周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月22―28日

2021年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

今ではタコヤキは平均8個で600円前後が普通になったが、僕が子供の頃は6個で10円やった。それが5個になり4個になった時、初めて物価の怖さを知った。ねらい目は夕方の閉店時。余ったタコヤキをオマケしてくれた。ただし少々火が通り過ぎて固くなっているのは覚悟。写真は柳井の『大阪屋』。タコが大きいのと、経木の舟の入れ物が嬉しい。

 

8/22(日) 今日神戸に帰ってゆく妹がいらんことをして去った。あれだけ拒んでいたのを無視して、僕のスマホを勝手にいじくりラインなるものをダウンロードしていったのだ。とは言え、しょせん使い方が分からない僕。そんなもんダウンロードしたところで痛くも痒くもないわ。『豚に真珠』とはこのことよ!

 

23(月) 僅かに晴れ間が出た。山口では18日ぶりとのこと。思えば今年のキャンプは曇りの下で開催されたスッキリしないキャンプやった。今年は新月後で絶好のチャンスやったのに、星空もペルセウス座流星群も見えんかった。思い出しても悔しい。この憤りを誰にぶつける?神か仏を恨むコースが定番やな。

 

24(火) 実家がうどん屋やった僕は幼い頃から祖父に「つゆは全部飲め」と育てられた。それを守り続けた僕はうどんであれラーメンであれ63年間ずっと飲み干す人生を過ごした。しかし今、体の健康のため塩分の多い汁を残さねばならない。欲求不満が溜まる。罪悪感すらつのる。心の健康は「飲め」と叫ぶ。

 

25(水) 保育園の礼拝。「冷蔵庫にジュースがありました。自分のじゃないけれどこっそり飲んだことある人?」と言うと何人かが手をあげた。昔、寮の冷蔵庫の僕のジュースが飲まれ続ける事件があり、ついに頭にきて皆に問い正したが誰もが首を横に振った。さすが神学校「嘘つきは牧師の始まり」の基礎編。

 

26(木) 某場所の営繕作業に行く。脚立から降りる時にバランスを崩し、下から三段目あたりから地面に飛び降りたら、案の定、腰を捻ったらしく激痛が走った。ぎっくり腰とは違うが、立ったり座ったりする度に激痛に襲われる。まずいぞ!よりによってこんな時に。明日あたりとんでもないことになるかも。

 

27(金) 朝起きるととんでもないことになっていた。昨日の痛みが嘘のように無くなっているではないか。何が起きた?夜のうちに誰かが来てホイミかベホイミ、いや、ベホマレベルかオンタタギャトートの回復呪文をかけてくれたとしか思えない。これで明日のテストは大丈夫。何の事かって?明日発表します。

 

28(土) 噂では倒れたバイクを起こすところから始まると聞いていたので腰の痛みを心配していたのです。だから昨夜の回復は奇跡。何の事かと言いますと命が助かった後「夢は叶えておくがよい」とのお告げがあり、自動二輪の免許教習へ。『この免許が欲しい!と僕が思ったから8月28日はバイク記念日』


8月15―21日

2021年08月22日 | 日記・エッセイ・コラム

この夏三度目の『山賊』。うらやましがる人も多いと思うので、ついでにもっとうらやましがらせてあげようと山賊フルコースとも言える、山賊焼き&山賊むすび&山賊うどん+しちりん焼きの写真を撮った。が、山賊焼きをかじってしまった後の写真となった。え?うどんも減っている?バレたか。

 

8/15(日) のあは、8/12にハワイへと旅立った。コロナで一年遅れの渡米。覚悟はしていたが大島教会にとっては会員20%の損失。1000人の教会で言えば200人。これだけ一度に失うと牧師は辞任もんやで。「ラインにしたらあちらの写真を送るよ」と言ってくれたが、のあよ、わしはその誘惑には乗らんぞ。

 

16(月) 矢野牧師から『シン・エヴァ』を観たようなメールが届いたのを読んだ時は「ついにヤノイチも幻覚を見るようになったか」と思いつつ適当に話を合わせていたが、何と!もうネットで無料配信されとるがな!僕は授業の参考のためにと銭払って30km離れた隣町の映画館まで3回も観に行ったのに!

 

17(火) 希与がどうしても『妖怪大戦争』を観に行きたいと言うので仕方なく映画館に連れて行ってあげた。なんて書いてもどうせバレる。実は僕が観たかった。でも親父一人はさすがに恥ずかしい。孫連れはカムフラージュ。ええ!トイレ?上映前に行ったがな。一人じゃ行けない?お前もう小学一年生やろ!

 

18(水) キャンプで出た大量のゴミを隣の市に持って行く。もちろん指定ゴミ袋には入れてある。岩国市は分別が厳しいがお隣の市はなんでも有り有りゆえとても便利。毎年お世話になっている。ただ今回は大失敗。キャンプの終了日から一週間放置した生ゴミからは強烈な悪臭。リフトバスは塵芥車となった。

 

19(木) 時はさかのぼって5/3の不思議な話。僕が心筋梗塞を起こした日。そのことをしばらく母には内緒にしておくつもりだったという。ところがその母が「変な夢を見た」と僕の携帯に電話をかけてきた。電話に出た帆波が黙っておくこともできず「こうこうで手術の真っ最中だ」と告げたらしい。驚くのは

 

20(金) これからや。「変な夢」とは僕が刀で心臓を刺される夢だったとか。しかもまさに僕が倒れたその時刻に見たという。世に言うところの虫の知らせか?単なる偶然でしかないと僕は思っているが、今『超常現象』というちゃんとした科学的根拠に基づく本を読んでいる。その中に「虫の知らせ」のことが

 

21(土) 書かれてあり、アメリカのディーン・レイディンという著名な博士が様々な視点からの科学的検証を試みている。臨死体験といい、虫の知らせといい、元来極めて懐疑的な僕にとって訳のわからんことばかり。しかしオカルトとは縁のない母とカルトめいた妹が一昨日から、妖気漂う周防教会に来会中。


8月8-14日

2021年08月15日 | 日記・エッセイ・コラム

今年で39回目の教会キャンプ。雨天が予測される時は中止にするのが普通やが、雨はキャンプの楽しみのひとつ。歌にもあるでしょ。♪テントの中でも月見は出来る~雨が降ったら濡れればいいさ~♪大雨は別として、雨音を聞きながら過ごす醍醐味を覚えたら、あなたのいっぱしのキャンプ通。

 

8/8(日) キャンプの強力助っ人である碓氷母子の来山を待っていた。夜9時過ぎ台風9号が接近してくる中、名古屋より車を走らせて到着。並みの神経ではこのような悪天を突いてまで来てくれる人などいない。もしかしてうちの教会で結婚式を挙げた恩返しだとすると、少なくとも孫子の代まで来にゃいけんで。

 

9(月) 大阪から竹馬の友の竹内君と、うちの長男の走野一家が来会。この連中も助っ人である。本当は今日から恒例の場所取り前泊をする予定やったが、台風が通過している最中に場所取りもへったくれも無かろうということで今回は教会で過ごすことにした。そのかわり明日は朝6時から荷物の積み込みや。

 

10(火) いよいよ《教会キャンプ2021》の開幕。台風の影響で川の流れはやや早いがコンディションは上々。手術で切断した胸骨を守る胸帯を外して川に入ろうとする僕をみんなが引き止める。それでもスキを見て泳いだ。やっぱ気持ちイイ~!夜は星こそ見えなかったが火を囲んで聴くカジカの声。至福の時。

 

11(水) キャンプ二日目。前線(秋雨前線だとか)が接近して今夜からでも天候は大荒れになるという予報。断腸の思いで教会泊を決断する。撤収作業の最中、僕は激しいめまいに襲われてダウン。キャンプ専属看護師(二人もいる)によると低血圧症状だったらしい。寝不足もその要因。でも寝てなんていられるわけ

 

12(木) がない。年に一度のキャンプは僕の生きがい。しかし台風の通過と前線の接近の間隙を縫ってまで開催するキャンプはいかがなものか。僕の生きがいに大事な友人や幼児までを巻き込むなんて決して許されないが、わかっちゃいるけどやめられない。アホレ、スーイスーイスーダララッタ♪参加者20名。

 

13(金) 次々に帰路につく参加者たちを見送ると熱いものが込みあがる。今年は病み上がりの僕を助けてくれるキャンプやった。皆に迷惑をかけるし、これを契機に僕も歳を考えて、そろそろキャンプは卒業し、来年はOBとして参加するか。止めんのかい!これに懲りた竹内君も次回は夫婦で来てくれるはず。

 

14(土) 九州や西日本を中心に全国でも大雨の被害が出ている。町内に警報が鳴り響き、高齢者の避難勧告まで出された。コロナ騒ぎも忘れられてしまうような豪雨。キャンプが終わって皆が去った静かな礼拝堂にいると、雨音も一段と大きく聞こえる。天気が回復するとまた暑さが戻る。もう一回川に行けるな。


8月1—7日

2021年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム

のっぴきならない事情が発生して、里子に出す9匹の子猫の雌雄を調べなければならなくなった。黒猫が5匹に虎猫が4匹。虎はまだええが黒猫の顔がみな同じに見えて写真と本人(猫)の判別が難しい。とにかく手こずった結果、あちこち引っかき傷を受ける始末。まあそれはそれとして、皆無事にもらわれて行くんやぞ。

 

8/1(日) カップヌードルが届いた。20個入りの箱が2ケース。誰からやろと伝票を見たが名前が無い。受取人は確かに周防教会の僕の名前や。キャンプの差し入れやろな。思い当たる人に電話してみたが「知らない」と言う。一気に謎が深まる。誤配達?後から高額請求が?毒入りかも?と考えながら一個食うた。

 

2(月) ヒグラシが鳴く。真夜中に鳴く。よりによって寝室の開けた窓のすぐ側で鳴く。しかもここんとこ毎晩鳴く。犯人(蝉)は同一人(蝉)物か?携帯の目覚ましの数十倍の音量に飛び起きてしまう。蝉の寿命は一週間と言われていたが今ではひと月が常識。あんな病気をした後や。ひと月位なら僕は辛抱できる。

 

3(火) 今日は高校で二回目のワクチン。生徒の列に並ぼうとしたら「どうぞこちらへ」と優先案内された。頭を下げながら受付に行く。「問診票を」「へ?」まだ書いてない。頭を下げながら書類を書こうとしたが老眼がない。頭を下げながら職員室で借りる。これが生徒なら「準備しておけ!」と教育的指導や。

 

4(水) 岩国医療センターでの診察日。食べ物の苦味の後遺症を訴えたら処方箋を書いてくれた。市販の亜鉛サプリメントよりも処方薬の方が数段よく効くと聞いていたのでルンルンで薬局に行く。これが効けば後遺症から解放されるぞ。何!9000円!もしこれが効かなければ精神安定剤を出してもらわにゃいけん。

 

5(木) キャンプの最終買い出し。色々と買い込みながらも気持ちはやや沈みがち。台風9,10,11号が日本列島を取り囲むように発生しているからや。特に来週最接近する9号が気になる。今までこんなこともあったが雨が降っても川の増水さえ無ければ決行した。たぶん母の執念が台風を招いたんやろなあ。

 

6(金) 牧師室で仕事をしているとゴキブリが出現。見事に黒光りしている成虫や。何かあわてているようす。急に飛んで僕の腕に止まって胸に這い上がって来た。まるで助けを求めているような。するとアシダカグモが姿を見せた。ここにいる限りは安心やが仕事が終わるまでや。後は自分で生き延びるんやぞ。

 

7(土) 一週間経ったが未だに犯人が挙がらない。誤配達でも、高額請求でも、毒入りでもなかったが未だにカップヌードルの送り主が分からぬまま一週間が過ぎた。足長おじさんかな?アマゾンから届いたから「日頃お世話になっています」というお礼か?あ!わかったぞ!日清食品から僕への退院祝いやな。


7月25―31日

2021年08月01日 | 日記・エッセイ・コラム

町内の川沿いにある桜堤公園でドカンと目立つ巨大なリング。通称である『輪っかの公園』の呼び名の方が皆に知られている。台風が来たら倒れてしまいそうにも見えるが、どんな構造なのか知らんが土台が盤石なんやろ。うちの教会も同じや!いや・・・もしかして既に倒れていることに誰も気付いてないだけかも。

 

7/25(日) 間もなくハワイ留学するノアのラストフラを見ながら思った。ラストフラと言えば越路吹雪の『ラストダンスを私に』。これはアメリカのドリフターズの曲。ドリフと言えばPTAが「子供に見せられない」と批判した日本のコントグループ。PTAと言えば教育ママ。教育ママは今では女性蔑視か。

 

26(月) 石垣島の先輩の小倉牧師から今年もパイナップルが届いた。正直「パインなんて送料の方が高いで。こちらで買う方が安いのに」と思っていたのは二年前、石垣島に行くまでの価値観。石垣パインは高級ブランドと知ってから態度が変わる。もったいないグセが出て腐らせてしまわんよう気をつけにゃ。

 

27(火) 教育委員会に行きテント借入を申し込む。9日に借りる手続きをして帰ると役場から電話「9日は休日でした。6日に変更を」。オリンピック優先で休日変更されたんやった。そのせいで病院まで休みになり受診できない患者たち。「国民の安全と安心が第一」は総理の決めゼリフ。誰に言うとんねん?

 

28(水) 珠実さんから「キャンプやめなさい」とのメール。突然僕の母が憑依したらしい。でもどこで母の反対を知ったんやろ?確かに母はキャンプ中止を求めている。「還暦超えて何してるんや!ええかげん止めなさい」と84歳の母に何度も詰め寄られた。思えば僕の母は子供の頃、寝小便が治らない僕をお

 

29(木) 百度を踏みに神社に連れて行ったり、怪し気な苦い薬を飲ませたり、お灸をすえたりした。今度はキャンプを阻止するため、お百度に連れて行こうと薬やお灸の準備をして山口に乗り込んで来るような勢いや。珠実さんに憑依したのも母親の気迫が成せるわざか?ここまで来たら母の愛よりも執念やな。

 

30(金) 神学生時代の恩師、関田寛雄先生から病気見舞いの手紙と著書が送られてきた。説教演習授業で中途半端な説教をして、他の学生からボロクソ言われても先生だけは決して批判せず、良い所を見つけては褒めて下さった。だから皆さん!僕がおかしな説教をしたとしても良い所だけを褒めてくださいね。

 

31(土) 金に目の色を変えるオリンピックも異常やが、連日報道で各国からの不平や抗議をはじめ、問題発言や差別発言、誹謗中傷が飛び交っている。スポーツと言う名の世界大戦に加えて、悪口の世界大戦までが始まっているとは。猛暑に台風、コロナが拡大する中、ある意味において歴史に残る平和の祭典。