三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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「腕を切られたインド人を放置して死亡に至らせた雇い主…怒りが沸き上がるイタリア」

2024年07月04日 | 国家・社会
「中央日報日本語版」 2024.07.03 08:57
■腕を切られたインド人を放置して死亡に至らせた雇い主…怒りが沸き上がるイタリア
 腕を切られたインド人移住労働者を放置して死亡に至らせた雇い主が逮捕された。

【写真】亡くなった移住労働者を追悼し、移住労働者の労働環境の改善を求めるデモ現場
 
 2日(現地時間)、イタリアの日刊紙コリエーレ・デラ・セラによると、警察はイタリア・ローマ南部のラティーナ地域にある農場社長アントネロ・ロバート(38)氏に対し、過失致死容疑で逮捕令状を執行した後、留置場に入った。
 ラティーナ検察は声明を通じて亡くなったインド人移住労働者サナム・シン(31)さんの死因が過多出血と確認されたとし、「シンさんが直ちに助けられたとすれば命を救うことができただろう」と明らかにした。
 逮捕令状を発行した判事は「被疑者(ロバート氏)は自分の行動がもたらす可能性のある結果を意図的に無視した」とし「人間の生命を軽視した非人間的な行為」と指摘した。
 ラツィオ・インド人共同体のグルムック・シン会長は「私たちはこの知らせを待っていた」とし、「事故は起こり得るが、医療支援を要請しなかったことは容認できない」と糾弾した。
 シンさんは先月17日、ロバート氏の農場で作業中に農機具にシャツが吸い込まれる事故で腕が切断され、下半身にも致命的な傷を負った。しかし、雇用主のロバート氏はシンさんを病院に連れて行かなかった。
 ロバート氏は助けを求めるシンさんの妻に「見込みがない」と繰り返し、シンさんとシンさんの妻、そして切断された腕が入った果物箱を貨物車に積んだ後、家の近くに捨てて消えた。
 シンさんは遅れてローマのサン・カルロ・ポルラリーニ病院に搬送され、数回にわたって手術を受けたが、結局死亡した。
 この事件はイタリア全土に衝撃と怒りを与えた。
 先月22日と26日、ラティーナでは亡くなったシンさんを追悼し、移住労働者の勤労環境の改善を求めるデモが相次いで開かれた。
 第2野党の五つ星運動(M5S)の代表を務めるジュゼッペ・コンテ元首相は、ジョルジャ・メローニ首相に移住民労働者に対する残忍な搾取を根絶するための対策作りに乗り出すことを促した。
 ラティーナ検察は事故が発生した農場をはじめ、この地域で働く移住労働者の勤労条件も調査中だと明らかにした。
 労働者搾取で悪名高いラティーナ地域にはアジア出身が主に雇用されている。彼らのほとんどは悪質な雇用主やマフィアと結託した中間紹介業者の悪巧みで、法で保障された恩恵や賃金を受け取れないまま劣悪な環境で生活している。
 イタリア最大の労組である労働総同盟(CGIL)は農業分野の季節労働者の4分の1を超える23万人が合法的な勤労契約書なしに働いていると推算する。
 インドから3年前、妻と一緒にイタリアに来たシンさんも合法的な勤労契約書なしに1時間当たり4ユーロ(約700円)で働いたとイタリアのアンサ(ANSA)通信は伝えた。


「AFP」 2024年7月3日 9:50 発信地:ローマ/イタリア
■腕切断のインド人労働者遺棄致死 雇用主を殺人容疑で逮捕   伊

【写真】イタリア・ラティーナで、サトナム・シンさんが雇用主に遺棄されて死亡した事件を受け、農業労働者組合と共に抗議デモを行うインド人(2024年6月26日撮影)。(c)Tiziana FABI / AFP
【写真】イタリア・ラティーナで、サトナム・シンさんが雇用主に遺棄されて死亡した事件を受け、農業労働者組合と共に抗議デモを行うインド人コミュニティーの指導者(中央、2024年6月25日撮影)。(c)Tiziana FABI / AFP 

【7月3日 AFP】イタリア警察は2日、インド人出稼ぎ労働者が農作業中の事故で腕を切断され、両脚を押しつぶされた後、道路脇に遺棄されて死亡した事件で、雇用主を第2級殺人容疑で逮捕した。
 サトナム・シンさん(31)が働いていたのは、インド人労働者が集住するローマ南郊の農村地帯ラティーナ(Latina)県にある農場。労働許可証は持っていなかった。
 シンさんは、作業中に機械で腕を切断され、両脚を押しつぶされた。シンさんの妻を支援している労働組合によれば、その後、雇用主のアントネッロ・ロバート容疑者はシンさんと妻を、切断された腕と一緒に容器に入れて道路脇に捨てたという。
 ラティーナ県の検察は検視結果を引用し、シンさんの死因は「出血多量」と説明。「状態は深刻で、すぐに助ける必要があったのは明らか」で「直ちに救護されていれば、助かっていた可能性が高い」と指摘。農場での労働環境について捜査を続けるとしている。
 農業の労働条件を分析している「Osservatorio Placido Rizzotto」によると、ラティーナ県の不法就労者の日給は平均20ユーロ(約3500円)で、14時間労働しているケースもある。
 財務警察によれば、2023年1月から2024年6月までに確認された不法就労者は約6万人に上る。
 しかし、イタリア最大の労働組合CGILは、全国の季節農業労働者の4分の1以上に当たる23万人が不法就労者だと推定している。


「AFP」  2024年6月20日 14:45 発信地:ローマ/イタリア
■農作業中に腕切断、そのまま遺棄されたインド人労働者死亡 イタリア

【写真】イタリアの農場(2020年10月6日撮影、資料写真)。(c)Piero CRUCIATTI / AFP

【6月20日 AFP】イタリアで19日、農作業中の事故で腕を切断し、そのまま道路脇に遺棄されたインド人出稼ぎ労働者が死亡した。
 サトナム・シンさんは、インド人労働者が集住するローマ南郊の農村地帯ラティーナ(Latina)県にある農場で働いていた。
 イタリアの労働組合、農業・食品産業労働者連盟(FLAI-CGIL)によると、シンさんは17日、干し草を刈っている最中に機械で腕を切断されたが、「雇い主は助けるどころか、シンさんの自宅近くにごみのように捨てた」。FLAI-CGILはまるで「ホラー映画」だと非難した。シンさんは30歳か31歳で、労働許可証を持たずに働いていたという。
 マリーナエルビーラ・カルデローネ(Marina Elvira Calderone)労働・社会政策相は議会で「ラティーナの農村部で深刻な事故に遭い、重体の状態で遺棄されたインド人の農場労働者が死亡した」と報告。「まさに野蛮な行為」について当局が捜査中だと述べ、責任者の処罰を望むと表明した。
 現地警察によると、シンさんの妻と友人からの通報を受け、救急用航空機を派遣してローマの病院に搬送したが、シンさんは19日正午ごろに死亡した。
 ラティーナの農村地帯は、労働者の搾取で悪名高い。中道左派・民主党は、シンさんに対する扱いを「文明の敗北」と非難した。
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