今日あたり来るやろなあと思っていたら案の定、テストが終わった近所の中学生が礼拝堂の和室で大騒ぎしとる。「ちゃんと掃除してから帰れよ」と念を押しておいたが、もし汚したままなら、将来聖光に入学してきた日にゃタダじゃおかん(タダどころか私立は授業料高い)ぞ。覚悟して入学して来い!


6月27日—7月3日

2021年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

高校の生徒にこの車を見られた。目を丸くしながら「先生って金持ちなん?」と聞かれたので「当たり前よ」と答えた。知らんぞ~。ネットとかSNSとか(この手の用語はよく知らん)で学校中に広がるぞ~。牧師って儲かるんやと勘違いした者がみんな牧師を目指すぞ~。それはありまへんな。

 

6/27(日) 堀江有里牧師が来会。所用で広島まで来たその足で周防を訪ねてくださった。飛んで火に入る夏の有里。礼拝説教をお願いする。めったとないチャンスを黙って見過ごす手はないからな。ただ礼拝後のティータイムが一番心配。周防は問題発言のオンパレード教会。もう一回心臓が破裂する気がした。

 

28(月) 半強制的に泊まってもらい、朝3時半まで話し相手をさせた有里さんを大島~柳井と引っ張り回す。なんせ、病気療養中(もはや誰も同情してくれなくなったが)の僕としては、めったとない暇つぶしのチャンスゆえに黙って見過ごさない。散々付き合わせて日没後に解放。あ~ええリハビリになった。

 

29(火) 先週の検診が今になって気になる。執刀医が「次から1年後ずつでいいでしょう。5年ほど診ましょうか」と言ったので「そうですか」なんて返事したが、それは家電のように5年保証ってことか?それともまだこの先5年は危険やでっちゅうことか?こんな僕にもダンドリちゅうもんがあるからなあ。

 

30(水) マジで?車検の間の代車がレクサスやと!まともに買ったら安くても400万。最高1500万もする高級車やがな。一般市民にゃレンタカーでも借りるのに勇気がいる車や。それが代車?実はまだ運転はダメと言われているが、これが運転せずに居らりょうか。あ~どうか車検が半年ほどかかりますように。

 

1(木) コンビニでレクサスを停めたら若い兄ちゃんらが注目。わしの車やと言わんばかりに颯爽と降りようとしたら(普段こんな屋根の低い車に乗り慣れてないので)ドア枠の天井でしこたま頭を打った。でも根性で痛みを我慢しつつ店に入る。高級車ってのはな、乗り降り時に一度頭を打つのが作法なんやぞ!

 

2(金) レクサスの天井に車のマークに赤い十字が書かれたボタンがある。カバーがあり、それを開けて押す構造になっとる。何やろ?押してみたい。でも何が起こるのか全く分からん。車に赤い十字マークやから、救急車でもやって来るの?あ~押してえ。高級車に乗るにはな、そんな誘惑にも勝たにゃいけん。

 

3(土) 束の間、味わわせていただいた高級車のセレブ感覚は終了。時々キッチンカーに間違われる車検が終わったモビリオと交換する時が来たのだ。かと言って「交換しましょうか」なんて言われたら泣く泣く断るしかない。庶民にゃ車両の維持すらできん。高級車とは「タダでもらっても困る車」のことを言う。