ICT工夫
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11月16日には「甲府ワイズメンズクラブ」の「エイズ文化フォーラムin山梨」のホームページが更新されています。「第2回エイズ文化フォーラムin山梨 10代の意見」が掲載されています。ご一読をお勧めします。(この部分は16日夕方に追記しました)


Hiv081161 2008年11月15日、第2回エイズ文化フォーラム in 山梨に参加できました。先日の記事を書いた時には関連サイトの記事をきちんと読んでいなかった私も、国立国際医療センターの本田美和子氏のお話で基本的なことがしっかり理解できたと思います。

山梨県中北保健所所長の古屋好美氏からは甲府市や山梨県の状況が説明されました。人口比で患者数が多いということも確認できました。

バーンロムサイのボランティアスタッフだった大橋春子氏のお話から大変感銘を受けました。実はこのイベントの広報記事を確認していても「バーンロムサイ」については調べようとしなかったのです、よくあるNPOだろう程度に思って・・・(^_^;)

パネルディスカッションでは甲府南高校、山梨英和大学付属高校、そして山梨県立大学から3人が参加されました。私が高校生だった頃を考えるとずいぶんしっかりしていると感心しました。

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Hiv081163 私はエイズから自分を守るという点については理解できたと思いましたが、HIV感染者と我々、社会がどのように「共生」できるのかという問題が未だ理解できていません。

エイズが発生した当初は、図の1-3で終わっていた、2008年の現在は「一度感染したら治らない」けれど「きちんと治療すれば死ぬ病気ではなくなった」という状況にある、しかしその薬品代は実費で1か月20万円、それが生涯続くとして一人あたり1億円になる。健康保険を使った自己負担分は障害者手帳により自治体が補助してくれるという制度もあるそうですが、これは大変な社会的経費になるわけです。自分の人生を守るだけじゃなく、HIVに感染しないように「自分を守る」ことの大きな意味があります。

質問時間の時に、「共生」という問題についてお尋ねしてみました。HIV感染者と我々はどのように接すればよいのか、例えばそういう子供が遊んでいる時に転んで膝を擦りむいたら、傍にいる人はどうするのか。本田さんからはエイズ患者の血が自分の手に落ちても気にしない、しかしその手に傷があれば感染してしまうということが基本だという意味のお答えをいただきました。

子供達の世話を続けてこられた大橋春子さんからはイベントが終わってから私に直接ご説明もあり、とてもありがたく思いました。

会場でいただいたパンフレット 「話し合おうエイズ~予防と共生のための基礎知識」 監修:(財)エイズ予防財団  について帰宅してからインターネットで探しました。
◇ まず「エイズ予防情報ネット」から基本的なリンク集
◇ このパンフは版元のページの二番目にあります。いくつかのページを見ていくと、このパンフレットは自治体の配布資料になっているようで、PDFファイルなどで公開はされていないと思えます。それで同様な内容の記事を探しました。
◇ 勘働きで日本学校保健会からヒットしたのが、エイズ教育パンフレットおよび手引き
「エイズを正しく理解しよう!」(中学生用エイズ教育教材)
「エイズを正しく理解しよう!」(高校生用エイズ教育教材)
この2ページでパンフレットの内容はほぼカバーされています。「共生」の為に全ての人が理解すべきことは、「こんなことではうつりません」という正確な情報だと私は考えています。だから中高校生用のパンフだからと馬鹿にしないで欲しい、配付を限定しないで欲しい、誰でもこのような情報にすぐにアクセスできるような公開方法を考えて欲しい、全ての国民が共有すべき情報だと思います。あれ?知らなかったのは私だけか・・・(^_^;)

今日の収穫はあと二つあります。それは後の記事にします。「バーンロムサイ」から見たこと2つを書きます。



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