周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月18―24日

2018年02月25日 | 日記・エッセイ・コラム

僕は映画を観ても出演者や監督の名前がほとんど覚えられない。本を読んでも作家の名前が覚えられない。人に会っても名前を憶えられない。外で顔見知りの人に会えば、頭をフル回転させて名前を思い出そうとするが思い出せない。大畠の観光センターで女性から「こんにちわ」と声をかけられた。どこかの信徒やろか?誰やったかなあ?エホバさんやった。

 

2/18(日) 今年は少ないと聞いていたので忘れることにしていたのに、昨日から山口の花粉情報が新聞に載り始めた。少ないとは言っても、やっぱり今年も舞うのね。でも僕には今のところ何の症状も出ていない。花粉症歴42年にして治ったんちゃうか?きっと解放されたに違いない。やった~今年は花見に行ける!と、このまま忘れて過ごそうと思うんやけど。

 

19(月) 韓国の平昌の読みを「ピョンちゃん」と書けばウサギになる。全部カタカナで書けばウサギ臭は消えるが、声に出して言えばやっぱりウサギや。五輪ネタは無視しようと思っていたが、一言だけ言わせてもらいます。スポーツは好きやけど、お金がある国が上位を占めるオリンピックは大嫌いや!ここで金メダルを取っても決して世界で一番なんかとちゃうで!

 

20(火) 歯医者の定期検診。今回は7割方ほめられた。心の中で叫んだ(これでやっと及第点や)。でもまだ歯磨きに力が入り過ぎているという。そこは合点がいきまへん。なぜなら僕は衛生士さんに言われるまま優しく丁寧に力を抜いて磨いてきたつもりやから。江戸時代は木で磨いたというではないか。もしこれ以上優しくしなさいと言うのなら毛筆で磨いてやる。

 

21(水) 毎年のことやが、イチョウやキンモクセイの木の下に車を停めると屋根やフロントガラスが鳥(多くはヒヨドリ)の糞まみれになる。そして毎年頭に来て焼き鳥にしたくなる。ところが最近雨どいを詰まらせる枯葉を鳥が引っ張り出してくれる。たぶん腐敗した葉の中で幼虫でも繁殖しているんやろ。ま、鳥からのお詫びと受け取り、糞の一件は差し許すことにする。

 

22(木) 先日2000円で買った拡大メガネが今日のチラシで500円引きになっていた。く~!悔しい~!チラシなんか見なきゃよかった。おかげで忘れたはずのユニクロの屈辱まで思い出してしまう。あの、Gパンを買った翌日から半額セールが始まったという悲劇を。ところが、あの時の屈辱を思い出したら今日の屈辱が半減したぞ。不幸って、人を強くするんやね。

 

23(金) 確定申告へ。なんと生涯二度目の所得税がかかってしまった。毎年楽しみにしていた女学院の授業でもらった謝礼から源泉徴収された1367円がもう永遠に戻って来なくなった。それもこれも、昨春帆波が広島に就職して扶養家族から外れたせいや。この親不孝娘め!どこまで家族を苦しめるんや。悪いと思うなら、今日から僕をお前の扶養家族にせい!

 

24(土) 来週帰阪するので、やるべき仕事をチェックして片付けている。今日の予定に「Sさん宅のネズミ退治」があったが、どうやら人出は間に合ったらしい。退治と言えば以前、ある人から「牧師さんって悪魔祓いとかするんですか?」と聞かれたことがある。「やるよ。結構命がけ」と応えたら怪しそうに僕を見る。「まずはここに悪魔を連れといで」。一休さんかいな。


2月11―17日

2018年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム

毎週、日曜午前0時にブログをアップしているが、先週は直前に文章が全て消えてしまったので焦った。理由は分からんし、修復の仕方も分からぬパソコン素人。そんなことよりも見てくださいよ、このケーキ。保育園の子供たちからのプレゼント。嬉しかった。でも、本物なら賞味期限があるけど・・・このケーキ、いつまで保管しておくべきか?やはり一生やろか。

 

2/11(日) 記憶の無いお金ほど嬉しいものはない。会計役員さんから「遅くなりましたが去年立て替えていただいた分です」と、三千円チョイを手渡された。記憶に無いし、立て替えなので得も損もないんやが、間違いなく得をした気分。これからもどんどん立て替えをするぞという決意を新たにした。皆さん何かあれば牧師が立て替えますので遠慮なくお申し出を。

 

12(月) 信徒の竹田さんの引っ越し手伝い。場所は広島のアパートの4階。かなり狭く、かつ急な階段を往復したが、早くも2往復目で「やばいかも」と感じ出し、3往復目で太ももに異変が起き、4往復目で地獄を体験。5往復目で天国が見えた。冷蔵庫や洗濯機、タンスなどの大型の荷物が無かったのは不幸中の幸い。もしそれがあったら二人で昇天してたやろ。

 

13(火) 広辞苑第7版に記載ミスが何カ所かあったそうやが、中でも一番興味がそそられたのは本州と四国をつなぐ『しまなみ海道』が「周防大島を経由」という間違い記事。なんと大島教会の役員会報告にまでそのことが記されている。ミスのおかげで周防大島の名前が全国に知れ渡るかも知れん。これで日曜礼拝には人がわんさか押しかけ・・・。んな訳ないか。

 

14(水) 愛隣幼児学園の礼拝。講壇に向かうと突然ピアノ演奏が始まり、園児たちが誕生日の歌を大きな声で歌い出した。なんというサプライズ!あかん、泣きそうになるやん。感動と嬉しさのあまり、ついつい、妻と喧嘩して散々な誕生日だったことまで園児たちに話してしまった。皆ポカンと口を開いている。そしてその中の一人がポツリと言った。「離婚したん?」

 

15(木) 周防大島の話題でもう一つ。うちの町から大島に向かって国道437号線が走っている。その道はなんと大島を縦断して、海の上を渡り、四国の松山までと続いている。もちろん橋など無い。そうか、もしかして将来は四国まで橋が架かる計画があるんちゃうか?そうなりゃここから2時間ほどで『坊ちゃん湯』に通えるぞ。夫婦喧嘩した時は格好の逃げ場や。

 

16(金) 周陽教会での牧師会から帰ったのは午前1時。もう少し早く帰れたが、後300mで教会という手前の踏切で止められた。丁度、道床安定作業車が通過している最中。回り道もできたけれど、面白そうなので見物することにした。別に鉄道ファンではないが興味津々。誘導員がいかにも(暇な人もおるもんや)って言いたげな顔で真夜中の野次馬を見ていた。

 

17(土) 立て替えの続報やけれど、先日の交換講壇の交通費が教区から貰える。それに去年某会議で貰い損ねた交通費も三月に入る。加えて女学院での授業の源泉徴収分も返ってくる。それらを合わせると一万円を超えるぞ。考えただけで自然と笑みがこぼれ出る。♪それは人生~ボクの人生~誰のものでもない~奪われるものか~ボクの人生は銭だらけ~♪


2月4―10日

2018年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

僕は寝る時に本か数字パズルが無いと眠れない。今読んでいるのは世界動物全集。全巻読み終えるにはまだまだ時間がかかる。読んでいて睡魔がやってきた時に電気を消すんやが、このタイミングが難しい。眠りかけた赤子を布団に寝かせた途端に起きるというパターンと同じ。振り出しに戻り、電気を点け本を開く。誰か読んで寝かせてくれんやろか。

 

2/4(日) 教区交換講壇で廿日市教会へ。いつもの調子で落語のまくらよろしく小話しで笑いを取る。だが最前列の女性一人が笑わない。ウケんかった?よしこれはどう。しかし眉にシワを寄せる。あかんか。これならどや!ますます表情が険しくなる。もしかして失礼なことでも言ったんやろか?後で分かったが中国から来たお方。早口の関西弁は伝わらんわな。

 

5(月) 伝わらんと言えば昔アメリカに行った時これだけは覚えておこうと「一緒に写真を撮ってくれますか?」という英語を練習しておいた。そしてサンタモニカで楽しそうな家族連れを見つけ、いざアタック!「Would you take a picture for us?」「・・・」。「Would you・・・」 何度か繰り返したけれど伝わらん。発音がおかしいんかなあ?メキシコ人やった。

 

6(火) 携帯屋へ。今日はいつものお姉ちゃんが担当してくれた。僕のことを「お父さん」と呼ぶだけに事はスムーズに運ぶ。先週別の担当者から誕生日プレゼントをすでに貰っているので少し良心がとがめたが、やれるだけのことはやろうと決断し、「あの、誕生日なんやけど」と言ったら、またくれた。今回は台所洗剤か。さすがに「これだけ?」とは言えんかったが。

 

7(水) 寒い夜は小学生時代に教科書で読んだ鈴木三重吉の『少年駅伝夫』を思い出す。北欧の吹雪に耐える少年。子供心に興奮して読んだ。-7℃超えは今冬最低。暖房を切って寝るので頭が痛くなるほど体が冷える。足の先は頭よりも痛い。熱中症よりも低体温症の方が危ないらしいが、それでも僕を支えてくれる少年駅伝夫!これはもう室内ビバークや。

 

8(木)「相談したいことが」との電話。どこにいるのかを尋ねると岩国市内だと言う。そこならもっと近い教会がありますよと伝えたら、「そちらに行きます」と言われたので、エビちゃんの教会を紹介した。エビちゃん宜しくね!これも貴重な牧会経験や。がんばれエビちゃん!負けるなエビちゃん!すごいぞエビちゃん!僕は前に一度こんな詐欺に遭ったからなあ。

 

9(金) 広島で暮らしている知り合いから電話。「そちらは冷えますか?」などと尋ねられたので、よくぞ聞いてくれましたね、あなた!と、「昨日なんかは-7.4℃でした」(なぜかこんな時、優越感を味わいたくなる)と返答したら、「こちらは-10℃でしたよ」。あっさり返り討ちに遭うたがな。トランプのポーカーでフルハウスを出したら、4カードを出された気分。

 

10(土) 雨のおかげで氷点下はひと休み。でも明日からまた冷え込むそうで、所によって雪になる予報。高校生時代、デート帰りに「同じ寒いのなら雪が降った方がええね」と女の子がつぶやいた。今でも覚えているロマンチックな会話。寒さなど感じない年齢やった。「雪か・・・。かなんのう」。今では寒さが骨身にこたえ、ロマンチックにゃあほど遠い、中高年駅伝夫。


1月28日―2月3日

2018年02月04日 | 日記・エッセイ・コラム

関西には無くてはならぬソウルドリンク「冷やしあめ」。特に夏の屋台にゃ欠かせない。子供の頃、でかい氷を入れた寸胴のような容器で冷やして売っていた。ガラスコップに柄杓で注ぎ、一杯10~20円。「ひやしあめ」と書かれた文字が二重になっているのはカメラ写りのせいじゃなくこんなデザイン。今思うと、あのガラスコップはちゃんと洗っていたのかな?

 

1/28(日) うちは礼拝後に必ず茶菓子が出される。切らしたりなんかするとみんな暴れ出す。嘘やけど。誰かの差し入れだったり、お土産だったりとなかなか種類は豊富。時々応援説教に行く徳山教会でも礼拝後に菓子が出る。今日は何やら砂糖の塊のような菓子をいただいた。食べてその甘さに身もだえする。コーヒーが無けりゃ倒れていたかもしれんな。

 

29(月) 夜うつぶせで本を読んでいる時、猫のキナコが布団の上、僕の太ももの間あたりに寝転んだ。これはこれはお珍しい。なるべく邪魔をしないようにしてやろうとうつぶせのままで眠る。でも寝苦しくて何度も目が覚めてしまう。体は痛いわ、悪夢は見るわ、とうとう我慢し切れず寝返りをしたらキナコはとっくに居ない。僕は一晩中、一人芝居をしていたわけか。

 

30(火) 前触れも無しに帆波が広島から帰って来た。やや様子が変なので「別れたんやろ?」と聞くとズバリその通り。家族に慰めてもらおうと帰ってきたのに「誰も期待に応えてくれない」とボヤいている。そんなことはないぞ。これでも皆心配してるぞ。その証拠に父さんの正直な気持ちを話してやろう。雲切れ、月冴えるが如しや。なぜか笑みまでこぼれてしまう。

 

31(水) 昨日約三人の方に「今夜は皆既月食なので観てくださいね」などと告げてしまったが、それは今日の間違いやった。僕としたことが。週報にも「31日20:48に欠け始め」とまで書いていたのに、どこで30日と勘違いしてしまったんやろ?それに、間違いを告げてしまったことをこんなに悔やんでいるのに、説教で間違いを語っても平気なのは・・・もっとなんでやろ?

 

1(木) それは真夜中のこと。教会の台所で洗い物をしていたら不思議な音が聞こえる。水道を止めて、耳を済ませば止まる。カエルの声に似ているが今は真冬。映画で観たエイリアンの声のようにも聞こえるぞ。再度水を止めた時、足元から聞こえた!新種の生物かもしれん!すかさずシンクの下を覗いたがいない。音の主は僕の腹の虫。見つけりゃ確かに新種。

 

2(金) 携帯屋に行く。男性店員が妙に馴れ馴れしい笑顔で近づいてくる。お前じゃねえ。僕のお気に入りの姉ちゃんを出せ。「お久しぶりです」と言われて、よく見たら天語のダチやん。来店の用件は誕生日のプレゼントをもらうため。え?素敵なプレゼントって書いてあったのにサランラップ?これだけ?と問うたらヒヨコの値付けもくれた。天語、ええダチを持ったな。

 

3(土) 妻と喧嘩してプチ家出をした。友佳いわく「何年か前のこの日にも家出をした」とか。覚えがない。走野には「何があったか知らんがオトンが一言謝れば収拾がつく」と言われた。せめて理由を聞いてから判断してくれよ。ある人から頂いたカードには「スペルが間違っていたらごめん」との但し書きでbirthの部分がbadと綴られていた。思い出深き還暦誕生日。