2008年05月09日の山梨日日新聞が甲府市、甲府商工会議所、甲府中心街に位置する山梨中央銀行、大型店、商店街が出資して「まちづくり甲府」(仮称)が設立されると報じました。
中心市街地の活性化に関する法律の第15条による「まちづくり会社」としては過去の中心市街地活性化事業(TMOプロジェクト)で設立された「甲府中央まちづくり(株)」が「甲府市中心市街地活性化協議会 構成員」になっていました。法の趣旨からいえば、新規の会社は甲府中央まちづくり(株)の継承会社ということになるのだと思います。さもないと中心市街地活性化協議会そのものが存在しなかったことになりかねないような法の規程と思えます。
しかし「協議会を組織することができる」という条文ですから、甲府市中心市街地活性化協議会は法に関係なく存在した、新会社は協議会とは全く無関係に今後の活動の為に新規に設立されるものと理解することもできそうです、法律の解釈は難しいです(^_^;)
会社法関係のことは未だ良く知らないのですが、『LLCは2006年施行の新会社法で認められた会社形態。株式会社に比べて設立登記にかかる経費が安い上、決算公告や役員任期に関する規定がなく、ランニングコストが抑えられるメリットがある。』と山梨日日新聞に書かれていましたので決算公告の規定が無いと言う点が少し気になりました。現在の甲府中央まちづくり(株)について調べてみた時には情報が見つからず「中心市街地活性化協議会」の記事ではリンクせずに済ませました。ちなみにNPO法では公告が必要な時は官報に掲載するように法改定されています。私がサポートするNPOさんにはこれに即して定款の公告条項を改訂して戴いたのでした。