ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




Log20120131 新年おめでとうと言う気にはなれないお正月が終りました。
新年を迎えた私の焦点は1月8日に開催された小出裕章さんの講演会@甲府市でした。1月14日にはネット配信も始まり、小出裕章さん甲府講演の録画配信、1月14日開始 の続報を書き Youtube も確認しましたが、30日深夜で既に 27,000 を越えています。

行政がどのようなメッセージを発信するか気にかけていた全国学校給食週間は1月24日~30日で終りましたが、特に記すこともありません。甲府市が「平成23年度中学校給食メニュー」の 「平成24年1月分」を掲載した記事で、『今は食べるものに困らない時代ですが、給食を通して食べ物に関心を持ち、食べ物ができるまでには自然の恵みや多くの人々の働きがあることを考えていただけたらと思います。』 と記されているのを確認した程度です。「食べるものに困らない」のは恵まれた生活をしている大人の話、子供たちに何を食べさせるべきかお母さん達が悩まねばならない時代になったことを、私は認識しています。
内部被曝の影響(放射線感受性)は30歳が平均で年齢が高くなれば影響は少なくなるとの話を聞きました。講演後に読んだ「原発のウソ」92ページにもその事が書かれています。Youtube の講演録画では1時間9分過ぎあたりです。子供たちの感受性がどれほど大きいか、その点だけは確認しておくことが大切だと思います。「子どもは宝」とは甲府市のモットーです、教育委員会の皆さんが一番よくご存じのはず。

アクセスが多かったのは確定申告に関する情報かと思います。納税に関しては今はネットをちょっと検索するだけで分かることですが、甲府地方合同庁舎についての情報は探し出すのがなかなか困難でした。公開されています、しかし、ジグソーパズルみたいなものです。
それに引き換え、米倉山のメガソーラー情報は手に入りやすく、さすがに横内正明山梨県知事が熱心に進めるプロジェクトの情報公開はしっかりしていると感じながら記事を書きました。

小出さんの講演の直後に、2012.01.09 福島第一原発4号機の問題とデータ公開の意味 を書いたのですが、1月3日のセシウム増加について政府から公式見解が出たのかどうかは私は確認していません。最近はなんか面倒くさいというか、調べるだけ時間の無駄という気がしています。

大型で複雑なジグソーパズルも全体像が分かっているなら組み上げることは出来ると思いますが、行政情報には見つからないピースが結構あるような気がします。というより分かっている人には分かっているものらしく、情報を握るものが権力を握ると昔から言われることはICT時代だからこそ一層際立っているように感じています。見えない情報から全体を観る力を養うことは大切なのだといつも思っています。

幸か不幸か私は既に放射線感受性が低い年代に入っていますから、「食べて応援」などと上から目線のキャッチフレーズに関係なく、なんでも食べて子供たちには安全なものを与えられるようにしたいと思っている今日この頃です。
そうやって放射能を蓄積した結果、昔みた映画のゴジラのように、口から放射線を吐いて原子力村とそれに同調する連中に天誅を加えられる能力が与えられるなら言う事なしです・・・・

ちょっと補足しておきたい事がありました。明野処分場の再稼働に関する問題です。
この件は私には苦手な環境問題なのでブログには書かなかったのですが、漏水検知システムが異常を知らせた原因について、山梨大学工学部電気電子システム工学科の坂野 斎 (BANNO Itsuki) 助教から、事業団の説明は科学的では無いとの意見書が提出されていたが、取り上げられなかったという話です。原発震災に至ったプロセスにも同様なことが繰り返されたと私は考えています。山梨県の明野処分場で原子力村の過ちが繰り返されることは避けねばならない。山梨県環境整備事業団ホームページに、この意見書についても掲載されているかどうかすぐには分からないのですが、県民に対してはジグソーパズルではない情報提供を横内知事にはお願いしたいと思います。



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