2024年8月17日 12時00分
台風襲来で途方に暮れた外国人たち…増えつづけるインバウンドに災害情報をどう伝えればいいのか?(東京新聞)
非常に強い勢力の台風7号が関東に接近した16日、各地で公共交通機関がストップした。駅には立ち往生する外国人の姿も。増え続けるインバウンド(訪日客)や在日外国人は、災害情報をどう得ているのか。必要な支援を考えた。
【東京新聞の記事から引用しておきます】
◆新幹線止まると知ってたけど、大阪には行けると思ってた/ ◆インバウンドも在日外国人も過去最多を更新/ この後に次のメッセージ・・・
◆「災害のリスク、観光地の魅力と一緒に伝えるべき」
災害時に外国人住民の要望に応じるため、「災害時多言語支援センター」を開設する態勢を整えている自治体は多い。
台風7号の接近に伴い、15日にセンターを立ち上げた千葉県は英語、中国語などの12言語で、外国人の相談や市町村の通訳の依頼に応じる。5年前の台風19号では、外国人住民への対応に苦慮したという。担当者は「行政の発表事項は全て日本語。災害情報に加え、避難所の状況や経路も外国人に分かりにくかった」と話す。
災害時の外国人の支援に必要な視点は何か。三重大の川口淳教授(地域防災学)は、在日外国人以上に、インバウンドへの支援が遅れているとの認識を示し、「災害のリスクと観光地の魅力は一体的に知らせるべきだ」と説く。
訪日外国人は能動的に災害情報を得る必要に迫られている。「災害・交通情報を把握できる、外国人向けの多言語ポータルサイトを国の責任でつくれないか。携帯電話の位置情報を活用し、避難に必要な情報が個人に届く仕組みも望ましい」と述べた。
2024年08月17日 12時38分
台風7号離れつつあるも 土砂災害など警戒を(NHK宮城)
気象庁によりますと、非常に強い台風7号は、17日午前9時には福島県いわき市の東280キロの海上を1時間に20キロの速さで東北東へ進んでいます。
台風は、関東や東北から離れつつありますが、明け方にかけて福島県を中心に雨が強まり、▽二本松市では17日午前9時までの24時間に平年の8月1か月分に匹敵する141点5ミリの雨が降りました。
福島県ではこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあります。
福島県内で発表されていた土砂災害警戒情報はすべて解除されましたが仙台管区気象台は、福島県を中心に17日夕方までは、土砂災害に警戒するとともに低い土地の浸水や川の増水に警戒するよう呼びかけています。
また、太平洋側の海上では、北よりの強い風が吹き、大しけの状態が続く見込みで、高波にも警戒してください。
2024年8月17日 07時22分
東北・秋田・山形新幹線 17日は始発から通常通り運転(NHK宮城)
東北・秋田・山形の各新幹線は、17日、始発からすべて通常通り運転しています。
在来線は福島県のJR磐越東線が小野新町駅といわき駅の間の上下線で、午後1時ごろまで運転を見合わせているほか、郡山駅と小野新町駅の間の上下線で、設備などの点検のため一部の列車の運転を見合わせているということです。
また、東北本線は福島駅と郡山駅の間の上下線で正午ごろまで運転を見合わせるということです。
このほかの路線では始発から通常どおりの運転が予定されていますが、JRは遅れや運休が発生する可能性もあるとして、最新の情報を確認するよう呼びかけています。
空の便はトキエアが午前7時35分の新潟発仙台行きの便と午前8時50分の仙台発新潟行きの便の2便が欠航になりましたが、仙台空港のそのほかの便は通常通りの運航される予定です。
福島空港も通常通りの運航が予定されています。