周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月22―28日

2006年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム

10/22(日) 今夜は新月。仲秋と打って変わって真っ暗な夜空に月が無いので「自分たちの天下」とばかり輝く無数の星たち。僕はこういう夜空を見上げる度に、おどろくほど星がきれいに見える町で暮らすことができた幸運を感じる。彦摩呂風に表現すると…星空のアリーナ席や~。

23(月) 7人も暮らしていると当然それぞれの身の回り品が増え、ついには満ちあふれる。そこで今回のミッションは「妻が留守の間に自分の持ち物の大半とサヨナラする」計画。例によって、このミッションを遂行する上であなたの身にどんな危険が生じようと当局は一切関知しない。それでは成功を祈る。

24(火) 外出から帰って来て牧師室に入ったら臭かった。物が腐っているわけではなく明らかにオナラの臭い。帆波(ホナ)も気付いたので間違いない。ちゅうことは…留守中に牧師室に入って強烈な放屁をして帰った客がいるということ?誰やろ?興味がわいてきた。心あたりのある方はこっそりと名のり出て下さい。

25(水) ミッションやが…表面だけ片付けても意味がないので、とにかくあらゆる戸棚や引き出しから中の物を出しまくった。ウミを出すようなもんやな。すると出るわ出るわ見る見る部屋は物の山。もしかして、決して触れてはいけないというパンドラの箱を開けてしもたんやろか。いや、パンドラの方がマシや。

26(木) アジをドッサリいただいた。型もなかなかで大きいのは20cmを超える。大島教会の信徒から「タチウオいりませんか」と電話。申し訳ないがお断りした。だがこれがアワビでも断ったか?カニでも断ったか?同じ魚介類。タチウオを断ったという根拠は…これで、もろくも崩れてしまうな。

27(金) ゴミの日にチマチマ出してりゃとても間に合わん。そこでゴミ処理場に持っていく事にした。建物に入って驚く「何やここは!」眼下に広がる巨大な異空間。ゴミのブラックホール。ここにいると悩みなどまるでチリのよう。声が聞こえる「全てを捨てに私のもとに来なさい」

28(土) まだまだ心残りはあるものの一応ミッション完了。僕は捨てることに対して異様なエクスタシーを覚えてしまったようや。こうしている今でも何かを捨てたくてしかたがない。ああ処理場の声が聞こえてくる。「捨てに来なさ~い。キロ100円でっせ」。柳井から船で松山へ。


10月15―21日

2006年10月22日 | 日記・エッセイ・コラム

10/15(日) 大島の会員が芋ほりをさせてくれた。思い出すのは神学生時代。ある幼稚園の芋掘り遠足の芋を作る約束をしたんやが、夏の草刈りを怠ってしまい畑は草ぼうぼう。雑草に埋もれ芋を掘る園児らの姿は見えないが、あちこちで揺れるセイタカアワダチソウが園児の居場所を教えてくれていた。

16(月) 例の品物(10/12のジャーナル参照)を交換しに行く。恥ずかしさの領域はとうに超えとる。店員が「申し訳ありませんでした」と言いつつ新たに交換した品がちゃんと動くかをチェックしようとする。お気持ちはわかります!でも他の客がおる前ではやめてくれ~!ああ、気絶してしまいたい。

17(火) 「帆波(ホナ)が大人になった時、母さんが体を悪くしたら助けに行ってあげるやろ?今は母さんがバアちゃんを助けに行ってあげてるんよ。がまんできるよね?」と言うと、あっさり泣きやんだ。おかしいなあ?こんな正攻法で説得できるようなガキではないんやが。今日、妻が帰京。

18(水) あくまで臨時の「非常食」のつもりで買った20個のインスタントラーメン。ある程度予想はしていたが、さっそくみんなで食べ始めているところに、そこはかと無き不安を感じる。妻が帰るまでの10日間に何回起こるか非常事態!とにかくもう少し買い足しておくべきやな。

19(木) 岩国市議会選挙。34の議席をめぐって57人が立候補。朝から晩まで選挙カーがうるさい。ところで選挙の決まり文句の「お騒がせしてすみません!」それって“謝りながら悪いことをしてます”ちゅうことやろ?「大変苦戦をしています!」知らんがな。あんたら同情かって議員になるんか!おかしいやろ?

20(金) 明日の結婚式を前に子供らに手伝わせて会場作りをした。80人が出席する予定。全員を収容するには会堂の物を全て外に出さなくてはならない。そうか、もし礼拝出席者が80人を超えたら毎週片付けをせにゃいけんのか。よし、信徒の数は70人くらいにおさえよう。

21(土) 「駐車場はあちらです!」「お名前をお書きください!」「お席にお付きください!」と、汗だくで叫びまくっていたサンダル履きのオヤジが、式の5分前にガウン着て十字架バックに立っとる。来客は明らかに(あのオッサン…牧師やったんか!しかし大丈夫かいな)ってな顔をしとった。


10月8―14日

2006年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム

10/8(日) 妻が珍しく熱を出して寝込んでしまった。子供らの表情には明らかに不安の色が広がる。この色を分析して言うと「母さんが倒れたらどうしよう。オヤジはイザという時、さすが牧師だけあって、口先だけで何の役にも立たん上、手間だけはかけやがる」という色だと、マジに思います。

9(月) 一昨日から訪ねて来てくれていた友人を見送り新岩国駅へ。もう帰ってしまうんか。残念やなあ。どうせ失業中なんやからもっと居りゃええのに。昨夜は彼が持ってきてくれた『だんじり祭り』のビデオを一緒に観た。子供の頃の記憶が鮮やかによみがえる。おおきに。おかげさんで活力が沸いてきた。

10(火) 阪神とのデッドヒートの末、中日が優勝。敵ながら天晴!多くの阪神ファンの中には「優勝してほしい」という思いと「常勝チームにはなってほしくない」という思いが複雑に入り混じっとる。[怖くてなんぼ]のお化け屋敷に度々通うと怖くなくなるでしょ?ま、そういう感じやな。

11(水) 24回目の結婚記念日。子供らを連れて柳井の中華料理屋へ外食に行く。とは言っても走野は仕事、天語は山のように宿題があるので行かないという。ラッキー!少ない人数の方が助かるわい。だがそれでも本気でエビチリの奪い合いをする娘らを店員にしっかり見られてしもうた。

12(木) 先日ある雑貨屋で買った品物が故障していたので、交換してもらおうと店に電話した…まではよかった。当然「どんな品ですか?」と尋ねられるわなあ。さあ困った。実はその品というのが人にお見せできるようなものではない。アメリカンアダルトジョークの品でこのジャーナル

13(金) 誌上でもさすがに表現できん代物。返事を待つ女性店員に遠回しに、しどろもどろ。そばで聞いとったら、単なるセクハラオヤジやがな。電話の向こうではクスクス笑う声まで聞こえる。交換OKとのことやが、これを持って行って「あのう…先日電話をした者ですが…」なんて言う勇気は僕には無い。

14(土) 悲劇は突然起こった。このジャーナルがあと一行で完成ってとこでパソコンがフリーズ。しかもこんな時に限って文書保存をしていなかった。頭ん中が真っ白や。ちょうど天語の友達が2人泊まりに来とる。よし!ヤケ酒ならぬヤケ食いや「お前ら付き合え!」と深夜のファミレスへ小中学生を連れて行くか?