周防教会・牧会ジャーナル

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8月10―16日

2014年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo岸和田の和菓子屋のお姉ちゃんが山口ナンバーに気付いた。「山口から来られたんですか?」「そう」「兄も山口に居るんですよ」「山口のどこ?」「岩国です」「僕も岩国や」「え~ほんまですか」ということで、何かあれば力になるでと名刺を手渡した。でも一体何の力になるんやろ?ちなみにお姉ちゃんも山賊を知っていた。

8/10(日) 近畿に向かっている台風11号を追いかけるように急な里帰り。今回は母を含め友人知人のお見舞いツアーが主な目的。実家の二階にある僕の部屋はまだ高校生時代の名残がある。先日、彩七夫婦が泊まったが夫の鯵男が部屋を見て「ぽい」と言ったそうな。そうか「ぽい」か。でも褒め言葉ではないな。

11(月) 梅田の街を歩いていたら複数の視線を感じた。その視線は僕の胸に集中している。もしかしたらTシャツいっぱいに描かれている目玉親父が珍しいのか?ここはかつて「日本のハキ溜め」の異名をとった大阪やぞ。走野んちに行ったら「その姿で来たん?」と言う。いつから大阪は常識の都に成り下がったんや!

12(火) 名古屋学院大学の福井さんと一緒に友人のお見舞いへ。ICUにいるので面会は出来ないと。ましてや家族でもないし、面会時間も終わっているし。福井さんは「やめとこ」という。ここは大阪やで。「山口と名古屋から来たんやぞ!」とゴネた。勢いとアロハに屈したのか面会許可。良い子は決してマネしないように。

13(水) 暑い中めんど臭かったが母にケツを叩かれ先祖代々の墓参り。しかも父方と母方両方。せっかくなんで「儲かりますように」と言って手を合わせた。「バチ当たんで!」と母。僕が牧師になったこと自体がバチのような気がするが、たぶんそれは僕に当たったんじゃなくて、親に当たったんやろなと思うのであります。

14(木) 竹馬の友たちに会う。音楽の話しに始まり、仕事のグチ、子供の頃の思い出話し、持病ネタ(みんな糖尿)、政治談議と話題は尽きない。最後に「日本はマルゴシになるべし。攻められて滅びるならそれもまた運命」という共通の結論に達する。右傾化,プチナショナリズム化してゆくこの国で心強い我が良き友らよ。

15(金) あちこちから盆踊りの太鼓や歌が聞こえてくる。子供の頃、配られた二十円の金券を手に町内の駄菓子屋で、菓子,関東煮,一攫千金のクジ,どれと交換するか迷いつつ、いつも無難な関東煮を選んだ。ヤグラの上で河内音頭を唄う兄ちゃんにも憧れた。でも河内と呼ばれたのは奈良時代まで。この辺は泉州です。

16(土)「出生前検査はしたのか?」。恐る恐る走野と彩七それぞれに尋ねた。二人とも「考えたことがない」と答えた。彩七に至っては「何それ?」と聞き返す始末。ちょっと待て。お前・・・看護師やろ。しかしお見それいたしました。安心と同時に、尋ねようか止めとこうか、ずっと思い悩んでいた自分の方が恥ずかしくなった。


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