半分の月がのぼる空(2010年・DVD)

2012-11-22 00:00:01 | 映画・演劇・Video
いわゆる難病・初恋ジャンルの映画。同じようなストーリーは多いのだが、病名が変わったり、入院しているのが女だったり男だったり、結末をどうやって仕立てるか、そういうところがそれぞれ監督の腕の見せ所になっていて、だいたい、どれでも適当に感動する。

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この映画の場合、男女ともに入院しているが、女性(忽那汐里)の方が重病で、かつ、事情が複雑だ。役回りから言えば男子(池松壮亮)の方が主演なのだろうけど、平凡な役のように最初は、思えた。

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また、大泉洋が冴えない内科医として登場していて、「ストーリーから浮いていて余計だなあ」と思わせるのだが、1時間半位経過したところから、突如、活躍し始める。この大泉演じる夏目医師と忽那汐里の演じる少女の止まっていた時間が、突如、動き始める。

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止まっている時間って、止めておこうとしても、いずれ動きだすものなのだろうか。

単にスクリーンの上のストーリーであるのに、観た後に、何か心の騒ぐ作品と、思う。

なお、本作出演の時にはほとんど話題にならなかったのだが芦田愛菜の映画初出演作。大泉洋の娘役。