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自動車等のマフラーの規制について

2008年06月25日 | パブリックコメント関係

昨年来懸案になっていた、騒音規制についての新しいパブリックコメントが募集されています。コチラ

以前は”道路運送車両法施行規則等関係規則(自動車騒音関係)の一部改正に係るパブリックコメントの募集について”でしたから、タイトルも一新して、ズバリ”マフラーの規制”となっております。

以前と大きく変わった内容は、平行輸入車と使用過程車の規制値が新車基準と同一にされる部分が、実情に近づいたことでしょうか。

この背景には、国際基準調和(WP29)という作業が進められていて、騒音関係のみならず、排ガス規制もグローバル化されつつあることです。

携帯電話が”ガラパゴス化”されているとよく言われていますが、自動車やバイクの生産と流通がグローバル化されている現在では、日本国内仕様が諸外国との違いが大きければ、国内ユーザーの受ける不利益も大きくなります。

ですから、国際基準調和はメーカーだけではなく、ユーザーにも朗報だと言えるのではないでしょうか。

ワタシは2輪業界には長く関わっていましたから、騒音問題の根っこが何処にあるかは承知しているつもりですので、法律で根絶(違反車両を)しようとすると、バイク自体が絶滅されてしまう危惧をもっていました。

また、今回の改正案の中にも”遡及”を匂わせています。しかし、規制外のマフラーの製造と流通に関して言及してありますから、関係省庁の決意は固いと想像できます。

ですから、過度のうるさいマフラーから端を発したこの問題からすれば、今回の規制案は妥当と思われ、それでも、前回の規制案から後退したと感じる方からはクレームもでると思います。しかし、本当の原因は法律のみならずモラルを踏みにじった一部の行為によるものですが、類する議論(次元は異なりますが)、携帯電話は子供に有害だから禁止せよ等の理論が出てきてしまいます。

話は違いますが、食品偽装に出てくる社長のパターンはどうして同じようなのか?テレビでみるインタビューの映像でもウソが丸見え!

いずれにせよ、道具はうまく使ってこそ有用なのですから、その時代や世相に合った使い方をしてもらいたいものです。

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