周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

3月23―29日

2008年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 毛が生えて喜んでいる鬼太郎のオヤジ…のように見えなくもない。これでもれっきとした果実で、名を『ランブータン』という。主に熱帯が産地でライチの仲間。道後温泉の宿で出た。初物を食べるには好奇心と、時には勇気を要する場合もあるが、これはイージーレベル。画面をクリックして大きくしたら…ちょっと食欲が失せるかもしれんな。

3/23(日) 「イエス様がよみがえったのかどうか、よく分からないですが…」という司会者のお祈りで始まったイースター。昼食は牧師特製パエリア。でも出来は☆1つ。「ミシュラン」の星ならええが「チューボーですよ」レベル。たぶん手伝ってくれた人が悪かったんやろな。責任転嫁は三ツ星級。

24(月) パエリアをリクエストした中西さんが「次回を期待します」と言っとったらしい。悔しい~。でも確かに塩を入れ忘れたし、コガしたしなあ。よし!イエス様がよみがえったかどうか、僕もよく分からんけど、次回のパエリアは必ずやよみがえって星三ツもらってやろうやないか。

25(火) ついにやってきた家族旅行の日。リフトバスに布団を敷いて7人が乗り込み、しまなみ街道を渡って目指すは道後温泉。ところで風呂でも乗り物でもホテルでも、聞こえてくるのは中国語だらけ。しかし派手な衣装と濃い化粧だけを見たら、大阪のオバはんと全く判別がつかんで。

26(水) タオル美術館・ぎやまん美術館・松山城などにも行ったが、うちの連中の記憶に残る収穫は、ケーキ・城で乗ったリフト・フェリーが関の山やな。芸術や文化よりも現実と快楽。ところで僕が得た収穫は、ついに天語の股間の○毛を確認したこと。なかなか見事に育っていた。

27(木) 青年たちがみんな僕のことを「おっさん」と呼ぶ中、ただ一人「師匠」と呼んで慕ってくれている大地が、間もなく京都の大学に行く。俺は寂しいぞ。ところで師匠に艶本を預けて旅立つところなど大した弟子やで。あ、これは極秘やったかいのう。ま、誰もが通る道。元気でな! 大地。

28(金) 2/29に訪問した家庭に再訪。今日は前回お会いできなかったご主人に会えた。同窓生に再会したような気分になったのが不思議。偶然、歳も同じ。「今回のこと(事件)を通して、命よりも大事なものがあるという気がしました」と語られる。僕はまた貴重な出会いを与えられた。

29(土) 走野(ソウヤ)が《ふぐ調理師試験》に合格。でもやっぱりまだ不安やなあ。来月大島で牧師会があるから、そこでふぐ料理デビューといくか?もし失敗してもどうせ相手は牧師やし、海が近いから砂浜に埋められるし。問題は一つだけ。500円の会費で買えるフグは、どこで売っとんねん?


3月16―22日

2008年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_2 いったい ぜんたいどうなってんねん?屈葬状態に折れ曲がっているこの子は中国雑技団の少女ではなく、まぎれもなくうちの帆波(ホナ)。まったく器用なやっちゃ。先日、学校から「6年生になったらどうしますか?」と打診があった。もちろん不登校継続よのう帆波。今更「登校する」なんて言われても、小2の頃の制服は着れんしな。

3/16(日) イースターの昼食メニューを募ったら「牧師のパエリアを!」と言う声が上がった。何たることを!(クソ忙しいイースターに牧師を指名するかよ?)とNさんの常識を疑ったが、ここで断りゃ僕の株が下がる。そうでなくとも口先の魔術師と呼ばれとるし。よぉし、やったるわい!

17(月) 昨夜さっそくパエリアを試してみた。久しぶりなのでレシピが手放せない。初めてカレー味に挑戦したが出来上がりを見て(なかなかいけるぞ)と皿によそったら見事にコゲコゲやんか。今週中に腕を上げておかんと牧師株はまた暴落や。え?もともと無い株は下がらんってか。

18(火) 仏教系カルトの相談を受けた。専門外ゆえ京都の浄土真宗のお寺に連絡をとって資料を送っていただく。思った通りキリスト教系カルト同様「地獄に落ちる」と脅すのが特徴らしい。でも落語の『死ぬなら今』を聴くと地獄は天国よりずっと楽しいで。それより信者を抱える家族はとっくに生き地獄。

19(水) ある人が「結婚式をしてくれる牧師を探している」という。式は「23日の朝10時」だと。まともにイースターやがな!さすがにそんな牧師はおらんで。だがそこは蛇の道は蛇。探してあげた。ただ…その人は牧師じゃないかもよ。まあこの際、役に立たん牧師よりは、役に立つ外国人や。

20(木) ネットオークションで『8(エイト)マン』のフィギアを買った。8マンと言えばタバコを吸うシーンがある。あれは体内の小型原子炉を冷却するためのタバコ型強化剤なんやが、理由はどうであれタバコを吸っている風にしか見えん。原子炉にタバコ。この時代じゃヒーローどころやないで。

21(金) 家族一同、固唾を飲んで今日を迎えた。そして彩七(サイナ)から「OK」メール。やった!これで家族旅行に行ける!もし彩七の期末試験が悪かったら、追試と旅行の日程が重なるおそれがあり、家族旅行が中止になるところやった。去年の入試発表よりも格段にスリルがあったわい。

22(土) どこからともなくウグイスの鳴き声が聞こえてきた。コマドリ、オオルリと共に日本三鳴鳥と呼ばれるウグイス。でも聞こえてきたのは誰かが口まねしているのかと思うほどヘタくそな鳴き声。春先は歌がヘタとは聞いていたが確かにその通り。鳴鳥も最初はレッスン1からなんやな。


3月9―15日

2008年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 方言で「棘(トゲ)」のことを「すいばり」と言う。山口に来た時、教会員が「すいばりがたった」というので「へえ~こんな時間に珍しい。どれどれ…」と外に出た。僕は初めて聞く言葉を霜柱だと勘違いしたのだ。さてこの見事なすいばりは看護学生の彩七(サイナ)に除去してもらったが、「ぶち(かなり)」痛かった。

3/9(日) 大島教会で説教中、のあ(6歳)が眠ってしまった。あまりに気持ち良さそうなので野口さんに携帯のカメラで撮ってもらう。大島教会の週報は毎週カラー写真入りだから来週の週報はこれで決まりや。みなさんもどうぞ遠慮なくお眠りください。こちらもスクープ写真を期待しております。

10(月) 夜中、教会の前の道をトコトコ歩く動物の影。僕のすぐ横を怖れもせずに歩いて行く。狸や。久しぶり。その堂々たる歩き方は自信に満ちている…というよりも、逃げるタイミングを逸して開き直っているみたいにも見えた。人間くさい狸やで。まあ…狸くさい人間もおるが。

11(火) ヨーロッパを驚嘆させたという映画『いのちの食べかた』を観に広島へ。家畜の解体シーンなど強烈な場面が多く、12歳以下の子供は保護者同伴が条件(PG12)。帆波(ホナ)を連れて行ったが、帰りにホルモンの天ぷらをむさぼり食うよなガキにPG12なんてあったもんじゃねえ。

12(水) 岩国で岩徳線に乗り遅れた。次は1時間半後。仕方なく夕食をとって時間つぶしをする。満腹した僕は汽車に揺られ眠りこけ、一駅乗り過ごしてしまった。運良く上りの汽車が来ている。これを逃せばまた1時間半待ちや。必死に陸橋を駆け登って反対ホームへ走った!田舎はスリル満点やで。

13(木) 昨夜入った韓国料理店なんやが…。戸を開けると同時に犬が飛びついてきた。カウンター越しに婆さんが笑う。孫が大声で泣き続け、母親が怒鳴りつける中、僕は黙々と豚キムチクッパを食った。他に客はなし。この異様な雰囲気。まるで中島らもの世界。嬉しくってホルモン焼きを追加した。

14(金) 左上の歯が入った。ニッと笑えば銀歯がキラリ。青春時代ならば無理してでも白い歯にしたかもしれないが…今更なあ。それに白い歯は保険外ゆえ高額やしな。むしろキラッと光る銀歯が気に入った。そういえば金歯が流行した時代もあったなあ。だけど歯医者は時代を越えて怖い。

15(土) 妻がつぶやいた「あの子たちを見ていると人間にも動物みたいに発情期があるって思う」。確かに帆波のやつは友達が来ては性的な話題と男子の話しで盛り上がっとる。僕が小5の頃は異性よりもビー玉や竹馬で盛り上がったぞ。ていうか、中3になってもまだカエル獲りに夢中やったが。


3月2―8日

2008年03月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 手塚治虫のアニメ実写版でロケット人間『マグマ大使』という番組を見たのは小学生の頃。この姿を見て思い出した。でも我が娘はそんなマンガの存在すら知るすべもない。小5で155cmを超えて二人の姉を追い越し、今や母親まで抜こうとしている娘やが…まだまだガキやのう。ところでマグマ大使の妻モルは銀色のロケットやったなあ。

3/2(日) 珍しく帆波(ホナ)の友達らが「大島教会に行く」と言う。いつも「車に酔う」とか「礼拝は嫌だ」とか言ってるくせに、どういう風の吹き回しや?お菓子が目当てか?ただの暇つぶしか?まさか信仰に目覚めたんやあるまいな。そんな彼女らは…。礼拝後、木登りしとった。やっぱガキやのう。

3(月) パソコンのプリンターが壊れたのでリサイクル品を探しに出かけた。その矢先に青年から「僕のをあげる」という電話。なんとありがたいことよ。しかし「礼は品物を見てから言う」が僕のモットー。過去何度も悲惨な目に遭っているからな。特に近隣のK牧師からもらう品は要注意やで。

4(火) 走野(ソウヤ)がフグ調理の筆記試験にパス。とりあえずひと安心やが問題は13日の実技試験や。とにかく教会のみんなを実験台に料理の練習を…え?そのセリフはもう何度も聞いた?それはそうと、実技に受かっても落っこちてもどっちでもええが、さばいたフグの身はもらってこいよ。

5(水) 確定申告の書類が届いていないので税務署に行った。職員が声のトーンを落として語る「所得税のかからない方には送らない場合も…」と。でも、それって前年度のデータでしょ?今年度は大儲けしてるかも知れんがな!んな訳ないわな…。確かにこの26年ずっと非課税暮らしやからな。

6(木) ブッチャケ君こと松本君が約束のプリンターを持ってきてくれた。おお!動くぞ!きれいやぞ!これは礼を言うに値する品物や。君の功績は今月いっぱい語り継がれるであろう!しかし、この一週間でテレビ2台にプロジェクターまで手に入った。品物の確定申告はせんでもええんやろか。

7(金) やった~!ドクターに誉められた。血糖値がグッと良くなってきているって。歯の治療も順調に進んでいるし、今年の花粉症も今のところ症状が少ないし、まるで人生のピークを迎えているような気がするくらい今週はええことづくめや。でも、もしこれがピークやとしたら…。レベル低すぎ。

8(土) 携帯電話をいじっていたら新しい機能を発見した!とは言っても別に隠されているわけやない。最初からある機能なんやけどね。ま、コロンブスがアメリカ大陸を「発見」したというのと同程度の勘違いや。歳をとると説明書を読むのが面倒になり、その結果、時々こういう「発見」が起こる。


2月24日―3月1日

2008年03月02日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo ここは初心者から上級者までが楽しめる広島の八幡高原191スキー場。今年は例年になく降雪量も多く、この日は天気も上々で最高のゲレンデ・コンディション。特に平日のこの空き様を見よ!しかし…午前中でバテるわ、2時間も昼寝するわ、膝はガクガク、太ももパンパン。僕は最低のボディー・コンディションやった。

2/24(日) 教会研修会。講師の本多香織さんから2004年10月31日にイラクで命を奪われた香田証生君とそのご家族の話を聴くことができた。ますます証生君の家族に会いたくなった。しかし当時の総理小泉は、もし自分の息子が人質になっていたとしても「テロには屈しない!」と一蹴したんやろか?

25(月) 研修会が終わった昨夜遅くに講師が「米を食うネズミ論」を熱く語り出した。教会にネズミが出没して米を食って困るという。その講師も今日の3時過ぎ「あ!もう帰らんと」と真っ赤な車に飛び乗って福岡は直方(ノウガタ)目指して出発。どうぞ気をつけて。香田さんご一家によろしく!

26(火) 去年のクリスマス前、彩七(サイナ)が周囲の人から「教会のイルミネーションいつになったら点けるん?」と急かされたが、今度は「いつまで点けとるん?」と問われたという。ここの牧師がいかに怠慢な人物かが分かったのなら、イチョウの葉が芽吹く前に取り外しに来てくれい。

27(水) 『スッポンエキス』がどうのとかいう通販案内が届いた。その中の『スッポン通信』に書いてあったお客様の声がすごい「体が恋しがって1日も欠かす事ができません。72歳・男性」。何が欠かせんのか分からんが、「亀の里」の名前を「スッポンの里」に変えたくなったのは事実やな。

28(木) 3年ぶりのゲレンデ。明日のテストを前にスキーを断念した天語が悔しがる。天語よ。ガマンして母さんに怒られながら勉強するふりだけして悪い点を採るのと、スキーを存分に楽しんで悪い点を採るのと、どちらが賢い選択かをよ~く考えてみろ。どうやら判断をミスったみたいやな。

29(金) ある事件で娘さんを失った母親に会った。色々話しを聴かせてもらう。僕自身を木に譬えたら、バッサリ枝打ちされたような思いになった。でもその母親が木だとすれば、いきなり切り倒されたわけや。だけど驚いたのはその切り株から新しい芽が出ていた。しかもそれは許しの芽だとは。

3/1(土) 昨日ついに発症。32年目の花粉症。今年の山口の飛散量は少ないという情報にやや安心はしていたがとうとう反応が出た。てな訳でこの季節、服や髪に花粉をいっぱい付けて教会に出入りする巨大なミツバチの皆さん。服を脱げとは言わんけど、ドアや窓を開けっ放しにせんでよ。