新書用ブックカバーのこと

2022-10-13 00:00:09 | 市民A
昨日、倉敷帆布の文庫用ブックカバーのことを書いたが、新書用のカバーも購入していた。文庫用はえんじ色だが、新書用は紺色の地に白のストライプ。一色だと、織ってから後で染めたのではないかという疑いをもたれるかもしれないが、二色の織物では最初から糸を規則的に織り込んでいかないと作れない。



製品の在庫ロスを防ぐためには、白糸で製品を作ってから最終段階で売れている製品の色に染めれば季節の終わりにバーゲンする量が減るはずで、ユニクロ方式ということになる。まあブックカバーには季節ロスは関係ないし。

デザイン的にはえんじの一色方式よりいいのだが、問題はサイズ。文庫本はサイズに余裕があり、どんな本でも対応できたが、この新書用は岩波新書のサイズでできている。比べてみると、他の社の新書本は岩波新書より少し大きい。

したがって、このカバーは岩波新書用ということになる。



実は亡父が岩波新書を多数残していた。残してもらいたかったのは探偵小説群だったがしかたない。その新書を少しずつ読んでいる。残されていた本から考えると、隠れ左翼だったのではないか思えるが、確かめるすべはない。