周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月17―23日

2012年06月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 山口ではフグのことをフクと呼ぶ。30年住んでいるが未だに馴染まん。そんなフグの競りは「袋競り」と呼ばれ、袋の中に手を突っ込んで、競り人が仲買人の指を握りながら「どーか?えーか?」と声をかけて行なわれる。でも決して「あぁイィ」などとは言わない。あかん。下ネタに走ってしまった。この銅像は唐戸市場の近くに立っている。

6/17(日) 明日は代休とのことで、角ちゃんちの息子の昇平(小5)がお泊りすることになり、礼拝堂の和室で僕と寝た。子供(とは言ってもこいつはデカいけれど)と寝るのは実に久しぶりや。子供はかわいいなあ。明け方、寝返りを打った昇平の足が腹の上にドカッと乗っかってきて目が覚めた。子供はやっかいやのう。

18(月) 牧師会旅行で別府杉の井ホテルへ。巨大ホテルゆえ、風呂まで送迎バスが出る。しかし館内を歩いて行くことにした。大学病院のような長い廊下。デパートのような売店。ゲームセンターの中。駅のような階段にエスカレーター。そんな場所を浴衣で歩くという不安な体験を片道10分。汗だくで到着し、汗だくで帰る。

19(火) さすがバチあたり牧師たちの旅行。台風4号に歓迎されて追われるように門司まで逃げ帰る。しかしここに来て陽が射すまでに天気は回復。残りわずかな楽しい時間を惜しむように過ごして、別府の地獄温泉から、現実の生き地獄へと舞い戻る。こうして今年の楽しみはアッという間に終わりましたとさ。あ~あ。

20(水) 節電が呼びかけられている。原発を止めるから節電をと言うならまだしも、原発を稼働しますけど節電を、なんて言われてもなあ。ええいドンドン使ってやるわい!と逆らっても、そのぶん支払いが増えるだけやし。逆に電気なんか使うもんか!と意地をはったところで協力者にされるんやろな。悔しいのう。

21(木) うちの青年の祥平にこんなメールを出した。「心して聞けよ。まことに残念な知らせやが、今日、社会館保育所で全年齢児職員会議があって、お前を採用する件について話し合われた結果、今回は申し訳ないけれど、お前のことを雇うのは、今までのお前の行ないや態度を考慮したら、やっぱり、雇うことに

22(金) したってよ。以上。正式発表」。それを読んだ祥平から帰ってきたメールがこれや。「おっちゃん!まどろっこしい言い方はやめてくれや!心臓が爆発しそうになったでよ」。そうか!よしよし。大成功や。こんなチャンスは滅多にないからのう。こういうことをして楽しむのが僕の明日への活力になっていくんや。

23(土) 彩七にノリを貸してやったら「これはリップクリームじゃ」と返された。そうか、道理でくっつかんはずや。今まで欠陥品かな?と首をひねりながら多くの封筒に封をしてきたが、リップクリームだと知って長年の疑問が晴れ、とても納得した。ということは・・今まで手提げカバンの中のノリを唇に塗っていたのか!


6月10―16日

2012年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム

20120613180157玖珂町には鞍掛城という城があって460年前の合戦で1370余名の兵が討死にした。今でも日が暮れてからは登りたくないという人は多い。そんな鞍掛山に天語は時々夜中に一人で走りに行く(その姿を目撃した人の方がよっぽど怖がるぞ)。以前十五夜の晩に展望台で蚊帳を吊って一泊したが、早朝、登山客が僕らを見て驚いとった。

6/10(日) Mさんが留守の間、面倒を見ているアサガオに支柱を立てた。ところでツルはどっちに巻けばええんやったかな?とりあえず上から見て反時計回りに巻いておいた。ま、気にいらんかったらアサガオ自らが巻き直すやろ。子供の頃、誰もがやったアサガオの観察研究。大人になった今・・何の役にも立っとらん。

11(月) ある集会の下見をするため広島の山奥へ出かけた。高速代を浮かそうと一般道を走ったが、クマでも出そうな中国山地を縫う山道の連続で、予想を超えて3時間以上もかかった。これじゃガソリン代の方が高いがな!いいや景色の良さを考えると山道で正解やったんや。と、自分に言い聞かせながら高速道で帰る。

12(火) 教会のみんなで礼拝司会者の祈祷について考えている。うちには祈祷会がない。感謝はするが食前の祈りはしない。というのも、人前で祈ることが苦手な人が圧倒的に多いからや。だったら無理に祈らなくてもええやん!ってね。祈りは大事、信仰の基本と考える教会もあるが、教会は楽しく楽にが周防流。

13(水) 夏の信徒大会での教会紹介のため、町の風景を写真に撮ろうと鞍掛山に登る。毎回自分で目標を立てている。この山の裏手にある駐車場から一気に山頂まで登れれば合格や!と。だが2度も休憩してしまった。連続する心臓破りの階段の途中にあるベンチは反則やで。「ささ、どうぞお座り」って誘惑しよる。

14(木) 今日もまた鞍掛山へ。昨日老眼鏡を忘れて行ったので、撮った写真が全てピンボケやったから。そして今日は頑張って一回の休憩で登り切った。若い頃は一気に登ったのになあ。山頂でゼイゼイしている時にハタと思い出す。あ・・また忘れてしもた。どうやら老いているのは視力だけではないみたいね。

15(金) 運命のクリニックへ。医師は悩んだ末に言った、「2週間後の検査結果で決めましょう」。執行を再延長してもろたが、来週は牧師会旅行でリゾートホテルのバイキング。再来週は温泉旅館で二泊三日の同窓生研修会。こんな時に限って地獄の大御馳走プログラムが目白押し。僕は人生最大の誘惑に勝てるやろか?

16(土) 昨日の午後から雨がザーザー降り続く。いよいよ本格的な梅雨や。実はガキの頃、梅雨が大好きやった。「梅雨が明けると夏休み」という期待が、弥が上にヴォルテージを高め、アジサイに集まるカタツムリを何時間も飽きずに見つめていた。明後日は旅行。上がるヴォルテージ。あかん。今から負ける気満々や。


6月3―9日

2012年06月10日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 江戸時代に渡来したドイツ人医師シーボルトが日本で採取した大ミミズ。紺や紫にも見える巨体は40cmを超える物も多い。ところで個体採取の功績を称えて付けられた名が「シーボルトミミズ」。例えばそこの大作君。君の場合なら「ダイサクミミズ」という訳や。それで嬉しいか?マサタカダニ。シンゴキブリ。僕なら・・ちょっと嬉しいかな。

6/3(日) 小遣いが底をついたので礼拝後B君と一緒に、とある場所へと出かける。金券ショップです。以前もらった商品券とビール券を換金して9420円を手に入れた。6等が当たっている(外れと言うべきか)宝くじも二枚もらっていたので合計で一万円を超える!嬉しさのあまり、帰りに要らぬ物を買ってしまったくらいの大収入や。

4(月) ホタルの季節が来た。今年はNHKで『平清盛』が放映されている。一方、ホタルの方はヘイケが先に飛び始めて、少し遅れてゲンジが飛び始める。ヘイケは農薬を使わない田んぼに多く発生し、ゲンジは護岸工事をしていない清流に多い。もちろん両者が合戦するなどありえない。争いや破壊は人間だけがする業。

5(火) 録画した10回分の『ぬかるみの女』を観るのに心の準備がいる。できれば一挙に観ようと思うので4時間ほどの集中した時間がいる。それから次が一番大事なんやが、あまりに期待を持ち過ぎて呆気ないエンディングの場合、落ち込まないためのゆとり。これがコツや。牧師の説教もゆとりを持って聴くべきなんですよ。

6(水) 今日は金星が太陽の前を通過する。これを見逃すと105年先になるという。おお!と歓声を上げたのは、今まで夜空で明るく輝いているだけの金星が、あんなに大きかったのかと始めて大きさを知ったから。この神秘さよ。金環食よりもよっぽどすごい。それに1280円で買った太陽双眼鏡もまた役に立ったぞ。

7(木) 3日に勢いで買ってしまった品が「入荷しました」と聞いてイソイソと取りに行く。韓国のインスタントラーメン1ケースや。でもこれが美味いんよね。うちのガキ共も大好きなので監視していないとアッという間に食われてしまう。特に天語が危ない。ちなみにそれはノグリラーメンと言います。でも正しくは「うどん」です。

8(金) 今年に入って二度目の「訳のわからないまま引き受けた」集会で話をしに行く。今回は柳井の文化会館。社会福祉士の有志の方々の集まりであることが会場に着いてから分かった。知らないまま話すのは不安やけど、僕の場合は知らん方が言い訳が立つのでありがたい。もちろん終わったら逃げるように帰りました。

9(土) 山口は昨日梅雨入り。以前、梅雨入り宣言を撤回したこともあった気象庁やが、相手が大自然や宇宙規模での出来事ゆえ、そうそう予報通りにゃいかんやろ。人間だって前言撤回なんてことはよくある。ある意味でそれは潔いとも言える。政治家もよくマニュフェストの撤回をする。しかしそれは撤回ではなく「嘘」と言う。


5月27日―6月2日

2012年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 南瀬戸内海~光る風、走る波~♪思わずCMソングを歌ってしまう防予フェリー。海面に背中を出して泳ぐ大きな魚影。背びれが無いのでスナメリか?全長250mの巨大タンカー根岸丸が横切った。港でバックでの着岸技術。今回の船旅は興奮の連続やった。高速道の値下げで大打撃のフェリー。でも船は最高や。負けるな防予汽船!

5/27(日) 今日は教会歴でペンテコステ(聖霊降臨日)。聖霊というのがよく解らんままで洗礼を受けたのが16歳の秋。学生時代の実習先で、ある信徒から「村田さんは聖霊を受けたことがありますか?」と聞かれた。「あ、ありません」と答えたら、「それはいけません!」と言われた。実は牧師になった今もよく解らんのよね。

28(月) 溜まった録画を朝まで観た。やっぱりこんな日に限って朝から電話やメール。結局、目が覚めたので再び録画の続きを観た。しかし朝6時にごく普通に「お早うございます」なんてかけてくる人の「朝早くからすみません」と詫びる時間帯ってのはいったい何時やねん。注:これは驚きであって苦情ではありません。

29(火) 上弦の月を観ると旅に出たくなる。満月を観ると歌を口ずさんでしまう。新月の日には星を観たくなる。三日月を観れば散歩したくなる。では下弦の月を観た時はどうかと言えば・・特に何も思わない。そもそも上弦と下弦で何が違うのか自分でも分からない。こういうのをええカゲン・・ってか?今夜は上弦の月。

30(水) 深夜の礼拝堂で天語がピアノを弾いている。保育士には欠かせん練習。僕も神学校の礼拝堂で練習した。かと言って牧師が弾けなくても問題はない。それに今は値は高いが自動演奏器なる重宝な物まである。でも奏楽者のいない小教会には買えない。大教会で何台も見た(複数の奏楽者がおるのに)。どんだけ理不尽や。

31(木) よくヘビの夢を見る。今朝も見た。毎回一匹や二匹ではなく群れで出て来る。ヘビは怖くないので僕はその種類を見定めながら、毒ヘビだけ避けようとする。他によく見る夢と言えば、お金を拾う夢も定番。反対に、昔はよく見たけれど最近全く見なくなったのは説教原稿が書けていない夢。どんだけ堕落や。

1(金) 今日の血糖値を見たドクターが背中越しに言った「入院できませんか」。凍りつく。もはやこれまで。年貢の納め時か。と思ったら、数字の入力ミスだということが分かり、「もう二週間待ちましょう」と執行は延長された。どうですかこの張りつめた診察時間でのスリルある人生模様。血圧がジェットコースターやで。

2(土) 亀の里のチャリティーコンサート第一回目の実行委員会を開く。500人収容の周東パストラルホールは未だかつて満席になったことがないらしい。先日の世良正則のライブで430人。平均ではせいぜい100~200名とか。第一回目にして意気消沈。ま、いよいよ集まらなきゃ、AKBでもゲストに呼べばええか。