ゴキゲン中飛車のコツ(大平武洋著)

2017-03-25 00:00:48 | しょうぎ
ここ数年、棋界を席巻している戦法の一つが、ゴキゲン中飛車とその対策。どうも居飛車が低く構えては、手詰まりになった時の打開策がとぼしく、わざと危険な手を指して逆転しようというような卑怯な対策しか知らないので、勉強してみる。

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筆者は大平武洋氏。順位戦であやうく降級点を取るところだった。

一方で、将棋連盟の中で携帯電話、スマホ等持込禁止のルールを決めるにあたって、委員になっていて、将棋ファンからの意見を求めているようだ。罰則については、持込発覚だけなら犯行未遂ということで違反者は1年間の対局禁止とかになるのだろう。また、実際にカンニングが発覚した場合は、グッバイではないだろうか。

もちろん大平氏の担当外だろうが、プロ棋士はソフトよりも弱いということが明白になった現在の「棋士の目的」というものを考え直して(再定義)から、様々な課題を考え直す必要はあるのだと思う。

また、新四段になっても、1年間は社会勉強させた方がいいのではないだろうか。被災地や病院とか刑務所とかの慰問とか・・

話を中飛車に戻すと、ゴキゲン中飛車の肝である「後手5五歩位取り」を、伸びすぎととらえ、位の奪還を目指すのが▲3七銀戦法であり、争点を変える方法が▲6七金からの居飛車穴熊なのだろうと何となく理解。

最新戦法に対する対応が分からず職団戦を欠場しているが、次々に新型が現れるのでなかなか復帰できそうもない。誰が次々に新戦法を考え出すのかと思っていたら、先日、森下九段がある若い棋士の名前を紹介していた。彼が種まきをして、誰かが鉢に植え替えて温室で育てて、研究会で有名棋士にプレゼントし、公式戦で外来危険植物のように撒き散らされるようだ。


さて、3月11日出題作の解答。

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今週の問題。

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収束は、披露したことがあるような気もするが、よく覚えていない。記憶力はある方ではないが、友人たちと話していると、病的に劣っているのかもしれないと自分の能力を疑っている。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判定します。