樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

ウソつきな鳥

2018年12月13日 | 野鳥
最近読んだ本に、ウソをつく鳥のことが書いてありました。しかも、身近なシジュウカラの事例。
シジュウカラは、ハイタカなど天敵が現れると「ジージー」という警戒音を発して仲間に知らせます。その声を聞いた仲間は飛び去って、捕食を免れます。



ところが、餌が少ししかないときやおいしい餌があるときは、この習性を利用して、ハイタカが現れたわけでもないのに警戒音を発して仲間を追い払い、餌を独り占めするというのです。
そういえば、小鳥の群れを観察しているとき、こちらが驚かせていないのにバタバタと飛び去ることがあります。鳥がウソをつくというのは、面白い発見です。
カササギの事例も紹介してあります。この鳥は一夫一妻制で、オスは自分のなわばりに侵入する他のオスやメスを追い払うのですが、つがい相手のメスが見ていないときや自分の声が届かない所では、侵入してきたメスにプロポーズするそうです。
自分の子孫を少しでも多く残そうというDNAの仕業でしょうが、人間の浮気に似ていて面白いですね。
私はカササギのようなことをしたことはありませんが、シジュウカラのようなウソをついた覚えはあります(笑)。
コメント (2)
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