旅先で雪が降った。帰り道に奥出雲へと向かう。そこにはすっかり雪に埋もれた横田相愛教会があった。この教会は国の登録有形文化財になっている。「すごい」と感心するなかれ。こんな指定を受けてしまうとメンテナンスがややこしい。勝手にいじることすらままならない。Oh My God!とはこの教会のことや。
2/20(日) 今日が光教会の礼拝であることは知っていたが、肝心の説教準備をするのをすっかり忘れていた。しかし歳を取るというのは恐ろしいもので、若い頃なら大パニックやが(それ以前に忘れるヘマも無いやろ)、今じゃ説教題が決まった時点で8割は完成しとる。ゆえに焦りもせず何食わぬ顔で礼拝をする。
21(月) いよいよ近づいて来たのは学期末試験の時期。今日はその準備に追われる。というより、今日から追い回されることになる。追い回された僕が作る試験を受ける生徒も気の毒や。今回もまた「何か質問はありませんか?」なんて言いながら試験教室を回る自分の姿を思い浮かべると涙がチョチョ切れる。
22(火) 本物のぬるま湯に入った。場所は松江に近い某旅館の大浴場。自分の体温よりも低い。出ると容赦なく寒さが襲う。助けも呼べないまま、湯舟から出られぬこと1時間。覇気も意欲も持たず、今の境遇に甘んじることを「ぬるま湯につかる」と言うがこういうことか!でもええ体験をさせてもらいました。
23(水) 朝から降雪。帰り道に共生庵の荒川牧師を訪ねる。カーナビが古いので半信半疑で向かう。そのまま素直にナビを信じておけばよかったのに、途中から自分の記憶の方を信じてナビを無視したら、とんでもない山道を走ることとなった。まるでナビの反逆に遭ったみたい。今回は色々と教訓深い旅でした。
24(木) 今日が最後の授業となる。まずは4クラス。ある生徒が提出したノートに今日の授業のことが書かれていた。「ぬるい温泉で温度を測る時にどうすればよいか。湯舟で自分の小便に手をかざし、温かければそのお湯は体温よりも低いことがわかる」。そんな事まで書いてどうすんねん!誰にも見せるなよ。
25(金) 授業。残り2クラスは近所の光教会の礼拝堂見学に連れて行く。ある生徒が個人的に質問をしてきた。「ウクライナのことどう思います?」。ノートに小便のことを書いていた生徒と対照的な質問に驚く。それにしても、世界のあちこちでこんな強引で理不尽な圧政が起こっている。この国も内情は同じ。
26(土) 教会カレンダーを作るのを忘れていて、今朝はほぼ徹夜になった。計画通りに進んでいると思っている矢先にこういうミスが発覚するとダメージが大きい。それでも発覚したからこそ無事に済んだ。ただ、過去には気付かぬままの方がよかったということもある。好きな子に彼がいたような場合がそう。ちょっと違うか?