樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

メダカの学校

2013年12月09日 | その他
一昨日の土曜日、約30人の聴衆の前で「冬の野鳥と樹木の楽しみ方」というテーマで1時間ほど話をしてきました。子ども相手に鳥の話をしたことはありますが、大人対象の勉強会は初めて。きっかけは当ブログです。
1カ月ほど前、京都の真如堂というお寺の塔頭・吉祥院のご住職から、コメントとしてそういう問い合わせをいただいたので、メールでやりとりした後、実際にお会いして具体的な話を聞いてきました。
このお寺では18年前から「メダカの学校」という名前で、毎月「写経+勉強会」を催されているとのこと。たまたま私のブログをご覧になって、光栄なことに、自然観察に関する勉強会の講師に選んでいただいたのです。
ご住職自身も樹木に詳しく、前回の記事でご紹介したセイヨウボダイジュを境内に植えたり、インドボダイジュを屋内で育てておられました。
最初は尻込みしていましたが、「誰が生徒か先生か…という気楽な勉強会です。だからメダカの学校なんです」と言われて引き受けることにしました。


ご住職にいただいた当日の画像

プロの講師ならパワーポイントで教材を作るのでしょうが、私は使ったことがないので、全編動画の教材を作りました。
まず、冬の野鳥の楽しみ方として、鴨川や京都御苑、府立植物園で見られるカモや冬鳥を紹介。ツリーウォッチングの方では、女性の参加者が多いと聞いていたので、幸田文さんの「樹皮は木の着物」という視点から、模様別に4種ずつ合計20種の樹木を紹介しました。
話の中味は、当ブログに書いている鳥や木の雑学です。説明に一生懸命で、聴衆の反応を確かめる余裕はなかったのですが、一人でも鳥や木に関心を持ってくだされば本望です。
ブログが縁でこんな経験をさせていただくのは、大変ありがたいことです。私にとっては今年の10大ニュースのトップの出来事でした。
もう一つありがたいことに、鳥仲間が3人駆けつけてくれました。彼らにとって初心者向けの冬鳥の話は、それこそ釈迦に説法。樹木の話も、このブログを読んでくれているので新鮮味はないはずですが、大切な休日を費やし、参加費を払って聴衆に加わってくれました。
苦沙彌様、二重の意味で貴重な機会を与えていただき、本当にありがとうございました。
そして、scopsさん、moriyumeさん、yamboさん、感謝、感謝です。
コメント (6)
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