お休みの日


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昨日まで仕事がハードだったので、今日はのんびりした。
朝から雨で、天気が悪かったこともある。
雨の中、母親の住むマンションに、お土産に買ってきた赤福を届けようとしたら、突風で傘がひっくり返ってしまった。
時折強い風が吹く。

どこに行くかは決めず、そのまま駅に向かったが、電光掲示板に山手線が運転を見合わせているという情報が流れていた。
風にあおられて、何か障害物が飛んできたらしい。
大した事は無いだろうと思っていたが、交通機関がさらに乱れる可能性があるので、あまり遠出しない方がよさそうだ。

とりあえず昼食を取ろうと、日本橋まで出た。
日本橋なら家から比較的出やすい。
三越の地下のイートインで、お気に入りの山の上ホテルの天丼を食べることにした。

僕以外に、男性のお客が二人待っていた。
男性一人でこのお店に来るというのは珍しいが、それぞれ顔馴染みの常連客の様で、店員さんがいつものでいいですかと聞いていた。
一人は資産家らしき年配者で、ブラウン系のスエードの上着にパナマ帽を被っていて、それが実に調和している。
もう一人は大きな荷物を抱えたライター風の人で、テレビで見たような顔だった。
ここはあまり知られていない穴場であるが、味がいいので懇意にしている人がいるのだろう。
顔こそ覚えられていないが、僕も時折ひとりで食べに行く。

天気が悪いこともあり、三越の人出はまあまあと言ったところ。
増税前の最後の週末であるから、どんな状況かと心配していた。
もし空が晴れ上がっていたら、お客でごった返して大変なことになっていたろう。

と考えながら、三越から地下道に出たら、正面はオープンしたてのコレド室町であった。
そちらの人出は、天気に関係なく行列が出来ている。
ここまで来て見ずに帰るのも何なので、ちょっと覘いてみた。

お店はどちらかというとレストランが中心で、ショップは少なめである。
3つのビルの集合体なのだが、ガイドを見てもレストランの紹介ばかりだった。
お腹一杯なので、今は行きたいとは思わない(笑)
まあ、正面が三越だから、あえて食事中心の施設にしたのだろう。
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帰宅


LEICA X1

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出張から帰ってきた。
帰りの新幹線は、隣の席も空いていて、広々と使うことが出来た。
仕事をしていると、大阪・東京間はあっという間であった。
もう少し時間が欲しいくらいだ(笑)
邪魔が入らないと効率よく作業が進み、グリーン車の代金は十分元が取れる。
ただ画面が小刻みに揺れるので、解像度を高めたために文字が小さいVAIOは、少し使いづらかった。
今日は早めに休むのでこれで・・・
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グリーン車


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出張で大阪に来ている。
明日は早くから得意先に説明会に行く。
増税前の最後の週末なので、販売員に勢いをつけるために、商品説明に来てほしいと頼まれたのだ。

行きの新幹線で、車内で仕事をしようとグリーン車を選んだのだが、席に着いたら予想外に環境が悪い。
家族旅行中の騒がしい一団と一緒になってしまったのだ。
他の席は2連のシートに一人ずつしか座っていないのに、僕の席だけ家族連れの中に入ってしまい、隙間なく隣り合わせに座っている。
夫婦と子供たち、それに僕の隣にはおじいさんである。

皆、ワイワイガヤガヤとお弁当を食べ始めた。
子供たちは興奮気味で走り回っている。
まあ楽しい旅行の最中だから当然であるが、これでは仕事にならない。
あちらも、家族の中にビジネスマンがひとり入り込んでしまい、戸惑っているだろう(笑)

ホテルとセットになった、安いチケットを買ったのがいけなかったのだろうか。
同じグリーン車でも、ディスカウントのチケットは、割り当てるシートが決められていて、それを端から埋めていくのではなかろうか。
これならまだ普通の指定席の方がよかったかもしれない。
まあ運が悪かったと諦め、はしゃぐ子供たちの中で、ひとりパソコンを打っていた。

乗車券の確認に来た女性乗務員が、一度通過していったが、少し経ったら戻ってきた。
「あの・・よろしかったら、ひとつだけ空いている席がありますが、そちらに移られますか?」
見るに見かねたようだ(笑)

そうしていただけるとありがたい。
僕がそう告げると、別のシートの番号を教えてくれた。
そしてその場で、席の変更の手続きをしてくれた。
よくあることなのか、簡単に終わった。

家族連れに丁寧にお詫びして、パソコンをたたんでカバンに突っ込んだ。
隣にいたおじいさんが席を立って、荷物を抱えた僕を通してくれた。
あちらもほっとしただろう(笑)

移った先のシートは車両の一番先頭で、足元が広々としている。
早速隣の席にスーツケースをドンと置き、仕事の道具を広げた。
コンセントがふたつあるので、パソコンの電源と携帯の充電に使わせてもらった。
これでこそグリーン車である(笑)
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ブチ


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我家の女性陣を乗せて、朝早く郊外の畑の中の道を走ることがある。
大体決まった時間に、いつもその場所を通る。
すると、畑の中の何も無い道を、犬を連れたおじさんが散歩しているのとすれ違う。

僕は犬が好きなので、まずは犬に目が行く。
毛が長めの白っぽい雑種で、胴体に2、3箇所、茶色い斑点がある。
体つきは、中型犬より少し大きいくらいだ。

その犬が、楽しそうにおじさんの前を歩いている。
風景の変化に乏しい一本道であるが、犬はそれでも十分に散歩を楽しんでいるようだ。
それに比べて飼い主の方は、見るからに無愛想そうな田舎のおじさんである。
しかし、そんなおじさんも、毎回そこで会うくらいだから、愛犬との散歩をそれなりに楽しんでいるのだろう。

女性陣に教えてやると、以降そこを通る時は、いつも犬に注目するようになった。
体に斑点があるので、ブチという名前を勝手につけた。
今日もブチは元気そうだとか、ブチの尻尾はふさふさしているとか、よく見ると耳が後ろに倒れていてかわいいとか、いろいろ話している。
もっぱら話題はブチのことで、おじさんには興味は無いようだ。

すぐ横を通過する時は、車内で、ブチ、ブチと呼ぶ。
しかし、ブチもおじさんも気付くことなく通り過ぎていく。
まさか道路を走っている車の中で、自分たちが話題になっているとは思わないのだろう。
それに本当の名前はブチではないだろうし・・・

先日、その道を走っていると、いつものようにおじさんとブチが、先のほうに見えてきた。
今日は何故か、道端の柵の前におじさんは立ち、無言で遠くの工事現場をじっと見ている。
ブチはその足元で、だまって座っている。
あんなところで、一体何を見ているのだろう?

おじさんの横まできた時、とんでもないことが分った。
おじさんは、その場所で立小便をしていたのだ。
道に背を向けて、足を開き気味にして、直立不動で用を足している。
ブチは、主人が用事を終えるのを、じっと待っている。

それを見て悲鳴をあげたのは、女性陣であった。
「キャー、最低!」
パニック状態である。

それ以降、おじさんの評価は急落してしまった。
ブチに責任は無いのだが、とばっちりを受けた形だ。
白くてかわいいワンちゃんが、何だか薄汚れたブチ犬・・に変わってしまった。
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好きな処理


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散歩がてら、デジタルカメラで写真を撮る。
多くはこのブログで使うためのスナップだ。
BGM的な使用を意識しているので、そういう写真が多くなる。

基本はRAWで撮ってパソコンで現像する・・である。
ニコンだと専用ソフトの処理も早く、比較的短時間で作業が完了する。
ニコンはプロフェッショナルのユーザーも多いと思うが、仕事の場合、時間イコールお金なので、処理が流れるように進む事が重要なファクターなのだろう。

写真を現像する作業は楽しいか・・・と問われると、楽しくない事はないのだが、大好きという程でもない。
何枚も立て続けに現像の作業を進めると、そのうち疲労が溜まってくる。
ニコンならまだいいが、シグマあたりだと処理に時間がかかり、ストレスも大きい。
目と頭の両方を、酷使するからだ。
仕方なく、一度中断して、ソファーなどに寝転がって休憩する。

では画像を処理する作業はすべて苦痛か・・というと、そういう訳でもない。
中にはかなり好きな作業もある。
意外に思われるかもしれないが、僕が一番好きなのは、時折ここに載せている靴の写真の加工である。

靴だけではなく、ああいう「モノ」の写真は楽しい。
もっとも撮影する行為自体は、実はあまり好きではない。
スタジオがあるわけではないので、床に場所を作って、重い三脚をセットして・・と、準備がけっこう大変なのだ。
変な体勢で作業するので、腰が痛くなることもある。

だが、そうして撮れたデータを、パソコンに移す時はワクワクする。
さて、どう料理してやろうか・・という気分である。
撮ったのはあくまで基になるデータであって、その後の処理こそが本番なのだ。
加工の内容は毎回変わるので、臨機応変に対応する能力が要求される。
次々に難問を出されて、頭を使ってそれに答えていくのに似ている。

普通の写真の現像作業の場合、処理と言ってもシャープネスや微妙な色の調整程度なので、正直なところ、それほどクリエイティブな作業とは言えない。
そのうち飽きて嫌になってしまう。
しかし靴の写真のように、Photoshopの機能を使い、自分で作り上げていく写真は本当に楽しい。
どちらかというと、絵を描くのに近い作業なのだ。
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仕組み


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わかっている方は十分承知している話だろうが、消費税というのは、実はエンドユーザーである消費者が支払うもので、事業者が負担するものではない。
つまり実際に最後に製品を受け取る人が支払う税金なわけで、その製品を作ったり、売ったりする業者は、実は負担していないのだ。

たとえば、あなたが時計を買おうという場合には、3月の消費税率が5%のうちに買えば確かに得をする。
しかしその時計を作ったり、卸したりする業者は、仮に3月に5%で仕入れて、4月以降に8%で売ってみても、何の得もしないのだ。
その辺の仕組みを、自分を含め多くの人がよく理解していないように思う。

そこでおさらいの意味で、自分と同じレベルの人でも分るようにまとめてみた。
(実は受け売りなのだが・・笑)
以下は、消費税が5%の場合の例である。

まず、「A製造会社」が時計を作り、50,000円で「B問屋」に売るとする。
「B問屋」は「A製造会社」に商品代金の50,000円と消費税の2,500円、合計52,500円を支払う。

次に「B問屋」は仕入れた時計を、70,000円で「Cショップ」に卸すとする。
「Cショップ」は「B問屋」に商品代金の70,000円と消費税の3,500円、合計73,500円を支払う。

最後に「Cショップ」はその時計を、100,000円であなたに売るとする。
あなたは「Cショップ」に商品代金の100,000円と消費税の5,000円、合計105,000円を支払う。

「A製造会社」も「B問屋」も「Cショップ」も、受け取った金額のうち消費税分をお国に申告、納付する義務がある。
その際、売上分の消費税額から、仕入分の消費税額が控除される。
控除というと得したように思われがちだが、先に払っている分を引くというだけで、税の二重取りを防ごうということだ。
要するに、売り上げた金額にかかる消費税から、仕入れた金額にかかった消費税を差し引いた金額を払うのだ。

「A製造会社」は、2,500円を納付する。
「B問屋」は、3,500円 - 2,500円で、1,000円を納付する。
「Cショップ」は、5,000円 - 3,500円で、1,500円を納付する。
(本当は「A製造会社」もどこかから材料を仕入れている筈だが、ここでは分り易く仕入れがゼロとする)

すると納付された消費税の合計は、2,500円 + 1,000円 + 1,500円で、5,000円になる。
すなわち、あなたが「Cショップ」に消費税として支払った5,000円と一致する。
こうして、めでたく100,000円の時計の消費税である5,000円が、お国に支払われたことになる。

この消費税5,000円を負担したのは、エンドユーザーであるあなたである。
つまり「A製造会社」や「B問屋」、「Cショップ」は、一時的にあなたが支払う消費税を預かったに過ぎない。
「A製造会社」でいえば、製品の売上げはあくまで50,000円であり、受け取った52,500円のうち2,500円は、自分のものではなく、後からお国に納付する分なのだ。
つまり、消費税率が5%であろうが、8%であろうが、結局その分をお国に支払うのだから、損も得もしていないのだ。

恐ろしいのは、支払われた税込みの金額を、すべて自分の会社の売上げであると錯覚することだ。
消費税分は、あくまで一時的に預かったお金なので、これにまで手をつけてしまうと、使い込んだのと同じ扱いになる。
預けたお金を返してもらうだけであり、国も消費税の徴収には容赦が無い。
後から払えなくなり、消費税倒産する会社もあるという。

というわけで、僕と同じ程度の知識しかなかった人は、これでお分かりになっただろうか。
何しろよく理解できていない者が書いたので、どこか間違っているかもしれない。
その点はご容赦願いたい。
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連休中の街は人出が凄かった。
デパートの中でも、あちこちに行列が出来ており、ちょっと散歩のつもりが、心底疲れ果ててしまった。
増税後に、この勢いがパタリと止まってしまうのだとしたら、そちらの方が恐ろしい。
4月以降にセールなどを企画して、販売店も少しでも売上を維持しようと画策するだろう。

しかし、その際に表示してはいけない文言があるという。
消費税を購入者から取らない・・とか、消費税が上がった分を値引く・・とか、消費税を直接絡めた書き方をしてはいけないのだそうだ。
値引く額が同じでも、たまたま消費税の増税分と一致しただけ・・というスタンスならOKになるという。
何だか変な気もするが、そういうものなのだそうだ。

たとえば、

「消費税増税分は当店負担」

とか、

「消費税は据置き」
「消費税増税分を値引します」

とか書いてはいけないのだ。

値引額が同じであったとしても、

「新生活応援セール」
「3%値引」

とか書く分には問題ない。

4月1日から、3%値引セールを実施するのは、売る方の自由なのである。
あくまで、たまたま値引く金額が一致したに過ぎない、というわけだ。
ただ、これ本当に大丈夫なのかな?と心配になるような、危なっかしい表示をしている販売店もけっこう見かける。
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蓬が嶋


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昨晩は親戚の家に従兄弟の結婚のお祝いに行った。
その際、前から一度買ってみたかった、虎屋の特別注文商品である「蓬が嶋(よもがしま)」を持って行くことにした。
日本橋の三越で受け取って、そのまま手に提げて向かった。

数日前から予約して作ってもらう、おめでたい席にふさわしいお菓子である。
お店の前を通るたびに、展示してある模型を見て、いつか実物を見てみたいと思っていたのだ。
そのために「誰か結婚しないかな・・」と話していた(笑)

とはいえ、せっかく持っていっても、これお祝いね、と渡したら、ありがとう、でしまわれてしまっては、それまでである(笑)
どうしても中が見てみたい。

そこで、母親があらかじめ電話で
「当日は特別なものを持っていくから、その場で開けて、みなで見ましょうね」
と先方(母親の妹)に告げたところ、即座に
「もしかして虎屋のあれ?」
という答えが返ってきた。

直感でわかってしまうほど、知名度が高いお菓子なのだ(笑)
誰もがお店で模型を見て、一度実物を見てみたい・・という思いを抱いていたのだ。
しかし特別な理由が無ければ、まず買うことの無いお菓子でもある。
というわけで、今回は、貴重な実物の蓬が嶋のレポートとする。



ドンという四角い箱。
虎屋はブランド力があるので、これだけで十分オーラを放っている。
重さは1キロ以上ある。



杉の箱入りにしてもらった。
箱の香りが素晴らしい。
紅白の紐が箱の側面の金具に固定された本格的な構造。



紐を解いて蓋を開けると、中から巨大なお饅頭が現れる。
蓬が嶋には1~3号、それに5号の4種類の大きさがある。
今回は特別なお祝いであるから、当然その中で最大(直径14.5cm)の5号にしてもらった。



下に敷かれた紙に、ここを切るようにとガイドの線が表示されている。
内部の特別な構造が売りのお菓子なので、ここで間違った場所を切っては元も子もない。
従兄弟は料理が趣味なので、どこからか切れそうな立派な包丁を出してきた。
それで中央から一刀両断にする。



ジャーン!と現れた蓬が嶋の断面。
色とりどりの小饅頭が、見事に揃って中央で切れている。
ここで皆の歓声はピークに達する。
これほどおめでたい場にふさわしいお菓子は、そうはないだろう。

内部の小饅頭は、1~3号が5個、5号は7個入っている。
つまり写真の断面では見えていない部分に、あと2個隠れているのだ。
これ以降、人数分に上手く切り分けるのは、非常に難しい(笑)



上が蓬が嶋に付属の解説である。
2日しか日持ちがしないこともあり、虎屋で受け取ってその日に食べるのが理想である。
そういう意味でも、なかなかお目にかかれないお菓子と言えるのかもしれない。

山芋の入ったお饅頭の皮は、この大きさを保つだけあり、かなり分厚く作られている。
滑らかな餡の部分の容積も凄くて、小饅頭の色毎に味が異なる。
パクリと口に入れたのが全部餡だったりして、随分と贅沢な食べ物であると思った。

味はさすが虎屋で、非常にしっかりとしているが、全般に甘さは抑えられている。
確かにこの大きさで甘さを強めると、食べきれないのかもしれない。
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不在


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通販などでモノを購入する際、希望配達時間を指定できる場合がある。
たとえば午前中配達でお願いするとして、その時間に本当に受け取れるかというと、けっこうな確率で不在の場合があるのではないかと思う。
いないかもしれないけれど、一応この時間に持ってきて・・という程度の、気楽な選び方をしている人が多いのではないか。

しかし考えてもみて欲しい。
わざわざ一人の配達員が、指定された時間に荷物をそこまで持って行ったのに、チャイムを鳴らしても誰も出てこないのだ。
不在票を置き、別の時間にもう一度持って行かなければならない。

人件費を考えると、たった数百円の料金で、そんなこと何度も出来るか!と、配送会社もいいたいだろう。
時には家の前の路上で、家の誰かが帰るのを、宅配便の車が待ち構えていることさえある。
これで商売になっているのだろうかと、こちらが心配になる。

実際、そういう我侭でデタラメな顧客が多いことも、このところの輸送料金値上げに繋がっている。
真面目にやっている人は、そのとばっちりを受けているわけだ。

以前より考えていたのだが、一度約束の時間に配達しようとして、受取人が不在だった場合、その時点で指定のコンビニエンス・ストアに荷物を預けてしまうシステムにしてはどうだろう。
日本全国は無理でも、多くの地域では「行きつけのコンビニ」が家の近くにある。
会社の帰りに立ち寄れるコンビニに荷物を届けてもらえれば、いくら遅く帰っても受け取れるので、かえってありがたい人も多いのではないだろうか。

実際一部では、最初からコンビニでの受取りを指定する人もいるようだ。
夜中に配達員が、玄関の中まで入ってくるのが嫌な人も多いはずだ。
大きい荷物や重い荷物は無理でも、普通の大きさのものなら、その方がお互いにメリットがある。

ところが、そのくらいは誰でも思いつくようで、大手のコンビニを配下に持つ某企業が、何やら動き始めているという噂が伝わってきた。
立て続けに有名ブランドを買収しており、楽天やアマゾン、ヤフーといったネット上の大手と対峙する新たな勢力を作ろうとしているらしい・・というのだ。

配下のコンビニを自由に活用できるという時点で、全国規模の配送網という圧倒的に有利な条件を持っていることになる。
それもあり、着々とその準備を進めているという噂につながったようだ。
いずれにしても、世代交代が進むにつれ、世の中はネットでの販売が主流になる、という図式がはっきりしてきて、多くの企業が対応を迫られているのだろう。
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すれ違う人


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毎朝のように、すれ違う女性がいる。
車を運転していると、その女性が、駅のほうに向かって颯爽と歩いていくのが見える。

背が高くて、顔はほりが深く、日本人離れしたプロポーションである。
モデルさんか何かの仕事をしているのだろう。
着ている服もモダンでお洒落なものだ。
それが駅に向かって、長い足で大股で歩いていく。

その女性が通ると、いつも目が釘付けになる。
理由は簡単、とても目立つからだが、それは姿かたちによるものではない。
その女性は、いつも何かを食べながら歩いているのだ。
右手に食べ物を持ち、左手にはバッグ、そして口をモグモグさせながら歩く。

数日前は、おにぎりを持っていた。
ちょうど見た時に、おにぎりにがぶりと噛み付いたところだった。
その前はパンを1個持っていた。
口を膨らませて、モグモグと噛み砕いていた。

今日は大胆にも、リングを丸ごと一個持っていた。
リンゴの側面には、口の形にかじり取られた痕が見えた。
女性は平気な顔で、リンゴをムシャムシャと食べながら歩いていく。
体が大きいので、食べる姿も豪快に見える。
顔は無表情で、あまり美味しそうには見えないのだが・・・

歩きながら食べ物を食べる。
まあ、僕も駅のホームでおやつをかじるくらいの事はする。
だが決して褒められた行為ではない。
それをあの女性は、恥ずかしがる様子もなく、堂々とやる。

マナーに反する・・という認識は、女性の頭にはまったく無いと思われる。
単純に、駅までの道中で朝食を済ませる事を、合理的な行動と考えているに違いない。
それがカッコいいとまでは思わないだろうが、自分ではなかなかのアイディアだと思っているかもしれない。

その女性に、いちいち文句を言う気は、もちろん無い。
友達になりたいとは思わないが、相当個性的な人なんだろうな・・という興味はある。
毎日、今日は何を食べているのかな・・と見るのが、ちょっと楽しみになっている(笑)
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話し方  


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時折朝食をとる、行きつけの喫茶店がある。
パンとスープを頼むと、店員の女の子がテーブルまで持って来てくれる。
なかなか気の効く子で、「おまたせしました」とにこやかに話し、「熱いから気をつけてください」などと、一言二言付け加える。

最近よく聞く話し方である。
少し音程が低めで、わずかに鼻にかかる。
それでいて頭の上の方から出るような声で、サラサラと早口で話す。

詳しくは知らないが、テレビを見ていると、AKBのメンバーの女の子なども、そういう口調で話す。
その店員の女の子を見ると、顔はAKBとあまり似ていないが(笑)、年齢層は近い。
話し方にも流行があって、その世代に強い影響を与えているのだろう。

以前は、もっと鼻にかかった、ベタッとした話し方が流行っていた。
スローで知性を感じさせない話し方である。
そのモノマネをして、女子高生を馬鹿にする芸人などもいた。
それがいつの間にか、完全に消えてしまった。

僕が学生の頃も、やはりその時代に流行った話し方があったのだろう。
その頃の僕が話すのを聞いた専門家から、学生風の話し方だと言われたことがある。
話している当人には、よくわからないものなのだ。

昔の映画のセリフを聞いても、今の話し方とは全然違う。
言葉は、時代によって常に変化するという事がわかる。

練習したわけでは無いのだろうが、周りがみなそういう話し方だと、自然とそれに似てくるのだろう。
それともあの女の子は、鏡を前に一生懸命練習しているのだろうか・・・
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増税前


LEICA X1

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増税が迫っており、モノの売れ行きが凄い。
案の定というか、直前になって買い物に走る人が出てきたのか、注文の電話やFAXが押寄せている。
首都圏ばかりでなく、郊外の得意先からも注文が入る。

しかし、これから注文をもらっても、増税前に納入出来るかというと、もう間に合いそうにない状況である。
急な生産量増大に、資材の供給もついていけず、ストップするところも出てきた。
作りたくても作れなくなりつつあるのだ。
先を見越して、在庫をしっかり確保していた販売店が、今は勝利している状態だ。

違う業界の話なのだが、先日あるお店に入ったら、店内はお客でいっぱいだった。
慌しく走り回るお店のご主人が、常連のお客に謝っているのが聞こえた。
「すみませんねえ。来月になったら、パタッと暇になりますから・・・」
この混雑は、消費税増税の影響による一時的なもの・・という見解である。

最初は消費税が上がるからといって、そんなにものが売れるだろうか・・と思っていた。
増税前に何かを買おうという気持ちが、自分自身にほとんど無いのだ。
仮に1万円のものを買うとして、300円しか違わないのだ。
これでは電車賃にもならない。
10万円で3000円・・・
急いで買う必要の無かったものを、今、無理して買う理由になるだろうか・・・
そもそもネットで買うのに慣れている人なら、常にそのくらいの額の得はしているはずだ。

正直なところ、売れ過ぎた分、後で売上げが止まるとしたら、その方がよほど困る。
注文が偏って集中することの弊害は多い。
そもそも一時的に多く売れたとしても、その後の売上げが同じ分だけ減ったなら、トータルでは何も無かったのと同じ事である。
売れているので販売店の店員さんは鼻息が荒いが、喜ぶ理由は何も無いことになる。

実は3月の受注はもう一杯であるが、増税後の4月に入ってからの注文も、既にかなり来ている。
電話で3月中に納品するのは無理であることを告げると、意外にも販売店はあまり文句を言わない。
みなから同じように断られているのだろうが、その後に控えた値引きセールのために、いずれにしても商品が必要なのだろう。
この売れ行きは、消費税だけの影響ではないと言いたいところだが、やはり消費税が大きく絡んでいるのは否めない。

しばらく余波が残り、その後は一時的に落ち込むだろう・・というのが大方の予想である。
もう少し長い目で見れば、オリンピックなどが控えており、東京周辺は本当に凄いことになるという話は聞こえてくる。
それこそ街全体を作り変えるわけだから、莫大な需要が生じるのだ。
すでに上から話はきているようで、仕入先の中には、その準備に取り掛かっている会社もある。

現在も生産する方はフル稼働であるから、中小企業では賃金の引き上げに限界があったとしても、実際の社員の手取り額はかなりアップしている。
活気があるから気分も高揚するだろうし、お金があれば買いたいものも出てくるだろう。
それらの流れがいい方向に向かい、増税後も同じようにものが売れてくれると、一番ありがたいのだが・・・
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データ消失


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またもパソコンが壊れた。
家でメールのやり取り専用に使っていたものだ。
電源がまったく入らなくなった。
これもXPの機種であった。
まあ古いパソコンだから、壊れても仕方が無いのだけれど・・・

メールがすべて見られなくなってしまい、非常に弱っている。
とりあえずノートパソコンを出してきたので、今後のメールの受送信は何とかなる。
だが、古いパソコンで受けた過去のメールのデータを、まったく見ることが出来ない。

かつてやり取りしたメールの内容、およびアドレスが、すべて消失してしまったのだ。
いくつかのメールアドレスは、たまたま会社のパソコンに転送しておいたので、何とかわかったのだが・・・

****************************************************************
この場を借りて、かつて私にメールくださった方にお願いします。
貴方の連絡先データが消失してしまい、大変困っています。
もしこれをお読みになったなら、再度メールいただければと思います。
****************************************************************

一体何台、古いパソコンがあるのか・・と笑われそうだ。
つい数日前、会社の古いXPのパソコン3台を、すべてWindows7のモデルに入れ替えたばかりだ。
しかし、家で使っているものまでは手が回らなかった。

いつ壊れるか・・と思ってはいたのだが、結局だらだらと対応しないでいるうちに、ある日突然こういうことになる。
クラッシュが起きてからでは遅い・・ということは、分っていたのだが・・・
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6インチ・ブーツ


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安藤製靴のOR5。
メイド・イン・ジャパンの6インチ・ブーツである。
本格的な登山靴と同等の仕様の堅牢な街履き用シューズ。
アッパーの材質はクロムエクセル、ソールにはビブラムが使われている。
同社製品のコストパフォーマンスは抜群に高い。



実は最近ブーツに興味を持っている。
足首まで固定するのは未だに違和感があるのだが、履いているうちにかなり慣れてきた。
もともとラフな格好で過ごすのが好きなので、かしこまらないで履けるこういう靴のほうが合っている。

ブーツの本を買って勉強し、専門店を回り、いろいろな製品を手にとってみた。
ブーツというものは、メジャーなブランドの製品でも、大きさの割りに紳士靴より割安感がある。
その分、品質的には少し大味な感じはするが、もともとワーカー用の靴であるし、そういうものなのだろう。
かといって山奥に履いていけるほど堅牢な作りのものは少なく、あくまでタウンユースを前提とした、若者向けのファッションアイテム・・という側面もあるようだ。

ところが安藤製靴の靴は、作りが本格的で感心した。
実は先にメジャーなブランドの製品を試着していて、そちらの購入を考えていた。
その後、安藤製靴のお店に立ち寄り、じっくり見せてもらうと、こちらの方がひとクラス上の作りに思える。
知名度は低いかもしれないが、知る人ぞ知るメーカーであり、かえって通好みでカッコいい。
さらには日本人を意識した幅広の木型が、海外製のブーツより足にしっくりくるのだから、これを選ばない手は無い。

お店の営業時間がごく限られているため、試着をしながら購入できる環境がほとんど無いのが欠点ではある。
もっとも手広くやって大量に売れてしまっても、対応しきれないのだとしたら、かえって希少性が高まりいいのかもしれない。
錦糸町にあるお店は週3日しか営業せず、それも午後3時から6時までの3時間しか開いていない。
店頭に立つ社長さんが、遊んでいるわけではなくて、それ以外の時間は私も靴を作っているんです・・と笑いながら言われていた。
会話の中で、いろいろ貴重な情報を教えていただき、それだけでこのお店に行く価値が十分にある。

同社のORのシリーズか、同じ木型の短靴であるノーマンから選ぼうと思ったが、モカシンタイプのOR5がなかなかカッコよかったので、それのブラックにした。
ちょうど黒一色のブーツを持っていなかったのだ。

幅はかなり広めに作られており、通常の靴の2Eか3Eくらいはありそうだ。
25.5と25.0を試着させてもらうと、25.5は少し余裕あり、25.0は隙間無くピッタリであった。
最近はタイトなフィッティングの靴を買うよう心掛けているが、ブーツの場合、主に冬に履くので、厚めの靴下と組み合わせることが多いだろうと思い、25.5の方を選んだ。

しなやかで伸びる傾向のある革なので、タイトな方でも問題ないはずだが、実は25.5を選んだのにはもうひとつ理由がある。
二つのサイズの靴を並べてみると、25.5の方が大きくて、カッコよく見えたのだ。
外観で靴のサイズを決めるのは初めてである(笑)

細部まで手を抜いた感じの無い靴だ。
キッチリと作られており、物量投入型でずっしりと重い。
本格的な登山靴に近い仕様なので、一般的なタウン用のブーツとは作りが違う。
日本製なので縫製も丁寧でしっかりしている。
それでいて、価格的には海外製の半額くらいか。

荒療治で、いきなり履いて長い距離を歩いてみた。
厚めの靴下を履いたところ、25.5でも余裕は少なめで、こちらを選んで正解だったようだ。
非常に履き易く、ストレスの少ない靴である。

靴の形状が足に合っているのは確かだが、それでも長距離を歩くと、足に当る部分が数箇所出てくる。
そのまま無視して歩き続けると、靴が変形するのか、問題が次第に消えていくのは、クロムエクセルの長所なのかもしれない。

なお、クロムエクセルにはオイルはやらないで欲しいと、お店でアドバイスを受けた。
オイルと相性が良すぎるために、革に浸透しすぎて、ヘロヘロになってしまうのだという。
確かに僕のオールデンは、すでにその傾向が出ている。

手入れはこれだけでいいですと、kiwiのワックスを付けてくれた。
最初の一足目のお客さんには、サービスしてくれるらしい。

クロムエクセルにも種類があるのだそうで、安藤靴店が使っているのは、アニリン・クロムエクセルというものだ。
本体にホーウィン社のタグも付いていて、そこにも乾拭きとワックスのみで手入れして欲しいと書かれている。
最初からオイルがたっぷり染み込ませてある革なので、これ以上オイルを与えると、芯が無くなってしまうようだ。
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早く休みます。


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

大きな画像

今日は、少し歩いたら、激しく疲れてしまった。
家に帰っても食欲が無く、大河ドラマを見ながら、ソファーに寝転がり、Mrs.COLKIDに足を揉んでもらった。
少し熱っぽいか・・・
いずれにしても、早く寝ることにするので、ご勘弁願いたい。
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