周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

11月20―26日

2011年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo サザエのシンボルマークでもある角のような突起は、瀬戸内海産の貝には無い。海が穏やかなので波に逆らわなくてもええからや。荒波に流されまいと逆らうと角のような突起が出来る。言葉を持たずして、大自然は我々人間に生きる術を教えてくれる。なんて教訓めいたことよりも、あと二つしかないサザエを誰が食うかが現実の問題。

11/20(日) 年々減ってくる天神祭りの屋台。今年は6軒しか出ていないと聞き、気の毒で見に行くのもはばかってしまった。最近は天神さんもキリストさんもお寺さんまでも景気が悪い。人々が神仏にすがらなくなったからか?それはそれでええことやが、なぜかカルト的な宗教は伸びている。教団も伸びるかもな。

21(月) 朝、走野たちを送って新岩国駅へ。少し風邪気味らしいが、帰ったらすぐに仕事が待っているという。週休は1日だけなのに僕よりずっと薄給や。父さんはお前らを送ったあとで昼寝をする。週休は6日。楽勝やで。しかし僕は知っている。走野は僕のような人間にはなるまいと思って立派に生きていることを。

22(火) 今冬初の氷点下の朝。僕は怒りで熱かった。「11/23朝のひとときに周防教会を覚えて祈りました」と書かれたハガキが届いた。でも周防のために祈る日は明日や。差出人は教団総幹事。ええ加減なこと言うな!しかも内容が「主の福音を力強く語れ。福音は力を持つ。福音は豊か」などと福音の大安売り。アホか、

23(水) このオヤジは。周防が祈り求めているのは「聖餐問題で分裂した教団の和解」じゃ。内容も読まずに祈るな。それから、送られた絵ハガキに書かれてある聖書の言葉はジョークですか?『わたしたちが互いに愛しあうなら神はわたしたちのうちにとどまられます』。この言葉、そっくりあんたに返してやる。

24(木) 交番のガラスに石を投げて割った罪で逮捕された男性に「身勝手な犯行動機に酌量の余地はない」と山口地裁は有罪判決を言い渡した。そこまでは分かるが、この男性の動機を知っての判決ですか?「刑務所で年金を蓄えて出所後の生活に備えたかった」って。失効猶予無しの実刑2年。おめでとうございます。

25(金) 髪が伸びてきたので、いつもの10分1000円散髪に行く。同じ時間に始めた隣のおじさんが僕よりも先に終わり、次のおじさんまでも先に終わった。理髪師が僕に「お客さん。髪多いですねえ」と何度も言うのはええが、隣の二人のお客たちのお淋しいおカシラに気がついとらんかったんか?ハラハラしたで。

26(土) 柳井教会バザーの手伝いに行ったが、ずっと長椅子で眠ってた。もちろん客からは丸見え。周防では普通の光景やが、柳井では非常識なオヤジに見えたやろな。しかし僕はこの教会の幼稚園の理事であるぞ!控えおろう!でも僕が寝とった場所は礼拝堂の聖壇。無礼者!神の御前であるぞ!頭が高い!控えおろう!


11月13―19日

2011年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 新聞の折り込み広告を見て驚いた。安さに目ん玉が飛び出るということを表現したかったんやろうが、昭和ならまだしも、今の時代の表現やないで。これを見た僕の目ん玉の方が飛び出そうになったわい。新聞の折り込み広告には時々すごいのがあるので読みふけってしまう。たぶん新聞よりも折り込み広告を読む時間の方が長いと思う。

11/13(日) 静かな午後、突然爆発音が聞こえた。最初は近所で何かあったのかと思ったが直線距離にして25キロほど離れた東ソーでの爆発事故だと後から分かった。当初は近所の人たちがこんな風に証言していた。地震じゃ!雷じゃ!塀が倒れた!僕はてっきりうちの青年のオヤジさんがまた何かをしでかした音かと思った。

14(月) 柳井教会にて分区牧師会。釜ケ崎の暴走神父本田さんの本をテキストに学習。そう言えば「大阪に帰った時にお訪ねします」なんて約束をしながらまだ会いに行っとらんなあ。ところで牧師や神父なんて仕事は真面目にやっとればちっとも面白くない。暴走した時にこそ真価を発揮し、人生波乱万丈に満ちてくる。

15(火) 年に一度、広島女学院の高3に授業をする日。授業終了後のあいさつで先生が「今日は村田牧師から…とても貴重な…え~…」などと言いながら口ごもっとる。そりゃそうやろ。評価のしようがない授業をしたんやから。イタズラの話。ウンコの話。人をだます話。逆に僕はどこが貴重やったのかを聞きたい。

16(水) 今日の委員会は広島社会館。広島での昼食はホルモンうどんにホルモン天ぷらに限る。オーダーの仕方は、まずうどんを注文し、天ぷらをミックス(野菜とホルモン)でお任せねと言う。出てきた天ぷらはテーブルにドッカと置いてある出刃包丁で適当な大きさに切って食べる。そそられる人は自分で確認しに行ってちょ。

17(木) え!友香ちゃんはホルモンが苦手やの!走野夫婦が土曜に帰って来るので夕食はホルモン鍋にする予定やった。しかも僕の頭の中は昨日のランチからホルモンに染まっとる。さあ、ホルモンをとるか、義理の娘をとるか?場合によっては嫁舅の関係にひびが入るかも。一世一代の大勝負。続きをお楽しみに。

18(金) とりあえず結論保留のまま風呂の床磨きを始めた。妻の方は早々に部屋の掃除を断念している。理由は「前に来た時に見られたから」らしい。帆波は「ありのままを見てもらう方がいい」とか言って机の上の山に手を付けない。僕はと言えば、ホルモンをどうしようか考えながら、結局風呂の掃除をあきらめた。

19(土) 早朝、走野夫婦が帰省。走野が友達の結婚式に行っている間、友香ちゃんを連れて大島のアロハオレンジへ食事に。ハワイのメニューを楽しめる店でなかなか美味しい。ここで牧師新年会を予定しているが心配ごとはただ一つ。暴走牧師らが店に迷惑をかけませんように。さて良い舅を選んでホルモン鍋は中止。


11月6―12日

2011年11月13日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 代々の萩藩主、毛利家五人の殿様が眠る東光寺。正室も側室も同じ寺に葬られてはいるが側室の墓は端っこに建てられている。それでも教会墓地の何倍や?(ああ側室がいなくてよかった)。五百基あるという石灯籠には毎年お盆に灯りが入る。寺やのに何で鳥居?と聞かれても僕には分らん。とにかく宗教のすることって意味不明。

11/6(日) 聖壇に並べられた写真の半分は信者でない方々の遺影。今日の出席者24名中、信者は8名。でも誰もが愛すべき周防の関係者や。そして、こうして知らない者同士を巡り会わせて下さったのは全てクリスチャンとして生きてゆかれた永眠者たち。いわば教会の合コン・コーディネーターや。ちょっとちゃうか?

7(月) 牧師の研修会で広島へ。会場の部屋に行ったら、あろうことか満員で入れん状態。研修会始まって以来の珍事や。でも会費払ってるのに入れんというのは詐欺やがな。廊下で立ち聞きしようとしたが全然聞こえん。あきらめて広島の繁華街でブラブラして過ごす。街はすっかりクリスマス。こっちの方が断然楽しいや。

8(火) 恒例のソフトボール。毎年必ずどっかケガをしている。去年は肋骨にヒビが入って保険金が出たが、今年は気をつけよう。そう思っていた矢先、右手がネバネバするので見ると手のひらが血で真っ赤。親指の爪が割れていた。これって確かソフトボールやが…。それとも最近はソフトボールも格闘技に分類されるんか?

9(水) 研修会最終日。朝から温泉に入れるのはええが、昨日のケガに湯がしみる。例えばこんな時に飛び上る。ボタンをはめる時。ペンを握った時。財布のチャックを開ける時。同じくズボンのチャックを下げる時。うっかりエレベーターのボタンを親指で押してしまった時。しつこいけど保険金貰ってもおかしくない痛さやと僕は思う。

10(木) 10/20に南下して行った元気が九州~沖縄を回遊して再び遡上、昨日周防に戻ってきた。そして明日、北海道の我が家目指して北上する。昔、亜寒帯の北海道に行った七日後に亜熱帯の沖縄に行ったことがある。日本は広い。元気よ。君はこの旅で何を学んだ?それはそうと、僕が北海道に行った時は泊まらせろよ。

11(金) 天語ついに携帯を手に入れる!もちろん0円機種。その上、お子ちゃまアクセス制限付き機能もバッチリやからパパもママも安心さ。これで短大入試で知り合った女の子とメルアドの交換ができるとルンルンの天語。ところで、保護者として教育責任飼育義務があるから、その子のアドレスは父さんにも教えなさい。

12(土) おかげさまで、現在帆波が反抗期の真っ只中で成長を続けております。反抗期とは人にとって大事な成長過程ですが、巻き込まれると厄介なことになりますので、皆さんもその点どうぞ気を付けて接してやってください。注意点としては、僕がよくやるように「チョッカイを出さない」ことです。例=週報に書くなど。


10月30日―11月5日

2011年11月06日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2 25年程前の『おかあさんといっしょ』の森みゆきが好きやった。彼女は歴代のお姉さん達が決して崩し切れなかった照れ交じりの変顔を見事に崩し切っていた。恥も外聞も気にせん。保育のプロここにあり。天語よ。電気風呂という最高のネタ場を与えてやったのに何やその中途半端なリアクションは。それじゃ大した保育士にゃなれんぞ。

10/30(日) みんなから注文を取ってコンビニへ弁当を買いに行くのが毎週礼拝後の光景。プリペイドで支払おうとナナコカードを出しているのに何故か店員の兄ちゃんから反応がない。ハッと気づく!僕が持っていたのは吉野家のカードやった。しかし、あんたも黙っとらんでなんとか言えよ。応用力無いんかよ。天語かよ。

31(月) ご無沙汰していたのでおそるおそるクリニックに行く。月曜なのに空いとる。おかしいなあ。ハロウィンやからか?ヤバいかもと気づいた時は遅かった。めったにない患者の閑散日や。何度も「村田さ~ん」と呼ばれるたび検査室へ。検尿に始まり、心電図、血圧、血液、X線のフルコース。脈が速いですね。そりゃそうやろ。

1(火) 今年は柿の当たり年。まるでオレンジ色のクリスマスツリー。ところで柿を見ると盗りたくなるのは僕だけやろか?他の果物を見てもそんな気はおこらん。子供のころ、盗った実が渋柿でえらい目に遭ったが、そのスリルが忘れられんのかも。向かいの天理さんの塀から延びる柿の枝が誘惑する。あかん。宗教紛争は避けにゃ。

2(水) 新藤兼人監督最後の作品と言われている『一枚のハガキ』(99歳の本人はまだやる気があるとか)を観る。自主映画の先駆者らしい作品やった。先日、百歳現役医師の日野原さんのTVドキュメントも観た(奥さんの静子さんには学生時代よく小遣いを貰ったわい)。よし僕も百まで現役や!と言えば皆、ドン引きでっしゃろ?

3(木) そう言えば昨日の映画で出征兵士を見送るセレモニーの場面で、「祝出征○○君」とかいう幟を見た時に思い出したのが天語の国体出場横断幕。もしかしたらあの横断幕ってのは戦時中の幟の名残か?昨日山口市内に国体入賞以上の選手が集められてメダルの授与式があったそうな。こっちは勲章の名残か?

4(金) 下松のゲーセンで帆波が「金をくれ」と僕にからむ。この光景を人が見たらどう思いますか?①非行少女を持つ父。②一種の親父狩り。③金を払わない援助交際のオッサン。恥ずかしかったぞ。この仕返しは中学校に行って友達の前で「うちは貧しいから今回はこれで勘弁しておくれ」と泣きながら小遣いを渡してやる。

5(土) おうし座流星群の時期。この流星群は数こそ少ないが火球が期待できる。流星と言えば地球に降り注ぐ流れ星の数は(目に見えないものが殆どやが)一日で推定2兆個とか。宇宙に目を注ぐと、聖書解釈とか教憲教規とか聖餐式とか吹っ飛ぶぞ。見ろよ、青い空、白い雲。そのうち何とかな~るだ~ろぉ~♪…って何がや?