周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

9月18―24日

2011年09月25日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 可憐に群れた薄ムラサキ色の花。8月末から9月初旬、水面に咲き乱れるホテイアオイ。ところで水面を覆いつくすこの花は船舶のエンジンに絡んで航行に支障を来し「青い悪魔」の異名までとる。しかしガキの頃、この下にフナやモロコ,ザリガニに台湾ドジョウ,ウシガエル,カッパなどが潜んでいると思うと武者震いするほど興奮した。

9/18(日) チューブの中を洗浄するスポンジが手に入ったのでビールサーバーの掃除をした。このスポンジに押し出されてムカデの死骸が飛び出るはず。固唾を飲んで見守った。が…ムカデは飛び出て来んかった。サーバーの中には入っていなかったんや。そのかわり汚れた水がドドドッ。ムカデより深刻かもしれん。

19(月) 東京行きの新幹線で眠ろうと思ったが、こんな時に限ってオケツにデンボができていて座るのが困難なほど痛い。ところでデンボと呼ぶのは関西圏だけなんかな?大阪の石切神社はデンボの神さんと言われているが何を隠そう、そこは僕の高校時代の部活の先輩んちです。結局ほとんど眠れぬまま東京へ。

20(火) 研修会の宿は四人和室なので僕は居室と障子で仕切られる廊下に布団を敷いた。夜中に小便したくなったが真っ暗な居室を横切らにゃならん。人を踏みそうや。電気のスイッチは入口側にあるし。流すトイレの音も大きいし。待てよ。6階の窓。おあつらえ向きに外は雨…。あ~とは言え~ない~二人は若~い♪

21(水) 台風15号が東京を直撃する日に研修会は終了。飛行機や新幹線はもとより在来線まで次々と運休。最大瞬間風速40m/s。まさか東京で台風に遭うとは思わんかった。今夜は親戚の家で泊まることになっているが、もしも今日山口に帰ってりゃ、立ち往生する新幹線の中で尻のデンボに苦しんでいたに違いない。

22(木) 昨夜は義妹に中華を、今日は義弟に深大寺で蕎麦をご馳走になる。ここには鬼太郎茶屋という店があり、妖怪に目がない僕は早速土産を物色し始める。目に止まったのは三千円のちゃんちゃんこ。迷いに迷ったあげくレジへ。え?三千円はSサイズでLは五千円ですよって?はめられた!ここはねずみ男茶屋かよ!

23(金) 清鈴園創立40周年のお祝いに行く。なんか様子が変やなあと思ったら、記念式典は十時からだって。十一時やとばかり思っていたから大遅刻や。変なのはそれだけではない。皆さん背広を着てはる。Gパンにアロハは僕だけや。遅刻した上、二段重ねの祝い膳をたらふく食って先に帰るアロハ野郎って…無礼者ですか?

24(土) 台風一過、玖珂盆地にも本格的な秋がきて、今朝の最低気温は一桁に突入。いよいよ温泉の季節や。今年はどこに行こうかな。九州や信州はもう飽きたし、久しぶりに北陸や東北、いや思い切って足を延ばしてヨーロッパあたりもええな。鉄道ファンは時刻表で旅をするが、僕は旅行雑誌で湯に浸かる温泉ファン。


9月11―17日

2011年09月18日 | 日記・エッセイ・コラム

20110907122405子供のころ盆踊りが楽しみやった。子供会から支給される20円の金券で踊りの日だけ夜も営業している駄菓子屋でアイスや関東炊きを買う。やぐらの上で河内音頭や炭坑節を歌う浴衣姿の青年団に憧れ 、トランス状態に陥ったかのように踊った。大竹教会は毎年町内の盆踊り大会に庭を提供しているという。来年は参加しようかな。

9/11(日) ここだけの話。大島教会のバーベキュー会で設置したビールサーバーのホースの中に体調4cmほどのムカデがいて、取り出そうとしたら炭酸バルブの圧力で一瞬にして消えてしまった。どこに行ったんやろ?本体の中でないことを祈るが、もし中ならごめんしてね。それにどっちみち僕はビールを飲まんからええか。

12(月) 牧師会後、終電がなくなった牧師らを送り届けた帰りに峠で車を停める。今夜は中秋の名月。先週、開伝協に参加した時に筑豊で学習した成果を試す時が来た。♪月が~出た出~た~月が~出たぁ~ヨイヨイ♪子供のころ踊った炭坑節を一人で歌いながら踊る。ああ、聖霊が下るってこういうことなんかなあ。

13(火) さっき売った切手の代金が間違っていたと町内の郵便局から電話があった。なんでうちの電話が分かったんやろ?僕もいよいよ有名になったんかなあ。ちょっと嬉しい気分で何故分かったかを聞くと「振替手続きされたご住所を見て…」と。確かに客は僕だけやった。ああ嫌じゃ田舎は。おちおち強盗も出来んぞ。

14(水) 最近『シャトゥーン・ヒグマの森』という小説を読んだんやが、やっぱ『羆嵐』の方が断然凄い。そこで帆波に読めと勧めたら「寝る時に何度も読み聞かされた」と拒絶された。そうやった?まるで記憶がない。しかし今になって分かるけれど、こんな恐い本を幼い子供に読み聞かせたらあんまりよくない気がする。

15(木) 久しぶりに映画館へ。上映までまだ時間があるので隣のゲーセンで暇をつぶした。ところがこんな時に限ってコインが溜まる。最後はジャックポットまで引き当ててしまいコインがドンジャララララ~。もしこれがラスベガスなら大金持ち間違いなしやで。溜まりすぎたコインを気前良く隣のおじさんにあげて映画館へ。

16(金) 今回も役員会は30分で終わった。この前、教団の集まりでうちの役員会は30分という話をしたら、ある牧師は大層うらやましがり、またある牧師は怪訝な顔をした。そういえば最近、独裁者のように教会会議を牛耳った牧師が訴えられたらしいな。当然と言やぁ当然。牧師、詐欺師、独裁者は殆ど同義語やからな。

17(土) 教会周辺にもようやく光回線が来たらしい。これをつなげばパソコンの処理能力も良くなるやろなあ。でも肝心のパソコンが12年前の骨董品。光の効果を充分に引き出せるやろか?聖書に「地の塩、世の光」という言葉がある。僕が放っている光を充分引き出してますか皆さん。え?塩っ辛いだけで光など見えん?


9月4―10日

2011年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo ぜひこの写真を載せてという青年らのリクエスト。天語の高校の体育祭で「私設応援団」が作った横断幕の写真。どちらかと言えば天語は目立つのが苦手な男。嬉しかったか迷惑か問わぬが花。でももっと恐ろしいことが起こった。本格的な山口国体の天語応援横断幕が町の十字路に掲げられたらしい。負けたらこの町で暮らせんぞ天語。国体苦情110番に電話すべき段階やな。

9/4(日) 走野の結婚式を目標に始めたダイエット作戦は、7月半ばまでは順調やったんやが、夏の暑さとカキ氷の美味さが邪魔をして、第一目標の70kg台に突入したものの結局は途中でコト切れた。しかし娘たちは結構順調に進んでいってそれぞれの目標をクリア。とはいっても大豚が豚になった程度やと僕は思うが。

5(月) ある人に今週は北九州~東京へ出張と言ったら「カッコイイ」と言われた。確かに「出張=ビジネスマン=カッコイイ」という公式は存在する。パリからNYならもっとカッコええやろ。でもこれが岩国~徳山の場合は決してカッコイイとは言わんな。でも僕は99%あまりカッコよくない場所で生きとるぞ。

6(火) 開拓伝道協議会に出るため小倉へ向かった。これが新幹線なら少しはカッコイイけど、実際は各停を乗り継いでの旅。でも『駅弁一人旅』というマンガのように、上手くいけば道中素敵な女性と出会ってご一緒できるかも…なんて考えていたが、肝心の駅弁がどこにも売っとらん。仕方なくコンビニ弁当一人旅。

7(水) フィールドワークの帰りに寄った温泉に携帯電話を忘れてきた。会場から車で往復90分かかる道を晩飯に間に合うよう60分で往復。しかし無残にもモツ鍋は空っぽ。うかつやった。僕のために残しておいてやろうなどと配慮できる環境とは無縁に育った連中しか集まらん集会やったことを思い出した。

8(木) 東京の集会に向かうため福岡空港へ。窓際の席を取ろうと2時間も前に行ったのに全て満席。航空券を事前予約した時に席も希望できるんやて?知らんがなそんなこと。田舎もんを馬鹿にしやがって!悔しくて座席にあったもの全部持って帰ったった。おかげで重いバッグを提げ汗だくで東京を歩く田舎もん。

9(金) 帰りの新幹線。なんか臭うぞ。隣に座った兄ちゃんがこちらに尻を向けて寝とる。このガキゃ屁こきやがったな。寝ている彼を肘で小突いて何度も起こしてやった。せめてもの仕返しじゃい。ところがその兄ちゃんが降りたあとも臭い。バッグを開けた。おお、原因は土産に買った崎陽軒のシュウマイか!兄ちゃん堪忍やで。

10(土) 今まで自分の噂を色々耳にしてきたが、僕が周防に着任した時、バイクにまたがった革ジャン姿やったという噂は初めて聞いた。イエスが処女マリアから生まれたとか、死んで甦ったとかいうくらい驚いた。どこからそんな伝説が生まれたんや?せめて熊にまたがった腹掛け姿って言ってほしかったのう。


8月28日―9月3日

2011年09月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo今まで色んな青年たちの結婚式に招かれた。でも式は引き受けても披露宴への出席だけは申し訳ないが断ってきた。二人の幸せは心から願うけれど披露宴という席自体がどうも僕の性に合わんのや。今回は花婿の父ということで断り切れんかった。え?それが普通なの?おかげで自分の結婚式の時より緊張し、終わった後も疲労炎。

8/28(日) 走野の結婚式はいきなり村田一家の遅刻から始まった。司式をする僕だけ早めに到着していたが式服が届かずアロハ姿のまま。走野本人は「その格好でもええじゃろ」と呑気に言うがホテルスタッフは焦っとった。親族の初顔合わせも謝罪からはじまる始末。ま、こんな家族ですが今後ともどうぞよろしゅうに?

29(月) 親戚を大阪見物へ。大阪といえば通天閣やが、今日は難波を案内する。東京に帰るまでの短時間の内に大阪を満喫してもらわにゃ。動くカニにグリコの大看板,阪神ファンが飛び込む道頓堀,包丁一本さらしに巻いて~♪の法善寺横町,551の豚マン,たこ焼き…。こう並べてみるとロクなもん無いな、大阪って。

30(火) 僕らも山口への帰路につく。教会に近づくにつれ、皆の間に重い空気が流れてゆく。先週の木曜からめかりが帰って来んのや。大阪滞在中も気が重かった。夜の十時過ぎに教会に着くや否や、娘たちが自転車に乗ってめかりを捜しに出かけて行った。僕はめかりよりも娘たちへの慰めの言葉を捜していた。

31(水) 先月の川下り事故の影響で山口陸運支局は萩の遊覧船乗客全員に救命胴衣着用を義務付けた。天竜川下りと萩の遊覧船を一緒に扱うとこがいかにもお上。だったら豪華客船のVIPにも義務付けろよ。羹(アツモノ)に懲りて膾(ナマス)を吹くという諺があるが、そのうちプールや海水浴場,温泉でも着用という時代が来るぞ。

1(木) それは午前十一時のことやった。お向かいの天理さんの門から「ニャア」と鳴きながら姿を現しためかり。どこ行っとったんや!天理教会で修行でもしとったんか?うちの家族の喜びようは例えて言うと、5Wの便所電球で暮らしていた家に、東芝ライテック社の新世代LED電球が点ったように一気に明るさを取り戻した。

2(金) 台風12号接近のため夕方予定していた役員会を延期。台風と言えば当初11号12号がダブルで発生し、走野らの新婚旅行先の沖縄直撃コースやったが見事にどちらも避けてった。めちゃラッキーやん。これも僕らが結婚式に遅れていったおかげであり、めかりが行方不明になったおかげである訳ないわいな。

3(土) このジャーナルを読んでいる方から「6/17の記事のフセイン,ベムベラを7/17に紹介すると書いていたが気になる」という質問を受けた。あのう…繰り返しますがこのジャーナルは周防教会関係者が読んだ時にのみ「ああなるほどね」と分かる質のものであるがゆえに万民にはご理解いただけないと思います。悪しからず。