ピストンエンジンは永遠か!な?

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V.I.N. ②

2006年05月08日 | VIN

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取り返しのつかない事を避けるためにも・・・。

Ⅴ.I.N.の正式な呼称はVehicle Identification Numberでした。

1971年モデルからのハーレーダビッドソンにはエンジンとフレームに同じVINが刻印されています。これはシリアルナンバーと言っても良く、製造されたときの年やモデルを知る事の出来る大切なものです。

リジッドフレームにVIN?

リアサスペンションのない通称リジッドフレームは1959年デビューのデュオグライド以降には存在しないことになっています。そしてショベルヘッドエンジン搭載のリジッドフレームのホトンド全ては、パウコなどの社外フレームか、純正フレームにハードテールキットを溶接したものです。

ケース① 社外フレームにVIN,これはお手軽ショベリジで、日本での登録済みハーレーのフレームだけ交換して、今までのフレームと同じVINを偽造したもの。

ケース② 純正フレームをハードテールキットの使用でリジッド化したもの。VINはそのまま残っている。

ケース①②ともに、比較的安価にチョッパーなどを製作できることから、違法行為ながら10年くらい前からよく行われた手法です。

3年前の違法改造防止法の施行以来、指定整備工場(民間車検)への監査が強化されて、上記のようなインチキなバイクの継続車検が困難になった事実があり、最近そのせいか車検を取れなくなったハーレーの流通があります。

ワタシのところにも、こうしたハーレーの車検の問い合わせや相談がタマにあり、又目撃した事も何回かあります。

「今まで継続車検を取っていたのだから」という理由での救済処置は全く期待できません。ケース②では復旧作業でナントカなるかもしれませんが、ケース①は偽造なのでヘタをすると・・・になりかねません。

善意の第3者なら、説明を受けていなければ返却も相手により可能かもしれませんね。

一番良いのは(手遅れかもしれませんが)、正しい知識を持って臨むことですね。

S4_25  

1971年から1980年までのモデルにはフレームネックに、このような打刻がされています。

リジッドフレームの車体の車検証に、こうしたVINが車体番号として記載されていたら危険信号です。

S3_30

正しい手続きによる職権打刻です。

両端の【玉】は手続きをした都道府県を表しています。つまり埼玉の玉で、埼であると刻印では読めなくなる恐れがあるのでしょう。神奈川だと申になります。

続きます。


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