裏切りの国(ギャビン・ライアル)

2013-01-24 00:00:46 | 書評
uraguruミステリばかり読んでいていいのだろうかと思うのだが、『裏切りの国』(ギャビン・ライアル)を読む。ライアルといえば、『深夜プラス1』が有名であるが、本作は、舞台をキプロスとイスラエルに設定。

小型飛行機のパイロット、ロス・ケイスが主人公。本職は武器密売あるいは合法的取引における武器の空輸。とあることから、事件に巻き込まれる。

死体がゴロゴロ増えていくストーリーで、キプロスなんか最低の街に描かれる。もちろん、実際には、今も最低だ。そして、濃密な前半が終わると、後半は場所をイスラエルに変え、こんどは銃撃戦を始める。困った人たちだ。

そして、急転直下、事件は終わる。

欧州の裏側がよくわかる一冊である。

ところで、原題は『JUDAS COUNTRY』。大胆だ。


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