周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

4月21—27日

2024年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

広い動物園は起伏も多く、歩くのにもそこそこ体力がいる。別に頼んでもいないのに小4の孫が後ろを押し始めてくれた。そこまで体力は衰えていないぞ!とは思ったものの、こりゃ結構楽ちんやな。疲れたふりをしながら押すに任せた。帰りの売店でのこと。孫にはそんなつもりは無かったと思うが、やや高い土産を買ってあげることに。

 

4/21(日) 日曜の全ての行事が終わるといつもホッとする。昔は説教が書けていないまま礼拝を迎えるという悪夢を時々見たが最近は全くない。逆に説教を作るのを忘れて礼拝を迎えるという「事実」を何度か体験した。成長したなあと思う。あ、僕のことじゃありません。それを我慢してくれる会衆の方です。

 

22(月) 今年も教会玄関の上にツバメがやってきた。どうやら抱卵を始めているみたいや。今はまだ小雨程度と表現できる状態やが、ヒナが孵ったら大雨となる。神社やったか、お寺やったか忘れたが、鳩の糞を浴びると「運がつく」と言うそうな。だとしたらうちの教会はかなりの確率で運に降り注がれる。

 

23(火) 4月の愛隣幼児学園。最も緊張を要する礼拝が始まった。ここにも新しいヒナたちが加わったのだ。まだ日本語を解せないヒナたちに30分のお話をしなければならない。この会衆は飽きてくると動きで分かる。この歳で冷や汗が。そういう意味では大人は黙って我慢してくださる。大人って偉いなあ。

 

24(水) 行きつけの診療所は4月から新しい建物になった。開業百年の歴史が刻まれる古い建物も捨てがたいが、新築されても往診に力を注いでいる。「河郷診療所」で検索してみてください。ホームページの「医療サービス」を選択すると『往診ハラショー』という歌が視聴できますよ。そんな素敵な診療所。

 

25(木) 長女と近所のインドカレー屋に行った。ライスにルーをかける日本式とは違って小さな器に分けてあるので、見た目は少ないように見えるが、実は量が多い。今回も控えめに適量を注文したつもりやったがメチャ苦しい。会計時に「オイシカタデスカ?」と聞かれたので「クルシカタデス」と返答した。

 

26(金) 5月に開催される『亀の里フェスティバル』のボランティアを募るため校内の掲示板にポスターを貼ったところ、さっそく二人の女子生徒が名乗り出てくれた。勢いに乗って色んな生徒に声をかけたところ「行かん」「だめ」「無理っす」と、ことごとく断られる。あの二人は貴重な存在やったんやな。

 

27(土) 今週はやることが多く妻の見舞いに行けなかった。ラインでその旨を伝えたらこんな返信「やだぁ我慢できない」。今まで多い時は毎日~週に数回は通った。面会15分となった今、往復4時間は愛情が試される。ラインにはまだ続きがある「・・・って言えたら可愛いだろうね」したたかな我が女房です。


4月14—20日

2024年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

娘たちが妻の見舞いに行くので僕は家で仕事をすることにしたが、動物園にも行くと言うから気が変わってついて行った。1961年にトーケンズがリリースした『ライオンは寝ている』という曲(元歌はアフリカ)は有名やが、確かに寝とった。真ん中は会いたかったシフゾウ。冬毛が抜けてきているみたいや。

 

4/14(日) 今日の大島の礼拝は二人だけと聞き、周防教会で応援出席を募ったところ孫たちまでゾロゾロついて来た。枯れ木も山の賑わいと言うがこの「チビ枯れ木」たちはジッとはしていない。こちらも早く終わらせてやろうと、語るメッセージも早口になってしまう。他の「枯れ木」はと言えば・・・寝とるがな。

 

15(月) 左足の先が変色しているのを見て娘らが「病院に行け!」と騒ぐ。糖尿病もあるので心配してくれるのはええが、三女などは「行かないと(山口に)帰るぞ」と脅す。それを言うなら普通「帰らんぞ」やろ。診療所で診てもらうとスマホで調べながら「分からん」という医師。こんな正直ドクターが好き。

 

16(火) 千葉から河波ご一家が突然の来会。古い会員である。その時代の教会を知る人はもうほとんど誰も居ない。もちろん僕も。なのにとても懐かしいのが不思議。まるで時空を超えた同窓会。この教会に人が沢山集まっていた頃もあるが、全ての時代が大切だったということは、今さら確認する必要はない。

 

17(水) 診療所でもらった紹介状を携えて周東病院へ。以前この病院の看護師として働いていた次女も来てくれた。心配で来たのではなく、僕が診察結果を正直に報告するか見分役として来た。色々検査を受けた結果「ただの内出血。糖尿とは関係なし」との診断。しかしいつどこでこうなったのかは迷宮入り。

 

18(木) バイクで妻の病院へ。黄砂で景色こそ霞んでいるが晴天下でのバイクは気持ちええ。そろそろ花粉も終息する頃やし、これからバイクシーズンが始まる。こうなりゃ目的は見舞いかバイクか分からんな。新緑の山道を抜けると瀬戸内海の向こうには島々。行先が広島の都会じゃなけりゃもっとええのに。

 

19(金) 昨日今日と学校行事の関係で授業が無くなった。僕にとっては突然の臨時休暇みたいなもん。家でくつろいでいると学校から電話。まさか!やっちまったか?おそるおそる出ると「母の日礼拝の聖書箇所を教えてください」とのこと。学校からの電話を受ける度に寿命が縮まるのは、日頃の行ないです。

 

20(土) 安佐動物園へ。動物園はあまり好きではないが、ここにいる、蹄は牛・首はラクダ・角はシカ・尾はロバに似ている四不像/シフゾウ(今ではシカの仲間に分類)を見たかった。そしてふと思った。牧師らしくない・教師とは思えない・頼れる夫ではない・自慢の父でもない僕(たぶん罰当たりに分類される)


4月7—13日

2024年04月14日 | 日記・エッセイ・コラム

曇り気味やったので鮮やかさに欠けるが、見事に桜が咲きほこり、入学式にピッタリな光景やった。♪上を向いて歩こう~♪もええが、上ばかり見上げていると、うっかり踏みつけてしまいそうになる、下に咲いていたタンポポ。こんなに汚れてしまった人間の世界に美しく咲く花々を見ていると恥ずかしい。

 

4/7(日) 教会総会。1カ月前から公告を出していたが、全会員数の20%以上の出席がないと不成立になる。うちの場合綿密な集計の結果36%と確認されたので成立。要するに出席者は5人ってことや。30分もあれば終わるやろと踏んでいたが活発な質疑応答があり1時間以上かかった。仁義なき寄り合い。

 

8(月) 高校の入学式。体育館にギッシリ集まった新1年生は200人超え。少子化の時代、学校としてはまことにありがたいけれど、僕はと言えば200人分の試験を採点して成績をつけにゃいけんのかと思うとマジ!ヤバ~!頭がクラクラするぞ。ところでマジとヤバイという言葉は江戸時代からあったそうな。

 

9(火) バイクで広大病院に通うのは今日が最後となる。妻が明日転院することになったからや。とにかく駐車料金が高いので、なるべくバイクで通うようにしていたが、娘たちと一緒に行くことが多かったのでほとんどが車。この半年病院近郊の駐車場を大いに儲けさせてやったわい。ちなみにバイクはタダです。

 

10(水) 転院したのは広島市内の太田川病院。残念なことにうちからは一層遠くなる。でも嬉しいことに駐車代は無料!ただ高速代は倍近くになるので手放しでは喜べん。地道に国道を走るしかない。それに面会時間はほんの15分。だけど医師・看護師・スタッフの親切丁寧さには感服した。期待してまっせ。

 

11(木) いよいよ今日から授業がスタート。恒例の名前読みクイズから始めた。僕が呼ぶ名前が正解なら「はい」と返答するという趣向。世に言うキラキラネームこそ少なくなったが難解な読み方(特に当て字)は未だに多い。今日のイチ押しは「虹」と書き「なな」と言う生徒。僕は読み解きましたけどね。(自慢)

 

12(金) 授業二日目。授業の冒頭、生徒が数人ほど前に出て来て「聖書を忘れました」と謝るので「今から取りに帰れ!」と言い放つ。ビビった?嘘や嘘。一度言ってみたかったのよ。あなたの罪は許された。心配せんでも今日の授業は名前当てクイズだけ。そして、僕自身が聖書を忘れてきたことは黙っとこ。

 

13(土) 高校の裏門にある桜がまだ満開を保っている中、通信制の入学式。全日制と違い金髪の生徒たちもいる。自由で良い。そう言えば、帆波は定時制高校の入学式に「初日からナメられたくないけえ」と化粧していた。スケ番のタイマンかよ。僕は男子校ゆえ見渡す限り野郎ばかりで落ち込む入学式やった。


3月31日—4月6日

2024年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム

今年度のスタートを切る『定期教会総会』の議案報告書が完成した。だんだんエスカレートしているのは表紙だけではない。ページをめくると目も当てられないような光景が広がっている。こんなことするのうちだけやろなあ。だって総会なんてつまらないんだも~ん。じゃあこんなことして「つまる」の?・・・なんて聞かれると返事につまる。

 

3/31(日) イースター。子供の頃に通っていた教会で誰かがイースターエッグを2つ持って帰ったとかで騒いでいたなあ。また「食べれば無病息災」だとか言う人もいた。半分冗談にせよ復活を祝うのにゆでた無精卵やし、生命の繁栄を願うならウサギより出産数が多いネズミやろ。僕はマンボウを推薦します。

 

1(月) 辞令交付式。毎春、非常勤教員のみ、列をなして一人ずつ校長室に入り理事長より辞令を受ける。辞令には「非常勤講師として任命する」と書かれてある。「非常勤」ではなく「非常識」の方が僕らしいと思いつつ、今回初めて参加した。折しも今日は4月1日。何故か知らんが笑みがこぼれるのでした。

 

2(火) バイクで広島へ。免許を取った直後は「こんな田舎暮らしやから高速道や自動車専用道なんて走ることはない」と125ccに乗っていたが、ほどなく不便を感じ半年で250ccに乗り換えた。車体がデカくて重いのは不便極まりないが爽快感が違う。信号で750ccが隣に並んだ。爽快感が少しだけ縮む。

 

3(水) 孫たち3人を連れて映画『君たちはどう生きるか』を観に行く。下の子はまだ幼稚園児なので映画の内容なんて分かるまいが、姉たちが行くので自分もとついて来た。さあそこでや「君たちはどう観るか」が条件。その条件とは上映中にトイレに行きたくなっても一人で行けるのか!重大な決意が要るぞ。

 

4(木) 次の日曜は教会総会なので議案報告書の作成に取り掛かる。取り掛かるなんてカッコイイことを言ってるが、ほぼ全部信徒に作ってもらっているので僕は校正と製本をするだけ。そして校正と製本なんてカッコイイことを言っているが、おちゃらけた画像やマンガを挿入して台無しにしてしまうだけです。

 

5(金) 二回目の聖書販売。角田牧師の末っ子の芽生君(高2)が助っ人に来てくれた。昨夜は徹夜をしたと言う。実は僕も徹夜をした。二人とも頭を朦朧とさせながら(僕だけかも?)販売した後、彼の好物の回転寿司を朦朧としながら食べて、朦朧としつつ帰路につく。帰って会計計算をしたら…金額が合わんぞ。

 

6(土) 議案報告書が完成。県に提出する分を1冊だけ取って置き「提出せんと罰するぞ」という通告が来た時に郵送する。オウム真理教事件で改悪された宗教法人法に対する細やかなる抵抗。腹が立つのは政府のオウムへの対応と統一協会への対応の違いや。本当は不提出で抵抗したいんやが罰金は嫌やからな。