ガス田からの付随水と大差ないのに

2007-06-20 08:59:10 | The 城
昨日の渋谷松涛爆発は、予想通り天然ガス説に固まりつつある。

さらに建物の構造上、空気より軽いメタンガスが、尖った屋根の内側に溜まってしまい、エアコン内のスイッチの火花かタバコの火に引火したと考えられる。地下室に溜まったガスというのはちょっと考えにくい。

よく考えてみると、この温泉と天然ガスの関係は、「温泉を掘ると、付随して出てくるガス」という考え方もあるが、「ガス田を掘ると、付随して出てくるお湯」という見方もできる。その二つの考え方の差は、「お湯とガスの比率」「商業的な意味での目的生産物の差」というだけである。科学的構造に大差があるわけじゃない。

となれば、安全上は「ガス田の付随水」という考え方に立つべきだろう。といっても、メタンガス自体はそう扱いが難しい代物ではない。今度のガスも匂いの話が出ていないところをみるとイオウ化合物がきわめて少ない良質なガスのように思える。さらにまずいことに、この施設ではガスは地下室から換気扇で屋外放出していたというから、驚くしかない。生メタンガスは温室効果ガスとしてCO2の10倍くらい悪質とされている。少なくても燃焼してCO2にまでは変換する必要がある。

そういう基本的な考え方が、業者側にも行政側にも欠落しているのだから、何も対策がなかった可能性もあるが、少なくても「ガス検知器、警報器」などはあったに違いないとは思うのだ。いくらなんでも。数万円から数十万円程度だ。そして、おそらく、それらの機器は電池式のものがほとんどなのだから、おそらくは電池切れで作動不良になっていたものを放置していたのだろう、と推測するのである。

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