周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

5月19―25日

2019年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

ご覧あれ!見事なデベソを。治療を受ける前に彩七が「どうしてもやりたかった」と鬼太郎の親父を書いた。本当は直接書きたかったらしいが病院でヘソを封印されたので画像に書きこんだ。しかし、この子が大きくなってこのことを知ったら母を恨むやろなあ。え?それを公表した祖父はもっと恨まれる?

 

5/19(日) 礼拝後、福祉員の身分証を首からぶら下げて、小雨の中、原チャリにまたがって独居老人のお宅を訪問する。庭先でしばらく立ち話をしたあと、再び原チャリにまたがって「うわあ!」。びしょびしょに濡れているシートにうっかり座ってしまった。尻を隠すようにして残りの家々を訪問する。どうか「おもらしした福祉員が訪ねて来た」などと思われませんように。

 

20(月) 今日も朝から雨が降ったり止んだり。亀の里の通路脇のコンクリートの上をカタツムリが這っている。いっぱいいる。面白い。見ていて飽きない。目玉を突っついたりしながら観察していたらエスカルゴを思い出した。そこから連想しサザエの壺焼きが食べたくなった。この時はまさか二日後、本当にサザエの壺焼きを食べられることになるとは夢にも思わなかった。

 

21(火) 教区総会で山口市へ。会場の近くにあるビルの屋上で鳥が鳴く。鳴き声で種類を特定できるほど鳥に詳しくはないが、鳴き声も、遠くに見えるシルエット姿もイソヒヨドリによく似ている。でもあれは海辺にいる鳥や、と選択肢から外した。後で調べてみたら近年は内陸部の街中にも進出しているとか。何につけ、先入観は禁物やな。鳥の世界も変化し続けている。

 

22(水) 総会二日目に出た弁当になんとサザエが入っていた。まさかここで君に出会えるとは!どの弁当にするか物色していると担当者に「どれも同じですよ」と言われた。何をおっしゃるウサギさん。サザエは一個々々みんな違うんやで。さて、その弁当が沢山余ったので持って帰ってくれと言われたのにあろうことか忘れた!悔しくて悔しくて、泣きながら家路につく。

 

23(木) 廿日市ケアセンターでサービス向上委員会が開かれた時のこと。外で鳴くウグイスの声に僕は打ち震えた。こんなに見事なホーホケキョを聴いたことがない。俗に言う『谷渡り』と呼ばれる、侵入者を威嚇するケキョケキョケキョまでが美しい。もはや委員会に身が入るわけがない。しもた!携帯で録音するのを忘れた!悔しくて悔しくて、泣きながら家路につく。

 

24(金) 明後日の正午に開催される『亀の里フェスティバル』のため、あちこちにテントを借りに行く。予報では当日は夏日になるそうなので、出来るだけたくさんの日陰を作らねばならない。ところで明日僕は日帰りで神戸に行かなければなりません。ゆえに午後からの会場設営作業に参加できません。申し訳ございません。悔しくて悔しくて、泣きながら行ってまいります。

 

25(土) 今日は甲東教会で辻建牧師のお別れ会が開かれた。辻牧師がその生涯の半分以上を費やして牧された兵庫の地でのお別れ会の式辞を頼まれている。頂いた案内状に「平服でお越しください」と書かれてあったのでお言葉に甘えてアロハで出席した。でも、大島教会がある周防大島町はハワイのカウアイ島と姉妹縁組をしているからアロハは立派な正装や。


5月12―18日

2019年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は5羽のヒナが孵った。脚立に上り写真を撮ったが親鳥が日本語というか人間用語に訳すと「こらあ!何しとんじゃわれ!」と言わんばかりに僕を威嚇する。種類によっては人が近づいたのを知ると子育てを放棄する鳥もいるが、ツバメに関しては心配無用。僕も言い返した「おんどりゃ!土台まで作ってやったのに写メくらい撮らせ!」

 

5/12(日) うるさいは漢字で「五月蝿い」と書くが、寝室に蝿が居て顔にとまる。ブチしばいてやろうと電気を点けたが敵は姿を隠す。悪賢い蝿や。真夜中に2時間にわたる死闘の末、殺虫剤が置いてあったのが目に入り、ここぞと怒りに任せ自分でも咳き込むほどぶちまいた。これで安眠できる。明け方再び顔を襲う蝿。まさか復活?あなたは蝿の世界のキリストか?

 

13(月) スーパーに買い物に行ったら、ドコモショップのお姉ちゃんと目が合った。最近ご無沙汰しているので立ち寄ることにする。案の定言われた。「まだスマホにする気ないんですか?」「ない。僕は電話とメールさえできりゃガラ携で充分やからね」「そうですか頑張ってください」。え~久しぶりに会ったのにそれだけなの?もう少し説得してみてよ。ちょっとショック。

 

14(火) 愛隣幼児学園の礼拝へ。主任さんが不思議な顔で僕を見る。え?今日じゃないの?うっかり日程変更したのを忘れてしまっていた。そんな僕を見つけて園児たちが、「あ!村田牧師さんだ」と声をかけてくれる。間違って来ても子供らはやさしい態度で迎えてくれる。無邪気やなあ。まではよかった。その後「なんで来たん?」「なんでおるん?」。無邪気は訂正ね。

 

15(水) 来週26日正午に開催される『第20回/亀の里フェスティバル』のため、ドリンク類の買い出しに行く。今年も《食べ放題+飲み放題=千円》のフェスタを開催するゆえ、出来るだけ安いドリンクを購入しなければならない。最もコストが高いのは何と言っても生ビール。呑兵衛たちの顔が浮かぶ。どうかフェスタ当日はみんな車で来て飲むことができませんように。

 

16(木) 今年の亀フェスはチケット購入者に渾身の言葉を印刷した記念オリジナルペンを贈呈する。そのペンを作った時のこと、印刷してもらう文字をオペレーターの姉ちゃんが復唱した。「え~。《ツルは千年。カメはお金に困って・・・万・・・年・・・》でいいですか?」。それでええけど、ちょっと歯切れが悪い。それにそこは恥ずかしがらず関西弁で「まんねん」と発音せにゃ。

 

17(金) 愛隣幼児学園の礼拝へ。火曜日に間違って来た時、シャボン玉パフォーマンスのお兄さんが来ていて、子供のハートを見事につかんでいた。よし、僕も今日はウンチの話でハートをつかんでやろう。「イエス様は言いました。口から食べるものはウンチになって出て行くんだよ」。怪訝な顔の子供たち。ハートをつかむどころか、文字どおり「ババつかみ」に終わる。

 

18(土) 母から電話。「電話くれましたか?」。くれましたか?なんや今日はえらい丁寧やな。「いいやかけてないで」。「そう。今、久米田池散歩しているんよ」。いつもならそこは「散歩してる最中やねん」って言うはずや。「そうなん。熱中症に気ぃつけてや」。「はい、ありがとう」。ど、どうした?気色悪いな。「今ね友達と一緒やねん」。それで見栄張っとったんか!


5月5―11日

2019年05月12日 | 日記・エッセイ・コラム

アロハ・オレンジに立ち寄ったら友希がジープを見せてくれた。2Lターボや。カッコええなあ。中校生時代、竹馬の友と「大人になったら三人でジープ買うて日本中旅しよう」と語り合った。先日その話をしたところ、二人とも「覚えてない」と言う。現実的に考えてみた。いくら出し合う?名義や保管は誰がする?休み取れんで・・・。大人が夢を叶えるのは難しい。

 

5/5(日) 午後、大島教会の礼拝を始める直前、近所に救急車が止まった。礼拝開始を一時中断。野次馬ではありません。役員の野口さんはこの地域の自治会長をしている。ご近所の異変を黙って見過ごす訳にはいかん。幸い大事には至らないようす。周防教会ではどうか?僕はもう自治会長は終えたが・・・やっぱ礼拝は中断して、野次馬として駆けつけるかな。

 

6(月) ずいぶん前に買った惑星探査機『ボイジャー』のプラモデルを作り始める。こいつは部品が細かいので組み立て難易度も高い。ボイジャー(1&2号)は、現在太陽から200億km以上離れた所を秒速17kmで航行しながら地球外知的生命体との接触を待っている。一方、地球では・・・人を救う宗教が人の命を奪い合っている。神なんて言ってる時代やないで。

 

7(火) 新月の直後なので今年の《水瓶座η流星群》を観るには最高の条件。運が良ければ1時間に10個以上観測できるかもしれない。眠い目をこすりながら、午前3~4時まで東の空を眺め続けた。ゴイサギが鳴きながら飛んでいる。夏の渡り鳥アオバズクやホトトギスはまだ来んみたいやなあ。どっかでネコが喧嘩しとるぞ。それでもって観測結果はというと0個。

 

8(水) 三日がかりで『ボイジャー』が完成。1か所だけ失敗したけれどまずまずの出来や。さっそく牧師室の天井から吊り下げた。天井にはすでに、North-Westのジャンボ,南西航空DHC-6,緑十字機,Xウィング,TIEファイター,ダースヴェイダーのTIEアドバンストX1,ウルトラマンのビートルなどが所狭しとぶら下がっている。牧師室は模型とフィギアの宝石箱や。

 

9(木) ボイジャー作りで勢いづき、やはり昔に買っていた『ウルトラホーク1号』のプラモを引っ張り出す。こいつは組み立て難易度こそ低いが、水で貼るシール(デカールと言います)が難しい。ずれた!剥がれた!ああ破れた!悪戦苦闘すること5時間。やっと完成した作品は当初の予想通りボコボコの仕上がり。怪獣と闘った直後やと思えばそれはそれでリアルやろ。

 

10(金) 夜中、友佳がアオバズクの声らしきものが聴こえたと言うので期待を込めて外で待機。遠くで鳴く場合は、ともすれば犬の声にも似ているので、ここは自分の耳で確かめないと納得できない。2時間経過。流星に次いで無駄骨や。鳥と言えば今日から愛鳥週間。今月の財布の中は400円。愛鳥週間やぞ!と脅して、焼き鳥屋のつねさんにタダ食いしに行くか。

 

11(土) 大島で買ったというメバルを大量に携えて、廿日市教会の信徒夫妻が訪ねて来てくださった。さっそく夕食で煮つけにしていただく。めっちゃ美味いやん。メバルは漢字に表すと「目春」とか「春告げ魚」とか言われるくらい今が旬の魚。そう言えば、うちの教会にも岐阜で働いている「旬」という青年がいるがこちらはジュン。ちなみに僕の旬はもう終わっています。


4月28日―5月4日

2019年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム

シバザクラとレンゲ。どちらかと言えば僕はレンゲが好き。でももっと好きなのはこれらの花に集まる虫の観察。学生時代にミツバチを飼っていて、レンゲの蜜は美味しいので人気があり一瓶500円で売れた。ところが栗の花が咲き出すとやばい。栗は臭いがきつく、マニアにゃ人気があったが価格は下がった。ま、ミツバチにゃ関係ないことやが。

 

4/28(日) 今日から大島教会の礼拝を再開。と、初めての方が来られた。全員が「誰?」という驚きの表情で後ろを振り向く。昔、東京の玉川平安教会に通っていた時、新来会者が無い時は「今日は新しい方はおられませんでした」と報告された。来なけりゃ残念がる都会の教会と、来たら驚く田舎の教会。この差が分かるかい?ちなみに今日のお方は連休の帰省者。

 

29(月) 天語のお嫁ちゃんのお母さんと長女ご一家が名古屋から11時間かけて来山。大雨の中お疲れさまでした。さて、問題は『山賊』のことを知っているかや。今や全国に知れ渡った店。もしご存知ならば案内せん訳にはゆくまい。だが連休の『山賊』に行くには決死の覚悟がいる。思い巡らせていると、「そういえば来る時『山賊』の看板を見ましたよ」。さ、さいでっか。

 

30(火) 天気も回復し、ご一家を山口見物にご案内する。秋吉台~津和野コース。その途中の道の駅でのこと。ソフトクリーム屋に並んでいたら店員が「コロッケは残り3個ですよ」と言う。後ろから「残り3個だって。ドキドキする」という声。普段の僕ならそんなことを耳にしたら要らなくても買い占める性悪やが今回は譲ってあげた。神さま、僕、今日いいことをしました。

 

1(水) ご一家が帰路につかれた。課題の『山賊』やが、さすがに本店にお連れするのは覚悟がいるので、昨日の山口見物の帰りに、普段は閑古鳥が鳴いている六日市支店にお連れした。それでも結構な混雑。おそるべし連休。ところで念のために申しておきますが『山賊』目的でうちに遊びに来られる方、土日休日は勘弁してください。平日なら喜んで案内いたします。

 

2(木) 鞍掛山へ登って山頂備え付けの双眼鏡から下界を眺める。おお、玖珂パーキングは満車状態や。今日の『山賊』もえらいことやろなあ。大混雑する下界を眺め、鳥の声を聞き、景色を楽しんで食べる弁当の美味いこと。自らは平穏な場所に居て、人が難儀する姿を見て楽しむという風流。もしかして神さま、天から見たらあなたもそんな気分じゃありませんか?

 

3(金) 今日は前から行きたかった磯遊びへ。ついでに孫も連れて行ったが、還暦前後のおっさん二人、僕と福ちゃんだけが海辺で夢中になる。ハオコゼを見よ。撒くことも刈ることもしない。タテジマイソギンチャクを見よ。働きも紡ぎもしない。牧師たちを見よ。大したことなど何もやっとらん。それなのに、天の父は養ってくださるではないか。との聖書の言が身に浸みる。

 

4(土) 大島教会は讃美歌21なのに、周防は未だに旧讃美歌を用いている。うちが旧讃美歌や口語訳聖書のままなのは、買い揃える予算が無いこともさることながら、そもそも優先する順位が違う。讃美歌よりも、快適に讃美歌を歌うことが出来る空調。聖書よりも、良く聖書を読むことが出来る明るいLED。てな理屈ばっかり垂れる牧師もぼちぼち買い替えの時期か。