ICT工夫
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【2011.10.29 追記】 まず環境省のサイトを確認しました。
東日本大震災への対応 が関連情報のトップページですが、「各種災害時マニュアル等」-「災害廃棄物の処理一般について」 という項目の中に、災害廃棄物の広域処理の推進について(改定)(ガイドライン) [PDF:725KB](平成23年10月11日) があります。(PDFファイルとしては10月14日に作成されて10月20日に更新されているようです)

 このガイドラインの前には、一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて [PDF:883KB](平成23年6月28日) が出ています。私が既にダウンロードしてあるものと、今アップロードされているファイルは6月29日作成の同じものです。
今回の震災瓦礫受入れ要請のアンケートは、このガイドラインによるものと思えますし、アンケートと一緒にこのファイルも配付されていると思います。

ガイドラインで言及されている 平成23年6月23日「福島県内の災害廃棄物の処理の方針」 は6月28日ファイルの中に「別添資料」として含まれています。その他、このファイルには安全に関する考え方の資料が含まれています。

もうひとつ、「震災廃棄物対策指針」 は平成10年10月に制定されたもので、阪神淡路大震災の経験を踏まえて「震災時の相互協力体制の整備」について冒頭に書かれています。今回の原発震災の影響を受けた震災廃棄物の処理もこの延長上にあることは確かでしょう。
「セシウム 8,000 Bq/kg」 というのがキーワードになっているようです。これについては私が信頼感をもって読むことが出来るサイトのひとつ、「3.11東日本大震災後の日本」で、8/18 福島原発から大量にまき散らされたセシウムなどの再循環の現況と課題 の記事が参考になります。
大事な事は放射性セシウムは煮ても焼いても所定の時間が経たない限りは無くならないということでしょう。ゴミ焼却炉の煙突にフィルターがあるなら、そのフィルターは高濃度の放射性廃棄物になるだろうと思います。

大阪府-「災害廃棄物の処理指針に係る検討会議」について から、「第二回(平成23年10月24日(月曜日)午後1時から)検討会議」- 第二回 議事概要 [PDFファイル/112KB] には、『●事務局から、国が8,000Bq/kgの焼却灰を安全に埋め立てられるとした算出根拠について説明があった。また、国の線量限度の考え方やICRP の1mSv/年、文部科学省の300μSv/年、クリアランスの10μSv/年の根拠資料の説明があった。』 との記載があります。このページには多数の資料PDFファイルがあります。大阪府はこのような会議をもって検討している事が分かりました。

国としては災害廃棄物の広域協力処理という方向づけが出来ている。その中で今次大戦の廃棄物をどう扱うか、それは環境省が市町村にアンケートしたことだから県庁は関係無いと考える事は出来ないものなのですね。その時に放射性廃棄物をどうするか、その地域広域性を考えて行動できるかどうかに、行政の資質が見えているということも、今回はっきりしました。
大阪府以外の46都道府県がどのように取り組んでいるか、それはネットから見る事ができるでしょう。時間があれば次の記事にしますが、もう年末が近い・・・

今日のところは以上です。PDFファイルの中味を全て読み込む時間は無いし、読んでも私には理解できないでしょう、なにしろ環境問題、ごみ処理問題は甲府市ごみ袋有料化の説明(市外からの持ち込みを防ぐ)に呆れて以来トラウマです。


2011.08.16 給食の放射能汚染は大丈夫ですか、全給連? の記事に、山梨県各自治体で震災瓦礫の処分を受入れるかどうかという問題に関するコメントを多数いただきました。
私も関心が無かったわけではありませんが、時間が無くて何も調べていません。とりあえずブログ記事をセットして後日更新していく予定です。上記記事に戴いたコメントを整理してご紹介しながら、今後のこのテーマのコメントはこの記事でお受けして私も勉強させていただきます。

ぽむさんのブログからこれまでの3編を拝見しました。【私のコメント投稿  | 2011.10.22  から転載】
2011-08-08 放射能問題
2011-10-07 放射能問題②
 私は航空機によるモニタリングについて検索した時に、このページは拝見しています。特に色分けについて指摘された事に同感した事を覚えています。
そして山梨地元にお住まいの方が放射能問題についてブログで発信されておられることに、なんだかホッとしたのです。
街なかの話の中では皆さんからお話を伺えるのは私も経験しています。皆さんが強い関心を持っておられます。でも時間や方法の制約もあるので文字にしてまとめて発信される方は少ないと感じています。
私のブログにコメントくださるお一人は同じ想いの何十人もの方々の中のお一人だと思っています。
2011-10-22 放射能問題③ 山梨県のこと
 とても参考になります。多数の記事をつまみ食いで走り読みの私は頭の中が混乱していますので、整理された記事はありがたいです。
「こうしておかないと分らなくなりそうです」 とお書きになるのが、まさにその通りだと私も思っているのです。ありがとうございました。

文部科学省(米国エネルギー省との共同を含む)による航空機モニタリング結果、山梨県の結果発表は10月28日~月末?



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