佐久島へ(2)

2022-10-26 00:00:02 | たび
佐久島の南側のメインロードがフラワーロードと命名されている。長い海岸線が島の西部と東部をつなぐ。東寄りの場所には「ノンとビリー」という二頭のヤギがいるはず。いうまでもなくのんびりとした島時間を象徴する命名だろう。



まず、登場したのは「ビリー」。小屋の中でお休み中。横浜の自宅近くでも雑草処理が目的のヤギさんがいるが、あまりのんびりしているようには見えないが、「ビリー」は小屋の中で何を考えているのだろうか。もっとも気温は30度に近い季節外れの暑さ。まいっているのかもしれない。



そして、「ノン」は、今年三月に永眠されたということが掲示されていた。10歳だったというので、ヤギの平均寿命15歳からいえば、早すぎたとも言える。ビリーの年齢はわからないが同じく10歳とすると人間でいえば50歳といったところだろうか。新たな相棒が欲しいのかどうか微妙な年齢かな。むしろ、もっと立派な家が欲しいのかもしれない。



そして、アート的には道沿いにクラインガルテン ウエルカムスペースというミニ庭園がある。看板はタイル張りで山の形を表現している。作家は松岡徹氏。佐久島アートの中心を占める人物のようだ。



そして、島の西側には長く佐久島の鎮守である八劔神社がある。正式には八劔神社・神明社と二つの神社が合同になっている。もともとは平安時代に造られたようだ。この神社には二つの祭りがあり、一つは1月8日に、鬼と書かれた凧を、矢で射落とす神事を行う祭りと、秋の大祭があるそうだ。正月の祭りが神様に近づく内省的な儀式で、秋の祭りは島民と神様が一体化する祭典ということのようだ。秋まつりの2日前だったが、祭りの日は雨が予想されていた。うまくいっただろうか。豊作と大漁が祈願されるそうだ。