周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

5月22―28日

2011年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

2011_2 普賢祭りに出ていたおばけ屋敷。うらやましいのは、分かっていても恐がる人たち。そんな人らは確実に入場料五百円の元が取れる。しかし、もっとうらやましいのは恐がる女性にしがみつかれて至福の笑みを浮かべる連中や。ただ、マツコ・デラックスのような相手にしがみつかれたら…。それはそれで違う恐怖で元が取れるってもんよ。

5/22(日) 高校卒業の春、東北を一人旅した。秋田で訪ねたある教会でのこと。ちょうど洗礼志願の青年と牧師が面接している場面に出くわした。「タバコを止めるか!」と問い詰める牧師。うなだれる青年。こんなキッパリと物が言える牧師になりたいと思った。今、キッパリと物は言うが、庭のテーブルで一服している日曜の午後。

23(月) 帆波が修学旅行から帰ってきた。奈良⇒京都⇒大阪の旅が楽しかったかどうかはあまり興味がない。何を食わされたかが気になる。案の定、上の子ら同様、見た目が派手だけの格安バイキングやったらしい。給食に毛が生えた程度の料理で子供らを誤魔化し暴利をむさぼる者共よ。お前らいつかバチ当たっど。

24(火) 妙な筋肉痛が起こっている。今までに傷めたことがない場所が変に痛む。具体的には右のケツ。自転車か?ウォーキングマシンか?どれも思い当たる節がない。そこでふと思い出したのは、以前ある人がつぶやいていた言葉。「歳を取ると訳が分からん場所が痛くなる」。僕に限って!…と否定しつつ撫でるケツ。

25(水) 床に入り本を読みながら、うつらうつらした時やった。あ!記憶にあるぞ、この感触。飛び起きて見たらやっぱりムカデや。右足の甲を咬まれた。こいつめ!と生け捕りにして一晩こらしめてやることにする。でもおかげで目が覚めたので、急ぎの本の続きを読み進めることができた。眠気覚ましにゃムカデが一番や。

26(木) アオバズクが鳴いた。毎年GW前後に鳴き始め、夏の夜は楽しませてくれるんやが、去年は一回だけ鳴き声を耳にしただけで、今年はだめかもとあきらめていた矢先やっただけに嬉しい。でもなんとなく元気がないな。まだ練習中なんやろか?ホトトギスも鳴き出したし、ツバクロも飛ぶ。これで夏の三役そろい踏み。

27(金) 統一協会の信者が二人来会。アオバズク同様あきらめていただけに嬉しい。目的は要注意人物の僕を探りに来たというところか?短時間で帰ろうとするのを「せっかく来たんですから」と引き止めて90分。今度は昼か夕方に来てくれたらランチか夕食でもご馳走するんやけど。マジやで。でももう来てくれんやろな。

28(土) 「明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と挨拶をさせ、天語と帆波にお年玉をあげた。考えてみぃ。もし元旦に渡しとったら、今ごろはもうとっくに無くなっていたやろが?どや、お前らに分かるかこの親心が。でも走野の結婚式が終わるまで使うなよ。ちょっと借りることになるかも知れんから。


5月15―21日

2011年05月22日 | 日記・エッセイ・コラム

Photoこれが屋根裏部屋を改造したトレーニングジム『コトキレ倶楽部』や。ほとんどのマシンはリサイクルセンターか、真夜中の怪しげなテレビショッピングで購入したもの。ズラリ並べりゃ立派やろ。それから夏場40℃以上にも達するから、ここに居るだけでサウナ効果がある。難点と言や時々低い梁に頭ぶつけて目から火が出ることくらいや。

5/15(日) 大島に行く途中の自販機でお茶を買う。カードを入れたら「えっらいご無沙汰やなあ」と言われたので驚いた。すっかり忘れとったわい。こいつ、しゃべるんやった。「次は早よ来てや」と言われ、「そうしまっさ」と返す。以前、こんなやり取りしているのを人に見られて恥ずかしい思いをした。あなどれぬダイドー。

16(月) 減量ミッションは今のところ4人とも順調らしく、それぞれ2~3kg減という状態。ややハイペースなので本来ならリバウンドが心配やが、とにかく結婚式さえ過ぎりゃ大食い解禁やから良しとするか。解禁したら真っ先に何を食おうかな?と考えて思いつくのは日清やきそばを一度に3個。大マジメなんやけど。

17(火) 陣内大蔵コンサートをタダで聴けるというのでガキ共を連れて広島女学院中高へ。ゲーンズホールに入ったが誰もおらん。おかしいなあ。よくよく調べてみたらゲーンズチャペルや。大学の方やがな! 女子高生に会えると張り切っていた天語にはかわいそうなことをしたが、僕は女子大生の方がうれしいかも。

18(水) 下松に着任された牧師夫妻を山賊にご招待する。絶妙やなあ、この夫婦。何度も「目が見えへんのやから」と訴える中途失明の夫を、「なに甘えてんのや」とばかり容赦なくぶった切る妻。この雰囲気…どっかで見たことあるぞ…。そうや!人生幸朗・生恵幸子や。暁伸・ミスハワイや。唄子・啓助や。ベムとベラや!

19(木) 先月突然来た統一協会の男性二人に「連休が明けたら是非来てください」と約束したがまだ連絡が来ない。まさか怖気づいたんじゃあるめえ。けどほんまに来てくれるならなるべく上の人がええなあ。場合によってはこちらも教団議長あたりを呼んどくで。最近の教団トップは、きっとあんたらと話しが合うと思うから。

20(金) 不登校の帆波が明日からの修学旅行に行く(旅行にだけは行くというべきか)。持ち物検査で下着まで調べられたらしい。本当は怒鳴り込みたいが帆波のためグッと堪える。旅行の栞の馬鹿らしいルールにブチ切れそうになったが堪える。二泊三日で5万円の高額にも堪える。帆波よ!なんでこんな旅行に行くねん!

21(土) 昨夜は興奮して1時間ほどしか眠れんかった帆波が朝6時過ぎにいそいそと出かけて行った。ただのお祭りギャルやがな!いったいどんな理由がお前を不登校にさせるねん?ところで…先生たちの本当の興味は「修学旅行から帰ってきた後のお前の登校」やということには気付いとるやろ。ま、楽しんで行って来い。


5月8―14日

2011年05月15日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo子供の頃、「遅くまで遊んでたら人さらいに捕まってサーカスに売られる」と親から聞いた。その脅しは効果なく、ほとんどの子は言いつけを守らず叱られた。ある日、飼い犬のポンゴがいなくなった。親から「犬とりに捕まって連れて行かれた」と聞いた。今ではたぶん棄てられたんやろと思っている。親ってろくなこと教えん。と、親になって思う。

5/8(日) 夜の広島にいる。用が早く終わったので時間が余った。こういう時、一杯飲めればええのにな。学生時代飲む練習までした。結局僕はアルコール分解酵素を持ち合わせていないので飲む練習をしても無駄ということが判明。でも飲めないのは神の恵みだと感謝したのは、ある牧師の一ヶ月の酒代を聞いた時やった。

9(月) 牧師会。会場の徳山教会は加藤牧師隠退のため今回が最後の会場提供となる。ここでは毎回豪華な夕食を提供してくださる。今夜は中華飯店でコース料理。「何でも注文して」と言われ、ある牧師(前出)が紹興酒を頼んだ。ところが後でメニューを見たら1本5500円!これが知っての狼藉ならば許されんとこやで。

10(火) 頂いたチケットで『木下大サーカス』を観に行く。朝からの雨が本降りとなった。テントの中は大丈夫やろと思ったが、あかんがな!というほどの雨漏りや。その中、木下ならではの王道芸、猛獣(ライオン)の調教,球体の中を疾走するバイク,空中ブランコが披露された。実に懐かしい。濡れた甲斐があったというものよ。

11(水) 今日も激しい雨。夜中にコンビニに行こうと2号線に出たら大渋滞。最初は事故でもあったんかなと思ったが、山陽自動車道の玖珂⇔山口南間が通行止めになった影響やと知って驚く。ところで自分が並ぶのは勘弁してほしいが、人が並ぶ渋滞を見るのって、なんでうまく表現できんほどハイな気分になるんやろ。

12(木) 屋根裏部屋を改造してジムを作ったのは十数年前のこと。このジムに付けた『コトキレ倶楽部』という名前が悪かったんかもしれんが、部屋は改造されたものの、肉体は決して改造されぬまま、ほぼ物置部屋になる期間の方が長かった。そのジムが今日再び始動することになった。こと切れずに続いたらおなぐさみ。

13(金) 環境省が「スーパークールビズ」なるものを提唱した。TシャツやアロハもOKという。ふふふ…遅いぞ環境省。僕なんかもう20年前からアロハと短パンで説教しとるわい。時代の先端を行っとったわけや。ただし、それは一般社会でのことで、キリスト教界ではおそらくスーパークールな目で見られるだけやろな。

14(土) 今年も光市の普賢祭りに行った。神社や寺の行事には決して参加しない厳格なクリスチャンもおるらしい。祭りの地元のH教会のH牧師(決してエッチな牧師という意味ではないがエッチではないと弁明している訳でもない…どっかで聞いたセリフやな)も来とった。きっと厳格ではなく節操が無いクリスチャンなんやろ。


5月1―7日

2011年05月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo うちの教会の新しい仲間を紹介しよう。ジョニーと呼ばれる男だ。彼は讃美歌があまり好きでなく、みんなが歌っている間はイヤホンでロックを聴いて体をゆすっている。ノリノリだぜ!イェ~イ!でも説教の時はイヤホン外して聴いてるぜ!おっと!他の連中はこう言いたげだな。「説教の時だけイヤホンしていたいぜ!」ってか?イェ~イ!

5/1(日) 昨夜、「ではオペを始める。メス!」なんて言いながら彩七に手伝わせてカーステを取り付けた後でシフトレバーが動かなくなった事件やが、今日もう一度調べてみたら、中に両面テープが挟まっとった!たまにガーゼやハサミを患者の腹ん中に忘れる医師がおるけど…。まあ今回も医療ミスみたいなもんやな。

2(月) 今年も車税納付請求が来た。エコカーを買う人には補助金や減税などの色んな特典がある。僕だって銭さえありゃ買いたいわい。中古で人気がない安い車を仕方なく買うしかない。もちろんエコカーではないからバカ高い税金を請求される。これはもはや税金ではなく罰金やで。この国は銭の無い者らにはムゴイ。

3(火) 柳井教会で開かれる「持ち寄り焼肉会」に、奮発してg780円の牛肉を2kgも買って参加した。いったいどうしたんや!普段はどんなに高くても300円前後の肉しか買わないし、ましてや他の奴らにも食われてしまうという大リスクを冒してまで、なぜそんな高い肉を買ったのか?何がそうさせた!それには意外な訳が…。

4(水) 走野の結婚式が決まって、うろたえた豚が4匹。着る服がない。そこで今日から始めたのは『ファイナルカウントダウンスペシャルドリームミラクルダイエットスーパープロジェクト2011』。要するに、8月末までにみんなで痩せるぞ!ちゅうこっちゃ。僕は86.6kgからのスタート(他の3匹は非公開でスタート)。ごまかすんちゃうやろな?

5(木) 今日から広島で教区総会。すぐ隣はフラワーフェスティバルの会場。何万人もの人であふれ賑やかに踊りやパレードが行なわれている。それとは対照的に目の前で教団議長が教憲教規の本を振りかざし、これを守れ!信者を増やせ!と、口角泡を飛ばしとる。ほらほらそんなに怒鳴り散らしたら狂犬狂気扱いされまっせ。

6(金) 総会二日目。話し合いには結論が「出るもの」と「出んもの」がある。そして「出んもの」については「打ち切った方がええもの」と「打ち切ったらあかんもの」がある。本来キリスト教というものは多くの場合で選択されてしまう「打ち切り」にあらがって地獄の底まで付き合いますという宗教や。それが出来んのなら十字架おろせ!

7(土) 天語の高校のカヌー部が先日の中国大会で優勝した。でもそのタイムじゃ全国には通用せん。もっと早く漕ぐ練習をせにゃいけんぞ。ところでええことを教えてやろう天語。お前はわしの血を引いとるから自信を持て。高校時代の父さんは誰にも負けないくらい漕ぐのが早かった。もっともそれは授業中での舟やが。


4月24―30日

2011年05月01日 | 日記・エッセイ・コラム

201104301 今年も田んぼ一面に咲いたレンゲソウ。思わず車から飛び降りて写真を撮った。レンゲの本来の呼び名は『ゲンゲ』が正しいけれど…、なんか武骨で汚い感じがせえへんか?文部省唱歌『春の小川』でもレンゲとなっとるがな。ところで僕がしゃがみ込み写真を撮ってる姿を見ていた娘が言う。「野糞しているようにしか見えんからやめて」

4/24(日) イースター。祝会の食事もそこそこに大島へ。今日は教会総会の日であるが集まった顔ぶれは3人。かろうじて定数は充たすので総会は成立するけどね。これが地方教会の現実。ん?全員役員やんか!ちゅうことは、前回の役員会で決議・承認したことを今日また決議・承認するちゅうことかいな。瞬く間に終了。

25(月) この春、下松教会に着任された筒井♂&伊丹♀牧師夫妻が訪ねて来られた。前任地は旭川。旭川と言えば1902年の1月にマイナス41℃を記録した町。小説『氷点』の舞台にもなり、月間入園者数で上野を抜いて日本一となった旭山動物園もあり、僕が19の時に初めて旅した町。まあそんなとこから、よくおいでませ山口へ。

26(火) 今年もツバメたちが渡ってきた。ツバメを見るたびに思い出すのは、胆のうの手術のために入院していた9年前の夏。病院の軒下にずらりと並んだツバメの巣。あれはコシアカツバメという種類やったが毎日ベッドから眺めていた。教会の軒下にも古い巣がひとつあるけれど、ここ数年『入居鳥募集中』。種類不問。

27(水) 与党時代に原発を推進しとった連中が、野党になったとたん反原発を訴え出した。米軍基地の強化も推進しとったのに、野党になって縮小を訴えとる。こういう連中を単純に信用してええものか僕には分からん。おそらく日本において与野党が変わるちゅうのは、ほれ、野球の攻守チェンジと同じ意味程度なんやろな。

28(木) 「プロポーズしたけぇ、近々むこうの家に挨拶に行くわ」という内容のメールが先週木曜の朝4時に長男の走野から届いた。こんな時間にどんなプロポーズをしたんや?とも思ったが、いずれにせよ目出度いことや。ちなみに僕がプロポーズをしたのは農伝の寮やったと記憶してるんやけど…。今いち、自信がない。

29(金) いよいよ花粉の季節も終了期に入っている。今日はおそるおそる原チャリに乗って走ってみた。まだマスクを外す勇気はないが町をひと回りしても症状は出んかった。これで植物図鑑片手に野山に行けるぞ。ところで毎年覚える草花の名前が翌年には忘れてしまう。これは一体どんな目的の、どこの誰の陰謀か?

30(土) 彩七がカーステを購入。取り付けるのに4200円かかるという。それくらいなら自分でやるわい!(どこかで聞いたようなセリフやな)。あーでも、こーでもと苦闘した末、スピーカーから軽快に音楽が飛び出した。任務完了や!ところがしばらくして車のギアが入らなくなった。こ、これは僕のせいやないぞ。たぶん…。