周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

11月18―24日

2007年11月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 教会駐車場に積もったイチョウの落ち葉で遊ぶ子供たち。吹雪のように撒いたり、布団のように落ち葉の中にもぐったり。「これが全部○○ならなあ」なんて考えるようになった時、純真無垢な少年少女時代に終わりを告げるのだ。(クリックして大きくなった画面の落ち葉がお札に見えりゃ、あなたも煩悩多き立派な大人)

11/18(日) ここんとこ食品偽装表示云々で大騒ぎしとるが…。なんか変や。一方的な規制を強いる国と現実社会との温度差。不況とはいえ歯止めが効かん飽食時代。リンチに近い自己責任の追及。バブルの後に溜まったストレスの爆発か?ところで期限切れでもええから分けてくれんかなあ。

19(月) 走野のイカ釣りに天語と帆波(ホナ)も付いて行くと言う。夜中に出て帰りは朝3時らしいぞ。不登校の帆波はええとして、天語は明日職場体験学習やろ。え?それでも行くのは来年家を出る走野と少しでも一緒に居たいからだって?一見感動的な理由やが…怪しいな。ただ行きたいだけやろ。

20(火) 最近ちょっと頑張ったので息抜きに今日は映画三昧の日にした。三昧ちゅうくらいやから3本観ようとシャレ込んだのはええが、1本目は遅刻し、2本目は寝て、3本目は小便をガマンするのに必死で終盤のストーリーがズタズタ。こんなことなら僕もイカ釣りに付いて行きゃあよかった。

21(水) 彩七(サイナ)が欲しがっていたサンドバッグが届き、屋根裏部屋の『コトキレクラブ』に置くため、帆波と二人でひぃこら言いながら担ぎあげた。しかし設置をするだけで精一杯。試し打ちをする気にもなれんくらい精根尽き果たしてしまう。サンドバッグにノックアウトされてどうすんねん。

22(木) 事業団の会議の後、出くわした国道2号線の帰宅渋滞。どんな渋滞やったかと言うと、宮島で抜いた自転車旅行をしているらしい青年に、20km先の岩国で抜き返されたほど。でも保男は毎日この渋滞を通勤してるんやなあ。カタギで働いてるんやのう。僕は保男のその点だけは感心する。

23(金) 今冬初の氷点下(-0.4)の朝が来た。盆地の町、玖珂はいよいよ冬本番。風呂がありがたい季節の到来や。ところで僕は一昨日のサンドバッグ設置で上半身がひどい筋肉痛。う…動けんぞ。痛くて首まで回らんぞ。同じサンドバッグに2回もノックアウトされてどないすんねん。

24(土) 慎一家と吉香公園に紅葉狩りに行ったがどこも満車。平日の空いた吉香公園しか知らん僕にとって今日は飽和状態。公園を汚されたような腹立たしい気分にすらなってしまう。慎はいつもこんな状態の休日を過ごすのか。それでも家族サービスするんやな。僕は慎のその点だけは感心する。


11月11―17日

2007年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo いやあ~久しぶり!前に会ったんはいつやろ?あまりの懐かしさに僕はうち震えた。たぶん今一番会いたい人ベスト5の中にもスルリと入って来ると思われる珍客。奥出雲の湯野神社で出会った、その名も「ザトウムシ」。これでも立派なダニの仲間。いや…仲間外れされてるかもな。(画面をクリックするといよいよ謎の生物やで)

11/11(日) 朝から夕まで大蔵旋風が吹き、楽しい秋の一日を過ごせた。僕も観客の前でスポットライトを浴びながら心地よい汗をにじませて歌ってみたいなあ。でも現実は会衆の前で冷たい視線を浴びながら油汗かいて説教するのがオチなんやろけど。え?みんな寝とるから視線すら無いって?

12(月) 今日から奥出雲で教区の牧師研修会。奥出雲と言えば松本清張の『砂の器』で一躍有名になった亀嵩(カメダケ)駅がある町。鉄道好きなら知っている3段スイッチバックのある木次(キスキ)線の駅。他にも『おろちループ』に『鬼の舌震い』。見どころ満載!こりゃ研修どころやおまへんで。

13(火) 午後から恒例のソフトボール。広すぎるグラウンドを見て(どんだけ走らされるんやろ)と、みんな怖じ気づきそうになったが《広島vs山口》の試合が始まった。そしてこれも毎年のことやけど、明日以降確実に起こるであろう筋肉痛の惨劇を知っていて、なおみんな夢中になる。山口圧勝!

14(水) 研修会終了後、「(教会に)あんまり早く帰りたくないなあ」という声もあり、『鬼の舌震い』を見物に行く。ところが起伏だらけの渓谷のうえ、散策コースの長いこと!筋肉痛の体にゃたまらんわい。でもムカゴ(ヤマイモの実)を見つけて夢中で採っている時だけは筋肉痛を忘れていた。欲は痛さを制す…か。

15(木) 「少し痛いですが頑張ってくださいね」なんて、歯科衛生士の姉さんに言われたらヤセがまんくらいしてしまうのが僕。治療後、「よく頑張りましたね」と言われ、ホンマは涙が出るくらい痛くて(どこが「少し」やねん!殺す気かワレ!)と文句言いたかったのを忘れてしまうのも…僕。

16(金) 亀の里のロッカーに《陣内大蔵》のサインがある。ここでの宿泊記念に書いてもらった。サインと言えば、マイオリジナルを作ってくれる会社も存在する。僕も一つほしいが、20万円前後の制作料はきついから自分で考えるしかないな。ただ…難点がある。いつどこで誰から(サインを)求められるかや。

17(土) 秋祭りの賑わいが天神さんの方から聞こえてくる。友佳(ユウカ)に「太鼓まんじゅう」を買ってきてくれと頼んだら大判焼きを買ってきた。僕の中では微妙に違うが、実は同じ物。別名、二重焼きとも、今川焼きとも、回転焼きとも言う。まあ美味けりゃ呼び名なんざ、どうでもええことやが。


11月4―10

2007年11月12日 | 株式

Photo ♪夜を越えるたびに 悲しみ過ぎるたびに いつも君の胸に抱かれ そっと開ける 心の扉を~♪ええ曲やなあ。昔、日テレのドラマ『教師夏休み物語』(僕は見てへんけど)の主題歌『心の扉』。シンガーソングライターの陣内大蔵(ジンノウチ・タイゾウ)がやってきた。42になってもかっこええ。後の桃太郎とまと500円ちゅうのも気になるぞ!

11/4(日) 教会歴では今日は『永眠者記念日』。『永眠』は永遠に眠って復活が無いみたい…と懸念し『昇天』と呼ぶ教会もある。でも神や預言者でもない人間が天に昇るなんて不自然や…と『召天』と言う教会もある。しかし召集令状みたいで嫌やなあ…という教会も。生きとる人間はややこしいわい。

5(月) 先週「礼拝は何時からですか?」という問い合わせがあった。おそらく11日に説教をしてくれるミュージシャン牧師陣内大蔵のファンの方やろ。礼拝時間の問い合わせなんてめったに無い。逆に「何時に終わるのか?」という質問はよくある。礼拝が終わってから来る客の多いこと。

6(火) 何年ぶりかで八代のツルを観に行った。今年のナベヅルは現在1家族2夫婦の7羽が飛来しているという。そして監視員が言うにゃ、どうもこの1家族と2夫婦の仲が悪くて困っているらしい。エサ場が別々になってしまうので、それぞれの縄張りにエサをまいてやらねばならんのだ。

7(水) ちなみにエサをまくのはツルが夕方ねぐらに帰った後だという。すなわちツルたちは人間がエサをまいとることを知らん訳や。これぞ究極の奉仕。ナベヅルに告ぐ!もっと仲よくしてやりんさい。だけどやっぱ納得できんのは我が国の社会奉仕。動物にできる「究極」を人間に対してもやってくれよ。

8(木) 10日に泊まらせて欲しいという客が偶然重なった。安うけ合いでOKしてしまったが、ホテルで言うオーバーブッキング(超過予約)。現時点でお客は10名様。部屋は5名が限界。奥の手を出すしかないな…。当教会のプレジデンシャル・ロイヤル・スウィートルーム=礼拝堂。客室係は神様。

9(金) GS(グループサウンズ)のカセットが598円。よし買った!まではええがなんか変やぞ。よく見ると箱に『本人の歌唱ではありません』と書いてある。チクチョーだまされた!…わけでもないか。しかし見知らぬ歌手よ!せめてもっと感情を込めて歌えよ。598円分の意地を見せてくれ。

10(土) とにかく朝の共同墓地掃除から帰ったら、来客の受け入れ準備に大わらわ。日が暮れになって次々とやって来るオーバーブッキングの宿泊客。さあいったいどうなることやら!ややこしいことはすべて妻に任せて、僕はいそいそと陣内大蔵のライブへと出かけて行くのでした。


10月28日―11月3日

2007年11月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 広島は東城のリンゴ。子供の頃、近所の八百屋で木箱に入っていたリンゴが1個10円で売られていた。僕は木箱に手を突っ込んでモミ殻の中からなるべく美味そうな色のリンゴを取り出して食べた。しかし、汚れた手で買いに行くと、おばちゃんの制止を食らう。その時の酸っぱいリンゴ『国光(コッコウ)』は、今はもう市場から消えている。

10/28(日) どうしてもテレビの映画を見たいからと焼肉屋より映画を選んだ天語の悲劇を一席。そこまで言うならと残りの家族で焼肉屋に行って戻ったら、なんとテレビをつけたままベッドの上で眠っとるではないか。映画も焼肉もふいにしてしまった天語には同情するが…一人分浮いて助かったのも事実。

29(月) 昨日、大島教会のおばあちゃんが「ず~っと便秘で困っていたんですが、神様におすがりしたら出たんですよ」と嬉しそうに話されていた。そこで「イエスは神の代弁者ですから」と言ったら「ほほほほ…」と笑っておられてはいたが、ちゃんと分かってくれたんやろか?今のジョーク。

30(火) お気に入りの映画館である広島サロンシネマに『サウス・バウンド』という邦画を観に行った。ガンコ親父の物語やが、一緒に行った大川大地も自分の親父を思い出したことやろ。娘の彩七(サイナ)も僕を思い出していたようやが、二人ともあきらめろ。この手の牧師を親に持った悲劇や。

31(水) 「Trick or treat(トリック・オア・トリート)」とは「お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」という意味でハロウィンに外国の子供らがお化けの扮装をして家々を回る時のセリフ。いわば「おどし」やな。ぜひとも「悪い子は居ねえが~」の秋田のなまはげと闘わせてみたい。僕はもちろんなまはげを応援する。

1(木) 教団常議員会が未受洗者を聖餐式に参加させた神奈川の牧師に対して退任勧告決議を出したらしい。まさかとは思っていたがホンマにそんな糞みたいな決議を出したんか?だとすると出来れば僕が最初の『いけにえ』になりたかったなあ。先を越されてしもた。せめて自首でもするか。

2(金) 広島の山中でクマの糞を見つけた。野生動物が大好きな僕にとって、これほどの興奮は無い。しかもまだ新しい。近くにいるかもしれん。嗅いでみたら植物の強烈な臭いがした。僕も便意をもよおし公衆便所に駆け込んだら紙が無かった。人間は不便な生き物や。大便をして不便とはこれいかに。

3(土) 昨日のクマの糞事件が頭から離れん。今、冷静に考えると「なぜ持って帰らんかったんやろ」とか「なぜ写メを撮らんかったんやろ」とか悔やむことだらけ。クマの糞に出会えるなんて、もうこの先、一生無いかもしれんかったのに。しかし今週は便の話題ばっかりやな。まさに糞まみれや。