茫然とニュースを聞く

2010-01-18 21:00:00 | 市民A
39度の熱があると、論理的な思考は困難だ。考える意欲が数秒しか続かない。

眠っている状態と目覚めている状態とさらにその中間がある。眠る状態にはレム睡眠とノンレム睡眠があって、2時間程度で交互に体と脳が休むのだが、目覚めていてもほとんど眠っていて、夢のような非論理的なことを考えていたり、立ち上がろうとしても体が眠っていたりする。

操作方法をメモに書きとらないと使いこなせないリレンザ吸入器を使いこなした効果が少しずつあらわれ、37度強まで下がってきた。ただし、平熱は35度台前半なので、すでに大きなダメージを受けている感じだ。


fire1そんな状態なので、深く考えることはできないのだが、日曜(17日)に起きた西新橋の大火。16棟が炎上ということになっている。勤務先の至近距離で、ネットで見るニュース写真では煙の中に入居しているビルが見えるではないか。(まあ、仕事場には紙くずしかおいてないので、惜しいものは何もないが)

会社の知人に頼んで、周辺情報を聴き込んでもらったところ、火元のブロックはほとんどが木造モルタルだったので、全滅した、とのこと。

出火元は、例の耳かき嬢一家惨殺現場の家そのものということで、事件以来、空き家になっていたとのこと。空き家に浮浪者が入っていたか、周囲で着々と進んでいた「地上げ」上のトラブルなのかだろうとのこと。(つまり、殺人事件が起きてなければ、大火にもならなかったことになる。)

fire焼けた一帯はほとんどが「既存不適格物件」なので、同じ面積の家を建てて住みなおすことは困難だろうとのこと。

さらに、行きつけの有名ラーメン店は1階、2階とも炎上し、無残にも炭化しているとのことで、近隣の別の有名ラーメン店に列ができているそうだ。(タイ料理店の店長の落胆の表情が想像できる)

私の20年物のSEIKOの腕時計の修理を何度か頼んだ時計店も、2階の天井から空が見えるようだ。時計の運命も尽きたようだ。

昭和20年の夏には、東京中、しょっちゅうこういうことがあったのだろう。


さて、高熱状態で朦朧とした状態で恐縮なのだが、「陸山会」というのは「越山会」と、その財産的構造がそっくりだったわけだ。

ただ、確か「越山会」の金庫は、選挙の時には大開放状態になって、金庫番の女帝が袋詰めに追われたとかではなかっただろうか。「陸山会」の方は、かなりケチな感じだ。

では