周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月19―25日

2012年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 気温だけはグッと下がるが、めったに雪の降らぬ玖珂にうっすらと積もった雪。街灯に照らされキラキラ光っていた。晴れた夜空には冬の星座がキラキラと。上を見ても下を見ても天然キラキラだらけのファンタジーナイトに酔いしれる。あきまへんか?50過ぎた親父がこんなこと言ったら。同年代の友の顔を想像してみた。やっぱり無理あるね。

2/19(日) 日本の入管法についての集会に出席。会場の下松教会の一番後ろに座ったのには理由がある。ゆうべは1時間しか寝ていないのできっと居眠りをすると踏んだからや。でも講師の話がとても面白くて眠れない。入管法の話が落語になり(大丈夫かいな?)と心配になる夢から覚めたら集会は終わっていた。

20(月) 6月に山口で開かれる研修会の下見に農伝同窓会の四役が来山。最近すっかり全国区になった「山賊」に案内する。というか周防に来たお客は山賊に案内せにゃならぬような雰囲気となった昨今、ここに案内せんかったら「歓迎していない」と判断されるのではないかと、僕は大いに気をもむのでした。

21(火) 四役を広島駅まで送るとなりゃ昼飯はデンガクうどんしかあるまい。実は僕が久しぶりにここのホルモンてんぷらが食べたかっただけやけど。この時期、焼きがきも捨てがたかったけれど農伝の四役なら、ま、うどんで充分やろ。ちゅうわけで確かに連れていく店によって歓迎のレベルが分かりますな。

22(水) ところで昨日の四役は全て僕の後輩なんやが、「村田は暴走族のヘッドをしていて、めっぽう喧嘩が強かった」という伝説を神学校で耳にしていたという。もちろん根も葉もないうわさに過ぎないけれどチョットかっこええやん。今は「教会に引きこもりがちで、色々と病気を持つ、めんどくさがりの牧師」になっております。

23(木) 中高生のお泊りマナーの番組を見た。その中で受け入れ側の親が一番チェックする点は箸の持ち方だと言っていた。多くの親は箸の持ち方ひとつでその子がどんな育てられ方をしたかまで分かるという。帆波はあきらかに持ち方が変。うちの育て方が世間さまにバレないためにも早めに矯正しておかにゃ。

24(金) 最近とくに食べ物が変わった訳でもないのに、粘着力が強く、密度が濃く、排便時の切れが悪い便が出る。利点といえば屁が異常に臭くて周りの人に不快感を与えることだけ。高校時代、試験中にみんなで屁をこき合って試験にならなかったことがある。その時の首謀者は僕やった。いったい何の話や?

25(土) 帆波の志望校の最終倍率が出た。1.4倍から1.0倍に下がったという。それで帆波のやつが浮かれて嬉しそうやったんか。なんて悪運の強い娘や。定時制やからよほどのことがない限り落ちる事はないやろ。でも楽をしての成長は・・・。それはそれでええかも。人生「ラッキー!」って何度も思いたいしな。


2月12―18日

2012年02月19日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoここで逢うたは百年目、盲亀の浮木、優曇華の、花待ち得たる今日の対面、父の仇いざ尋常に勝負!てな言葉が自然に出てくるのは歳ゆえか。部屋の天井で見つけた三千年に一度咲くという吉凶の現れ優曇華(ウドンゲ)の花。いつの間にこんな所で産んだんや?僕としては産卵している時のクサカゲロウの姿の方がずっと見たかった。

2/12(日) 寝室では暖房を入れないことにしている。たとえ氷点下の夜であっても「雪山でビバークするよりゃマシ」なんて考えながら体温で布団が暖まるのを待つ。次第に温もってくると「生還!」なんて思ってしまう。寝る時の楽しみの一つ。個人がするエコなんて所詮ケチの延長線上。そんなら楽しんでケチらにゃ。

13(月) 岩国教会にて牧師会。牧師会大好き角ちゃんが急な発熱で欠席することになった。残念や。ところで全国の分区や地区によって、牧師会の雰囲気は全く違ってくる。絶対に参加したくないような牧師会も多いと聞く。目安のひとつとしては、酒が出るか、出ないかや。主の集まりか、酒の集まりかってのは重要や。

14(火) バレンタインデー。昨今は身内からしかもらうことがないような衰退ぶりやが、独身時代には8個もらった(得てして記憶は肥大化するけど)記録がある。しかし糖尿の僕にチョコをくれる家族よ。どうやら愛している訳ではなさそうやな。おそらく僕の莫大な遺産を狙ってるんやろ。え?もっと素直に喜んでやれんのかって?

15(水) 楽しい宴では仕事の話を出さないというルールを守り、馬鹿話しで盛り上がる。そのうち、話しについてゆけない連中が一人抜け二人抜け、最後はアラフィフの牧師三人(ベム・横潤・僕)が懐かしのCMやらで盛り上がりながら周防教会の夜は更けていった。でもこの三人から仕事の話しなんて最初から出る筈がない。

16(木) 一年半前の違反が理由で免許更新時に講習を受けさせられた。集まった連中がみんな犯罪者に見える。(俺は本当はこんな所に居る人間じゃない)と元優良運転者の顔を保とうとしていた。でもどこかで同じような体験をしたぞ。そうや、教団関係のとある集会や。「俺はこんなカルト連中とは違うぞ」って思ってた。

17(金) 真夜中、テントの下で一服していたら草むらがガサガサッ。息を殺してジッとしていると現れたのはイタチ。僕の存在に気づいていない。驚かせてやりたい誘惑を我慢しながら観察した。もしもこの時、相手が人間なら心臓が止まるくらい驚かせてやるところやが、イタチには人間ほどの罪はないので許してやった。

18(土) 定時制高校の競争率が1.4倍になったことを知った帆波が落ち込んどる。ここぞと言うたった。「さんざん不登校しとって今さら競争率を気にするんか」、「やった~!落ちたら就職しろよ。家計が助かる」などなど。僕が人から相談を受けた時に、「決して言ってはならない」と助言する言葉がドンドン出てくる自分の子。


2月5―11日

2012年02月12日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo昔、妹は日本舞踊を習っていた。お披露目会では僕はいつもホール最前列に座った。目的は応援ではない。変な顔をして妹を笑わそうとしていたのだ。しかし複数のお弟子さんまで笑わせてしまい、そのことがお師匠さん⇒祖母⇒母と伝わって、こっぴどく怒られた。先日観た御神楽では逆に客の方を笑わせてくれた。さすが大黒さん!

1/5(日) 特定日にガソリンを入れるとスロットマシンが始動し、1~5等の値引きチャンスを与えてくれる。今日初めて1等を当てた。5円/Lの値引きや。50L入れたので250円安くなったことより、1等だったことの方が嬉しい。今日半日、思い出すたびに嬉しかった。しかし、人ってこんなことで幸せを味わえるもんなんやなあ(僕だけ?)

6(月) 山口での集会の前に、安くて有名な台湾料理店に入って台湾ラーメンセットを食べた。ところがそのラーメンの辛いこと。汗が止まらん。味覚がマヒ。咳きこんで喉が痛い。ラーメン&天津飯のセットで680円は確かに安いが・・・。なかなか消えない喉の痛みでハッと思い出した!前回もこのセットを頼んで苦しんだということを。

7(火) 油木教会の老田君がうちに寄ってくれた。老田と言ってもまだ若い牧師です。え?そんな気遣いはせんでもええ?でも御手洗(みたらい)と書いて「お手洗と読まれてへんやろか」と気遣いませんか?禿と書いて「かむろ」と読める人は少数で、普通はやっぱ「はげ」でしょう?あかん。本筋からズレてしもうとる。

8(水) 所用で岩国の産婦人科へ行く。ここは懐かしさであふれている。うちの子供らは五人ともこの病院で生まれた。院長夫人は一人目の出産時から、とても親切にして下さった。「パイプカットしましょうか?」と勧められたのも五人目が産まれたあとやった。きっと貧乏人の子沢山を心配して下さったのに違いない。

9(木)「悟れない者は霊が死んでいる証拠」「恥ずかしいと思わず学びに来なさい」「最後のチャンス」と書かれた手紙が届いた。韓国で広がっているキリスト教団体『新天地』からや。統一原理の教理に近く、韓国では異端扱いされている。うちの教会も聖餐では異端扱いや。でも誰が何をもって正統って決めるんや?

10(金) 午前3時にゲーセンから出たら家族や青年達からのメールや着信がいっぱい。何事かと思えば、僕の捜索?教会に車もバイクもあるのに姿が見えんので、家出か?拉致か?どこかで倒れているのか?と大騒ぎしたらしい。正代さんの車を借りてったんよん。それにクマベガスの中は圏外なんよん。やっぱ僕の霊は死んどるんか。

11(土) 下松教会で開かれた2・11集会へ。九州大学名誉教授の横田耕一さんは実に熱い人やった。こういう灼熱爺・・・いや、年配者の熱弁を聞くと僕らもしっかりせにゃ!という気持ちになってくる。きっと若い頃の夢を今でも抱きつつ、信じつつ、生きておられる方なんやろなあ。僕は好きやなあ~。こういう情熱爺。


1月29日―2月4日

2012年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 僕の誕生日に青年が買ってくれたプレゼント。僕の趣味を考えて選んだという。よう分かっとるがな。さっそく使わせてもらった。右側のマグカップの方はイザという時に代用できそうやが、途中で止めないと溢れてしまうに違いない。でも溢れそうになったら飲めばええのか。便利なマグカップやな。なんて言うとまた妙な噂が立つんやろな。

1/29(日) 午前十時。神石高原町の公民館。目の前には60人ほどのお年寄りが座っていて、睨むような視線を僕に注いでいる。町長や県会議員までおる。まあそんなことはともかく、お神楽を観れたし、餅まきも体験したし、みんなと昼飯を食うころにゃ、すっかり打ち解けて楽しくなってきた。ところでこれは何の会やったんやろ?

30(月) 昨日は交通費を浮かすため一般道を走って帰った。サッパリわからんままカーナビに従って行ったらチャンと帰ることができた。たまに遠回りを教えることもあるがそれでも目的地まで連れて行ってくれる。神の示す道を通ったって迷うのに。ていうか神が示したと思いこんで自分のわがままを通すんやから無理もない。

31(火) 亀の里の月末会計決算をしたら何と15万円もの不足金。「誰かがチョロまかしたんとちゃうか?」という疑惑が頭に浮かんできた。しかし夜中になって問題が解決。人を疑って悪かったなあ。よし、せめて罪ほろぼしに僕の頭ん中にどんな人が浮かんだかというのは内緒にしておこう。人を許してこそ牧師やからな。

1(水)「彼女が京都に行きたいんだって」という話しを天語から聞いた妻が面食らって反対していた。『北の国から』で、純とれいちゃんが二人で札幌に行きたいという話をするシーンを思い出す。高校生時代ってそんな夢を抱くよな。よし天語。父さんも同伴って条件で母さんに頼んでやってもええぞ。ん?やっぱり嫌か?

2(木) 今夜から第一級の寒気団が南下して来るらしい。夜になって雪も降り出した。本格的に降り出したら庭に建てているテントなんてひとたまりもないな。今夜は夜っぴてテントを見張ろう!と思ったが、氷点下5度を下回り出したがな。「ま、教会やから天のことは神様があんじょうしてくれるやろ」と信仰をもって室内に避難。

3(金) 義理の娘から届いた誕生日メールに、「いつまでもお元気で」と書いてあった。これがうちの娘どもからのメールなら、「おんどりゃ!ジジイ扱いすな!」の一言も返しているところやが、不思議なもんで義娘に言われると何か嬉しい。よし長生きするぞ。でもうちの娘どもには「介護はせんよ」と言われるに違いない。

4(土) 昨夜は青年が豆を買ってきたので、せっかくやから礼拝堂で豆まきをした。食べてもなかなか美味いやん。入っていた袋を見てまたビックリ。『宮島大聖院祈祷済み』と書いてあった。そんなにありがたい豆やったとは。ところで礼拝堂から追い出された鬼が牧師室に集まってるような気がするのは僕だけか?