周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月22―28日

2012年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 神学生時代、年上の後輩から「ガンダム観に行かない?」と誘われた。結構感動的な映画やったが、その人がガンダムが好きだったことの方が驚きやった。人は見かけによらぬと言うが、まさにそんな実体験やった。セーラームーンを観て泣いた僕もその一人か?これはうちの青年が毎夜教会に来ては楽しそうに組み立てていたプラモデル。

4/22(日) 周防でも教会総会は1時間近くかかる。ましてや普通の教会なら2時間や3時間はザラ。僕が聞いた中での最長は13時間。二日間に分けて話し合ったという。内容を知っているわけではないのでコメントは差し控えなければいけない。が、何か言いたい。言ってもええかな?ちょっとだけ言うよ。「あんたら、絶対に変や!」

23(月) 今日の担当医はドクター浩藏。なんと新しいパソコンを持って来てくれた。新しいと言っても新品ではなく、彼が改造しまくったという何とも怪しげな中古品。だがメール機能が復活した!と同時に怒涛のごとく押し寄せた迷惑メール300通。ウイルスバスターよ!次はお前を復活させる番やぞ。覚悟しておけよ。

24(火) 柳井教会で『絶対原子力戦隊スイシンジャー』の動画を見せてもらったが、実におもろい。『脱原発制服向上委員会』という女子高生のグループも出ていた。替え歌もいっぱい。てんとう虫のサンバをモジッた『原子炉のサンバ』。春一番は『もうすぐアウトですねぇ』。恐るべし反対派。ウップンの解消だけでなきゃええが。

25(水) さて今日の担当医はうちの青年(というにはボチボチ限界の歳なんやがなあ)ドクターB。ウイルスバスターと音声を復活させてくれた。ありがたい。今回の功績を認めて、あと3年ほどは「青年」の称号を授けよう。残るはオフィスとかいうのを入れるだけ。それが無事終わって完成したら「少年」にしてやってもええぞ。

26(木) 再放映の『続・ぬかるみの女』が凄い。現代ではありえんドラマの内容に驚きの連続。のけ反ってしまうこともあるが、たまに昔の方が良かったと思える場面も多い。でも究極は何と言っても水戸黄門。あんな形での権力乱用なら大いに認めます。ただ土下座する悪人らはほぼ切腹か打ち首やぞ。やっぱ恐ろしい時代や。

27(金) ガキ共の誕生会を兼ねて南岩国の低料金中華料理店へ。最初から知ってはいたが、どれを食べても悲しいくらいに不味い。なのにチャーハンと酢豚とレバニラと海老チリと餃子を注文したのはメチャ腹が減っていたからゆえ。「空腹は最高の調理師」は名言。僕も名言が浮かんだ「食い過ぎは後悔への案内人」。

28(土) 抜けるような青空が広がっている。静かなひと時を過ごしていた午後を一瞬にして掻き乱した一通の郵便。自動車税の納税通知書。すっかり忘れとった。世の中は今日から連休やというのに血も涙も無いのか陸運局!しかし人々が連休で金を使いきった後に届く方がダメージは大きいやろな。これって・・お上のお慈悲?


4月15―21日

2012年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

PhotoH多K織牧師から送られて来た写メ。大分空港の手荷物受取所らしい。とんでもないモノが写っとる。軍艦巻きのウニやがな。九州人を見くびっとった。多分こんな発想をする人は少なくない。昔、僕は座布団に座った婆ちゃんが回っとったらおもろいやろなあ・・・という発想だけしたことがある。実行に移してこそアッパレ。やっぱ百円皿かな?

4/15(日) 余命宣告されているパソコンを慎が大手術してくれることになった。ハードを交換するという。人間に例えると臓器移植みたいやな。ところがどうもうまくいかんようす。拒絶反応か?メール機能とウィルスバスターが設定できん。そして時間切れでドクター慎は帰ってしもた。お~い!この患者はどうすんねん。

16(月) 年に一度回ってくる牧師会の会場当番。いつもどんな夕食を出すかで悩むが、それでも自分の教会にみんなが集まって来るというのは嬉しいもんで接待してご馳走もしたくなる。教会ってとこはある意味で大衆食堂。今夜のメニューはモツ鍋に生ビール飲み放題と清酒獺祭(だっさい) 二割三分磨き大吟醸で、どや!

17(火) 僕にはほとんどメールが来ないので不便はないが、パソコンが回復した時におそらく一日30件は届く怒涛の迷惑メール処理が面倒や。送信者欄にズラリと並ぶ女性の名前を見せて、「どや!父さんはこんなにモテるんやぞ」などと言っても、昔ならまだしも、今は「はいはい」と言って完全に無視する子供たち。

18(水) クリニックへ。血糖値を測る看護師によって言うセリフが違う。今日の人は「あれあれあれ。高いねえ~」やった。過去の代表作を、「何食べよったん?」「また(先生に)叱られるよ」「新記録じゃね」。「どうかね?こんとな数字は見たことがない」等々。でも僕から言わせてもらえば、無言の看護師が一番不安。

19(木) ついに帆波が髪を染めた。しかし、イメージしていた茶髪には染まらず、なんと!赤毛に近い金髪になってしまった。それを見て真っ先に思い出したのがマレー語で「森の人」を意味するオランウータン。家族は国籍不明やと大笑い。でも帆波よ。確かにその髪の色を見て「ナメてくる」奴はおらんウータン。

20(金) 夜11時前、ドクター慎に代わってドクター浩藏が手術をしに来てくれた。午前3時過ぎまで奮闘してくれたが残念ながらタイムアップ。しかしパソコンをいじくれる人って尊敬するなあ。さて「我こそは」と腕に覚えのある方、挑戦を受け付けておりますので「オペ」しに来ませんか?成功者はもれなく「自慢」が出来ます!

21(土) ありがたいことに文章作成機能とインターネットは使える。それだけで充分や。昨日オーブンレンジの割れたヒート管を取り外した。オーブンは使えないが電子レンジとしては使える。うちの場合はそれだけで充分。使いこなす人は滅んでゆくが、使いこなせない人はドッコイ生き延びるという教訓めいたお話しでした。


4月8―14日

2012年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 周防の総会を終えて、すぐさま大島の総会に向かったため、イースターの昼食会に出られなかった。それを知った辻建牧師はすぐさま牧師館に行かれた。そして、畏れ多くも前(さき)の副将軍!もとい、教団総会ずっと前の副議長、直々に握って下さったおにぎりがこれや。家宝にしたかったが全部食った。ところで・・・漬けもんは無いの?

4/8(日) 東京ディズニーランドが春の目玉イベントに《イースター》を取り入れた。日本でやるなら《お釈迦様の誕生日》にせんかい!とも思うが、ランドで仏様に甘茶をかける光景はイメージに合わんのやろ。そのうち「え?教会でもイースターってするの?」という時代が来るぞ。この際、伝道はディズニーに任せりゃええ。

9(月) 天語が入学式の君が代で着席したことが教育委員の目にとまり、校長に伝わり、教師に伝わって、事情聴取されたという。どうやら本意を知りたかったらしい。だが、しどろもどろのたよりない返答しか出来きなかった天語は、「もっと修行しなさい」と一喝されたとか。先生の言う通りや。もっと勉強して堂々と着席せい。

10(火) 昨日入学式を終えた帆波が、付けまつ毛やカラーコンタクトやアイラインやら、顔をキャンバスのごとくバッチリ化粧をして登校して行った。理由は、「なめられたらいけんけえ」って。そのうち髪も染めるという。僕は結婚式や葬式など特別な時だけ牧師の衣装を着る。列席者たちに「あきれられたらいけんけえ」。

11(水) 知人の保育園で園児に聖書のお話をしてほしいと頼まれた。持ち時間は約一時間で月一回。えらいこっちゃ。大人相手でも10~15分しか話せんのに。30年牧師をしていて最大のピ~ンチ!とにかく聖書だけじゃ、まず持ちそうにない。手品とか物マネとか歌とか踊りとか考えにゃ。牧師というより芸人やで。

12(木) 最近できたという食べ放題の店に行った。驚いたのは追加でアルコール飲み放題にするには全員が注文しなければならないという店のルール。不正な飲み回しを警戒しての措置や。「ドライバーがいた場合はどうすんねん?」とか聞いてみたが認められなかった。たぶんこの店は長くはないな。ナムアミダブツ・・・。

13(金) 北朝鮮のロケット騒動は打ち上げ失敗で幕を閉じた。PAC3配備で大騒ぎの石垣島に住む先輩に所用があって電話をする。「万が一、落ちてきたらどうするのか」という圧力に反対運動すら難しかったという。だったら「万が一、事故ったらどうするのか」という同じ理由で、なんで原発だけ止めんのや、この国は?

14(土) 痛い後頭部を避けながら髪を洗う。先日、牧師室で椅子に座ったまま後ろに手を伸ばし、冷蔵庫の茶を取ろうとして引っくり返り、星が出るほど後頭部をぶつけて、しばらくの間、動けんかった。コブができる程度で済んだけれど、もし打ち所が悪かったりしていたら「横着で召され・・・」なんて言われるとこやったで。


4月1―7日

2012年04月08日 | 日記・エッセイ・コラム

2012_2 調子に乗って今年もこんな総会資料をこしらえてみました。ページをめくると各頁の空欄は時代劇4コマ漫画で埋められています。総会の最中、みんなが漫画に気を取られている間に諸報告の承認を通そうという魂胆。昔ある教会で子供会のチラシにウルトラマンを書いて却下されたことがある。今、これでも却下されないこの教会が怖い。

4/1(日) 提出された前年度会計決算の数字に、今回も綱渡り財政であったことを知る。僕の夢は「神社のお賽銭程度の献金で運営できる教会」になること。大都会の一等地に建つ教会を一軒ほど売った金をシェアすれば簡単なことや。でもそんなクリスチャンみたいな考えを持つ人は、キリスト教会にはおらんからなあ。

2(月) スギ花粉が終息期を迎えた。せめて2~3日くらい中休みすりゃええものをすぐにヒノキがバトンを引き継いでバンバン花粉を飛ばし始める。先日、今年からアレルギー症状が出始めたという人に「それはお気の毒に・・・」と経験者の立場から色々とアドバイスを与えた。腹の中では(ようこそ。花粉症の世界へ!)

3(火) この季節では過去にないという台風並みの低気圧が吹き荒れた。短大の入学式が終わった天語から電話。「電車が止まってるから迎えに来て」と。これから保育を学ぼうとするお前がガキみたいなことをぬかすな!「電車が動くまでイズミ(ショッピングセンター)に行って姉ちゃんのナンパでもしてこい!」と要求は却下。

4(水) ダンケ(高齢者介護施設)に入所している池田さんは骨折から見事に立ち直っておられた。驚くべき回復力。そんな池田さんと話をしている最中、あるお婆ちゃんから、「おにいちゃん」などと呼ばれた。そんな呼ばれ方をされたのは、夜の広島の繁華街を歩いていた時以来や。ちなみに次女の彩七だけ僕を「おっさん」と呼ぶ。

5(木) 教会総会資料作り。資料の中味は全て教会員が作って下さるので、僕がやることと言えば挿絵を入れての印刷。挿絵と言えば聞こえはええが実は落書きみたいなもの。4コマ漫画の切り抜きをベタベタ貼るので資料が台無しになる。文句が出んのは、教会員の懐が海よりも深いか、イカれているか、どっちかや。

6(金) 帆波が大阪から帰山。先週終わった朝ドラの『カーネーション』のシーンで、非行に走った東京の孫娘が岸和田の婆ちゃんの家で更生してゆく場面があったが、帆波も7日間で色々学んで来たようや。中でも映画館で4月からは学生料金になるところを、「入学式はまだや」とゴネて、チケットを中学生料金に

7(土) 負けさせたことが印象に残ったという。他にも行く先々で店員と渡り合った祖母の姿を話してくれた。お隣の貝塚市から嫁いで来たころの母は、ガラの悪い岸和田があまり好きじゃなかったらしい。そんな母は今じゃ、やることなすこと模範的な岸和田のおばはん。どうやら・・・更生を要するのは母の方やな。


3月25―31日

2012年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 新岩国駅。生まれて初めて一人旅(大阪のバアちゃんち)に出かける帆波。このあと携帯電話の調子が悪くなって、誰にも連絡が取れなくなる試練が待っているとは知る由もない帆波。そうよ。ハイテク機器を当てに生きるな!自分を信じろ。その夕方、パソコンの具合が悪くなり顔が青ざめるなど知る由もなかった。手も足も出ない僕。

3/25(日) 先日、危うく教区事業団の理事にされそうになったところを煙に巻いて逃げて来た。以前、地域の高齢者施設の監事に推薦された時も振り切った。なのにいつの間にかR幼稚園の理事にされていた。30年も牧師をしていると身の程というのを多少は学ぶ。ゆえに悪いけれどR幼稚園は身の程知らずや。

26(月) 久しぶりに頭痛に襲われる。最近では珍しいので懐かしさまで感じてしまう。若い頃は女の子とデートをするたびに頭痛を起こした記憶がある。きっと極度の緊張が原因なんやろ。それはどうやら天語にも遺伝したみたいやが、今はもうデートをする彼女がいない・・・。あ、カサブタをはがしてしまったかな?

27(火) テレビのクイズ番組出演者の中でも最高正解者は20問中7問だけやったのに、僕は10問正解した。こんな時に限って誰もおらん。あとで家族に自慢したら「ああ、そう」と適当にあしらわれた。ふん!その反応は予想通りじゃい。でもな義娘の友香ならきっと「すごぉい。お義父さん!」って言ってくれるはずや。

28(水)「三年間、週一回は必ず学校に着て行きます。(中略)約束を破れば全額返金した上、服は没収・・・云々。帆波」と念書を書いてまで買ったEXILEの誰かとお揃えの服が届いた。結構な値段やけど素人が見てもマガイもん。きっちり騙されとんねん。何のために父親が牧師や。あれだけ騙されても学ばんのか?

29(木) 午前0時前「少しだけ寄ります」というメール。「少しならダメ」と返した時には、もう駐車場に到着していたのは息子を連れた本多香織牧師。病床のお父上を見舞って愛媛からの帰りとの事。母子ともにケタケタとよく笑う。そして午前3時、ケタケタと笑いながら帰って行かれた。真夜中になるっちゅうと妖怪が集まる教会やで。

30(金) 火事場に飛び込む思いでスタッドレス・タイヤをノーマルに交換した。この時期のタイヤ交換は「誠に勝手ながら今日明日お休みいたします」の札を下げる覚悟で臨む。流れる汗は力仕事のせいではなく、不安と焦りから来るもの。幸い今年の花粉は少ないらしく症状は軽かった。肩の荷が6.5kgほど降りた。

31(土) 今日151話をもって『カーネーション』が終わった。NHKの連ドラを全て観たのは(たぶん最初で最後のことやろが)自分史上初の快挙。郷土愛が苦手な僕がふるさと岸和田をまた少しだけ好きになってしまった。「いちょいで」「ほうなんじょ」「やっちゃり」が使いたくなった。毎日の楽しみが9.8%ほど減った。