三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「パレスチナ自治政府、指導部「統一」の用意ある ガザ紛争後見据え」

2024年07月03日 | 国家・社会
「AFP」 2024年6月7日 13:55 発信地:バグダッド/イラク 
■パレスチナ自治政府、指導部「統一」の用意ある ガザ紛争後見据え

【写真】イラクの首都バグダッドで同国のフアド・フセイン外相(右)と共同会見を行うパレスチナ自治政府のムハンマド・ムスタファ首相(2024年6月6日撮影)。(c) AHMAD AL-RUBAYE / AFP
【写真】イラクの首都バグダッドで同国のフアド・フセイン外相(写真外)と共同会見を行うパレスチナ自治政府のムハンマド・ムスタファ首相(2024年6月6日撮影)。(c) AHMAD AL-RUBAYE / AFP 

【6月7日 AFP】パレスチナ自治政府のムハンマド・ムスタファ(Mohammed Mustafa)首相は7日、ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)とイスラエルによるガザ紛争の終結後に、パレスチナ自治区の指導部「統一」を再確立する用意があると述べた。
 パレスチナ自治区の指導部は2007年以来分裂しており、マハムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長率いる自治政府の権限はヨルダン川西岸(West Bank)に限定され、ガザ地区はハマスが実効支配している。
 イラクの首都バグダッドで同国のフアド・フセイン(Fuad Hussein)外相と共同会見を開いたムスタファ氏は「われわれはパレスチナ人として(ガザ紛争が終結した)翌日から、パレスチナ人と指導部の団結を回復させる責任を担う用意がある」と述べた。
 さらに同氏は「また(パレスチナ)国家の創設とそれに伴う責任に対しても、十分準備する必要がある」と言い添えた。
 スペイン、アイルランド、ノルウェー、スロベニアはこのほど、パレスチナを国家として正式承認したばかりだ。
 だが、パレスチナ自治政府のガザ地区での影響力が限定的なことや、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相がパレスチナ国家樹立による2国家解決を拒否していることなどから、ガザ紛争終結後の自治政府の役割は不透明だ。
 イスラエル政府内でも、紛争終結後のガザをめぐる計画について意見が割れている。
 米国は3月、パレスチナ自治政府の「再生」でヨルダン川西岸とガザ両方の安定に貢献できるとの見解を示した。しかし、ネタニヤフ氏はこれを否定し、パレスチナ自治政府は「テロリズムへ資金供与している」と非難した。


「AFP」 2024年6月7日 12:12 発信地:ラファ
■バイデン氏のガザ停戦案「口にしただけ」 ハマス幹部

【写真】パレスチナ自治区ガザ地区北部のジャバリア付近で軍事作戦中のイスラエル軍の戦車。同軍提供(2024年5月30日撮影)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部で軍事作戦中のイスラエル軍兵士。同軍提供(2024年5月29日撮影)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army 
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファで、イスラエル軍の爆撃で死亡した子どもの遺体を抱きしめる女性(2024年5月26日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP 【写真】パレスチナ自治区ガザ地区最南部ラファで、イスラエル軍の攻撃から避難するパレスチナ人(2024年5月31日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP 
【写真】ジョー・バイデン米大統領(2024年6月6日撮影)。(c)MIGUEL MEDINA / AFP 
【写真】イスラム組織ハマスの幹部ウサマ・ハムダン氏(中央)。シリアの首都ダマスカスで(2022年10月22日撮影)。(c)Louai Beshara / AFP 

【6月7日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)幹部ウサマ・ダン(Osama Hamdan)氏は6日、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領が公表したパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での停戦案について、「口にしただけ」で、それを約束するいかなる文書もハマス側は受け取っていないと述べた。
 バイデン氏が先週公表した3段階から成る停戦案は、人質全員の解放や、紛争で荒廃したガザのハマスが統治しない形で復興する計画につながる内容だった。
 だが、レバノンの首都ベイルートを拠点とするハムダン氏はAFPの取材に対し、停戦案は「バイデン氏が演説で口にしただけで、(正式に)提案されていない」「今のところ米国からは、バイデン氏が演説で述べた内容を約束するような書面は一切提示されていない」と語った。
 また、5月前半に提示された別の停戦案について、バイデン氏が「イスラエルが拒否したことを隠蔽(いんぺい)しようとしたとも主張した。こちらの停戦案をハマスは承認していた。
 ハムダン氏は、戦闘の終結とイスラエル軍のガザからの完全撤退というハマス側の要求の核心部分を満たす内容であれば、どのような提案でも受け入れる意向を示した。


「中央日報日本語版」 2024.06.07 08:15
■イスラエル、「ハマス本部」と主張して国連学校を爆撃…「少なくとも39人死亡」
 イスラエル軍(IDF)がガザ地区にある国連運営の学校を爆撃し、少なくとも39人が死亡した。IDFはこの学校でパレスチナの武装組織ハマスが活動していたと主張した。

【写真】病院霊安室の前で死亡した親戚を見て悲しむパレスチナ人

 6日(現地時間)のAP通信によると、IDFはガザ地区中部ヌセイラットにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)学校内のハマスの拠点を爆撃したと明らかにした。IDFはテレグラムを通じて「ハマスがここで活動していた」とし「テロ犯が学校の空間でテロを指示する一方、学校を隠れ場所として活用した」と伝えた。
 ハマス系の放送チャンネル「アルアクサTV」は今回の爆撃で少なくとも39人が死亡したと伝え、パレスチナニュース通信社WAFAは32人以上が死亡、数十人が負傷したと伝えた。
 イスラエル軍は爆撃した建物の位置を示すグラフィック資料を公開したが、学校の屋根には「UN」という文字がはっきりと見えたと、AP通信は伝えた。ハマス公報室はIDFがぞっとする虐殺をしたと非難した。
 これに対しIDFは空軍航空機がヌセイラット難民村一帯のUNRWA学校内のハマスの拠点を精密打撃したと主張した。また爆撃の前にテロと関係がない民間人の被害を減らすために複数の措置を取ったと反論した。
 しかしイスラエルがまた人道主義区域を空襲して数十人の死傷者が発生し、戦争犯罪という声が高まる見込みだ。IDFは先月26日にも「ハマスのテロ活動があった」としてガザ地区ラファ難民村を爆撃し、少なくとも45人が死亡、249人が負傷した。国際司法裁判所(ICJ)がラファ攻撃を中断するよう命令した翌日に惨事があり、国際社会の非難は激しかった。常設戦争犯罪裁判所の国際刑事裁判所(ICC)は戦争を率いるイスラエルのネタニヤフ首相に対する逮捕状を請求した。
 国際社会の世論が悪化しているが、イスラエルはハマスを壊滅するとしてガザ地区内の病院・学校・難民村など民間施設への攻撃を続けている。昨年10月の戦争勃発以降、現在までガザ地区では民間人を含む3万6000人以上が死亡したと推算される。イスラエルが避難民が集まる南部ラファだけでなく中部と北部でも攻勢を継続していて、当分は人命被害が続く見通しだ。


「 AFP」 2024年6月6日 16:26 発信地:エルサレム/中東・アフリカ
■イスラエル軍が学校爆撃、37人死亡 ハマスの拠点と主張

【写真】イスラエル軍による爆撃を受けた国連運営の学校。パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラットで(2024年6月6日撮影)。(c)Bashar TALEB / AFP
【写真】イスラエル軍による爆撃を受けた国連運営の学校の惨状を見る国連職員ら。パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラットで(2024年6月6日撮影)。(c)Bashar TALEB / AFP  
【写真】イスラエル軍による爆撃を受けた国連運営の学校。パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラットで(2024年6月6日撮影)。(c)Bashar TALEB / AFP【写真】 

【6月6日 AFP】イスラエル軍は6日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)中部の国連が運営する学校を爆撃したと発表した。学校にはイスラム組織ハマス(Hamas)が拠点を置いていたと主張している。病院当局は爆撃で37人が死亡したと発表した。
 イスラエル軍は「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営するヌセイラット(Nuseirat)の学校に置かれていたハマスの拠点に対し、戦闘機で精密攻撃を実施した」と説明。テロリスト数人が「排除された」としている。
 学校ではハマス戦闘員のほか、昨年10月7日のイスラエル奇襲に参加した、ハマスの特殊部隊「ヌクバ部隊(Nukhba Forces)」に所属する「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の戦闘員が活動していたと説明した。
 ハマスの広報部門は、少なくとも27人が死亡したほか、数十人が負傷し、アルアクサ殉教者病院(Al-Aqsa Martyrs Hospital)に搬送されたと述べた。病院は後刻、死者の数が37人になったと発表している。(c)AFP


「AFP」 2024年6月4日 15:56 発信地:ジュネーブ/スイス
■ガザの建物、55%が全壊か損傷 国連

【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ハンユニスで、イスラエルによる攻撃で破壊された建物の前に設置された市場(2024年5月28日撮影)。(c) Bashar TALEB / AFP
【写真】イスラエルによる攻撃で破壊された、パレスチナ自治区ガザ地区ハンユニスの建物(2024年5月244日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP 
【写真】イスラエルによる攻撃で破壊された、パレスチナ自治区ガザ地区ハンユニスで水をくむ人(2024年5月244日撮影)。(c)Eyad BABA / AFP 

【6月4日 AFP】パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)への侵攻が始まって以来、約8か月間に同地の全建物の約55%が破壊されたか損傷した可能性があることが分かった。国連衛星センター (UNOSAT)が3日、人工衛星画像分析の暫定結果を公開した。
 UNOSATはX(旧ツイッターに、分析から13万7297棟の建物が被害を受けたと投稿した。

 UNOSATは、今年5月3日に撮影された衛星画像と昨年5月、9月、10月15日、11月、今年1月に撮影された画像を比較・分析。「3万6591軒の建物が破壊された」と指摘した。
 さらに「大きく損傷した建物が1万6513棟、一部損傷が4万7368棟、損傷の可能性ありが3万6825軒」とし、被害は「ガザの建物の総数の約55%」に及んでいると説明した。住居の戸数では計13万5142戸が損害を受けたとしている。
 分析結果は暫定的なもので、現地調査により検証されているわけではないという。


「AFP」 2024年6月3日 15:51 発信地:マレ/モルディブ
■モルディブ、イスラエル人の入国禁止へ ガザ紛争に抗議

【写真】モルディブ国旗を掲げる人。首都マレで(2023年11月14日撮影)。(c)Ishara S. KODIKARA / AFP
【写真】モルディブのモハメド・ムイズ大統領。首都マレで(2024年4月22日撮影)。(c)Mohamed Afrah / AFP 
【写真】モルディブの首都マレ(2023年11月15日撮影)。(c)Ishara S. KODIKARA / AFP 
【写真】就任式に臨むモルディブのモハメド・ムイズ大統領。首都マレで(2023年11月17日撮影)。(c)Ishara S. KODIKARA / AFP 

【6月3日】インド洋の島国モルディブのモハメド・ムイズ(Mohamed Muizzu)大統領は2日、イスラエル人の入国を禁止する方針を発表した。パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)での紛争に抗議し、パレスチナ人への連帯を示すためとしている。実施時期など詳細については明らかにしていない。
 大統領府によると、大統領はまた「パレスチナと連帯するモルディブ人」と銘打った全国規模の募金運動も発表した。

 モルディブでは野党や連立与党が、ガザ紛争への抗議としてイスラエル人の入国を禁止するよう、大統領に圧力をかけていた。
 イスラム教国のモルディブは、かつてイスラエル人観光客の入国を禁止していた。1990年代以降はこれを解除し、関係改善の動きもあったが、国交正常化には至っていない。

「中央日報日本語版」 2024.05.28 07:24
■イスラエル首相、ガザ地区空襲で避難民45人が死亡…「悲劇的なミス」
 イスラエル軍がガザ地区最南端の都市ラファの難民村を攻撃し、少なくとも45人が死亡した中、イスラエルのネタニヤフ首相が民間人被害に対して「悲劇的なミスがあった」と認めた。
 日刊紙ハレツなど現地メディアによると、ネタニヤフ首相は27日(現地時間)、クネセト(議会)での演説で、前日、ラファで避難民数十人を死亡させたイスラエル軍の空襲に言及した。
 ネタニヤフ首相は「我々はラファで戦争と関係のない住民100万人を避難させた」として「最善の努力にもかかわらず、昨日ラファで悲劇的なミスがあった」と述べた。また「我々は今回の事件を調査している。それが我々の政策」とし「戦争と関係のない人々が負傷するのは悲劇」と述べた。
 ハマス側のガザ地区保健省とパレスチナ赤新月社などによると、前日、イスラエル軍はラファ西部のタル・アル・スルタン地区の難民キャンプを空襲した。ガザ地区保健省は、この空襲でこれまで女性や老弱者23人を含め、これまで少なくとも45人が死亡し、249人が負傷した。この難民キャンプはイスラエル軍によって人道主義区域に指定されたところだ。
 民間人の人命被害に対する国際社会の批判の世論は沸騰した。特に、国連最高裁判所である国際司法裁判所(ICJ)がラファ攻撃を中止するよう緊急命令を下してから2日後、大規模な民間人の人命被害が発生した点が批判された。
 フォルカー・ターク国連人権高等弁務官は「難民村で撮影された映像は恐ろしく、すでに多くの民間人の命を奪ったイスラエルの戦争方式にいかなる変化もなかったということを証明する」と批判した。アムネスティ・インターナショナルは、イスラエル軍の今回のラファ空襲を戦争犯罪として調査することを国際刑事裁判所(ICC)に求めた。
 国際社会の批判が殺到する中で、イスラエル政府報道官は空襲による火災が民間人死亡の原因である可能性があると主張した。しかしネタニヤフ首相は同日、立場を覆し、避難民の死亡に一定部分イスラエル軍のミスがあったことを認めた。
■ICJ「ラファ攻撃やめろ」命令を無視したイスラエル軍、ガザ中・北部も攻撃
 イスラエル国防軍(IDF)がガザ地区最南端ラファに対する攻撃を中断するよう命じる国際司法裁判所(ICJ)の命令を受けても、これを無視したまま軍事作戦を続けている。
 25日(現地時間)、AFP通信やCNNなどはラファのクウェート病院周辺地域やシャブラ難民キャンプがIDFの攻撃ターゲットになったと伝えた。パレスチナのWAFA通信はこの日、IDFがラファ北部一帯の住宅を空襲し、子どもを含む民間人6人が亡くなり、ラファ中部イブナ難民キャンプでもIDFの空襲で死傷者が出てきたと伝えた。
 IDFはこの日ガザ地区北部も攻撃した。ジャバリヤ近隣の避難所ではイスラエルのドローン(無人機)攻撃で子どもを含めて少なくとも10人が亡くなった。攻撃を目撃したという現地住民はCNNに「子どもたちのためにパンを作っていた男性が自分の娘・息子と一緒に亡くなった」と伝えた。イスラエルは前日もラファとガザ地区中部デイルアルバラなどを攻撃した。
 今回の攻撃はICJがイスラエルにラファへの攻撃中断を命じてからわずか数時間後に再開された。これに先立ち、ICJは24日オランダ・ハーグで開かれた審理で、イスラエルが「集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」違反容疑で提訴された事件に関連し、新たな暫定措置を取る条件が満たされたとし、ラファ攻撃の即時中断を命じた。
 また、人道主義的支援のためにエジプト国境のラファ検問所を開放し、パレスチナ武装組織ハマスが抑留した人質は無条件で即時釈放するよう求めた。
 これは南アフリカ共和国が今年1月、ジェノサイド条約違反を理由にイスラエルをICJに提訴した後、ICJが下した3回目の暫定命令だ。
 ICJの決定に対してアントニオ・グテレス国連事務総長は「拘束力のある決定」と強調した。グテレス氏は「国連憲章とICJの規定に則り、ICJの決定が拘束力があることを想起したい」としながら「当事国がこの命令を守ると信じている」と話した。
 だが、イスラエルは「我々は国際法に則り行動している」と一蹴し、ICJの命令履行を拒否した。イスラエル国家安全保障会議(NSC)と外務省は24日共同声明で「イスラエルはラファ地域からガザ地区パレスチナ民間人に物理的な破壊をもたらすような、生活条件に被害を与えかねないような軍事行動はしなかった」とし「今後もしない」と付け加えた。

◇ハマス「イスラエル軍人を捕虜で捕まえた」主張
 こうした中、26日ハマスの軍事組織アルカッサム旅団はガザ地区北部ジャバリヤの戦闘過程で、イスラエル軍人を捕まえたと主張した。これに対してイスラエルは事実ではないと直ちに否定した。
 ロイター通信によると、アルカッサム旅団のアブー・ウバイダ報道官はこの日アルジャジーラ放送に対してイスラエル軍人を捕虜として捕まえたと主張した。ウバイダ報道官は「我々戦闘隊員がシオニズム軍隊(イスラエル国防軍)をトンネル内に誘い込み、待ち伏せ攻撃で一部は射殺、一部は捕虜として捕まえた」と主張した。
 だがアルカッサム旅団側がイスラエル軍人を捕虜として何人捕まえたのか明らかにしておらず、主張を立証する証拠も提示しなかったとロイターは指摘した。イスラエル国防軍(IDF)は声明を通じて「我が軍人が拉致された事実はない点を明確にする」と明らかにした。
 外信はハマスのイスラエル軍人の生け捕り主張は決裂した休戦交渉が再開される兆しが見える中で出てきたと伝えた。
 この日、ロイターはイスラエル海外情報機関モサドのバルネア長官が米国中央情報局(CIA)のバーンズ局長、カタールのムハンマド首相と会った後、近く会談を再開することにしたと報じた。ロイターは消息筋を引用して「仲裁国のエジプトとカタールが主導し米国が積極的に参加した新しい提案を基に交渉が再開される見通し」と伝えた。イスラエル現地インターネット「メディア・ワラ」などは28日に会談が再開されるだろうと伝えた。
 しかしハマスはイスラエルメディアの報道を否定してロイターに「確定した日はない」と釘をさした。これに先立ち、米国とエジプト、カタールなどが仲裁した休戦交渉はイスラエルとハマス両側が立場の溝を埋めることができず、成果なく終わった。
 一方、ハマスは26日テルアビブをはじめとするイスラエル中部地域を狙って10余発の中長距離ロケットを発射した。IDFの波状攻勢に押されてガザ地区最南端ラファまで追われたハマスが中長距離ロケットを動員して反撃に出たのは昨年12月以降、約6カ月ぶりだ。
 ハマス軍事組織アルカッサム旅団はこの日、テレグラムチャンネルを通じて「シオニズムの民間人大虐殺に対抗してテルアビブなどイスラエル中部を狙った大規模ロケット攻撃を敢行した」と明らかにした。
 実際、この日テルアビブなどではロケット警報が響き、低高度防空網であるアイアンドームが作動した。IDFはハマスのロケットがラファから発射されたと明らかにした。イスラエル側は避難過程で1人が軽傷を負ったこと以外に特別な人命被害はないと伝えた。


2024年5月19日 11:55 発信地:ラファ/パレスチナ自治区
■ガザ最南部ラファから80万人が避難 国連

【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ラファで、水を求めて並ぶ避難民(2024年5月17日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ラファの仮設キャンプで、娘の髪をとかす避難民(2024年5月17日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ラファの仮設キャンプ前の海で泳ぐ避難民(2024年5月17日撮影)。  
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区ラファで、漁をする避難民(2024年5月17日撮影)。 

【5月19日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は18日、イスラエル軍の攻撃がやまないガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)ではこれまでに住民80万人が「避難を余儀なくされた」と明らかにした。
 UNRWAのフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長はX(旧ツイッター)に、「イスラエル軍が5月6日にラファで(限定的な)軍事作戦を開始して以来、80万人が避難を強いられている」と投稿。住民の避難先には水や衛生設備が整っていないと述べた。
 イスラエル軍はこの日、ガザ全域で70か所以上の標的に空爆を実施し、ラファ東部では地上部隊が「的を絞った攻撃」を行ったと発表。イスラム組織ハマス(Hamas)の戦闘員50人を殺害し、数十か所のトンネルの入り口を特定したと明らかにした。


「中央日報日本語版」 2024.05.16 13:49
■イスラエルタンク、国連の車両と知りながらも攻撃…40代職員1人死亡
 国連は15日(現地時間)、ガザ地区で職員1人がイスラエル国防軍タンクによる車両攻撃で死亡したと明らかにした。
 BBCによると、元インド軍将校である国連安全保安局(UNDSS)所属のワイブハヴ・ケールさん(46)が13日、ラファ近郊で国連の車両に乗って病院に向かって移動している途中でイスラエル国防軍のタンク攻撃を受けて亡くなった。他の職員は負傷した。
 国連のファラン・ハク副報道官は「イスラエル国防軍のタンク攻撃に伴う死亡は疑いの余地がない事実」としながら「攻撃を受けた車両には国連の印が鮮明についていた」としてイスラエルを非難した。
 あわせてUNDSSも別途の真相調査委員会を構成して調査に入ったとし、イスラエル側とも接触していると付け加えた。
 国連は、職員はイスラエル当局に事前に通報した動線に沿って移動したと明らかにした。だが、イスラエル国防軍は戦闘地域で発生した事故であり、国連車両の移動に対する事前通報もなかったと主張した。
 22年間のインド軍服務後、先月UNDSSに合流したケール氏はガザ地区が最初勤務地だった。
 国連のグテーレス事務総長は13日に声明を出して「深い悲しみを感じた」とし、遺族に哀悼を表したと明らかにした。
 また、別途の声明を通じて、戦争が始まって以後、カザ地区で国連職員190人以上が死亡したと公開した。
 イスラエル国防軍は先月も国際救助団体「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」所属の職員を攻撃して7人の死亡者を出した。当時、国際的な抗議が相次ぐとイスラエル国防軍は「深刻な事故」として高位将校2人を解任した。
 一方、昨年10月7日に始まったイスラエル・ハマス戦争でこれまで約1200人が死亡して252人が人質として捕まった。ハマス保健省によると、ガザ地区では3万5090人以上が死亡した。


「AFP」 2024年5月14日 10:30 発信地:国連本部/米国
■ガザで国連の国際職員に初の犠牲者 車両に攻撃

【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで破壊された国連車両(2024年3月7日撮影、資料写真)。(c)AFP
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の攻撃によるがれきの前を走行する国連車両(2024年10月31日撮影、資料写真)。(c)SAID KHATIB / AFP 
【写真】パレスチナ自治区ガザ市を走行する国連車両(2024年4月1日撮影、資料写真)。 

【5月14日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で13日、国連(UN)職員が乗っていた車両が攻撃を受け、国際職員1人が死亡、1人が負傷した。国連は、昨年10月のガザでの戦闘開始以降、国際職員が犠牲になったのは初めてだとしている。
 死傷したのは、安全保安局(DSS)の職員。DSSは、世界130か国以上で国連機関・プログラムの安全管理を担っている。殺害された職員の国籍は明らかにされていない。

 ファルハン・ハク(Farhan Haq)国連事務総長副報道官によると、アントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、職員に死傷者が出た事態に「深い悲しみ」を表明するとともに、国連職員へのあらゆる攻撃を非難し、徹底調査を求めた。
 ハク氏は一方で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員を中心に、現地採用されたパレスチナ人職員の犠牲者が約190人に上っている点にも言及した。


「The Hankyoreh」 2024-05-14 09:44
■ラファでの地上戦予告から1週間…パレスチナ人36万人が退避
 国連パレスチナ難民救済事業機関が発表  「行くところがない…休戦なしには安全な場所はない」

【写真】パレスチナの住民たちが13日(現地時間)ラファに予告された爆撃を避けるため急いで荷物をまとめて避難しようとしている=ラファ/AFP・聯合ニュース

 イスラエルの攻撃が差し迫っていると予告されたガザ地区南部のラファから、この1週間で36万人の住民が避難したとみられると国連が明らかにした。
 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は13日(現地時間)、SNSのX(旧ツイッター)を通じて、「1週間前に避難命令が出されてから、36万人もの人たちがラファを脱出した」と明らかにした。UNRWAはさらに「ガザ北部での爆撃とは異なる避難命令によって、さらに多くの移動が生じた。数千人の家族が恐怖を感じている」として、「ここには行くところがない。休戦なしには安全な場所はない」と強調した。
 これに先立ちイスラエル軍は6日、イスラム組織ハマスの壊滅を目標に、ラファでの地上戦を行うことを予告し、住民たちにビラをまいたり携帯電話にショートメッセージなどを送り、指定された人道主義区域である地中海沿いのマワシや南部最大の都市ハンユニスの近くに避難するよう要求した。この日ラファの住民たちは、電話やショートメッセージなどでさらなる避難命令を伝えられ、これを受けてより多くの人たちが避難を準備していると、英国のガーディアンが報じた。ラファにはガザ地区の住民約230万人のうち半分以上にあたる約140万人が住んでいる。
 ガザ地区の保健当局はこの日、過去24時間に死亡者が57人、負傷者が82人増え、昨年10月7日のガザ戦争開始後に死亡した人は3万5091人に達すると発表した。負傷者は7万8827人に上った。アルジャジーラの報道によると、病院や救急車を動かす燃料と輸送労働者の確保が困難で、ガザ地区内の医療システムが「数時間以内に」崩壊する可能性があることを保健当局は懸念しているという。現在のガザ地区内の36の病院と基礎医療センターのうち3分の1だけが復旧しており、これらでさえ医薬品や基礎的な医療用品、燃料や人材が深刻な不足に直面しているとアルジャジーラは報じた。
 一方、イスラエルのヨアブ・ガラント国防相は、米国のアントニー・ブリンケン国務長官と12日夜に電話で会談し、「ラファでハマス残党を狙った『精密な作戦』などをガザ地区内で展開している状況を議論した」と、イスラエル国防省が13日明らかにした。イスラエルは、ラファでの地上戦を行わずには「ハマス掃討」という目標を達成できないとして、地上戦強行を主張しているが、米国などの国際社会は民間人の被害を懸念してイスラエルの侵攻を阻止しようとしている。
キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1140435.html
韓国語原文入力:2024-05-13 22:49


「AFP」 2024年5月13日 20:23 発信地:ラファ/パレスチナ自治区
■イスラエル軍猛攻撃 「地獄」語るラファ避難民

【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の攻撃で立ち上る煙(2024年5月7日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファでがれきの中に立つ男性(2024年5月3日撮影)。 
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファからハンユニスに避難する人々(2024年5月11日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファから避難する人々(2024年5月9日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファからの避難に向けて準備をする人々(2024年5月9日撮影)。 
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、避難民のために食事を作る「ワールドセントラルキッチン」のボランティア(2024年5月3日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファでがれきの前に立つ少年(2024年5月3日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファで、イスラエル軍の攻撃で破壊された建物に集まる人々(2024年5月3日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファでがれきの中に座る男性(2024年4月29日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファのナジャール病院で、イスラエル軍の攻撃で亡くなった親族を悼む人々(2024年5月3日撮影)。 
【写真】パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファから避難するために家財道具をまとめた人(2024年5月11日撮影)。【写真】エジプトとの境界に近いパレスチナ自治区ガザ地区北西部マワシにできた避難民キャンプ(2024年5月9日撮影)。    

【5月13日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)の沿岸部は12日、イスラエル軍によるラファ東部への猛攻撃から逃れてきた人々であふれていた。
 「私たちは地獄のような3日間を耐えた」。ラファ東部から北西部マワシ(Al-Mawasi)地区に逃れてきたムハンマド・ハマドさん(24)は言った。マワシ地区は避難民の流入に対する備えがないと援助団体が警告しているにもかかわらず、イスラエルが退避先だとする「人道地帯」に指定されている。
 イスラエルによると、これまでに退避命令を受けて30万人がラファを脱出した。
 イスラエル軍は国際社会の反対を押し切り、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の最後の拠点を破壊するとして、人口が集中するラファに攻撃の焦点を移しつつある。
 目撃者によるとラファ東部ではここ数日、イスラエル軍による激しい爆撃が実施されている。戦車や地上部隊を送り込み、「限定的な地上作戦」を行っているとされる。
 これまで7か月に及ぶ紛争で、ガザ地区の他の地域のパレスチナ人数十万人がラファに避難したことから、ラファの人口は約140万人に膨れ上がっていた。
 イスラエル軍はラファ東部への攻撃開始時に「朝から(攻撃を知らせる)ビラを配布したが、その直後に猛烈な砲撃と空爆を開始した」とハマドさんは語った。
■死を望むところまで来ている
 AFPカメラマンは、家財道具をトラックに積んでラファを離れる何十世帯もの家族を目撃した。多くが目指しているのはガザ地区南部の中心都市ハンユニス(Khan Yunis)だ。
 イスラエル軍は先週、エジプトとガザを結ぶ検問所のパレスチナ側を占拠・閉鎖。検問所は、ガザ地区への燃料供給のすべてが通過する地点となっている。
 ガザ地区の民間防衛当局者は「ガザ北部の避難民には医療サービスも人道支援も届いていない。(イスラエル軍による)今回の侵攻初期と同様の殺りくと破壊だ」と述べた。
 ある女性は、戦闘から逃れるために家族で7回も移動したと語った。「私たちは死を望むところまで来ている。家族には身体障害者、高齢者、子どもがいる。昼も夜も爆撃がやまないのに、私たちはどこへ行けばいいのか」
 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のボルカー・ターク(Volker Turk)高等弁務官は12日、ラファに対するイスラエル軍の全面攻撃は国際法とも整合性がないと指摘し、「起こしてはならない」と述べる。
「(イスラエルによる)最新の退避命令はラファにいる100万人近い人々に影響を与える。彼らはどこへ行けばいいのか。ガザに安全な場所はない!」 


「The Hankyoreh」 2024-05-14 06:55
■イスラエル、再びガザ北部に進撃…米「ハマスは戻ってくる」撲滅には懐疑的
 「ハマスはイデオロギーであり、社会運動…撲滅は不可能」 
 中東専門家ら、イスラエルのハマス撲滅政策を批判

【写真】12日(現地時間)、ガザ地区北部に対するイスラエルの空爆で、煙が立ち上っている/EP・聯合ニュース

 イスラエル国防軍(IDF)が先月初めに撤退したパレスチナのガザ地区北部に再び進入した。態勢を整えたハマスを撲滅することを理由に掲げているが、非現実的な目標で民間人の被害を増やすだけという批判の声があがっている。
 12日(現地時間)、イスラエル軍はガザ北部の都市ジャバリヤに戦車で進撃した。ロイター通信などがパレスチナ保健省と現地住民の話として報じた。前日の夜から続いた大規模な空爆と地上砲撃で、少なくとも19人が死亡し、数十人がけがをした。ジャバリヤにはガザ地区にある難民キャンプ8カ所のうち最も規模の大きいキャンプがあり、およそ10万人が滞在している。昨年10月7日の戦争開始以来、この日までパレスチナ人の死亡者は3万5千人を越えた。
 前日夜、イスラエル軍のダニエル・ハガリ報道官は記者団に「ジャバリヤでハマスがこの数週間、軍事力を建て直そうとしているのを確認した」とし、「このような試みを阻止するために軍が作戦を行っている」と述べた。さらに「軍がガザ北部にあるザイトゥーン地域でも作戦を行い、その結果、ハマス隊員30人を射殺した」と明らかにした。
 ロイターは、イスラエル軍が初期攻撃の時よりさらに深く進入したものとみられるとし、戦車が町内市場の近くまで入ってきたと報道した。ジャバリヤの住民サイードさん(45)は「彼らは避難民が滞在する学校周辺を含め、どこにでも砲撃を行っている」とし、「戦争が再び始まった」と語った。
 米紙ニューヨーク・タイムズは、ガザ北部でイスラエル軍とハマスが激しい近接戦を繰り広げていると報じた。ザイトゥーンやサブラ地域など北部の民間人住居地でも大規模な爆撃が続いている。これらの地域は、すでにイスラエル軍が数カ月前にハマス撃退を目標に通過した地域だ。12日、ガザ地域でハマスが発射したロケットがイスラエルのアシュケロンに向けて飛んできて空襲警報が鳴ったが、これはガザ内部に依然としてロケットを発射できる兵力が存在することを意味する。
 ニューヨーク・タイムズは米政府関係者の話として、ハマスの最高指導者であるヤヒヤ・シンワル氏をはじめ、他のハマスの隊員たちが、ハンユニスの下に設置されたトンネルから出たことがないと報じた。米国とイスラエルの分析の結果、シンワル氏がイスラエルの人質を盾にイスラエルの攻撃を逃れているということだ。これは、米国がイスラエルのラファ全面攻撃を引き止める理由であり、イスラエルが再びガザ北部に向かう背景でもある。
 アントニー・ブリンケン米国務長官は同日、米CBS放送のインタビューで、ガザ北部と南部都市のハンユニスなどに言及し、「イスラエルがハマスを追い出したガザ地域で、ハマスが再び戻ってきていることが目撃されている」と述べた。さらにイスラエルの「成功」が数多くの民間人被害を出しており、「持続可能ではない」と懸念を示した。特にイスラエルが勝利したところに現れる「空白」が「混乱、無政府状態、やがてハマス(の復帰)で埋められる可能性が高い」と語った。
 軍事専門家たちもやはりハマスの「撲滅」が現実的な目標ではないと警告してきた。ワシントンにあるアラブ湾岸国家研究所のフセイン・イビシ上級研究員は昨年末、CNBC放送で「ハマスは一つのブランドであり、自らをハマスと呼びたがるパレスチナ人がいる限り、ハマスは存在し続けるだろう」と語った。国際対テロ研究所所属のイスラエル国防軍予備役大佐ミリー・アイシン氏も同放送で、ハマス撲滅のためには「人々にハマスの方式がより良い未来をもたらせないことを示さなければならない」と述べた。ハマスの軍事部門を破壊できるかもしれないが、イデオロギーであり社会運動、ガバナンスとしてのハマスをなくすには、アプローチを替える必要があるという指摘だ。
ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/arabafrica/1140354.html
韓国語原文入力:2024-05-13 19:36


「AFP」 2024年5月12日 15:36 発信地:ラファ/パレスチナ自治区

■イスラエル、ラファ住民に避難命令拡大 中部では医師2人死亡


【写真】パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラで、負傷した子どもをアルアクサ病院に担ぎ込む男性(2024年5月11日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラのアルアクサ病院で、親族を待つ少年(2024年5月11日撮影)。
【写真】パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラのアルアクサ病院の外で、イスラエル軍の爆撃で負傷した子どもの死亡が確認され、嘆く女性たち(2024年5月11日撮影)。【写真】 パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラのアルアクサ病院に搬送された負傷者(2024年5月11日撮影)。 
【写真】パレスチナ自治区ガザ中部デイルアルバラのアルアクサ病院の外で、イスラエル軍の爆撃で子どもを亡くし倒れ込む女性(2024年5月11日撮影)。  

【5月12日 AFP】イスラエルは12日、パレスチナ自治区ガザ(Gaza Strip)南部ラファ(Rafah)の住民に対する避難命令の対象範囲を拡大した。一方、ガザの民間防衛当局は同日、中部デイルアルバラ(Deir el-Balah)で医師2人が殺害されたと発表した。
 目撃者によると、イスラエル軍は11日、エジプトと接するラファも攻撃した。
 イスラエル軍は今週、国際的な批判を無視してラファ東部に侵攻。援助物資を搬入する上で重要な検問所を事実上閉鎖した。
 イスラエルによると、これまでに避難命令を受けて30万人がラファを脱出した。避難命令の対象範囲はラファ東部へ拡大され、住民は水タンクやマットレスなどの荷物を車に積み上げ、退避の準備をした。
 住民はラファ北西マワシ(Al-Mawasi)地区にある「人道地帯」に退避するよう通告されている。
 イスラム組織ハマス(Hamas)は、イスラエルは「ラファの侵攻対象を市中心部と西部の新たな地区に拡大している」と非難した。
 国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は12日、クウェートで開催された国際会議でビデオ演説し、「即時の人道的停戦、無条件での人質全員の解放、人道援助の即時拡大」を改めて呼びかけた。


「AFP」 2024年5月10日 17:23 発信地:パレスチナ自治区
■ガザ停戦交渉、ボールは「完全に」イスラエルの手に ハマス主張

【写真】イスラエルの爆撃を受けて立ち上る黒煙。パレスチナ自治区ガザ地区ラファで(2024年5月6日撮影)。
【写真】イスラエルによる爆撃が続く中、再度の避難に向けて準備を進める避難民。パレスチナ自治区ガザ地区ラファで(2024年5月9日撮影)。 
【写真】イスラエルによる爆撃が続く中、パレスチナ自治区ガザ地区ラファから移動する避難民(2024年5月7日撮影)。
【写真】イスラエルによる爆撃が続く中、避難の準備を進める住民。パレスチナ自治区ガザ地区ラファで(2024年5月10日撮影)。  

【5月10日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)は10日朝、同組織の代表団がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での戦闘休止をめぐる交渉が行われていたエジプトの首都カイロを離れカタールの首都ドーハに向かったと明らかにし、交渉のボールは今、「完全に」イスラエルの手にあると述べた。
 ハマスは他のパレスチナ武装組織に向けたメッセージで、「占領軍(イスラエル)は、仲介国が提示した休戦案を拒絶し、いくつかの重要な問題に異議を唱えた」が、ハマス側はこの休戦案を支持しているとし、「したがって、ボールは今、完全に占領軍(イスラエル)の手にある」と主張した。
 エジプト政府系のアルアカヘラ・ニュースは9日、ガザでの7か月に及ぶ戦闘の休止を目的とした2日間の交渉後、イスラエルとハマス双方の代表団がカイロを離れたと報じていた。
 ハマスは6日、仲介国が提示した停戦案を受け入れると表明した。ハマスによれば、休戦案はイスラエル軍のガザからの撤退、パレスチナ人避難民の帰還、イスラエル人人質とパレスチナ人囚人の交換が含まれ、恒久的な休戦を目指す内容となっていた。
 一方、イスラエル首相府は同日、「イスラエル側の本質的な要求からは程遠い」が、交渉団をカイロに派遣すると述べていた。
 イスラエルは、ハマスを完全に解体しなければならないとの主張を崩しておらず、恒久的な休戦案に難色を示している。


「AFP」 2024年3月1日 9:08 発信地:パレスチナ自治区/パレスチナ自治区
■イスラエル軍が食料支援に殺到した住民に発砲、100人超死亡 ガザ保健当局

【写真】パレスチナ自治区ガザ市で、支援物資を積んだトラックの周囲に集まったガザ住民とされる人々。イスラエル軍提供の動画より(2024年2月29日公開)。(c)AFP PHOTO / Handout / Israeli Army
【写真】パレスチナ自治区北部で、支援物資を積んだトラックに殺到した群衆にイスラエル軍が発砲したとされる出来事で負傷し、病院で治療を受けるパレスチナ人(2024年2月29日撮影)
【写真】パレスチナ自治区ガザ市で、支援物資を積んだトラックに殺到した群衆にイスラエル軍が発砲したとされる出来事で負傷した人を搬送する人々(2024年2月29日撮影)。 【写真】パレスチナ自治区北部で、支援物資を積んだトラックに殺到した群衆にイスラエル軍が発砲したとされる出来事で負傷し、病院で横たわるパレスチナ人(2024年2月29日撮影)。  

【3月1日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の保健当局は2月29日、ガザ市で食料支援に殺到した住民にイスラエル軍が発砲し、100人以上が死亡したと発表した。
 ガザ保健当局は、死者112人、負傷者750人以上に上る「大虐殺」だと非難した。
 一方、イスラエル軍は、必死になったガザ住民が支援物資を積んだトラック38台を取り囲んで「群衆事故」が起き、トラックにひかれるなどして、数十人の死傷者が出たと発表した。
 ただし、あるイスラエル関係者は、同軍が群衆に「脅威を感じた」ため群衆に発砲したと認めた。
 夜明け前に起きたこの事態をめぐっては情報が錯綜(さくそう)している。
 匿名で取材に応じた目撃者によれば、ガザ市西部のナブルシ(Nabulsi)環状交差点で、群衆数千人が支援物資を積んだトラックに殺到。戦車に「近づきすぎたために」、イスラエル兵が群衆に向けて発砲したと語った。
 イスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は、同軍はトラックを待ち受けていた群衆を解散させるため「数発の威嚇射撃」を行ったと説明。群衆が増えすぎたためトラックの車列が後退しようとしたところ、「不幸な事故でガザ住民数十人が死傷した」と語った。
 イスラエル軍が公開した空撮画像には、ガザ住民とされる大勢の人がトラックを取り囲む場面が写っている。
(c)AFP/Adel Zaanoun and Robbie Corey-Boulet in Jerusalem
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