周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

7月23—29日

2023年07月30日 | 日記・エッセイ・コラム

ある日の夕食。と言っても、これは某ラーメン屋での食事。ミニラーメン&プチ餃子の定食。若い頃はこの倍は食べた。食が細くなり始めたのは50代半ば頃。高校生時代65kgほどあった体重より今は7~8kg増。一時は98kgにまでなったことも。最近毎日大阪の友人が施設で出る食事の写真を送ってくる。「お前より健康や」という挑戦状。

 

7/23(日) 会堂に居る進次郎を見て驚いた。昨夜は防府で友人と飲み会があると聞いていたが。理由を聞いてもっと驚いた。礼拝に出るため朝早く戻って来たという。二階で寝ていて何度起こしに行っても礼拝をサボっていた我が娘の夫とは思えん。でもそんなに真面目やったらクリスチャンになってしまうぞ。

 

24(月) そんな進次郎を連れてキャンプ場の下見へ。梅雨の大雨で地形が変わっているかと思ったが、例年とほぼ同じ状態を保っていたのでひと安心。残念ながら彼は仕事で参加できないらしい。このキャンプを一度でも味わったら止められんぞ。二年前参加した大阪の友人は「二度と行かん」とは言っていたが。

 

25(火) 今日は聖書の授業の追指導。僕自身が追指導を受けるという悪夢を見て目が覚めた。実にリアルやった。というのも高校で教え始めて以来、「僕でええんやろか?」という不安が今でも四六時中つきまとっているからや。その集大成が今朝の夢やろな。その夢の結末=追指導を受けても「不可」となった。

 

26(水) 夜、走野からメールで「中沢さんって夫婦が来たで」と写真が送られてきた。まさか!しかしそこに映っていた懐かしいお顔。学生時代にガソリンスタンドでバイトをしていた時、大変お世話になった整備士。メカやら運転やらを教えて頂いた云わば恩人。走野!今夜の払いは僕が出す!え?もう帰った。

 

27(木) 帆波が時(トキ)を連れて退院。3232gやったらしい。いつも思うんやがこの際思っていることを書いてしまおう。出産に伴う費用は50万円近いという。ちゅうことは100g15000円というところか。超高級A5ランク牛肉並み。人は何で出生時体重を知りたがるんやろ?大人になったら隠したがるのにな。

 

28(金) さすがにエアコンの無い寝室は暑くて寝苦しい。とは言え、一つだけありがたいことがある。今年はほとんど蚊がいないのである。30℃を超えると蚊の活動が鈍くなるらしいが、それが功を奏しているみたいや。そんな蚊に言いたい。静かに刺して痒みを残さなければ喜んで君たちに血を献上しよう。

 

29(土) 所用で山口までツーリング気分で出かけたが炎天下はキツかった。渋滞の無い地方道やから良かったものの、信号だらけの都会ならアウトや。思えば昔からアメフトとかハンググライダーとか電気工事のバイトとか、ヘルメットに縁があった。もう10年早く生まれていたら学生運動でも被っていたかも。


7月16—22日

2023年07月23日 | 日記・エッセイ・コラム

犬?ではない。タヌキの子にも似ているが、これは南アフリカ周辺に生息し、後ろ足で立ち上がり、集団でひっきりなしに辺りをキョロキョロと警戒する姿がかわいいと有名なミーアキャット。まさかとは思ったが娘の友人がほんまに飼っていた。どうかラスカルのような悲しい末路をたどりませんように。責任もって飼えよ!

 

7/16(日) 帆波の夫の進次郎(あだ名)は休日ごとに岡山県の児島付近からここまで約200kmの道のりを行き来している。僕も学生時代、彼女の家まで片道約20kmを何度も通った。東京なので渋滞は常。常…と言えば深夜つねさんが来られ、いつものように午前1時過ぎ「さあて労働に出かけるか」と出発するまで滞在。

 

17(月) 子供の頃から時代劇が好きやった。遊びは当時の定番のチャンバラごっこ。刀はセイタカアワダチソウ。竹は丈夫やが手足に当たると痛いので禁止。斬られたら十数えると復活。紙で折った手裏剣を顔に当てるのはNG。勝ち負けはかわりばんこ。子供ならではの武士の情け。相手を泣かせたら反則負け。

 

18(火) 診療所の帰り道、田舎道を曲がった時のこと。バイクの左のミラーにほんの一瞬やったが山に走り込む大きな動物の姿が映った。熊?それにしては色が茶色かった。猿にしては大きいし、この辺りに野犬はいない。引き返して探したが気配は無し。今回は「どっかのオッサン」ということにしておこう。

 

19(水) 寝室にエアコンが無いので壁掛け型扇風機を買おうとアマゾンの特売期間終了10分前に半額の品を見つけて購入。さっそく届いた品物を見て扇風機ではなくサーキュレーターであることに気付く。あわてて買った報いや。妻には「どちらも同じや」と言い張ったが、今、寝室で熱風を拡散させている。

 

20(木) 最近、眠りが浅くて何度も目が覚める日が続いていたが、授業や他の予定が無くなった途端にゆったりと眠れるようになってきた。僕は緊張やストレスなど無い人間やと思っていたのになあ。今日は昼前に暑さとうるさい蝉の声で目が覚めた。何だか懐かしい。幼い頃を思い出す。蝉取りにでも行くか。

 

21(金) 何気なくネットで映画検索をしたら『シン・仮面ライダー』が配信されていたのでつい観てしまう。僕はこのヒーロー番組が嫌いやった。子供の頃、何かと成績を比べられたが子がライダー好きやったというのが嫌いになった理由。そんな過去を思い出しつつもバイク姿のライダーに夢中になっていた。

 

22(土) 金曜の夜に仕事を終えた夫が到着して、土曜に陣痛が起きれば出産に立ち会ってもらえる。というのが帆波の計画だった。そしてほんまにその通りとなった。妻曰く「あの子の人生で計画通りになったのは初めてね」。しかも今日は帆波自身の誕生日。ヱヴァ風に言えば「全てゼーレのシナリオ通り」?


7月9—15日

2023年07月16日 | 日記・エッセイ・コラム

「君の名は?」。昔から見つけた生物の名前を調べないと気が済まない性格ゆえ、出来る限り調べてみた。9mmの体長や鳴き声からして左はたぶんヤチスズ。動き回るから写真もぶれている。右三つの写真はオオゾウムシ。死んだフリまでしてくれるのでモデルとしては最高。体長は26mmやった。

 

7/9(日) やっと『ハリーポッター』全編を観終えた。最初は子供らが楽しめる映画と思っていたら、どんどんサスペンス化し、壮絶な死闘にまで発展するのは予想外やった。個人的には冒険ファンタジーであってほしかったな。最後はヴォルテモートが鼻くそ味の百味ビーンズ食って泣きながら改心するとかね。

 

10(月) 成績入力を仕上げるため学校へ。これさえ終えれば心置きなくフーテンの寅さんが鑑賞できる。成績ゆえに出来不出来の差がある。点の低い生徒を見ると寅さんが目に浮かぶ。心配するな。寅さんは多くの人々に勇気と感動を与えた!人は成績では測れない!自信を持てよ!一人興奮気味に机に向かう。

 

11(火) 道教においては故人の苦しみを浄化するための儀式。伝統的に子孫の親孝行は死後も祖先に及ぶそうで、江戸時代には祖先の供養とともに、世話になった人に贈り物をするようになったのが始まりと言われる「お中元」。そういう意味では牧師がお中元ちゅうのも変やな。なんて考えながら買いに行く。

 

12(水) 夜、礼拝堂から虫の声。またか。そんな所で鳴いたってお相手は現れんぞ。虫を驚かせないように赤外線ライトで探す。大きな声なのですぐに場所を特定。台所のシンク。枯れたアジサイの中で見つけたのは1cmにも満たないコオロギの仲間。どこからあんな大音量を奏でるの?取り調べのうえ釈放。

 

13(木) 2コマ目の授業をしに教室に行った。生徒が妙な顔をしたので「聖書やね?」と尋ねると、みんな笑いながら「はい」と言ったので教壇に立ったが何か変や。最前列の生徒の顔を見て気がつく。ここはさっき授業をしたクラスやん。やってしもた。しかし生徒も生徒。牧師をおちょくるとバチ当たるぞ。

 

14(金) あるクラスの黒板に「夏休みまで後3日」とカウントダウンが書かれていた。そうよなあ♪待ち遠しいのは夏休み~♪なんて歌を弘田三枝子が歌っていたなあ。元は米国のコニー・フランシスの『ヴァケーション』という歌やが、小学生やった僕も意味も知らず口遊んで夏を待った。最終授業終了。わ~い!夏休みや♪

 

15(土) レジの女性に「最近見かけなかったね」と話しかけた。「え?私ですか?」との返事を聞いて気が付く。またやってもた。娘の同級生とばかり思っていたがどうやら人違いや。そのまま何とか強引に会話を成立させたのは、さすがペテン師な牧師やと思ったが、今後この店に来にくくなったのは間違いない。


7月2—8日

2023年07月09日 | 日記・エッセイ・コラム

光市の室積海水浴場。41年前ここに来た時「東京の教会の子供たちを連れて来たい」と同時に、あまりに空いているので「泳いでもええんかな?」思ってしまった。関東方面の海水浴場はどこも俗に言う「芋洗い」状態やった。しかし今はここも人影まばらで海の家まで無くなった。もったいねえ~!という僕もしばらく行っていない。

 

7/2(日) 聖書の試験作りにとりかかる。これがややこしい。知識・技能と、思考・判断・表現などをそれぞれ判定できるような問題でなきゃいけん。なんてことを言いながらも最大の課題は一人も欠点を出さないこと。試験中の息抜きになれるような問題を作る。机上の料理レシピ。今回のお味はどうでしょ?

 

3(月) 印刷をしに学校へ。試験中の校内って独特な雰囲気。何もかもピリピリしているような感じや。職員室で突然声をかけられた。「先生」「は、はい!」何度も言うが職員室はトラウマゾーン。「気分が明るくなるようなシャツですね」。何かで注意されるかと思った。心臓が縮むわ。今日はピンクのアロハ。

 

4(火) 聖書試験当日。今日は期末試験の最終日でもあり、無事に終わった安堵感をたずさえて坂道のラーメン屋に立ち寄った。腹も満たされたし帰ろうとした時のこと。国道に出るため一時停止し左足をつこうと思ったら地面が無い!アッと言う間にスっ転んだ。坂道であることを忘れてた。初めての立ちごけ。

 

5(水) 答案用紙の裏に生徒たちのコメントが書かれている。それら全てに応えるのは楽しいがこれが大仕事。小学校の先生が生徒のノートに毎日コメントを書く大変さが分かる。夏休みの絵日記なんて地獄やろな。今回はこんな質問があった。「聖書の試験っているんですか?」。これには即答「いらんと思うぞ」

 

6(木) 授業で答案用紙を返却する。昔の記憶がよみがえるなあ。僕が楽しみやったのは小学生までで、中学以降は返却されるのがだんだん辛くなってきた。高校時代は悲惨の一言。最大、欠点8科目という時があったが、そのおかげで欠点5科目以内の時はホッとしたもんや。人間何が励みになるか分からんな。

 

7(金) 今日で答案用紙の返却が終わった。さて、この後は最も苦しい成績入力が始まる。夕方まで職員室に残ってパソコンに向かったが、やはり全て終えることはできんかった。なんせ一人で200人近い生徒の成績を処理せにゃならん。目がチカチカ。頭が回らん。腰が痛い。生徒たちの怨念が襲ってくる!

 

8(土) ほんの気分転換に観始めた映画がとんでもないことになりそうや。『ハリーポッター』は残り2作やが長いので、90分ほどで楽しめるお気に入りの映画をと選んだのが『男はつらいよ』。『お帰り寅さん』まで含めると全50作や。この先ハマってしまう可能性はマックス。「これを観ちゃあおしめえよ」

 

 


6月25日—7月1日

2023年07月02日 | 日記・エッセイ・コラム

夏になると色んな虫が教会を訪れてくる。どこのどいつかを調べるのが僕の密かなる楽しみ。この客人は「ナガゴマフカミキリ」というらしい。よく赤いダニを体中にくっつけているそうやがこの客人にはいなかった。昔は図鑑でしか調べられず、判明確率も低かった。今じゃネットでチョイチョイや。次回はダニも連れて来てね。

 

6/25(日) 週報の挿絵に鈴木三重吉の写真を載せた。1918/7/1に彼が創刊した『赤い鳥』は児童文学の礎を築いている。教科書で学んだ『少年駅伝夫』は僕の心に強烈な印象を残した。猛吹雪の中、ワラと毛布にくるまり夜を明かす少年。僕も雪中露営したいなあ。発電機と電気毛布持参で。それって反則?

 

26(月) 家族に聞いてNETFLIXで『サンクチュアリ~聖域』というドラマを観た。ちばてつやの『のたり松太郎』を彷彿とする大相撲作品や。今ちょうど学校が期末試験シーズンに入っていて僕は授業が無いので「ここぞ」と全編を一気に観た。実に面白い。ついでに『鬼滅の刃~刀鍛冶の里編』も観にゃ!と

 

27(火) ネット画面に向かう。特に好きって訳でもないが観ておくと子供との会話に入れる。ただそうしている間にTV番組の録画数はどんどん溜まってゆく。『ドラクエⅤ』も中断したまま。聖書の試験問題も作らにゃいけん。書類整理に手紙の返信も。鬼の首を斬るアニメを観ながら自分の首を絞めとるぞ。

 

28(水) 愛隣幼児学園の礼拝。園児たちに「土食って、虫食って、しぶい~!って鳴く鳥はなあに?」と聞いたが当然誰も知らない。むしろ知っている子がいる方が驚きや。しかし先生方も知らなかった。今ではもう鳥の声の「聞きなし」は滅びの域か。答えはツバメです。まあ、礼拝には全く関係ないけどね。

 

29(木) 映画館で声をかけられた。今年の卒業生だと言う。そう言われると確かに見覚えがある。しかし三年間マスクをかけた顔しか知らないので、声をかけられなければスルーしたやろな。申し訳ない。逆に僕のことを覚えてくれていてありがとう。それに人前で「牧師~!」って呼ばんでくれてありがとう。

 

30(金) 夜、大雨洪水警報が出た。今週はドラマにアニメに映画と映像三昧。締めくくりはネットで観る『ハリーポッター』シリーズ。ヴォルテモートとの対決シーンで凄まじい効果音。金かけとるなあ体にまで響いたぞ。それもそのはず、近くで落雷があったらしい。イアホンをしていたので気付かんかった。

 

1(土) 今日は彩七の第4子の隼(シュン)に餅を担がせる日。1歳になる孫に一升餅を担がせるという伝統行事。餅は夫の実家のお手製。立ち上がれば「身を立てる」。座り込んだら「家を継ぐ」。転べば「厄が落ちる」という。本人はそのどれでもなく這い回っているだけ。まるで亀や。「長生きする」ちゅうことか?